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zoom RSS 2009.1.25 蛤山(宮城・蔵王連峰)

<<   作成日時 : 2009/01/25 19:52   >>

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過去に蝦夷倉沢沿いの林道から登った花房山に、今度は東側の小久保平側からアタックしようと意気込んで出かけたが、小原温泉手前で見た花房山の山腹には斑模様にしか積雪を認められない。これでは雪を利用して登る事など全く不可能な状態なので、仕方なく七ヶ宿方面の山を物色しながらR113を西進する。
しかし七ヶ宿ダムサイトに至っても、積雪量は通年の半分以下。「これは12月中旬頃の積雪量だ!」とビックリ。
そこで午後から天候が悪くなる天気予報も考慮して、簡単な蛤山に登ることにする。

【 1/25 蛤山(981m) 宮城・蔵王連峰 】
北登山口〜1014m峰〜葉山神社峰〜蛤山:三角点峰〜国体コース〜車道経由:北登山口

横川集落北端の登山口には、他に登る登山者の車両もなく、本日も静かな登山が約束されている。
準備を終え、チェーンゲートがある林道を登り始める。最近スノーシューで登ったパーティがあったらしく、雪面は堅くなっていて、タッシーはツボ足で登った。杉林内に伸びる林道を5分ほど登ると、タッシーが食料を車に忘れたのを思い出す。彼は慌てて取りに戻っていった。
その時サクラはずっとその場で待っていた。”待て”と命令されて、じっと待っているお利口さんな犬である。
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雪が無い時には味気ない林道の登りも、小動物の足跡を見つけたりしながら楽しい行程である。
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林道ではフリートレックのシュプール跡が一本残っていたが、雪質の悪さに苦労した形跡がある。雪質はクラスト&モナカで、今日は最悪のスキー日和。スノーシューやカンジキなら快適な歩きが保障される。
そして林道終点の真の登山口に到着。ここで初めてタッシーはスノーシューを装着した。
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尾根上にある小さなコブまでは、赤松の植林地に低木が繁茂した斜面を登る。登山道脇は密林状態。「黒鼻山への登りに似ているんじゃない。」と話し合う。
コブを少し下ると、そこでやっとブナの木が登場。やっと里山から深い山に入ってきた感じがした。
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春先にはニリンソウが咲き誇るカツラの林を抜けると稜線にたどり着く。この場所は厳冬期なら雪庇が立ちふさがる難所であるが、本日は雪庇の影もない。本当に雪が少ない。
ここから通常の登山コースは稜線西側の林内を歩くが、雪庇が発達した場所では、その雪堤を歩いて行く。
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そして蛤山最高点:1014m峰への登り。堅い雪にクランポンがよく効き、快適に登ることができた。
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この雪堤の上部では、南屏風岳から不忘山にかけての雄峰が一望に見渡せる。蛤山一番の展望地だ。
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上の写真からカメラを少し右に振ると、青麻山とその背後には牡鹿半島まで遠望できた。
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午後から雪が降り出す、と言う天気予報が良い方に外れてご満悦のSONE。
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1014m峰はブナ林の中で展望はない。夏場の登山道は風の影響でうねっているので、東側の広い雪堤を、信仰上の山頂と言われている、葉山神社ピークに向かう。周囲を杉の木に囲まれたそこは、雪面から頭を出した一宇の石祠があり、ただ冷たい風が吹きぬけていた。
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そして一番南端にある981m三角点峰に歩き出す。蛤山では一番自然度が高い稜線で、ブナやミズナラの巨木が多い。しかし風に飛ばされて積雪量は少なかった。
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東から南側に展望が開けた三角点峰も風が冷たく休む気がしないので、南東尾根(国体コース)を下ってランチに適した場所を探すことにする。
でも最初の急斜面はクラストの上に腐り気味の新雪が載り、滑落の危険濃厚で直降出来ない。
そこで少しの間、南西尾根側に下り、傾斜が緩いところから南東尾根に向かってトラバースした。
(このとき南西尾根は疎林で、かつ広く、スキー向きの尾根と判明。)

雪が無いと草原状になっている南東尾根上部は絶好の展望地である。南西には七ヶ宿スキー場がある峠田岳が至近距離で眺められる。
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南の空にはシルエットで浮かぶ吾妻連峰と安達太良山を遠望。
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そして東側には、本日の第一目標であった花房山が見える。こっちから見ても雪が少ない。
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兎に角、風の当たらない穏やかなところで昼食にしようと、尾根を下りながら物色していると、小雪庇の左側に傾斜のない雑木林を発見。そこにトラバースして腰を下ろした。
先ずはお決まりのビールで乾杯。そして恒例となった「ちゃんこ鍋」宴会の始まり始まり。
でもタッシー鍋はスープが多すぎて、盛んに吹き零れている。さて彼が食べようと思った矢先に・・・・・
ドシャッ!!! 吹き零れた汁がコンロを置いた土手を侵食して、見事に鍋がひっくり返ってしまった。
これには二人とも唖然。慌てて雪の上に落ちた具材を拾い集めるタッシーでした。
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「我々は山で作る鍋は極めたなぁ〜」などと常々言っていたが、先般のハマグリ山での煮え難い鍋に続き、全く極めてない事に苦笑してしまう。無くなった汁はSONEの分をお裾分けしてランチ終了となる。

さて下ろうと準備していると、スノーシュー装備の単独の男性が登ってきた。下る尾根の様子を聞くと、やはり積雪量は少ないらしい。尾根の下部は急斜面となるので、我々はツボ足で下ることに決定する。
下部の岩場では地肌が露出していて、ツボ足は正解であった。
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急斜面を鞍部に下ってから、通常の登山道は右側の松林に入って林道に出る。しかし件の単独行者は鞍部からさらに南側の645m独標方面にトレースを付けていた。
面白そうなルート取りなので、このトレースを辿ってみると、一部密林状の薮があったが、最終民家から約800m地点の林道に飛び出した。これはかなりなショートカットルートであり、得をした気分になる。

そして熊沢橋を渡り、横川集落手前で振り返ると、蛤山の穏やかな山容を眺めることができた。
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その後は茅葺屋根の民家が残る横川集落を抜けて、さっぱり車が走ってない車道をテクテクと歩いて車に戻った。
夏場は初心者向けの山である蛤山だが、やはり雪の衣を纏うと、低山でもより美しさが増すものである。

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
おつかれー
いやあーまいったねえ、あの鍋ヒックリ返りは!
やはり精進しなくてはなりますまい、極みへの道のりはまだ遠い。
タッシー
2009/01/25 20:05
タッシーお疲れさん。
鹿狼山の鍋汁ひっくり返り事件の時、自分でも知らずに大声だしたらしいけど、
今回のタッシーの”アアッー!”も相当デカカッタよん。(笑)
次はゴトクの大きなEPIガス持っていって、生煮え&安定性の改善に挑みます。
sone
2009/01/25 21:36
これぞ日だまり山行!という穏やかな雰囲気ですね。
蛤山?どこにあるのだろうと思ったら、仙台からすぐそこ(千葉人にとって100km以内の山は”すぐそこ”なんです)なんですね。羨ましいです。近くにいい山が多くて。

今年は雪も少ないし、第一、天気が不安定で山スキー屋にとっては辛いことばかりです。
この先もどうなることやら・・・・。
Mt.Racco
2009/01/26 22:59
Mt.Raccoさん今晩は。

蛤山までの距離は片道80kmしかないので、”すぐそこ”じゃないけど、確かに近い山ですよ。朝8時過ぎに仙台出て、簡単に日帰りできちゃいますから・・(笑)
今年は先般お話した通り、リハビリ中の相棒に付き合って、山スキーから離れていますが、スキーの新規ルートを見つけるべく、今後はマニアックな山を偵察する予定です。
でも本当に雪が少なくて、オマケに大雨まで降ってしまうのは堪らないですね。
SONE
2009/01/26 23:45

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