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船形連峰第三位の標高を持つ三峰山は、後白髪山から船形山に至る主稜線から東側に少し離れた位置にあるため、訪れる登山者も滅多にいない不遇の山である。しかし旧宮城町側から遠望したときのアルペン的山容は誰でも登ってみたいと思わせるものがある。今回は久しく歩いていなかった長倉尾根を周回する変則ルートで登ってみた。 【 9/10 三峰山(1418m) 宮城・船形連峰 】 旗坂登山口〜一群平〜鳴清水〜三光の宮〜瓶石沢〜草原〜蛇ヶ岳〜三叉路〜三峰山〜長倉尾根経由:熊の平〜水源〜大倉尾根分岐〜桑沼分岐〜大倉山〜氾濫原〜升沢林道〜旗坂登山口 愛猫の介護と死の影響から暫く体調を崩していてハードな山は敬遠していた。しかしかなり体力も復調してきたため、以前から暖めていた長倉尾根周回の計画をやってみることにした。 北泉ヶ岳から三峰山に至る長倉尾根を歩いたのは、今から30年前に遡る。 仙台から朝7時のバスに乗り、泉ヒッテ下車。水神から北泉ヶ岳を経て、ガスで展望のない三峰山頂にたどり着いた。その後は後白髪山から最終バスに間に合わせるため定義まで走りに走った記憶がある。 でも結局バスの発車時間に10分遅れ、親切なおじさんに白沢駅まで車に乗せてもらう落ちが付いた。 この時の記憶は大分薄れて、ひたすらブナの原生林を歩いたところしか憶えていない。 朝8時、旗坂登山口を出発。登り始めからブナの森が広がる。積雪期以外に登るのは何年ぶりであろうか? 昨年2月に登った記事は → コチラ 登り始めから1時間10分後に三光の宮に着く。若い男性二人がコーヒーを飲んでいた。SONEもご相伴に頂く。 彼らは大滝口から登ってきたが、岳山林道は長雨の影響で酷い悪路だったと言っていた。 小荒沢林道は崖崩れのため不通になっているらしい。いろいろな山情報を交換して20分ほど休憩する。 日・月・星を祀っている三光の宮。 北丸松保沢の深い切れ込みの奥に、北泉ヶ岳を望む。 三光の宮をあとに升沢小屋方面に向かう。途中の瓶石沢から左折。少し登ると船形連峰最大の草原帯に出る。 北側の展望が開け、彼方に栗駒山が雲海に浮かんでいた。左端の秣岳西側が崩壊しているのが判る。 エゾオヤマリンドウが盛りであった。 イワショウブが咲き残っていた。 草原と言っても一番最後まで雪渓が残る沢筋なのであるが、前船形山を背景にしたここは開放感に溢れている。 草原を登りつめたところには小さな池塘状の池がある。モウセンゴケが生える別天地だ。 主稜線に出てから北側に位置する蛇ヶ岳に寄り道する。西側の展望が開け、黒伏山や柴倉山などの船形連峰西部の岩っぽい山々の奥に月山が浮かんでいる。 南西には蔵王連峰が雲海の上に眺められた。 草原分岐まで戻り、南に主稜線をたどる。しかし三叉路までの区間は刈払いがしばらく入っていないらしく、藪漕ぎ状態となる。ササで足元が全く見えないため、ハイマツの根っこに足を取られる事が多かった。 三叉路に出てそこを左折。小ピークを一つ越えるといよいよ三峰山が近づいてくる。右奥は泉ヶ岳方面。 三峰山山頂は船形連峰でも本峰に次ぐ展望の良さが売りである。悪渓:横川を挟んで連峰第二位の標高を持つ後白髪山が大きい。 北西側には船形山。個人的には三峰山から見た本峰が一番格好良く感じる。 微風に吹かれながらビールタイムとする。今月末には錦秋に彩られる山々であるが、混雑する時期には早いため至って静か静か・・・ 30分ほど休んで、いよいよ30年ぶりに歩く長倉尾根に足を踏み入れる。潅木の尾根上からブナの樹海が広がる長倉尾根の連なりと、目指す北泉ヶ岳(左)と泉ヶ岳が遠く見える。 三峰山の下りは二段階に撓んでブナ林に突入する。途中の潅木帯で自衛隊の迷彩服レンジャー3名とスライドする。お互いに誰にも会わないと思っていたのでビックリする。 かなり下ってゆくと登山道から少し離れたブナの立ち枯れにブナハリタケを見つけた。 とても採り切れない程凄い量である!!! この下部に生えていたモノだけ採っても2袋満杯になってしまった。本気で採ったら50kgは越えていたであろう。 ブナハリタケを採ったは良いが・・・・・今日は28Lの小型ザックを背負っていたため、ザックの中に入らないことが判明して愕然とする。(我ながら馬鹿だねぇ・・・・・・・・・・) 何とか1袋をザックに詰め込み、他の1袋は手に提げて歩く。(これが重い!! かつ手に喰いこむ!!) まあイイか・・・と延々と続くブナの原生林を飽きもせずに歩いて行く。 途中で右側に伐採地がある点と、熊の平で林道が分岐して夢を破られる点を除けば、2時間以上もブナ林を歩ける登山道は少ない。(宮城では栗駒の湯浜温泉から世界谷地に抜ける道があるのみだと思う。) 他に生えていたキノコは一切無視して延々歩くと、キャンプに最適な水源の広場に到着する。左側にある大倉沢源流の水場で美味しい水を飲み一息つく。 水源からは高差150mの登り返しが待っているので、ザック内の装備を全て取り出して、手持ちのキノコ袋を何とかパッキングする。ザックの中に入らないものは外側のベルトに全て括り付ける、まるで登山初心者みたいな格好になってしまう。 大倉尾根分岐に近づくと刈払いが完了した登山道となり行程が進む。分岐は左に大倉山へ。 途中にはシロヤシオの純林に近いところがある。 大倉山のあずま屋でコーヒータイム。そこから氾濫源に下る。大倉沢を飛び石で渡り、氾濫源に咲くサラシナショウマやヤマトリカブトの花々を愛でていると一人の女性が登ってきた。 氾濫源が大好きで年に何回も訪れていると言う中年女性としばらく付近を散策する。 何時もの年なら伏流化する大倉沢も雨が多い今年は流れが顔を出し、多くのイワナが泳いでいた。 林床にアケボノシュスランを見つけた。 昨年歩いた大倉山の記事は → コチラ 今回、氾濫源の北側に升沢林道にショートカットする道が存在することを始めて判った。(藪漕ぎで林道に出る予定であった。)車に乗っていけと言う女性の申し出を断り、氾濫源から林道に出て北丸松保沢の手前まで歩いて行くと女性の車が止まった。「汗臭いからいいですよ。」と再び断るが、「自分も山好きなので気にしないから。」と言われ、それではと車に乗せていただいた。午後3時、旗坂登山口にある駐車場に帰り着いた。 ずっと暖めていたコースは意外と簡単に踏破できたが、”あっ!ここで休憩した”とか”この登りは大変だった”などなど、30年前に歩いた記憶の糸が所どころで繋がってきて、非常に楽しい山歩きであった そして苦労して背負って歩いたブナハリタケは、近所の方々にお裾分けして大いに喜ばれた。 |
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| タイトル (本文) | ブログ名/日時 |
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| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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ニアミスでした! |
ebiyan 2008/09/12 12:57 |
ebiyanさん今晩は。 |
SONE 2008/09/12 19:21 |
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