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zoom RSS 2008.9.15 小東峠(山形・二口山塊)

<<   作成日時 : 2008/09/15 22:23   >>

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宮城・山形県境に位置して蔵王連峰と船形連峰に挟まれた二口山塊は、標高が1100m〜1300m台と低いが、深い渓谷と多くの岩壁を内包する陰影の濃い山々が連なっている。
その内、大東岳や面白山、神室岳などは地元の岳人のホームゲレンデ的存在で、いつも多くの登山者で賑わっているが、他の全国的に無名とも言える山々は静かな山旅が味わえる貴重な存在である。
今回は登山地図の破線コースである奥山寺キャンプ場跡から小東峠に登ってきた。

【 9/15 小東峠(990m) 山形・二口山塊 】
奥山寺キャンプ場跡〜黒岩分岐〜銚子滝〜小東岳〜所部分岐〜仙城ヶ岩〜奥山寺キャンプ場跡

本日はキノコ狩りを兼ねて奥山寺キャンプ場跡まで車を走らせた。
まだ混雑していない観光地:山寺を通過して県道仙台山寺線を二口林道方面に向かい、途中から左折して狭いダート道を進む。大道沢を登る二口峠までの古道と、遊仙峡遊歩道は土砂崩れのため登山者の通行禁止の看板があった。年々歩けなくなるルートが増えてくるのは寂しい限りである。

奥山寺キャンプ場跡では二組の家族がキャンプをしていた。人懐こい女の子が興味を示してよって来る。
祭りで披露する大太鼓の練習のため毎年この場所でキャンプをするらしい。

まず山に登らずに、キャンプ場の奥に以前マイタケを採ったミズナラの大木をチェックしに行く。しかし生えた形跡なし。今年も空振りであった。採れたら帰るつもりであったが、折角来たのだからと、小東岳に登る事にする。

駐車場から橋を渡ってすぐに左折。杉林の登りの途中でフリークライムのゲレンデがある黒岩への分岐を左折。
急斜面をトラバース気味に歩いて行くと仙城ヶ岩コースの分岐が左に分かれる。そこを直進して足場の悪い左岸の高みのトラバース道が続く。
樋状の滝を左岸に高巻くところは特に足場が悪い。その上でカブト沢を渡渉。今度は右岸を歩く行程となる。
暗い沢筋に陽の光りが差し込み、涼しい風が吹きぬけていた。
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右岸のトラバースルートは二箇所で崩落箇所があり、新規に高巻き道が切られていた。以前と違い余計なアップダウンを余儀なくされる。
暫く細い山道を歩くと銚子滝の手前でカブト沢に降りる。
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昔ここから善蔵コースが分岐していたと言うが、廃道になりその痕跡も見当たらない。
(5年前、遊仙峡から無理して善蔵コースを歩いたことがあったが、完全に道形を失い山王岳に藪漕ぎで登ってエスケープした事がある。でも滑床に残る足場や尾根上の甲岩歩道の看板が往時のまま残っていた。)

銚子滝で遊んでいく。滝に打たれるSONE・・・・・・・・実はオーバーハングした滝の裏側にいるだけ・・・・・・
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滝を右側から巻き上がると甲岩が圧し掛かるように眺められた。
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この先から左岸を沢から離れるように斜高してゆく。途中の土壁状のところが泥状になって足場が悪かった。
そこを過ぎると左に直角に向きを変えて急斜面を登っていく。
急登が終わると好ましい雰囲気のブナの森に入る。期待したキノコはツキヨダケだけがいたる所に生えていた。
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帰路に使う所部方面への分岐で小休止。そこから小東峠までは小東岳の南側山腹をトラバースしてゆく。
この部分は二口峠に対する古い間道:小東峠〜大行沢道の一部を歩いているのであろう。
結構長いトラバースが終わるとガスで展望皆無の小東峠に到着。
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最初は峠から小東岳をピストンする予定であったが、霧雨模様となってきたので行動を打ち切る。
野芝の生えた峠でビールタイム&昼食とする。

帰路は仙城ヶ岩に周回するため所部コースに入る。でもこの道が大変な悪路であった。
前日の雷雨の影響で路肩が崩れ易く、しかも道の崩落と倒木が数箇所あり、藪に突入して巻かざる得なかった。
精神的に疲れる行程の後、所部への分岐で休憩。この場所は里山風で落ち着ける雰囲気があった。
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仙城ヶ岩に下る道は更に荒れていた。尾根から沢に下る地点の下部が大倒木地帯となっていた。
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沢筋まで下るとブナハリタケを見つける・・・・・しかしかなり痛んで腐れかけ寸前で採取できなかった。
滑り易い沢筋を下ると小滝を巻き降りる地点が崩落していた。少し右岸を高巻いて下る。
カブト沢に降り立つとダイモンジソウがさり気なく咲いていた。
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沢を飛び石で渡り、往路の道に戻った。梢を透かしてみる仙城ヶ岩のオーバーハング下に大きなスズメバチの巣がくっ付いているのが見えた。後はキャンプ場跡まで1km歩くだけ。
普通この時期ならナラタケやヒラタケなどのキノコにめぐり合えるが、今年の生え具合は異常である。
何か俺が来るとキノコが取れないなぁ・・・とタッシーは残念がっていた。でも次があるさ。

(注)今回の周回コースは上級者専用のコースです。幅の細い外斜した崖沿い登山道のトラバース、崩落箇所や道迷いし易いところが何箇所もあり、常に慎重な歩行と読図を余儀なくされます。
このコースを歩きたい場合、コースに精通した先達が同行することが望ましいと思います。




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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
5年前に逆ルートでここを歩きましたが、所部からの登山道は更に悪くなっているようですね。分岐から下の緩斜面のぶな林は以前は良い感じでしたが、ここも荒れてるとなるとエアリア等のガイドマップからは外れた方が紛れがなくて良いかもしれませんね。
みいら
2008/09/16 12:59
みいらさん今晩は。
過去に4回も歩いているコースですが、酷い荒れ方に驚きました。
異常気象で降水量が年々多くなっているため、渓谷が深く、岩盤が露出した二口山塊は土砂崩れなどの災害が起き易いみたいです。
これでは毎年歩けるコースが少なくなってきそうで心配です。
でも本文中でも書いていますが、上級者向け難路なので、特に歩行バランスが悪い(よく転ぶ)人は、安易に入山すると事故の確立が非常に高いコースです。ガイドマップに掲載するなら、そこまで言及すべきと思います。余談ですが、今年の山行で一番緊張して歩いた山となりました。
SONE
2008/09/16 22:04

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2008.9.15 小東峠(山形・二口山塊) 東北の山遊び/BIGLOBEウェブリブログ
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