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zoom RSS 2008.11.26 姥ヶ岳:リフト上駅まで(山形・月山)

<<   作成日時 : 2008/11/27 19:56   >>

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月山の雪便りが、いろいろな方々のHPやブログで公開されている。山形県内の積雪状態も気になっていたので、雪山をいち早く楽しもうと志津から姥ヶ岳(リフト上駅まで)を山スキーで往復してきた。
しかし堅いモナカと下部の激重湿雪に悩まされ、連休中にレポされていたフカフカのパウダースノーは望むべくもなかった。

【 11/26 姥ヶ岳:リフト上駅まで(1510m) 山形・月山 】
石跳川・月山車道分岐〜車道経由:姥沢〜姥ヶ岳リフト上駅〜姥沢〜車道分岐

通年は根雪が積もって薮が埋まらないと山スキーをやらない主義であったが、今回は宗旨替えして、今までで最も早い時期から山スキー道具を引っ張り出した。
でも19〜20日の大雪から約1週間たっているし、雨も降ったみたいなのでパウダーは望めないかなぁ〜なんて考えながら車を走らせた。

月山に至る国道112号線は道路工事のため何箇所も片側交通規制が行われていて、志津に着くまで非常に時間がかかってしまった。おまけに快晴の天気予報と異なり、標高1200m以上は厚い雲がかかっていた。

志津に向かう車道から眺めた大朝日岳。これ以降は雲に覆われ全く姿を現さなかった。
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志津の五色沼横にあるゲートは無く、月山スキー場への車道分岐まで車で進入できた。石跳川付近で工事が行われており、工事車両の邪魔にならない様に駐車する。付近の積雪は50cm程度か。

出発は9時30分と遅い時間であった。スキーやカンジキ&スノーシューに踏まれたトレールは堅い。カンジキ跡が所どころ膝まで踏み抜いているのでガタガタとして歩き難い。午後の腐った湿雪ではスノーシューの方が効率良く歩けていることが分かる。

ネイチャーセンター分岐を過ぎた地点から姥ヶ岳を見上げる。午後には天気が回復するであろう、という淡い期待を抱きながら登る。
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それでも少しずつ青空の範囲が広がってきた。下部はヤドリギが着生したブナが多い。
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やがて直登するケーブルルートの分岐となるが、車道をそのまま歩いたことが無かったので、今回は車道を忠実に歩くことにする。(これは失敗! 九十九折れの車道を約2kmほど余計に歩くことになった。)
余りに効率が悪いので、時々ショートカット気味に脇のブナ林に突っ込む。ブナ林の方が雪質は良い。
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途中で3月に登った離森山がバッチリ見える地点があった。誰も気にしない寂峰であるが、登った山なので懐かしく見入ってしまった。
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姥沢には夏場の賑わいはなく、冷たい西風が吹き抜けていた。ここに到っても姥ヶ岳は山頂を見せない。
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姥沢小屋手前からは白鷹山が望める。雲海が谷間を埋めていて平野部は未だに晴れていないみたいである。
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当初は姥ヶ岳南尾根を登る予定であったが、薮がうるさいのでトレースのあるリフト脇を登る事にする。
今日登ったと思われるスキートレースが2本あった。
ナンバー10/20番までの登りがキツク、努めてゆっくり登ることを心がける。振り返ると赤見堂岳が朝日北方稜線の盟主としての存在を主張している。
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リフト沿いの登りは人口物があるため味気ないが、最短距離で登れる効率の良さがある。
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やがて緩登に変ると、周りの潅木や矮生ブナは一面に霧氷に覆われていた。
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再びリフト上部から振り返った離森山(右)から赤見堂岳にいたる山稜。
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リフト上駅が近づく。パウダーを期待していたが、山は超堅いモナカ雪に覆われていた。一番厚いものは10cm。
これでは今期の初滑降を楽しむことなど不可能である。
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リフト上駅に登りつめても姥ヶ岳のガスは一向に晴れない。楽しみにしていた大展望は望むべくもなく、しかも風が強く、かつ雪質は最悪。姥ヶ岳に登る余力と時間は充分にあったが、上部の急斜面滑降で転んで怪我をする恐れもあったので、本日はここでお終いとする。
冷たい西風を避けようと休憩所の影に回りこむと一人の男性山スキーヤーが休憩していた。彼は朝6時30分から登り、既に姥沢を一回滑降しているとの事。なかなか元気な方である。
延べ1時間30分もここで晴れ待ちしているそうであるが、「姥のガスが取れないので山頂は諦めた」と、少し会話を交わしたあと直ぐに滑っていった。

昼を過ぎて少し腹がへってきたが、寒い休憩所脇で休む気になれずにシールを剥がし、滑降モードに装備を改めて滑り出すことにする。その時には付近はガスに覆われ、潅木の霧氷だけが強風に揺れていた。
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いざガスの中を滑り出すと、最上部は比較的薄いモナカで、ターンすることが可能な状態であった。
姥沢の沢床は樋状になって狭いので左岸をギルランデで滑ってゆく。
するとドバッ!! とガスから抜け出す。これで雪面の凹凸が確認できて一安心する。
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沢筋が狭まるところで右岸に移り、山腹を大きくトラバースする。すると広大な台地状の斜面が広がる。
でもこの斜面は極暑モナカ&緩斜面でまともなターンが全くできない。それでも無理して飛ばしていると、内足が殻に引っかかり見事な転倒一回。斜面を振り返ると汚いシュプールが残されていた。
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それでもリフト下駅手前の北東斜面は少しパウダーが残っていて、僅か5ターンのみ気持ちよく曲げられた。
姥沢に戻り、建物の陰で遅い昼食をとる。その後、姥沢西側から石跳川に広がるブナの森に滑り込んでみるが、低木薮が密生し、ギャップがなだらかになっておらず。かつ超重い生コン雪のため断念!
シールを付けずトラバース気味に斜登高して姥沢のトイレ南側に戻った。
斜度がなく、湿気を増して滑らない車道を推進滑降で滑る途中で、やっと湯殿山が全貌を現す。
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後は荒れて薮が出ているケーブルルートは敬遠して、自分がトレースを付けた車道をのんびりと滑った。
あまり滑らない車道の直滑降を続けていると、腿がパンパンと張ってくるので、ときどきブナ林をショートカットする。
ブナ林の中だけ、やや重の新雪が残り、快適に数ターンを刻めたことが本日の収穫であった。
やはり降雪直後に滑らないと、修行のような山スキーになるという教訓を得たのである。(苦笑)

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
SONEさん、はじめまして?・・・ってことになるのでしょうか、先日お話させて頂いた山スキーヤーでございます。

まさか、ご本人だとは思いもしませんでしたが、帰ってからブログを拝見してみるとあらビックリ!結局、寒さに耐え切れずにそそくさと下ってしまいましたが、やはりあの雪質では全く滑りになりませんでしたね(苦笑)。
ま、タイミングが悪かったということで・・・次回の寒気が待ち遠しいところですね。

superdioaf27
URL
2008/11/28 18:26
superdioaf27さん、コメントのやり取りだけでご面識はありませんでしたが、まさかリフト上駅でお会いしたのがsuperdioaf27さんだったとは奇遇ですね。
でもあの極厚モナカ雪の姥沢を2回も! 滑るとは凄い体力です。斜度が緩すぎてモナカの殻を割ることができず全くまともなターンが出来ず仕舞いでしたから・・・
あと数回ドカ雪が降って、下部の薮が埋まったらいよいよ山滑りの本番ですね。

SONE
2008/11/28 20:30
その日、入れ違いのように午後遅くに姥沢に上がり、テント泊して木曜朝に月山山頂まで行った弟分は、山頂南東のバックボウルを堪能し、「最高でしたー!」とご機嫌でした。冬の初めは、薮、沢埋まらず、降れば地獄ラッセル、降らないとモナカでめったに条件がよいときなどありませんが、山頂東はたいていパラダイスです。
ただ・・・遠いんですよね。
2月になれば、沢も薮も埋まり、楽しめるようになります。
しばらくお待ちください。
もちろん、待たなくてもいいですけれど(笑)
あかねずみ
2008/11/29 00:00
あかねずみさん今晩は。月山の主:あかねずみさんに黙って行っちゃったので、山の神様も怒って天気良くしてくれなかったのですかねぇ〜(苦笑)
その弟分の方、林道下部ですれ違いましたよ。何やら私のことを、何処ぞの山岳会会長と一瞬思われたみたいです。そんなオーラは無いとおもうんですけど・・・
う〜ん、良いのは山頂東面ですか? 夜明けとともに登らないと届きませんね〜。
話は変りますけど、寒河江ダム北側の三ッ楯山にも興味ありますので、近い内に登ってみようかなぁ と思っています。
SONE
2008/11/29 17:13
あれ、弟分と会いましたか?林道ではなく、志津から姥沢に行く県道のことですよね?
大きめザックでスキーで、遅めの時間に上がっていたとすれば、彼でしょう。
もしや「会長ですか?」と聞かれたのでしょうか?とすると、山岳会ではなく、雪だるま会の会長であり、厳冬期に単独で毎週のように姥西面か湯殿東に出没されるスーパーテレマーカー、バックカントリャーの尊敬の的の方かと思われたのではないかと。
その方は、水曜ときどき現れるからです。会長こそ月山の主。一年中月山で滑ってらっしゃる脅威の方です。ほんとに一年中なんですから。

会長の動画ブログ↓(残念ながら過去データをほとんど見られません)
http://ndanassu298.vox.com/
あかねずみ
2008/11/30 23:15
あかねずみさんこんにちは。
そうそう、弟分殿はデカザック&フリートレック姿でしたよ。それに聞かれた山の会の名称も「雪だるま会」というのを今思い出しました。(最近、物忘れが多いもんで)
会長様のブログ拝見しましたが、あかねずみさんも含めて、一年中月山に拘って登られているとは凄いことです。私なんか直ぐに他の山に目移りしてしまう浮気症が出てしまいますから・・・(苦笑)
SONE
2008/12/01 16:26

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2008.11.26 姥ヶ岳:リフト上駅まで(山形・月山) 東北の山遊び/BIGLOBEウェブリブログ
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