東北の山遊び

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zoom RSS 2009.2.19 川音岳(宮城・蔵王連峰)

<<   作成日時 : 2009/02/19 18:25   >>

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川音岳と言ってどの山かを分かる人は少ないであろう。国土地理院の地形図に山名が載っていないのである。
その山の位置を説明すると、中央蔵王の名号峰から東に伸びる長い尾根の末端にある高みで、紅葉台〜猫鼻間にある夏道が無い1041m三角点峰がそれである。冬型の気圧配置が強く、強風吹き荒れる中を登ってきた。

【 2/19 川音岳(1041m) 宮城・蔵王連峰(中央蔵王) 】
青根エコーホテル前〜作業道経由:紅葉ラインの物見岩付近〜紅葉台〜夏道経由:川音岳の西1000mコンタ〜川音岳〜東峰〜紅葉台〜往路を戻り:青根エコーホテル前

本当は遠刈田温泉の北に位置する大鳥谷山に、送電線の巡視路を使って登るつもりでいた。
しかしebiyanさんと待ち合わせた「みちのく杜の湖畔公園前」に着くと、南蔵王の後烏帽子岳が姿を見せている。
そこでebiyanさんと協議の上、川音岳もしくは六方山のどちらかに登る事に予定を変更して青根温泉に車で向かう。

でも六方山の取り付きに当る、青根温泉手前の手代塚山地区には積雪が無い。今年は異常なほど雪が少ない。
これでは雪を利用して六方山に登るのは無理な話しなので、次の目標の川音岳登山に決定する。

青根温泉の中心部から紅葉ライン(冬季閉鎖)に入る。今は営業していない青根エコーホテル前に駐車できた。
この場所の積雪は20cm。時折強風が吹きぬけている。
ここから川音岳へは通常は紅葉ラインを忠実に辿って登るのが相場であるが、実はショートカットルートが存在している。ホテル前から直進する林道を進み、大きく右カーブする所から杉林の中を右に登ると作業道が紅葉ラインまで通じているのである。(詳しくはebiyanさんのブログでGPSの軌跡が紹介されています。)
但し途中で小沢に向かう地点でラッセルがキツク、今回は作業道を外して左斜面の雑木林を辿った。
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その雑木林で見つけた、首を傾げた人の顔に見える木のコブ。
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さらに登ると紅葉ラインの物見岩西側付近に飛び出す。ebiyanさんは効率が良いルート取りに驚いていた。
ここで川音岳の手前の峰が眺められる。
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道路沿いにはヤマハンノキの雌花が赤く色づき始めていた。雪山で一番早く咲く花である。
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途中で車道をショートカットして紅葉台に出る。濁川から吹き上げる強風が凄い。
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峩々温泉方面に向かう紅葉ラインの車道はこんな感じ。
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川音岳への登路については東峰から山頂に至るルートを考えていたが、現在の身体が飛ばされそうな強風では、東峰〜山頂間のヤセ尾根は危険と判断。川音岳の西側鞍部に抜ける夏道を進むことにした。

しかし崩落した法面を工事した箇所は猛烈な風が吹き、右側の木をつかみながら慎重に通過する。
でもこの場所は後烏帽子岳の最高の展望台であり、屈みながら写真を撮った。
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濁川の奥を望む。蔵王の最高峰:熊野岳どころか、すみかわスキー場方面も雪雲に覆われて見えない。
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南東方面には青麻山。雪が少ない山肌を見ていると、こちらの強風とはかけ離れて穏やかに見えるのが不思議だ。
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川音岳の南斜面をトラバース気味に登る夏道沿いは、樹林帯のため風も穏やかになる。
しかし新雪がクサリ、毎度御馴染みとなった,頭にくるスノーシューへのモッコ付きが始った。
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トラバース道が西側に回りこんでいくと、風雪による吹き溜まりにはまり、膝上のラッセルとなる箇所もあった。
シロヤシオの木が出てくるポイントからラッセルがキツイ夏道を捨てて、左上気味に川音岳の西側稜線に登っていく。樹林の薮は薄く、意外と簡単に乗り上げた尾根上は雪がクラストしていた。
尾根の北側はシロヤシオの群落となっている。広い尾根をブリザードに耐えながら山頂に到着した。

振り返ると名号峰東側の1400m峰が眺められる。
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川音岳山頂は周辺を潅木に取り囲まれた白い台地といった雰囲気。寒くて休憩は出来ない。
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本日は後烏帽子岳の展望しか得られなかった。天気が良ければ中央蔵王や雁戸山まで見渡せるのだが・・・
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帰路はクサレ雪の往路を戻るのは苦労すると判断。雪庇の発達も見られず、強風も落ち着いてきたため、東峰に行くルートを選択する。
山頂からの下り始めはブナの森で、雪質もフカフカパウダーで鼻歌が出そうな気分であった。
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北側には平頂の六方山が樹間から望まれる。六方山は山頂付近にブナ原生林が残された貴重な山である。
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一番懸念していた東峰に至るヤセ尾根は、雪庇の張り出しが小さく簡単に通過できた。
東峰から川音岳山頂を振り返る。北斜面が前川に切れ落ちていて、なかなか格好よく見える。
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南斜面の傾斜が穏やかになった地点から南東側に伸びる尾根へ下っていく。
少雪とはいえ雪庇が立派に出来ている部分もあった。
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さてお腹がすいたので風が当らない場所を探してやや重パウダーを駆け下る。
そうするとブナ交じりのミズナラ林で窪状の場所を発見。気温が低いので少し寒いが、おにぎりやカップ麺を食べて休むのは最高の場所であった。
その後は尾根上を下ると、電線ルートに合流。樹林が切り開かれた電線ルートに沿って下り、車道に出てからは往路を戻った。
こんな強風の荒れた天候の日でも、1000m程度の雪山なら比較的簡単に登れるものである。
雪質も軽く、満足のいくスノーシューライトツアーであった。





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なるほど(納得、参考になった、ヘー)

コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
またまた、知らない山…フムフムといいながら追いつけないなぁ。
青根の西側の無名山は地図を見てもやはり書いてない。
スノーシューライトツアー、蔵王山麓の隠し味でしたね。

スズ7
2009/02/19 22:08
スズ7さん今晩は。
またまた無名山へ行きましたが、この山は蔵王に詳しい方には意外と登られている山なんですよ。でも林間が混んでいるため、流行のバックカントリー向けではなく、最近では人が登った形跡はありませんでした。(赤布&テープは一切なし。)
天候が芳しくない日には、こんな無名の渋山を目標にすると結構楽しめるものです。
SONE
2009/02/19 23:24
天気が荒れる前に行きなすったか…風は強かったかもね。
平日に空模様選べるのはうらやましいっす。
今日の超クサレ雪は困ったもんだなあ…
タッシー
2009/02/20 17:13
タッシー今晩は。
我ながらうまいタイミングで登ったもんだ。(恨むなよぉ〜)
山頂からの下りはパフパフパウダー
でも今日の湿雪+雨では超ベチョベチョの雪になってしまったね
週末は低山の鍋パーティが妥当みたいだね。
SONE
2009/02/20 18:09
思わぬもうけ山でした。
大鳥谷山の北側コースはまだだったのでそちらも楽しみでしたが、どちらかって
言ったら川音岳のほうがやっぱりうれしかったです。
その時の状況に合わせてこういう風に最適な山を選ぶ的確さにはいつも感心させられます。
歩きやすい安全な道を選んでもらえるのでとっても助かります。
シロヤシオの季節には藪で行けないのが残念ですね。
ebiyan
2009/02/20 18:19
ebiyanさんお疲れ様でした。
大鳥谷山の北側コースは道が整備されているので、何時でも登れますが、
川音岳は積雪期でないと登れませんから、喜んで頂いて何よりでした。
風強かったけど、多少は展望利いたので結構楽しめましたね。
シロヤシオ咲く頃に行ってみたいけど、猛烈な薮漕ぎになりそうで難しいでしょうね。
SONE
2009/02/20 18:36
SONEさん、こんばんは。

いつも拝見しておりますが、出てくる山名がとても新鮮・・・というか、サッパリ分からない(爆)ところが超マニアックで好奇心をそそられます!
冬山は地形図を眺めているだけでもワクワクしますよね♪
superdioaf27
2009/02/21 18:29
superdioaf27さん今晩は。
相棒がリハビリ中のため、単独で山スキーに行くのは開店休業の状態ですが、これからボチボチ再開の予定です。スノーシュー歩きは山スキーの新規ルートを探す意味もあります。
ところで三峰山東尾根や、中吾妻山など日帰りでハードな山スキーを実践されてますね。
マニアックさでは、superdioaf27さんにはとても敵いませんよ。(笑)
SONE
2009/02/21 18:56

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