東北の山遊び

アクセスカウンタ

zoom RSS 2009.3.5 高柵山と中崎山(宮城・西部)

<<   作成日時 : 2009/03/05 22:08   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 6

午後から時間が空いたので、2万5千図「熊ヶ根」で未登の里山二山に登ってきた。
高柵山と中崎山は東西から大倉ダムの本体を支えている山であるが、登った印象は全く異なるものであった。

【 3/5 高柵山(470m) 宮城・青葉区西部 】
切払バス停〜関家の屋敷神:古峰神社〜北西尾根経由:高柵山(往復)

登山口に当る切払バス停付近からは大倉ダム湖の奥に船形連峰の白髪山が見える。
画像


2軒のお家がある切払集落の北側、関さんの奥様にご挨拶してから、庭先を通していただく。
庭の斜面にはフクジュソウが可憐に咲いていた。
画像


関さん宅の屋敷神:古峰神社が登山口となる。
画像


ほんの僅か登ると、忽然と道が定かでなくなるが、適当に尾根筋を登って行く。どうも道がある尾根より一本左の尾根を登っているらしいが、その尾根は正規のルートにすぐに合流した。
ここからは急登となり、ステップが薄く足元が滑り易いので、木に掴まりながらの登りとなる。
振り返ると、直線的な道の下に大倉ダム湖が俯瞰できる。
画像


短い距離の登りなので呆気なく山頂到着。石祠の台座らしい石が残っていて、展望は木立に囲まれ良くない。
画像


東側の480m峰は松の木が生えていて、展望は期待できないみたいである。
西側の岩場の上に出るであろう踏み跡があったため、そちらに少し下ってみる。
足場が悪いところもあり注意が必要であったが、梢を透かして各方面の展望が得られた。

先ずは船形連峰の後白髪山(左)と三峰山(右)が白く輝いている。
画像


その右側には仙台市民憩いの山である泉ヶ岳(右)と北泉ヶ岳(左)が大きく見える。
画像


大倉ダムを挟んで西側には、これから登る予定の中崎山が近い。
画像


南西の彼方には蔵王連峰の全景。手前の三角ピークは戸神山である。
画像


南東方面には、ぽこぽこした白沢五山の奥に大倉山。右後方には青麻山の双耳峰が見える。
画像


そして最近登ったばかりのマイナー山、日登山から松沢山までの連なりと、左奥には面白山が顔を出す。
画像


展望はまったく期待しないで登ったが、思いもかけずに多方面の景色を見渡せて満足して帰路に着いた。
ダムの上から高柵山を見上げると、あの岩場の上に立っていたのか!と驚いてしまったのである。
画像


______________________________________________

そして次の山:中崎山へ向かう。大倉ダムから県道を熊ヶ根方面に走り、青下川に架かる橋を渡ったところで右折。
豆沢川沿いに入る中崎林道入口に駐車して歩き出す。

【 3/5 中崎山(490m) 宮城・青葉区西部 】
中崎林道入口〜林道750m地点〜豆沢川渡渉〜小沢遡行〜西尾根〜中崎山〜北尾根経由:作業林道〜中先林道〜中崎林道入口

豆沢川右岸に沿った林道をトボトボ歩いて行くと、志考苑とか言う自然観察施設の脇を通過する。
その先の左側に墓地があり、この付近までは普通車でも問題なく通行可能である。
やがて左上の斜面に大岩が見えた地点で地図を読み、豆沢川左岸に流入する小沢を遡っていく事にルートを決める。豆沢川は滑状の流れで渡渉は簡単である。
画像


滑床の小沢を少し登ると二俣になる。どちらの沢筋も入口はゴーロ状の岩が立ちふさがっていて、間尾根に取り付いてから左俣に入る。この方が上部で急斜面に行く手を遮られる可能性は低い。

沢の両岸には凝灰岩の岩塔が至る所に見られて、里山っぽくない風景が広がっている。
しかし時折沢の中に大きな岩が転がっていて、小さな高巻きを強いられた。
画像


巨岩の間を縫いながら登る箇所を過ぎると、沢は穏やかな雰囲気になる。
画像


しかし350mコンタ付近から沢の上部を望むと、急な土壁となっていて遡行は不可能と判断。
この地点から薮の薄い右の急斜面を強引に登って行く。木を掴みながらの腕力頼りの登りである。
林床にはイワウチワが群生していて、花期には楽しい登りと思われた。

やがて尾根に乗り上げると踏み跡が出現するが、少し登ると笹薮の中に踏み跡も定かで無くなってくる。
尾根筋を忠実に辿ると頂稜に出る。北斜面は藪が薄い。樹間から微かに船形連峰が見えるのみ。
画像


そして山頂到着。比較的雪が残り、背の高い笹薮の一部は雪の下に倒れていたが、無雪期なら山頂の三角点は探せなかったかもしれない。それ程までに笹の密薮に守られた山頂と言う印象であった。
画像


何か殺伐とした雰囲気の山頂では休憩する気にならず、かつ登った沢を下るのも危険性が高いので、傾斜が緩い北尾根を即下り始める。
途中から山頂部を振り返るが、明るかった沢筋とは全く異なる暗い感じの山頂であった。
画像


北尾根に入る手前の風が当らない場所で遅い昼食を摂る。雑木林に囲まれて展望はない。

その休憩地から少し下ると赤テープが見つかった。僅かな踏み跡が残るだけの笹薮を登ってきた御仁がいたみたいである。しかし尾根が北西に向きを変える頃には踏み跡も顕著になり、下りのペースも速くなる。
松の植林地を更に下っていくと、右下の窪に作業道らしきものが見え、薮っぽいその道には人の足跡があった。
作業道をさらに下ると作業用林道に出る。それを辿って中崎林道に合流し駐車地点に戻った。

中崎林道の車の轍に溜まった水の中には、早くも多くのカエルが産卵していて非常に驚いた。
改めて中崎山を見上げると、上部の薮は片鱗も見せず、何故か優しい山容に見えた。
画像


堅い残雪を踏んで、もっと多くの低山薮山に登りたいと思っていたが、今年の少雪を考えると、登れる山は非常に限られてくると感じた山であった。

GPSログじゃないけど、参考までに地図に軌跡を記入しました。
画像



テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
高柵山この山でしたか(でしたね)。
松沢山をご一緒させてただいた時に教えていただきましたが、中崎山とごっちゃになってしまってました。
昨日は山形側から船形山を眺めに行きましたが、午前中はガスが掛って上のほうが見えずに残念でした。SONEさんはついてましたね。
おまけにフクジュソウまで見ちゃってうらやましい限りです。
SONEさんがこの2山を歩いている頃(たぶん)48号線を帰ってきました。
ebiyan
2009/03/06 19:38
ebiyanさん今晩は。
この日は午後1時〜4時の行動だったので、運良く高い山の展望が利いたみたいですね。
関さん宅のフクジュソウ群落は見事でしたが、庭先なので道の脇に咲いていた花だけ写真に撮らせて頂きました。確実に春が近づいてきてますね。
でもebiyanさんが帰路についている時間帯に登っているのだから、私の登山は基本から大きくかけ離れていますね。(苦笑)

SONE
2009/03/06 20:15
おっ、大倉ダム付近もゲットね。
もう、春がそこまでというより来たね。(^_=)
関さんと平さんはここの名主なのでしょうね。
定義という地名も県内に数カ所あって、平家が源氏から逃れるためだとか。
近所の婆さんもこの地から嫁いできた関さん何です。
亡くなって数年ですが、もっと話しを聞きたかったかな。
十里平も河北に掲載されていましたが、もう過疎なんだってね。
船形から下沼沢を降りてきたのが40年前なのに最近のようです。
おっ、雨が上がりましたか。
スズ7
2009/03/06 20:18
スズ7さん今晩は。
今日は一日中雨降りで、明日は強風注意報でてて山は難しそうですね。
これで大分雪解けが進んでしまいました。
>関さんと平さんはここの名主なのでしょうね。
この話は初めて知りました。定義出身の方に大倉川沿いに伸びるトロッコ軌道”エンクライン”の話を聞いたことがありますが、今は跡形もないらしいですね。
大倉ダムが建設される前の定義はどういう所だったのか非常に興味があります。
そういえば大倉周辺は猿の被害が叫ばれていますが、イノシシと思われる寝床もありました。
SONE
2009/03/06 21:09
SONEさん
今晩は〜、この風でも今日は山に行ったんではとね…と。
大倉川沿いに伸びるトロッコ軌道”エンクライン”ですね。
合宿で泉ヒュッテから水源泊まり、船形経由で下沼沢営林署跡地泊まり、そして雪融けの川を腰までつかり十里平らに降りましたのは40年前の懐かしい5月かな。
沢屋さんが今でもここを越えて柳沢小屋に行くそうですね。
”エンクライン”トロッコ軌道は残存があるようですね。
ネットで調べたら出て来ましたよ。
大倉周辺のイノシシ寝床、太白山まで来たという話しを聞いてましたが48号線を横断したね。でも、縄文時代は青森にもいたそうですからね。
スズ7
2009/03/07 20:49
スズ7さん今晩は。
流石に土曜日の突風吹き荒れる中では山には行きませんよ(笑)
40年前の船形ってどう言う風景だったのか、とても興味があります。
そう言えば私も30年前に泉ヒュッテ行・朝一番のバスに乗って、長倉尾根を登り定義に降りる日帰り山行をやった覚えがあります。定義の最終バスに乗り遅れて大変だったけど・・
イノシシの地面をほっくり返した跡は直ぐにアイツだ!と分かりました。
余り山奥には生息しないので、近隣への農作物被害が心配です。
ところで何れエンクライン跡を辿ってみたくなりましたね。
SONE
2009/03/09 18:29

コメントする help

ニックネーム
本 文
2009.3.5 高柵山と中崎山(宮城・西部) 東北の山遊び/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる