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zoom RSS 2009.7.25 神通峡ハイク(山形・朝日連峰)

<<   作成日時 : 2009/07/25 21:34   >>

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神通峡は朝日連峰の古寺鉱泉下流、月布川の流れが長い年月をかけて刻み込んだ渓谷である。
昭和初期に田ノ沢〜古寺間を走っていた森林軌道が廃線になり、その軌道跡に10年以上の歳月をかけて完成した片道4.1kmの遊歩道がある。本日は余り芳しくない天気予報だったため、敢えて高山は避け、歩いたことがなかった神通峡に出かけてみた。

【 7/25 神通峡 山形・朝日連峰(大江町) 】
神通峡田ノ沢口駐車場〜不動滝〜三階滝〜不動明王〜長渕〜神通大橋〜古寺堰堤(往復)

大江町の西方22kmに位置する神通峡は山形在住の方々には親しまれている名所であるが、全国区の人気を誇る朝日連峰を目指す登山者には見向きもされない存在である。
この渓谷美を堪能するなら、本来は新緑期か紅葉の季節が望ましいのであるが、今回はそんな事お構いなしに出かけてみた。

神通峡に行くためには、先ず柳川温泉を目標にする。温泉を過ぎた左側の細い道を入れば遊歩道入口に着くはずであるが、その道は落石の恐れがあるとか?で通行止めになっていた。
仕方なく更に2km弱西側の田ノ沢地区から左折して駐車場まで走行した。

30台は駐車できそうな広い駐車場には、ほぼ同時に到着したご夫婦の車のみ。我々が先発する。
休憩所やトイレが完備された公園みたいな駐車場には一面にネジバナが咲いていた。
東屋の脇には神通峡の案内イラストがあるが、とても覚えきれない程に名所がある様で目を通しただけ・・・
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その隣にあった説明板。こっちの方が読んでいて面白い。
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芝生の端に建立されている草木塔。昔の林業従事者は山に対する愛情に溢れていたのが良く理解できる。
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急な階段を下ると右側に神通峡の入口がある。その奥には大人二人が並んで歩けるほど広い遊歩道があった。
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歩き出して直ぐに左岸から小滝が流入する。上部を見上げると斜面から湧き出している滝でと分かった。その水を手ですくって飲んでみると最高に美味しかった。
スノ沢が滝を連ねて流入してきた先に、左手に親水歩道と書かれた指導標があった。
川沿いに出たかったので降りてみると、連日の雨で増水している月布川に出た。
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早速サクラが水遊びに興じる。暑い夏場は水の無い山は無理なので、今回みたいな沢遊びが一番!
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遊歩道に戻り、変化のない左岸沿いの道を歩いていくと対岸にスノ不動滝が見えた。なかなか見栄えのする滝である。
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次に出てきたのが可愛い4段の小滝。思わず一段目を登って写真を撮り合ってしまう(笑)
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やがて遊歩道の中間点に近くなると左側にソーラーエコトイレと東屋が出てくる。ここは帰りに休むことにして先に進む。
そして神通峡の核心部:神通不動明王に着く。左:サスキリ沢、右:大滝沢が連瀑で流入する合尾根上の巨岩に掘り込まれて彩色された不動明王は、他では余りお目にかかれない光景である。
「どうやって作ったんだ???」タッシーと二人で考えこんでしまった。
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不動明王から先の道も見所が多かった。渓谷はゴルジュ状になり、梅雨時で増水した川はドウドウと眼下を流れている。両岸の岩壁は高い。そんな中を幾つもの赤い橋を架けた遊歩道が続いていた。
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しかし豪快な沢筋も長渕を過ぎると穏やかな流れになる。途中で古寺口から軽ワゴンで入ってきた草刈作業の3人とスライドする。「ご苦労さんです。」と声をかけても一切無視された。

作業員が採取したと思われるタマゴダケが無造作に10本近く道の脇に置かれていた。
その直ぐ傍には未収穫の株があったので写真を撮る。季節は盛夏へと確実に動いているのだ。
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今まで左岸沿いの道だったのが、神通大橋を渡って右岸沿いに変る。途中で神奈川から来た3人の釣師とスライドした。増水したゴルジュ状の川でどうやって釣るのか心配になる。
神通大橋から遊歩道ゴールの古寺堰堤までは10分弱の距離であった。ここにも広い駐車場があり、静かな沢筋の逍遥から現実に戻された感じがする。

古寺堰堤の上部は穏やかな平瀬で、川砂が堆積した河原で本当にのんびりと休憩した。
ハイキングの場合は山の下りの苦労が無い分、とても気が楽である。
この頃から天気が良くなってきて、天気予報は良いほうに外れたみたいである。
サクラはこの平瀬で何回も泳いで楽しんでいた。
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帰りは往路を戻るだけ。4.1kmの距離だが、下り基調の道なので自ずとペースも速くなる。
天気が良くなってきたので、花の写真を何枚か撮りながらの下りだ。

ソバナとヨツバヒヨドリの花が比較的多い。この他にはツリフネソウが咲き始めていた。
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岩場には一面にオオバギボウシが咲いていた。そして日当たりの良い場所にはオカトラノオが満開。
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同じ道をピストンするのは退屈なものであるが、往路で気付かなかった景色にも出会える。
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中間地点の少し先にある東屋でコーヒータイムとした。その下の渓流で水浴びしていたサクラが激流に流されそうになり、タッシーと二人で肝を冷やした。でもサクラは全く慌てる素振りも見せずに、平気で流れが緩やかなところに辿り着いたのである。これにはビックリ! 一気に我々の方に戻ろうとせずに流れの弱点を見事に読んでいたのだ。

でも残り30分の行程でサクラはやる気を無くしていた。別に体力的に問題のあるコースではないのだが、単純な遊歩道の歩きに飽きてきたみたいである。最近は難場でルートファインディングを覚えてスキルアップしているので、「人間の子供と同じで、遊びの要素がないと面白くないんだ!」とコレにも驚いてしまった。

そして駐車場に戻るが、気温が凄まじく上昇していて、車内はサウナみたいになっていた。
帰路は大江町まで戻らないで、峠を越えて大井沢経由で戻る事にした。
窓全開で峠を登ると、標高が高くなったので清清しい風が入ってくる。

大井沢トンネル内は冷蔵庫の中に入ったみたいに涼しかった。そしてトンネルを抜けると・・・・・
朝日連峰が一望できたのである。(大朝日岳〜中岳〜西朝日岳の主稜線)
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そして寒江山。長雨が続いたせいか?稜線の残雪は少ししか残っていないのが分かる。
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その他に以東岳、障子ヶ岳、赤見堂岳などを、車を停めてじっくり眺めた。
大井沢集落に入ると、今度は進行方向正面に月山の姿も一望できる。やはり月山にも残雪は少ない。
牛首直下に少しだけ残っているのが確認できた。もう涼しい残雪を期待して高山に登る季節は過ぎてしまったみたいである。

結果的に見て今日の天気は高山狙いでも良かったと思う。しかし初めて歩いた神通峡は(整備され過ぎの嫌いはあるが)、梅雨時の増水で迫力ある姿を見せてくれていたのが特に印象に残った。
しかし小さなお子さんを連れた家族連れの場合は、路肩の踏み外しなどに注意を払って欲しいコースである。

帰路に山形盆地に入ると、外気温がなんと35度まで上昇していた。
脊梁の奥羽山脈上空には積乱雲がわき上がっていた。もう東北地方の梅雨明けは近いのかもしれない。



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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
SONEさん、こんにちは。
柳川へいらしてたんですか。
サクラちゃんりっぱな山屋さんですね。
朝日連邦があんなに綺麗に出てたなんて驚きました。
お二人の紳士が写ってましたが、どちらがSONEさんですか?
siraneaoi
2009/07/26 12:17
おっ、大江まで行きましたか…。
このところ天気が悪くて読めないですね。
こんな時のエスケープのバリエーションがあるんだからいいねw(^_^)
ここは、朝日鉱泉の北側にあたるんですね。
マロ7
2009/07/26 19:10
siraneaoiさん今晩は。
体温調整が難しいサクラの事を考えて、今回は沢ハイキングをしてきましたが、
帰り道でサクラが飽きてきてダラダラ歩きになったのは驚きでした。
山遊びの面白さを理解できる、おりこうな犬なんですねぇ(笑)
昨日、朝日の山々が見えるくらい天候が良くなったのは本当に意外でした。
>お二人の紳士・・・(爆笑)。遊歩道入口に座っているのがオイラですよ〜。
SONE
2009/07/26 19:22
マロ7さん今晩は。
今の時期の天気はまったく読めないですね〜。
こんな天気の日はハイキングコースまで視野に入れると山に行けない・・・
何てことは無くなりますね。
場所は朝日鉱泉というより、古寺鉱泉の入口手前の渓谷ですよ。
SONE
2009/07/26 20:25
紳士ナンバー2です(爆)siraneaoiさん、おはようございます。
サクラは部屋でも暑くてグデエーっとしてますよ。
あそこで沢歩きのルートがもっとあれば、刺激があり満足できたのかもね。
体力的にはあの位の距離がベストかも(夏場はね)。
山より車中での待機のほうがヤバイよ!!
タッシー
URL
2009/07/27 10:19
紳士ナンバー2番:タッシーこんにちは。
我々は紳士と言うよりも珍士ですよぉ〜(爆笑)
今回のルート、沢が真下に見えながらも水辺に下れないので、サクラにはイマイチだったかも。でも気温30度超えた山はサクラには絶対無理だろうなぁ〜。
SONE
2009/07/27 15:55

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