東北の山遊び

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zoom RSS 2009.4.12 屹兎屋山から二ッ箭山(福島・阿武隈山地)

<<   作成日時 : 2009/04/13 13:01   >>

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一等三角点を持つ屹兎屋山(きっとやさん)はいわき市北西部にあり、その山頂から南側に伸びる長大な尾根の先に雄峰:二ッ箭山(ふたつやさん)が聳えている。
今回は阿武隈山地の中で最も長いと思われるこの縦走路を、Hashiさん@山形、お馴染みebiyanさん、タッシー&サクラともに歩いてきた。

【 4/12 屹兎屋山875m)から猫鳴山(820m)、そして二ッ箭山(710m)へ 福島・阿武隈山地浜通り 】
グミ平先の林道ゲート〜登山口〜屹兎屋山〜グミ平分岐〜三森山分岐〜猫鳴山〜送電線鉄塔〜林道〜二ッ箭山三叉路〜女体山と男体山(往復)〜三叉路〜月山〜月山新道経由:駐車場

東北〜常磐自動車道を経由して二ッ箭山に近い山里を走行する。民家の庭先にはサクラ、ヤマザクラ、ハナモモ、アカヤシオ、レンギョウなどの木の花が満開に咲き誇り、登る前から目を楽しませてくれた。

二ッ箭山の奥の駐車場にebiyanさんの車をデポ。車中泊して翌日別の山に登ると言うバイタリティは凄い。
その後SONE車でグミ平奥、加路川林道のゲートに向かう。

ゲートから先は1km強の林道歩き。分岐がある右は猫鳴山への道、屹兎屋山へは直進である。
変化の少ない林道歩きに飽きたのか?おニューの赤いベストを着たサクラは眠たげである(笑)
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午前9時過ぎから晴れるという天気予報は当らず、ガスに覆われた雑木林の登りが続く。余り登る人が少ないためか、落ち葉がそのまま残る足に優しい登山道だ。でも両サイドはササが繁茂し雑然としている。
急坂の連続で汗を垂らしながら登っていくと右に露岩がある。以前訪れたときの記憶では、猫鳴山から二ッ箭山への縦走路が一望できた場所であるが、ガスで全く展望はない。

雑木林はやがて阿武隈山々に多いアセビの純林となる。その曲がって株立ちした造形は独特の風情がある
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そこから僅かな距離で屹兎屋山山頂である。晴れていればいわき市街や水引山の展望があるが、な〜んにも見えない。でも枯れた野芝の山頂は最高の休憩場所で、デカイ一等三角点の脇でのんびりと休んだ。
屹兎屋山(きっとやさん)とは難読&難解な名前の山である。由来は分からないが、山容から考えると野うさぎが蹲った様に見える、周辺で一番屹立した山、と言った意味かな?とも思う。
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猫鳴山への道は、一度北東側に降り電波施設の管理道路に出る。そこにはマイクロウェーブ鉄塔が立っている。
その左側にさり気なく山道が切り開かれている。以前あった標識はなく、赤テープのみで判断する。
ここから本格的な縦走路がスタート。ナラやカエデ中心の明るい冬枯れの雑木林を歩く気分は最高である。
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まるで森林公園の散歩道を歩く様な、穏やかなアップダウンが続く。少し薄日も差してきた。
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途中では大きなブナの木も見られ自然度は高い。皆で素晴らしい道に感嘆しながら歩いていくと、やがて本日の中間ピークと言える猫鳴山が梢越しに見えてきた。
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その鞍部にグミ平へ下る道が右に分岐する。さらに少し先で左側に三森山への道が分岐。
猫鳴山へは三森山分岐の先から、直接山頂に取り付く踏み跡を拾って登った。
リョウブの林に囲まれて展望皆無の猫鳴山山頂には、標識とケルンがあり静かな雰囲気に包まれている。
過去には遠望が利いたと言う山頂であるが、この山名由来は全く不明。猫好きの私には非常に興味が注がれる名だけど、まさか化け猫伝説があった山なんでしょうかねぇ?

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この山頂で昼食とする。Hashiさん持参の湯がいた菜っ葉や漬物は美味しかった。そして一番びっくりしたのは揚げ饅頭。サクッとした食感は初体験で旨いの一言。行列のできる店と言うのが納得できるスイーツであった。

やがて日が陰ってきて肌寒くなったところで再び行動を開始する。ここから先のルートは未踏のルートである。
でも下生が無く、気持ちよい雑木林の穏やかな道は、さらに2km以上も続いた。
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送電線鉄塔が尾根上に出てくる頃から、植林地が右側から尾根に登ってきていて、ごく一般的な里山の雰囲気に変る。送電線鉄塔への巡視路が何箇所も分岐していて地形図の確認が必要なところもあった。
そして尾根から外れて桧林の急坂を一気に下ると峰越しの林道に降り立つ。
しかし二ッ箭山へ向かう道が分からない! 山勘で林道を左方向に歩いてみるが、目指す尾根から遠ざかっていくばかり。ふたたび戻って峠付近を捜すと・・・ありました正規の登山道が・・・何と入口周辺の木々が乱雑に伐採され、倒された木々が登山道を全く隠していたのである。しかも入口に標識は一切なかった。

ここから高差80mの急登を頑張ると682m独標に着く。この北側は岩場となっていて展望抜群。
最初に登った屹兎屋山が遥か遠くに見える。よく歩いてきたな〜あ、と改めて実感できた。
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でもここで少しガッカリする。全国的に桜の開花が早いため、既にアカヤシオの花が咲いていると踏んで、その花見を兼ねる目論みは脆くも駄目と分かる。岩場周辺のアカヤシオは・・・「アレ〜まだ蕾だぁぁぁ」

そして二ッ箭山山頂に到着。三角点しかない寂しい山頂は写真撮影だけで通過。
山頂から70mの下りで三叉路に出る。これを右に女体山方面に向かう。
途中の石祠がある岩塔から女体山を見下ろす。予想に反して誰もいない静かな二ッ箭山界隈である。
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鎖場はサクラには無理なので、北側の斜面を薮漕ぎして女体・男体鞍部までタッシーに行ってもらう。他のメンバーは鎖場を越えて女体山に立つ。女体山からは西側の男体山の岩塔に登った登山者の姿が見える。
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南東側峰続きの月山にはチラホラとアカヤシオが開花している。
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そしてebiyanさんと二人で登った男体山から女体山の岩場を望む。7人パーティが降りてくるのを大変待たされた挙句の山頂であった。
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岩場は下りの方が難しい。慎重にチムニー状の鎖場を下るebiyanさん。
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女体山から再び分岐に戻って月山を目指す。山頂北側の斜面にはイワウチワが咲いていた。でも凄く小さい。
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月山山頂でようやくアカヤシオの花をまじかに眺めることができた。
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月山と御滝沢を挟んで対峙する男体山と女体山の岩塔。二ッの矢(箭)を持つ山と、この山名由来は一目瞭然。
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開花の読みが見事に外れたアカヤシオであったが、標高600m以下では花も多くなり、満開の木もあった。
ここ2〜3日で全山開花しそうな気配があるが、恐らく次の週末が見頃であろうか?混雑するだろうなぁ〜。
でも人が少ない静かな中でアカヤシオの花を見られたので、それはそれで良かった。
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月山からは〆張場に下らず、途中から月山新道を下った。
麓まで降りるとヤマブキの花が咲き、ほかにはタチツボスミレやムラサキケマンも咲いていた。
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ebiyan車に戻り、林道にデポしたSONE車を回収した後、大駐車場に集まって帰り支度をする。
ebiyanさん持参のGPSで歩いた距離を確認していただいたら、なんと13.5kmもあった(驚)
自然度が極めて高く、アップダウンが少なくて歩き易い今回の縦走路はもっと多くの人に歩かれて良いと思う。
同行の面々も静かな阿武隈の山を丸一日堪能して、とても喜んでいた。

ここからオマケ。
大駐車場で明日別な山に登るebiyanさんと別れ、帰路は夏井川沿いの国道を小野町方面に向かう。
お目当ての夏井川渓谷のアカヤシオは素晴らしかった。磐越東線の列車がスローダウンして、乗車客に見物させる意味がよーく分かった。
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コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
気持ちよい稜線歩きだったねえ!
サクラには鎖場や岩場ありで、冒険の山歩きだったんじゃないかなあ。
山ダニも帰宅後に2匹追加発見でした。マクロで撮ってアップしようと
考えていたのに、見つけたとたん(コノヤロー)潰していました(笑)
タッシー
2009/04/14 10:48
意外と安易に考えていた稜線歩きだったけど、本当に長かったねぇ。
でもあの位気持ちよい尾根歩きは他の山では記憶ないなぁ〜。
サクラにとっては水場がないのでキツカッタかもしれないね。
しかし終にダニ公が蠢き出してきたね! 奴らは焼酎に漬けると酔っ払うらしいよ。
でもダニ公に焼酎飲ませるのは勿体無いか(笑)
SONE
2009/04/14 12:41
焼酎ねえ、一回口に含んでから吹きかけるか(どこまでケチ/笑)
タッシー
2009/04/14 14:15
いつかは歩いてみたいと思っていた2山に加えて二ッ箭山のアカヤシオまで
見ることができてラッキーでした。
アセビの林すごかったですね。
一斉に花をつけたら見事でしょうね。
前回の二ッ箭山では男体山のほうをパスしたので今回登れてうれしかったです。
ebiyan
2009/04/14 18:25
タッシー再び今晩は。
ダニ公を焼酎で酔わせるのは、ある本で読んだので詳細は定かではないけど、
酔っ払ったダニ公を想像するだけで楽しくなってしまうね。
何時か動画で紹介してみたら(笑)
SONE
2009/04/14 19:20
ebiyanさん今晩は。
屹兎屋〜猫鳴間は以前歩いて状況が分かっていましたが、
そこから先も素晴らしい縦走路が続いていたのには驚きました。
アセビの花は終わっていましたが、満開の時は本当に見事だと思います。
男体山の岩場の登降は安心して見ていられましたよ(笑)
SONE
2009/04/14 19:28
あらら、日曜日は指を加えていましたでぇ…行きたかったなぁ。
長い稜線、マロは厳しかったか。
(マロのこれまでは大滝〜船形〜蛇ヶ岳〜大滝がロングコース)
アセビの林??。次回を楽しみにしていますよねぇ〜。
酔っ払ったダニ公、是非、試してみなくてはね。
でも、刺さったダニ公はそのままですかねぇ。
スズ7
2009/04/14 20:49
スズ7さん今晩は。
なーんにもしてないのに、何故か会員コメントのみの状態になってました。
コメントを送ろうとチャレンジされていたならスイマセン。
今回はご一緒できなくて本当に残念です。でも予想以上の長丁場でしたので、
マロちゃんはしんどかったかな。次回は残雪の山なので宜しくお願いします。
喰われたダニ公を生かしたままで剥がすのは難しいですが、酔わせてみたいですねぇ。
でもスズ7さんご用達のアノ焼酎では勿体無いなぁ(笑)
SONE
2009/04/14 22:09
それでは今年上半期の課題として
必ずやNanys Movie 実現いたしましょう。
コンビニの駐車場で撮影という事になるかもね(笑)
タッシー
2009/04/15 10:41
タッシー今晩は。
ダニ公の動画は難しそうだねぇ。マクロで動画撮れるんかいな?
余りに小さいので、レンズ先端に虫眼鏡つけねばならないかも・・・
でも動画アップして、見る人がいるかが一番の問題だ!(笑)
SONE
2009/04/15 18:36
ガラス単体構造のルーペ(ポジ確認用)があるので
それをSONEチャンが持ち、オイラが撮影するという共同作業かな(笑)
結構ヒットする予感がするよ、日本初のダニ動画サイト(大笑)
タッシー
2009/04/16 11:09
タッシー今晩は。
オイラのコンデジで試してみたら、マクロの動画撮れそうだよ。
でもルーペで拡大しないと、ただの黒い粒にしか見えないね(笑)
>日本初のダニ動画サイト→やっぱり千鳥足のダニ公主演が絶対条件だ(爆笑)
SONE
2009/04/16 17:50

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