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zoom RSS 2009.1.17黒鼻山(宮城・船形連峰)

<<   作成日時 : 2009/01/17 20:29   >>

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宮城県の黒鼻山と聞いて、何処にある山か解る方は余程の山好きであると断言できる。まして登った事がある登山者は非常に少ないであろう。小生は一回登った経験があるが、その時の印象は、薮が繁茂した植林地が多く山スキーには向かない山であり、スノーシューならその性能を遺憾なく発揮できると思った。そこで今回は相棒のタッシーとebiyanさんを誘いトライしてみた。

【 1/17 黒鼻山(842m) 宮城・船形連峰 】
泉ヶ岳スキー場駐車場〜少年自然の家〜関口〜ヒザ川渡渉〜850m峰〜黒鼻山(往復)〜850m峰〜825m独標〜956m独標〜北泉ヶ岳登山道〜三叉路〜泉ヶ岳鞍部〜スプリングバレースキー場(デポ車で泉ヶ岳スキー場に戻る)

黒鼻山は仙台市民の山として親しまれている泉ヶ岳の南南西に位置したテーブル状の山である。根白石付近から眺めると、泉ヶ岳の左に伸びる長い尾根の先端がそれで、山名に於いて鼻は尾根の尖出した先端を現すが、黒は芳の平に向かって急崖をなしている点からの命名であろう。

さて、この山の取り付きは泉ヶ岳の水神コースが起点となる。既に多くの登山者が登っていった様で、登山口には立派なトレースが付いていた。
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清水坂に入る前の関口でトレースから外れラッセルとなり、水道施設先の砂防ダム上部よりヒザ川を渡渉する。
因みに”関口”の地名は明治年間に「カヤ刈り」場であった泉ヶ岳への入山料を徴収する監守所が置かれたところである。過去に黒鼻山へは「ウズラ坂」と呼ばれる登山道が存在したらしいが、現在その道は定かではない。
植林作業で切られたと思われる作業道が小沢の左岸尾根上にジグザグに付けられており、忠実に道形を辿る。

下部は赤松、中間部からはカラマツの林。800mコンタ付近で漸く雑木林が現れ雰囲気が良くなる。
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弱い低気圧が昨晩通過したため、風が強くなる懸念があったが、尾根上部に出ても至って穏やか。30〜40cmのラッセルだが、三人で交替しながらなので余り疲れることはなく快調に登っていく。

そんな時、曲がった木に積もった雪にタッシーが頭だけの”雪だるま”を作り多いに盛り上る。
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林業従事者が付けたものか?それとも登った登山者がいたものなのか?所どころに赤テープが付けられている。
でも途中の850m峰付近は平坦な地形が延々と続き、地図読みが必要なところである。ここは南西方向にカラマツと雑木林の植生界沿いに歩くことが迷わない秘訣となってくる。(道形も判別できた。)

そして誰も歩いていない処女雪を歩いてたどり着いた黒鼻山山頂。積雪は1mを超えているため三角点は確認不可能。何やら赤ペンキに塗られた木が一本立っていた。
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晴れていれば東側にある伐採地から二口山塊などが遠望できるが、樹間から定義方面の山が見下ろせる程度であった。時間も押してきているので山頂では休まずにテーブル状の尾根を北上する。850m峰から登りのトレースを外れて平坦な樹林帯を緩降してゆく。やがて尾根の形が判別できるようになってくると高差80mの急登となる。

この尾根は熊の棲家らしく、至る所にドングリを食べた熊棚があった。そう言えば大正時代に黒鼻山の山頂台地は周囲2kmに及ぶ土塁を築いて、馬の放牧場となっていた。しかし度々の熊の出現で廃止になったらしい。
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尾根の東側には小雪庇が出来ている。この急な右斜面を沢筋まで下ると水神に出る。
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登りの途中:956m独標手前で昼食とした。風の当たらない東斜面を整地する。樹間から泉ヶ岳を仰ぎ見ることができる最良な場所であった。

ここで本日一番のオバカ写真。皆さん腹を抱えて大笑いであった。
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ランチの後、雪が降り止んだので泉ヶ岳を見に少し下ってみる。あまり見慣れないアングルからの泉ヶ岳である。
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そして北側を見ると北泉ヶ岳が頭を出している。
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ダケカンバの木が多い956m峰を越えたところからは、1115m独標が一望に見える。この付近は奥山的雰囲気に満ちていて、泉ヶ岳の傍にいることを忘れてしまう景観だ。
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956m峰の雪堤を振り返る。ウ〜ン・・・ スキーで来ればよかったかな?
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鞍部まで下ると夏道に合流。やっとラッセルから開放されるが、パウダーを蹴散らして登った快感が途切れてしまい、一抹の寂しさも出てくる。
高差70mの急登を頑張ると、サラサドウダンが多い低木林が続く緩登となる。そして三叉路到着。大勢で踏んだと思われるトレースもここで終わり、四本桂を経て北泉ヶ岳まで行くのは断念したらしい。
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さて我々も北泉ヶ岳に行く時間には遅く、泉ヶ岳鞍部手前からスプリングバレースキー場に下ることにする。
少し下ったところからは北泉ヶ岳が格好よい山容で眺められる。
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そして長谷倉川源頭のブナの森へ急斜面を駆け下る。スノーシュー特有の浮遊感を多いに楽しんだ。
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でもたった一人だけの羨まし〜い・・・・・シュプール。この膝パウダーを喰えた人は幸運である。
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古い爆裂火口壁である急斜面を下ると、そこには大人数のスノーシューのトレースがあった。おそらく初心者ツアーでも行われたのであろう?
その後、約800mの平坦な森を歩いて、喧騒のスキー場に飛び出た。堅い雪面のスキー場の歩きは味気ないものであるが、周辺東側に展開する山々を眺めながら下った。写真は端整な山容の高倉山。
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そしてスプリングバレースキー場からは、デポしたebiyanさんの車に乗って泉ヶ岳スキー場駐車場まで戻った。
名のある高いピークに登った訳ではないが、泉ヶ岳を一周して雪山に自由にトレースを付けた、楽しく充実した一日であった。

タッシーのブログは   → コチラ

ebiyanさんのブログは → コチラ

最初の公開時に日にちを18日と一日間違えておりました。スイマセン・・・











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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
おつかれー、アホウの巻、笑ったねえ。
わしらは異常に盛り上がったけど…まあ、よいよい!
泉ヶ岳を一周したことなかったので、うれしいよ。
タッシー
2009/01/17 22:54
はじめまして、昨日、登山口で声をかけましたスズ7と申します。
駐車場でそうかな?でも、黒犬がいないからもしか違うかなと…。
SONEさん、タッシーさん、ebiyanさんの3人のお会いできるとは嬉しい限りです。
歴史の黒鼻山、楽しかったようですね。。(^o^)
また、何処かでお会いできることを楽しみにしております。
スズ7
2009/01/18 08:42
SONEさん、タッシーさん、お世話さまでした。
SONEさん、歩いてみたいと思っていた黒鼻山、おかげ様でやっと念願がかないました。
ありがとうございます。
静かなよいコースでしたね。
三叉路からスプリングバレーへの急下り(膝パウダーっていうんですね)は最高に楽しかったです。

お二人で行かれる楽しい山歩きをいつもうらやましいと思っていましたが、今回は私も仲間に入れていただき、感激です。お二人は本当に楽しいことを探すのが上手なんですね。

スズ7さんでしたか!いやあ、そうと知っていればもっとにこにこするんでした〜。
ebiyan
2009/01/18 12:16
タッシー、一番辛い急登のラッセルお疲れさん。スノーシュー歴たったの2回にしては上出来上出来。しかしながら”アホウの巻”の命名したセンスには敵わないね。あのオバカさ加減にはebiyanさん呆れていたんじゃないかな〜〜〜。泉ヶ岳の前衛峰にも面白いところあるので、何時か行きましょう。
sone
2009/01/18 16:46
スズ7さん、初めまして。当ブログにご訪問&コメント有難うございます。
今回はハードなラッセルが予想されたために、タッシーの愛犬:サクラは家でお留守番でした。でもスズ7さんに昨年の月山や早池峰山でお会いしていた事を気付かずに、大変失礼いたしました。かなり山に登られているとお見受けいたしましたので、きっと何処かの山で再会できると信じております。
それとebiyanさんともネット上で旧知の仲とは・・・世の中狭いもんですね。
sone
2009/01/18 17:00
ebiyanさん、本当にお疲れさまでした。三人でラッセル交替しながら行けたので、比較的長いルートにも係わらず楽しく歩けました。おまけに雪質もスノーシュー向けのサラサラハウダーだったのが何よりです。あの急坂を駆け下る浮遊感は最高でしたね。
でも尾根上で三峰山から後白髪山までの大展望が満喫できるポイントがあったのですが、天候が芳しくなく、それをお見せ出来なかったのが唯一残念です。
私は単独行の場合はどうしても思索の山旅になってしまいますが、タッシーが一緒だと、また別の次元で山を遊びつくすことが出来ます。今後ともこれに懲りずにご一緒してください。
sone
2009/01/18 17:14

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