東北の山遊び

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zoom RSS 2009.4.26 鹿頭山と羽山(福島・阿武隈山地:中通り)

<<   作成日時 : 2009/04/26 23:59   >>

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この日は朝日連峰のある山に登る予定であったが、発達した低気圧の通過で中止。
そこで以前から気になっていた阿武隈のマイナーな里山に登ってみる事にした。
この山は阿武隈の他の山に登った帰り、車の走行中に登山口の看板を偶然見つけただけの知識しかない。
何と言う名前の山だったかも、登山口に着くまでメンバー全員が忘れていたのである(苦笑)

【 4/26 鹿頭山(309m) 福島・阿武隈山地:中通り 】
滝の沢登山口〜分岐〜ベテランコース経由:東平山鞍部〜鹿頭山〜近道経由:分岐〜滝の沢登山口

前夜の天気予報は当らず、弱い雨が降り続く中を登山口を目指す。
伊達市霊山町の泉原小学校手前に、以前確認した登山口の看板を見出した。
「鹿頭山 滝の沢登山口 」と記載された看板を見て、やっと登る山の名前を思い出した(苦笑)
一体なんと呼ぶ山なのか? 「かとうさんかぃ...それじゃ加トちゃんペッ!じゃないの」タッシーが大笑いする。
「しかあたま山でもないだろうし...」ebiyanさんも呼び名の詮索に苦慮している。

言わばアウェイの我々に分かる筈もなく、狭い舗装路を東進すると左側に登山口の看板を見つけた。
車の駐車スペースはその100m程度先の広い路側帯にあった。
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登山口から暫くの間は杉の植林地が続く。右に小沢が流れているが、この沢が滝の沢であろうか?
昨日からの雨で小沢の水量は多く、小さな滝も意外と迫力ある姿をしていた。
やがて道はY字形に分岐する。左は近道・右はベテランコースとなっている。迷わずに右に進む。
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雑木林に変ると花々が多くなる。ヤマブキの花は満開で、淡い新緑のアクセントとなっている。
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今年初めて見たイカリソウ。他にはチゴユリやタチツボスミレなどが多かった。
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窪状の斜面を登りきると稜線に出る。北側斜面は伐採地となっていて展望が開ける。
東側にはテーブルマウンテン的山容の霊山が見渡せた。
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この尾根筋ではワラビとコシアブラをゲットできた。いよいよ山菜シーズン突入の感を強くする。
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そして珍しい木の花を発見。一瞬初めてみた花と思ったらアラゲヒョウタンボクだった。ウコン色が清楚である。
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既に里の桜は散ってしまったが、新緑の森にはヤマザクラが満開。
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余り知られていない山だと思っていたが、驚くことに山中で登山者と何人(4組7名)もスライドする。
「我々が知らなかっただけで、地元では結構有名な山なんじゃないの?」勝手な想像を巡らす。

標高の低い里山ゆえに簡単に山頂到着。尾根の西端にある高みであった。
三角点と山名標識がある山頂は吾妻連峰と安達太良山の展望が開けている。折り良く雨も止み、晴れ間も見えてきた。麓の集落も眼下に見下ろせる気持ちよい場所であった。

吾妻連峰をアップで。昨日の雨は上部では雪だったみたいで、雪兎の雪形が分かり難くなっている。
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広角で吾妻連峰と安達太良山を遠望する
雨で展望は期待しなかっただけに、思いもかけない展望は非常にラッキーであった。
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南側には女神山。写真には写っていないが、この左手には木幡山と口太山も眺めることができた。
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山頂からの展望を楽しんでいると二人の登山者が話しかけてきた。
この山に詳しそうな雰囲気だったので、気になっていた山名を伺ってみると...「ろっとうさん」言うらしい。
そして今日が山開きであることも判った。何で里山らしからぬ多くの人が登っていたかもコレで判明。
ついでに泉原小学校そばの勤労者交流センターで豚汁を振舞っていることも教えていただく。
「それでは山頂でお昼とせず、豚汁をご馳走になりに行こう!」即決で急いで下山した(笑)

山の西麓にある泉原勤労者交流センターでは泉原地区の方々に歓待していただいた。
山開きは雨のため中止となったらしい。でも美味しい豚汁と地元産?の桃をご馳走になる。
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そこで伺った話は、「鹿頭山は昔、鹿が生息していたための名前である。南北朝時代には霊山城を守る砦がこの山頂にあった。近在の山々には同様の砦跡が沢山存在する。」etc...
そしておみやげとして極太のワラビを一掴み頂くなど本当にお世話になってしまった。驚くことに全て無料である。
この場をお借りして泉原地区の皆様の暖かいお持て成しに感謝したい。

泉原小学校から見上げた鹿頭山。地元の方々にとても愛されている山であった。
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天気も良くなってきたし、時間もあるので伊達市梁川町赤柴地区にある羽山に向かう。
この山は「うつくしま百名山」選定以前に登ったので、私としても記憶が薄れている山だ。

【 4/26 羽山:奥羽山(458m) 福島・阿武隈山地:中通り 】
羽山神社付近の登山口〜林道上の登山口〜分岐〜出戸羽山〜羽山〜分岐〜林道上の登山口〜羽山神社付近の登山口

登山口付近の状況は、新たな道の整備が入って大きく変わっていた。全く新規の山に登るような気がする。
特に山腹に林道が整備され、その林道からの取り付き場所を探して右往左往してしまう。
漸く見つけた林道上の登山口には側溝に一本橋がかかっていた。
ジメジメした湿地状のところを登ると道が分岐する。そこを左に竹林の中を進む。ほったらかしの竹林は荒れた雰囲気。ロープの張られた急坂を登ると南側の伐採跡に出る。展望が少し開けて信達平野が一望であったが、吾妻連峰は雨雲がかかって見えなくなっていた。

赤松交じりの尾根を少し登ると出戸羽山の山頂である。ここで一本とる。
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出戸羽山から先は杉林になる。中間の小突起が中羽山。石祠があるだけで展望皆無である。
途中にはヒトリシズカの花が多く、可愛い姿を愛でながら歩いていく。
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右に雑木林がでてくると、山頂まで一気の急登がある。松の落ち葉を踏む道は滑らずに登りやすい。
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登りきると羽山(奥羽山)山頂である。神社があるが展望皆無で、しかも強風が吹きぬけ写真を撮っただけで通過する。大休止は三十三観音方面に少し下った陽だまりでとる。
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休憩後に少し三十三観音方面に手ぶらで入ってみる。尾根筋にアトランダムに多くの石祠が点在する変った道であった。この山は阿武隈山地に多く分布する羽山の中でも最も信仰の対象として崇められている山だと思う。
この尾根の先に一杯清水があると表示されているが、地形図を見るとドンドン駐車地点と離れて行きそうなので途中から引き返すことにする。
尾根上からは次郎太郎山のアンテナが立つ平頂が垣間見えた。この一帯は宮城県境に限りなく近い。
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休憩地点から少し下ると桜が植樹された公園的雰囲気の場所にでる。
そこでは緑色の花が咲く桜:御衣香(ぎょいこう)が咲いていた。ウコン色で派手さはないが、優しさに溢れた花である。
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この頃から黒い雲が奥羽山脈から流れてきて、再び雨が降り出してくる。今日一日猫の目の様に変る天気であった。多くの作業道が分岐する判りにくい道を下っていくと、やがて登りで分かれた分岐に出る。そこから駐車地点は近かった。
私は阿武隈山地を「困った時の阿武隈」と読んでいる。低気圧の通過により荒れた天候になる高山に入るリスクを回避して、雨降りでも安全で楽しい低山歩きを何時もさせてくれるからである。
そして本日はコシアブラ・ワラビ・ウルイ・ヤマブドウの芽・タラノメなどの山菜を少量ながらもGETできた。
これからは歩くだけの登山に、山菜採りが加わる楽しい季節が始ったのである。


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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
おはようございます。
荒天だと思ってたのにまずまずの天気で、それも吾妻が一望できたとは最高(^O^)
又、いろんな花もありで、山菜ゲットと豚汁のおまけ付きは、いがったねぇ(^O^)
スズ7
2009/04/27 07:13
いやあパスタ旨かったねえ! おひたしもねえ!
ワイン1本あけちゃったよ(途中爆睡)
爆睡後ダニ公退治! やっぱりおりますアヤツラ、要注意!!
タッシー
2009/04/27 10:21
自力でゲットできた山菜の味は最高でした。
昨日はコシアブラのペペロンチーニ。
今朝は大きなタラノメを細かく刻んで卵とじの味噌汁。
お昼はコシアブラとランチョンミートのピラフとウルイは味ぽん、ワラビはわさび醤油で。
こんな山菜尽くしができるなんて
ebiyan
2009/04/27 14:10
昨日は雨で残念でしたが、soneさんも里山歩き&山菜でしたか。
私も花粉症の心配がないということで雨降りの中、山菜採りに行ってきました。山形は例年よりも1週間ほど早いようです。

ウルイやヤチブキやフクベラは花が咲くと山菜から高山植物になってしまって、どうにも採れなくなりますなあ。
みいら
2009/04/27 17:13
スズ7さん今晩は。
寒気が入ったため雨中の登山開始でしたが、山頂に着いたら吾妻が見えてラッキーでした。
山開きが行われている山には行かない主義ですが、登山者も少なく、地元の方々の暖かいお持て成しもあり、しかも山菜ゲット。雨の中でも行ってみるものですね(笑)
SONE
2009/04/27 18:46
タッシー今晩は。
一年ぶりのパスタ。食べ過ぎ飲み過ぎに注意だね(笑)
でもお土産でいただいたワラビのおひたしも絶品の一言。出始めはアクがない!
ダニ公、やっぱりいましたか! 動画の撮影方法考えねば。
SONE
2009/04/27 18:53
ebiyanさん今晩は。
やっぱ山菜は自分で採ったものが一番。採る楽しみ&食べる楽しみで美味しさが倍増します。
でもいろいろなレシピを考えて楽しんでおられますなぁ〜。
これでebiyanさんも山菜採り、病みつきになりそうな予感が...(笑)
SONE
2009/04/27 18:59
みいらさん今晩は。
昨日は朝日の某山、登れなくて本当に残念でした。
でもこんな時は気分を変えて里山で山菜採り、みいらさんも指向が同じですね(笑)
今年の山菜は早いと言うか、皆一緒に生えてきている印象があります。
ところでヤチブキやフクベラが何者なのか、さっぱり見当が付きませんです(苦笑)
SONE
2009/04/27 19:05
お晩です。
山菜はその土地土地で呼び名がいろいろと変わりますよね。
因みに当地ではリュウキンカをヤチブキ、ニリンソウをフクベラと呼んだりします。どちらもおひたしで頂きます。
花が咲くと途端に捕まりそう・・・・・(^^;;;。
みいら
2009/04/28 21:53
みいらさん今晩は。
山菜やキノコは地域によって呼び名が違うので、地元の方と話しをしていると話が噛みあわない事が多いですね。
ヤチブキ=リュウキンカは何となく予想が付いたのですが、フクベラ=ニリンソウは意外!
この意味の解読は難しい(笑) フクは複らしいけど、ベラは何だ! 
でも綺麗な花が咲く山菜は、悪事を働いている気がして手が出ないですねぇ。
SONE
2009/04/28 22:30

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