東北の山遊び

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zoom RSS 2009.4.18 五社山から外山・三方塚周回(宮城・高舘丘陵)

<<   作成日時 : 2009/04/18 11:58   >>

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時間が少しでも空くとプラッと出かけて見たくなる山がある。五社山界隈の山もそんな馴染みの場所である。
午前中は仕事、午後からも家の用事があり、樽水ダム上流の登山口に着いたのは午後3時を回っている遅い時間であった。まあ日も長くなったので、行ける所まで行こうと軽い気持ちで登り始めた。

【 4/18 五社山(295m)から外山(315m)・三方塚(326m)を周回 (宮城・高舘丘陵) 】
車駐車地点〜樽水ダム上流の送電線巡視路入口〜56番鉄塔〜地籍調査道〜五社山〜二ッ森〜外山〜三方塚〜山火事跡〜増田川上流〜林道〜車駐車地点

仙台東部道路を走行するとき、名取〜岩沼間の西側に連峰状に聳えた丘陵地がある事に気が付く。
その山々は北から五社山〜二ッ森〜外山と300mを越す稜線の連なりである。
その山稜は開発の手を逃れて、雑木林に覆われた自然豊かな所で、自然環境保全地域にも指定されている。

その北の峰:五社山は、今まで東側の中ノ沢集落と、南側の外山方面から縦走するルートしか無いと思っていた。
しかし山仲間のebiyanさんのブログ(’08/12月と’09/1月)で、北側や西側の新規ルートを歩かれた記事が紹介された。折りしも新緑も始ったばかりの、そのコースを急に歩いてみたくなってしまったのである。

菅生方面から峠を越えて名取市側の樽水ダム上流に入る。先ず下山口となる増田川に沿った林道の入口を確認。
車道が二車線に変ったところで左側に駐車場所を確保する。
そして東方に送電線の巡視路入口を探して車道をトボトボ歩く。古い車道跡が右下に出てくるところで巡視路入口を発見。増田川を飛び石で渡ると広く整備された道となる。
最初は暗いスギ林の登りであるが、少し登ると雑木林が出て明るくなる。MTBとオフロードバイクの轍がうるさい。

この雑木林では春の花が多く見られ、目を楽しませてくれた。

色々な場所で咲き誇っていたアケボノスミレ。         ミツマタの花はボンボリ状で凄く目立つ。
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もう終わりかけていたショウジョウバカマ。           里山の花の代表格:タチツボスミレ。
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おやおや・・・終に山菜も芽吹いてきた。ご存知タラノメとコシアブラ。やっと伸び始めたばかり。
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目立たないけど可憐なウグイスカグラ。            雑草と思われているかもしれないカキドウシ。
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いろいろな場所で沢山咲いていたアカネスミレ。      地面にへばりつく様に咲いていたニオイタチツボスミレ?
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その他にツクバキンモンソウやチゴユリなどが咲き始めていた。

途中で巡視路を外れて右折すると地籍調査で新規に開削された道になる。
赤松の生える峰を越すと、中ノ沢から登ってくる道路と合流。その300m先が五社山山頂である。
山頂からは東側の展望が開けて、名取〜岩沼市街地の先に太平洋の大海原が望める。
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反対側には五社山のシンボル:石祠が並んでいる。誰もいない静かな山頂である。
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南側には猪倉山。しばらく登ってないなぁ〜。
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時間が遅いので山頂では休まずにそのまま歩き出す。車道終点にはベンチがありパン&コーヒーで小休止。
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この先は道も登山道に変る。でも二ッ森から外山までは表土が露出した滑り易い急なアップダウンが連続する。

ここでは終わりかけのカタクリの花や、ユーモラスなヤブレガサがあり、キツイ行程も気分が和らぐ。
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やっと一輪咲いているのを見つけたエイザンスミレ。   ヤマブキが咲けば春本番。
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外山からは稜線の向きが西に変り、三方塚まで延びている。この途中の雑木林は秀逸の一語である。
でも以前、付近に沢山咲いていたシュンランが一株も残っていなかったのはとても悲しかった。
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右に梢を透かしてみると、五社山が遠くに見えていた。
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名取・岩沼・村田の市町境に当る三方塚は、何の変哲もない林道の三叉路である。
今回は未踏の右側の道を進む。日当たりの良い場所にはヤマツツジが鮮やかな花を咲かせていた。
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大分夕陽も傾き、蔵王連峰はシルエットになっている。この左には吾妻連峰や安達太良山も遠望できた。
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でもこの先に凄まじい光景が広がっていた。尾根の西側が広範囲に伐採されている・・・と思うのは早計。
平成17年5月4日。乾燥注意報と風速8mの強風が吹き荒れる中、山火事が発生し、延べ1262人が消火活動に当ったが、短時間のうちに延焼して翌日やっと鎮火したというその現場なのである。
約45haの焼失面積は宮城県で3番目に大きい規模との事。
注意して見ると、焼け焦げた根元や立ち枯れの木々がある。現在は広葉樹が植林されているが、元の雑木林に戻るには長い年月が必要であろう。

しかしながら剥き出しになった山肌ゆえに展望は抜群である。蔵王連峰〜二口山塊〜船形連峰のいわゆる仙台山脈の連なりが一望であった。
写真は山火事で丸裸になった斜面の奥に連なる船形連峰。
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振り返ると三方塚の直ぐ南側にあるマイクロウェーブアンテナが見える。
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この山火事跡から下山路は二手に別れる。左が増田川源流へ。今回は右のebiyanさんお勧めの道に入ってみる。
最初は杉の植林地を下るが、途中から雑木林に囲まれた古いブル道をたどる様になる。
尾根の下部は狭く薮っぽい山道となるが、最後に岩場を左に巻いて降りると増田川の沢筋に降り立った。
そこには丸々と太ったカモシカが出迎えてくれた。まだ白く冬毛が残っていた。
飛び石で川を渡渉し、左岸に伸びる林道を下ると、樽水ダムへの車道に出て慌しい山歩きも終わった。
車には午後6時20分に戻る。既に暗くなりかけた時間であった。

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
午後の3時から動き出すとはすごいですねぇ。
ここは2月にマロと歩きました。私もお気に入りのコースです。
あの山は山火事跡だとはねぇ。
それにしても想像以上に、色んな花が咲いていましたね。(^o^)
スズ7
2009/04/19 20:33
もう、コシアブラにタラノメですか。随分早いですねぇ。こちらは漸くコゴミの季節です。
それにしても写真の山菜、んまそうですなあ。
みいら
2009/04/19 20:56
スズ7さん今晩は。
流石に遅すぎる山入りで、最後は沈む太陽と競争して駆け下りました(苦笑)
スズ7さんのHPも拝見して、今回のコースしました。所謂追っかけ登山ですね(笑)
残雪の時期は高い山に目が向きがちですが、雑木林の里山は花旅にお勧めですよ。
SONE
2009/04/19 22:18
みいらさん今晩は。
コシアブラとタラノメは出始めで、仙台近郊の里山では来週が良さそうです(嬉)
山形県人ご用達の山菜=キノメは既に大きくなってしまいましたよ。
山菜と酒(オイラはビール党)は相性抜群ですね(笑)
SONE
2009/04/19 22:25
あの時間から出かけてましたか!サスガでございます。
来週からだねえ、お芽々ちゃん達はさ。
楽しみ楽しみ!!
タッシー
2009/04/20 10:44
始めて五社山を歩いた時に花花に迎えられてとてもうれしかった山です。
ミツマタもあったんですね。
スミレの分類はお手上げですが、色んな種類が咲いているんですね。
山菜には全然気がつきませんでした。
ヤブレガサってげげげの鬼太郎に出てくる傘のおばけをいつも思いだしてしまいます。
火事があったのをとんと忘れて大規模伐採と思ってしまいました。
ebiyan
2009/04/20 11:05
タッシー今晩は。
やっと山菜シーズンの到来だねぇ。この週末から例のヤツ! GETできそうだよ。
山歩きの楽しみが倍増するね。
SONE
2009/04/20 18:44
ebiyanさん今晩は。
五社山は山野草を愛でるのに最適な山と再評価しました。
ミツマタは暗い林の中でとても目立ってましたよ。スミレは詳細に観察したら凄い種類が咲いていたかもしれません。山菜を探す目と、野草を見る目は微妙に異なるので、中々気付かないのでしょうね(笑) ところでヤブレガサも山菜ですが、あのユーモラスな姿を見ていると採取する気が起きません。
今回のコースは山火事現場跡を確認する事も目的のひとつでした。未だにイバラ類も生えないとは! 反面教師として森の大切さが実感できました。
SONE
2009/04/20 18:53

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