東北の山遊び

アクセスカウンタ

zoom RSS 2008.11.29 寺ノ沢山(宮城・二口山塊)

<<   作成日時 : 2008/11/29 19:22   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 2

寺ノ沢山という山があることを最近知った。国道286号線・北川左岸に、朝日幹線と呼ばれる高圧線が延々と伸びている長い尾根があるが、その巡視路沿いにある一峰である。
登山者に顧みられることもない寂峰であるが、仙台神室から相ノ峰にかけての荒々しい岩壁が一望できる素晴らしい山であった。

【 11/29 寺ノ沢山(838m) 宮城・二口山塊 】
寄沢橋上部の駐車スペース〜川内林道経由:巡視路入口〜展望の良い375番鉄塔〜寺ノ沢山〜878m独標〜371番鉄塔分岐〜作業道経由:川内林道〜川内林道経由:寄沢橋上部の駐車スペース

川崎町・柳生川の集落から川内林道のダートに入る。寄沢橋の少し先で伐採作業の跡があり、そこまでは林道整備が行き届いていたが、僅かに走行すると車道上に石ころが転がり荒れた林道に変る。
あまり突っ込むと車を傷める可能性があるため、路肩が広い場所に車を駐車した。この地点から巡視路までは約1.3km:20分の行程である。
他に走行車両がない静かな林道を歩くと目指す鉄塔の尾根が姿を現した。
画像


頭上に高圧線が通っているので巡視路の入口は直ぐに分かる。でもこの日一番緊張したのが砂防ダム上の渡渉であった。長靴の最上部ギリギリの水量で、しかも流れが早く、すり足でジワジワと渉った。
画像


対岸に渉ってから直ぐ、太郎川右岸をトラバースする地点に雪があり危ない状態。
そこを過ぎると一気の急登となる。10〜20cmの積雪があるが快調に登る。
尾根に取り付いて2番目の鉄塔からは一気に展望が開ける。仙台神室南東壁と相ノ峰東壁が壮絶に眺められる。
画像


3番目の鉄塔までは一部にヤセた部分があるが、両側にワイヤー手すりが設置され危険は感じない。
この付近からシロヤシオの木が多くなり、花の時期もお勧めの場所だと思う。ヤセ尾根で振り返ると桐ノ目山(左)の右下にオボコンベの尖りが見えていた。
画像


3番目の鉄塔から見た糸岳。磐司岩の上部も頭を出している。
画像


標高810mにある紅白に塗られた375番鉄塔は本コース最大の展望台であった。まず南西には蔵王連峰が広がる。(中央蔵王は雲がかかっていたが・・・)
画像


振り返ると三方倉山の右肩には船形連峰が遠望できる。
画像


北には二口山塊の盟主:大東岳(左)と三方倉山(右)が。
画像


そして更に全貌を見せた仙台神室と相ノ峰。穏やかな山容の多い宮城県にあっては異色の風景が広がる。
画像


太郎川の上流域と、奥に右から山形神室〜トンガリ山、鹿増山の山々が新鮮なアングルで見える。
画像


375番鉄塔からの展望を満喫してから寺ノ沢山に向かう。積雪も増えて30〜40cm。
画像


航空測量がなされた為か?周囲を伐採された寺ノ沢山頂と三角点。木々に覆われて展望は良くない。
画像


時間も早いので巡視路を先に進む。道は山稜の北側を巻く場合が多い。時々ひざまでのラッセルとなる。
画像


371番鉄塔からは風ノ堂山の二つの尖りと南壁が見えた。あそこを歩いてから25年の歳月が経っている。
廃道になってから久しい三神新道が現在どうなっているのか非常に興味が沸く。
画像


そこから878m独標鞍部まで下ると、顕著な作業道が笹谷と太郎川を結んで尾根を乗り越えていた。
写真は川内林道を指す標識。帰りはこの道を下ることにする。
画像


膝までのつぼ足ラッセルをして878m独標まで急登を頑張ると、独標手前から巡視路は右折していた。
その分岐から878mに向けて薮っぽい踏み跡を辿る。北西側に少し下ると二重山稜っぽい尾根が出てくる。
画像


出来れば未登の鹿増山まで行こうかな?と思っていたが、尾根がヤセた部分でシロヤシオの低木薮が酷くなり、時刻も12時20分になっていたため無理と判断。引き返すことにした。
画像


878mの登り返しも自分のラッセル跡があるので簡単に登れる。山頂の少し先のブナ林でのんびり昼食を摂った。
家を出るときに「何か忘れ物があるなぁ〜」と思っていたが、山で最大の楽しみのビールを見事に忘れてた。

急坂を駆け下り、鞍部から北側に分岐する作業道に入る。上部はブナ林が広がり感じが良い。
画像


下る一方の作業道は杉〜カラマツ〜檜と植林した種類が変わってくる。カラマツにツルウメモドキが絡まっているが、高い場所にあるため一枝折ることはできない。
樹間から仙台神室や風ノ堂山の岩壁が見え隠れしているが、撮影に適した場所は最後までなかった。
つぼ足の下りは速く、あっという間に川内林道に降り立つ。林道は20cmの積雪。
仙台神室が見えないか?と約1km林道を遡ってみるが、積雪が膝を越えたS字カーブのところで断念した。

林道歩きは山歩きを志している者にとっては敬遠したい行動であるが、車が走ってこない林道歩きは結構楽しいものである。太郎川沿いには多くの滝が見られ、対岸の冬枯れの山も風情がある。
画像


画像


1時間15分:約5kmの林道歩きの末、寄沢橋西側に駐車した愛車に戻った。
大展望とともに、鹿増山へ笹谷集落から登れるルートの存在が判明した点は大きな収穫であった。
そして東北電力殿の巡視路を勝手に歩かせていただいた事に感謝したい。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
寺ノ沢山行きましたか。
実は私も紅葉の時期に目指したのですが、林道の水たまりで履いて行った長靴が浸水(かかとの出っ張っているところが切れていました)して諦めて林道を奥のほうまで歩いてみたり、右岸沿いの送電線の巡視路を歩いたりしてきました。
(長靴脱げば?と思いながらも、空模様も怪しかったので無理しませんでした)
展望すばらしいですね。シロヤシオの木がたくさんあるということなので来春にでも
再チャレンジしたいと思います。
ebiyan
URL
2008/11/30 16:39
ebiyanさん今晩は。
ああっ、北石橋の時、長靴を新調されたのはその為だったんですか。
でも寺ノ沢山に登れなくて残念でしたね。砂防ダムの渡渉は長靴必携ですからねぇ。
展望の見事さは記事をご覧いただいた通りですが、シロヤシオの大木が多い事にも驚きました。花の時期に訪れたらきっと素晴らしいと思いますよ。
SONE
2008/11/30 17:46

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
2008.11.29 寺ノ沢山(宮城・二口山塊) 東北の山遊び/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる