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zoom RSS 2009.7.5 大行沢でプチ沢登り(宮城・二口山塊)

<<   作成日時 : 2009/07/05 20:55   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 4 / トラックバック 0 / コメント 6

「天気もイマイチだし、今日は近場の山でも登ってくるかい。」と言うことになり、相棒タッシーと二口山塊の北石橋から山王岳に登る予定で仙台を朝8時に出発した。
しかし大東岳裏コースを歩いている途中で急に気が変り、大行沢の「天国のナメ」を歩きたくなってしまった。
約30年ぶりに歩いた大行沢の滑は、過去の記憶以上に素晴らしく感じた。そこは宮城県を代表する美渓だと思う。

【 7/5 大行沢(宮城・二口山塊) 】
大東岳登山口〜駒止〜白滝沢〜雨滝〜京淵沢〜ケヤキ沢〜大行沢:一部遡行〜大東岳裏コースの鎖場の先に高巻き〜大行沢の滑床が始る地点に下降:樋の沢避難小屋手前まで遡行〜大行沢を北石橋渡渉点まで下降〜大東岳裏コースを戻る

大東岳登山口の駐車場まで来ると「ドラマ撮影のため駐車ご遠慮ください。」と表示があり、ビニールテープで仕切られて車が進入できない様になっていた。仕方なく100m以上手前の広い路肩に駐車する。
*これが件の表示。何のロケかは後に判明することに・・・
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一台の車もない駐車場から登山を開始する。最初は古い林道跡の平坦な道である。
道の脇に咲くウツボグサを見ながら歩いていった。
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梅の花に似たマタタビの花は今が盛り。
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駒止で古い林道が終わる。30年以上前に一人で大行沢を遡行した時はここから入渓した。途中で二段の登り難い滝があった以外の記憶は定かではない。

登山道は大行沢左岸の山腹を登っていく。白滝沢を通過して少し歩くと、このコースの見所のひとつ雨滝の下に出る。何時見ても雨が降っているみたいに沢水が流れ落ちる不思議な滝である。(落差は40m)
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蒸し暑いので雨滝の裏側に入ってみた。大粒の雨を身体に浴びたみたいで気持ちよい。
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雨滝からは更に大行沢を離れた高みの道となる。裏磐司の岩壁を樹間越しに見ながらの歩きだ。
京淵沢には橋がなく石飛で渡る。サクラは暑いらしく、沢水で身体を冷やしていた。

この先に出てくるのが岩床沢。この先にある小さな鎖場の通過がサクラに出来るか心配になり、ケヤキ沢を下って大行沢に降りることにする。沢筋にはセンジュガンピの花が一輪咲いていた。
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しかし穏やかな滑床のケヤキ沢の下りでタッシーが滑り、仰向けになって3mほど滑落。お尻がビチョビチョになる。
これには大笑いした。本人に言わせるとウォータースライダーみたいで面白かったらしい。
振り返ってみた滑床。この滑滝を「タッシー尻滑りの滝」と命名した(笑)
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最後の小滝の下りが滑り易く苦労した以外、結構容易く大行沢に降り立った。
そこは大きな渕がある場所であった。
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右岸からバケモノ沢が流入した場所を過ぎるとゴーロ帯となってくる。
水が大好きなサクラは、はじけまくって深い渕に何度も飛び込んだ。
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今回の足まわりは二人ともスパイク長靴だったが、これは失敗。滑はフリクションが利いてよいが、ゴーロの中にある苔蒸した岩は滑る滑る。この沢にはフェルト底の沢靴が一番合っていると思う。
それでも遡行を続けていくと、渕のある小滝が連続して出てきた。
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正式な沢装備を持ってこない我々と、犬のサクラでは通過は不可能なので一度登山道に戻ることにする。
釣り師がつけた踏み跡を使って簡単に登山道に復帰できた。登り返す前に巻き道から上流を偵察したが、この先もゴーロ帯が続いているのが見て取れたので、懸命な判断だったと思う。

登山道の歩きは早い。僅かな時間で大行沢の滑ロード開始地点が見下ろせた。
ここから先は私は薮漕ぎで大行沢に下降、タッシーは北石橋分岐から大行沢に下降と二手に別れる。

薮漕ぎで降り立った大行沢の滑床はやはり素晴らしかった。「天国のナメ」と異名を取る理由がよく判る。
両岸が深い原生林に囲まれているところに優しさを感じた。
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数百m遡上するとタッシーが沢に降りていた。
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再び彼と合流するが、ここで私はえらい誤認をしていたのである。この時タッシーは北石橋分岐から大行沢に降りてきていたのだが、彼も滑を歩きたくなって適当な所から下ってきたと思い込んでいた。
さらに北石橋分岐はもっと上流にあるものと・・・

初めて大東岳裏コースを訪れたタッシーに北石橋の事は分かる筈も無く、登山道の渡渉点を見逃してさらに遡行してしまった。でもでも結果的にコレは大成功。やはり大行沢はいい!
こんな美しい小滝も出てくるし・・・
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くるぶし程度の水深の滑ばかりじゃない。
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結構変化に富んだ景観が続き、タッシーとサクラは大喜び。
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今は緑一色の世界だが、紅葉の季節を想像するとまた訪れたくなる。
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木漏れ日を浴びた優しい渓流。危険を感じることがないプチ沢登りを充分楽しんだ。
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再びゴーロが出てきたところで、沢奥を見ると樋の沢避難小屋の建物が見えた。
この時点で初めて北石橋分岐を遥かに過ぎていることに気が付いた(苦笑)
樋の沢避難小屋まで行ってしまうとハダカゾウキ沢が合流する双門の滝があり、サクラは登れないので北石橋分岐まで引き返した。

同じ沢でも登りと下りは雰囲気が異なるので、変化のある景観を楽しみながら下った。
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北石橋分岐に戻り、ごご12時を過ぎていたので昼食とする。ここで作戦会議。
時間的に当初の北石橋〜山王岳は無理。約1時間弱で往復できる北石橋まで行こうと決定するが、食事中に雨が降り出してきてしまった。そう言えば午後からの雨の確立は30%。天気予報は当っている。
軟弱な我々なので、大東岳裏コースをそのまま引き返すことに再度予定を変更した。北石橋は近場なので何時でも来れるのである。それに行き当たりばったりのいい加減な歩きながら本当に楽しめた。

帰路は懸念した鎖場もサクラは果敢に降りていって一安心。随所で休憩を取りながらのんびり下ると・・・
ウスヒラタケを見つけた〜! 今年初めてのキノコの収穫である。
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歩きながら二人で話した事。「もしかして、サクラは大行沢をプチ遡行した史上初の犬なんじゃないの。」(爆笑)

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さて、登り口で見たドラマ撮影の表示の正体は!
登山口に戻ってくると・・・いましたいましたロケ隊の面々。何やら林の中に布団をひいている?
警察の鑑識官に扮した若い男優の姿もある?? もしかしてココが殺人現場???
しかしながら凄い大所帯のロケ隊である。でも有名な俳優がいるのか期待したが、いませんでした。
ディレクターチェアにデンッと腰掛けた監督? に伺ってみると、ドラマの題名は「歌枕殺人事件」とか。
帰宅後にネットで調べてみると「歌枕殺人事件」は内田康夫原作で、宮城県や多賀城市がドラマの舞台になっている作品との事。
フジテレビ系列の「金曜プレステージ」内田康夫サスペンス:浅見光彦シリーズで、何時かオンエアされる事でしょう?
隠れミーハーなので早くもドラマを見たくなってしまったのであーる(笑)





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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
おっ、沢づくしですね。
大行沢は眺めただけですが、いい滑沢ですね。
やっぱり12時雨は当たりー。
天気予報はこの頃ウソつかないな。
おら方も合羽着ましたよ。
マロ7
2009/07/05 21:27
マロ7さん、激早コメント有難うございます。
大行沢、裏コースから見下ろしているだけじゃつまらないですよ〜。
増水さえしてなければ危険箇所はないので、今度北石橋分岐から遡ってみてください。
本日は合羽は着ませんでしたが、一時は本降りでしたね。
SONE
2009/07/05 21:42
おつかれー、サクラはグッタリー爆睡。
オイラは尻が痛いっぺー(青ケツ?)、自分じゃ見えない(笑)
ダニーズ、今年一番だったかもよ…50匹オーバーだよ。
夏場はもうヤバイかもなあ…
タッシー
2009/07/06 10:02
タッシーお疲れさん。
サクラは沢では泳いだり・はまったりして異常にエキサイトしていたから疲れたかもね。
お尻、もしかして蒙古斑が出来てたりして・・・(爆笑)
やはり夏場の薮は強烈だねぇ。あれだけ二人でダニチェックしたのにまだいたの!
サクラは人間の歳で言うと70歳を越えているので、夏場に連れていくのはもう無理かなぁ〜
SONE
2009/07/06 17:18
じゃ・じゃ・じゃ〜ん、じゃ・じゃ・じゃ〜ん、ミステリー推理ドラマ旅シリーズですかね?
暑い季節に沢、いいですねえ。
北石橋分岐の所の雰囲気よいですよね。
土、日、月連続で雷にわか雨注意報が出ましたね。
月曜日もう待てない、と蔵王に出かけてきました。
雷様と腹の探り合いをしましたが、なんとか大丈夫でした。
ebiyan
2009/07/07 11:07
ebiyanさん、こんにちは。
まさか大東岳登山口でテレビドラマのロケをやっているとは驚きました。
ロケ隊の車が沢山駐車していましたので、駐車場のある登山口がロケ現場に選ばれたのでしょうね。
今回の大行沢はブユもおらず快適でした。北石橋から上部は危険箇所もないのでebiyanさんでも楽しめる沢ですよ。もう少し暑かったら深い渕で泳いでいたかもしれません(笑)
今は梅雨末期に近いので天気が不安定な時期ですね。夏山で一番怖いのは雷なので、お互いに注意していきましょう。
SONE
2009/07/07 18:18

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