東北の山遊び

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zoom RSS 2009.1.24 望郷山と護天山(宮城・南三陸)

<<   作成日時 : 2009/01/24 22:47   >>

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昨日は季節はずれの雨。そして気温も4月並の陽気となった。しかし本日は今シーズン最強と言われる寒気団の南下が予想され、脊梁山脈では風雪と雪崩の発生も懸念されるため、楽チンな山を求めて南三陸・女川周辺の二山に登ってきた。現地では強風が吹くと思っていたが、気温が低いながらも穏やかな低山ハイクを楽しんだ。

【 1/24 望郷山(290m) 宮城・牡鹿半島 】
針浜〜旭が丘間の林道210m地点〜270m峰〜望郷山(往復)

本日タッシーは一人でスキー練習に出かける予定であったが、天候が悪く、昨晩話し合いの結果、山登りに切り替えた。そして先週に引き続き、急遽ebiyanさんも同行することに決定する。

さて望郷山(ぼうきょうざん)であるが、私的には宮城県で一番美しい山名と思っている。でも一般登山者の知名度は限りなく低い。山の位置は万石浦の東側、大六天山の北側にあり、石巻市渡波地区から女川方面に車を走らせると、万石浦の奥に見えてくるミニ双耳峰的平頂である。

登山口は万石浦東岸の針浜から東側に入る林道を、ほぼ最上部まで走行すると、右側に作業道っぽい道が登っていくそれである。左側に車2〜3台駐車できるスペースがあるが、登山口の看板は一切ない。
山頂までの高差は僅かに90m足らず。これでは登った感慨に浸る山とは言えず、登山者に見向きもされない山であると納得できる。昔は林道が無く、麓から登る道があったらしい。

そんな訳で、デジカメだけ持って手ぶらで往復することにする。伐採後の二次林の登りからは万石浦が俯瞰できる。
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以前登った時には伐採地となっていて展望が良かった尾根筋も、大分木々が伸びてきていた。
南側の290m峰から先は下草が全く無い、美しい雑木林の歩きとなる。林内にはヤマザクラの木が多く、開花期に訪れたなら、美しい光景が見られる所である。
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どうもこう言う枝分れした木を見ると、山猿と異名をとる小生の本性が剥きだしになり、登ってみたくなる衝動を抑えきれなくなる。煙と何とかは高いところが好き、そのままであーる。
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何か下草が少ないと思っていたら、林床には夥しくニホンジカの糞が散在していた。食べられる草はみんな喰ってしまった状景が広がっている。
「シカに会わないかなぁ〜。」と言い合いながら歩いていると、呆気なく山頂到着。石祠が鎮座し、ヤマザクラとケヤキが周囲を囲む公園風の山頂である。
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山頂の北側が伐採され、女川港が見下ろせる。そして北尾根には新たに登山道?が整備されていた。その道は何処から登ってきているのであろう?
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山頂で小休止して、直ぐに往路を戻る。270m峰の下部から、大六天山が至近距離で眺められた。
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車に戻り、舗装された林道を旭が丘まで抜けようとするが、看板に「不法投棄防止のため、旭が丘にゲートを設置、通り抜け禁止」の表示。Uターンして戻ると万石浦の全景を見渡すことができた。
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でも望郷山の山名を推察すると、東に石巻、北に女川の故郷を望める山として付いた名前なのでは?と思う。
漁師の山当てとしては、東側にほぼ同高度の高崎山が邪魔になるし、昔の映画で「望郷〜サンダカン八番娼館」と言うのがあったが(古い)、そのような”望郷の念に駆られる”と言う意味では無いとも思う。
しかしながら、やぱり名前だけでも登った価値があると思うのは私だけではあるまい。

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【 1/24 護天山(260m) 宮城・南三陸 】
尾浦登山口〜護天山分岐〜御殿峠〜護天山分岐〜護天山〜護天山分岐〜尾浦登山口

望郷山をハイキングした後、本日の本命:護天山(ごでんやま)に向かう。女川市街地を抜けて、リアスブルーラインを登山口の御前浜へ走行していると、尾浦の入口を過ぎたところで偶然に登山口を見つける。内心シメタ!と思った。以前登ったときには、尾浦側へ下る道は廃道同然の状況だったのである。こうして今まで登ったことの無いコースからの再訪となった。

御殿峠は海沿いに走るリアスブルーラインが開通する、昭和44年以前は生活道路であったらしい。御殿峠を中心として御前浜・尾浦・桐ヶ崎・石浜の各地域を結んでいた。しかし車社会の進行により、その峠道はさびれてしまい、現在は女川市教育委員会がハイキングコースとして復活させた経緯がある。
しかしながら、無名山の常、何時訪れても誰にも会わない静寂の里山歩きが満喫できる。

尾浦入口を過ぎた右側に大きな駐車場があり、道の西側にハイキングコースの看板がある。しばらく尾浦口が廃道化していたのは、新規の道路工事により、登山口が法面で切られてしまったためらしい。
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杉林の中を少し登ると、明るい雑木林の登りとなる。ツバキの木が多く、海辺の山にいる感を強くする。
その中で一輪だけ早々と花を付けているツバキがあった。
林業作業で使われたと思われる道が幾重にも分岐してゆくが、あくまで道形のしっかりした道にルートを取る。
ある場所では二本の道が平行して走るところも出てきた。
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冬枯れの道が続くが、ウスタビガの繭が唯一の明るい色彩を醸し出す。(中身は無かったが。)
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東斜面を登るので、季節風の影響はなく汗ばむようになってくる。尾根上部で振り返ると、手前に長く伸びた出島(いずしま)と右側の沖合いには江ノ島の群島が遠望できた。
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上部に仰ぎ見られたモミの木を目標に登りきると、そこは護天山と御殿峠の分岐となる。護天山は帰りに昼食の場所にする事にして、先に直進する道を御殿峠へ行くことにする。
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しかし御殿峠までの約500mの距離は極悪路と化していた。恐らく3年前秋の爆弾低気圧の影響と思われるが、頂稜上のアカマツのほぼ全てが南側に倒れていて、跨いだり、潜ったりする難行を強いられる。
サクラだけは、倒木の下を簡単に潜って通過するので、この勝負は完全にサクラの勝ちであった。(苦笑)
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苦労して御殿峠到着。峠を乗り越す電線が雰囲気を台無しにしているが、それを意識しなければ、一本杉と呼ばれる、内部がウロ状になった老杉が立つ峠は、いにしえの人々が歩いた歴史を感じさせる場所であった。
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峠で少し休憩したあと、再び護天山分岐まで戻る。途中からは北西方面の展望が少し開けた場所があり、手前:高梨山の奥に石峰山、右には小富士山の雄勝半島の山々を見渡すことができた。
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往路で苦労したアカマツの倒木帯は、左側のヒノキの植林地から簡単に巻けることが判明。しかし巻き道の出口は非常に不確かで、発見は難しい。

護天山分岐から260m峰の護天山は、少し入ったところにある。ここは羽黒神社の跡地で、由来の説明看板が設けられている。でも我々の中に遠島甚句の内容に詳しい者はおらず、ただ”ヘェ〜〜〜”と関心するのみであった。

2/7追記 説明板の記載された悲恋の物語に興味が沸き、ネット検索しましたところ、Emisi様のブログで詳しい内容が説明されておりました。Emisi様のご了解を頂きましたので、当記事をリンクいたします。興味がある方はご覧ください。当記事以外にも女川周辺の地名の由来や伝説など興味深い記事が満載です。  
Emisi様のブログ 「みちのく遠島物語・尾浦御殿 恋物語」 

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以前、この神社跡からは出島の全景や、太平洋の大海原を眺めることができた。でも今回は東側の樹木が生長して、樹間からの展望しか得られない。
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でも、貸切の山頂でお弁当を広げ、海洋に面した低山の雰囲気を充分味わった。
そして映画話や、物忘れの話題で盛り上がり、笑いが絶えないなか、駐車地点に戻った。
どうやらebiyanさんもタッシー&SONEのハイテンションな会話に少し慣れたみたいで一安心である。

帰路はマリンパル女川で、季節の海の幸を購入し、女川駅前にある天然温泉で温まってから帰った。
家に帰ってから、美味しい海の幸に舌鼓を打ったことは言うまでもない。




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コメント(2件)

内 容 ニックネーム/日時
SONEさん、タッシーさん、お世話様でした。
あのへんの小さな山は行きたいと思っても、登山口を探すたいへんさを考えるとなかなか出かけることができません。今回はどこにあるのかも名前も知らなかった2山を登ることができてラッキーでした。山から眺める海はよいですね〜。今度は教えてもらった牡鹿半島の山を訪れてみたいと思いました。
SONEさんのブログを読んでうける印象とは違うSONEさんをお二人のやり取りから知ることができて楽しかったですよ。
お薦めのカワハギ、身がしっかりしていてとてもおいしくいただきました。
ebiyan
2009/01/26 10:42
ebiyanさんこんにちは。
今回は二つともチビ山でしたけど、楽しんで頂いて何よりでした。
南三陸の山に限らず、低山は登山口探しが一番難しいですね。看板など一切無いし、枝分れする作業道や地形図にない林道があったりして、山勘勝負になりますから。
今度、牡鹿半島の詳しい山情報はMLしますね。
でも一般的な山屋さんの物静かなイメージを思い浮かべると、我々お馬鹿コンビは異質な人種ですね。まあ山は唯登るだけの対象ではなく、全身全霊を込めて遊ぶ場所と思っていますので、登山中だけでなく、山に至る車の走行中も音楽ガンガンかけて楽しんでしまいます。
カワハギ本当に美味しかったですね。アレ飲み屋では高級魚なんですよ。



SONE
2009/01/26 16:42

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2009.1.24 望郷山と護天山(宮城・南三陸) 東北の山遊び/BIGLOBEウェブリブログ
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