東北の山遊び

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zoom RSS 2009.9.19 高倉山、奥新川岳、黒岩岳(宮城・二口山塊)

<<   作成日時 : 2009/09/20 10:30   >>

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シルバーウィークは20日と22日に家の用事があるため、飛び石でしか山に行けない(トホホ・・・)
そんな訳で渋滞を嫌って仙台近郊の二口山塊のマイナー山をピークハントしてきた。
しかし行程の大半が林道歩き。そんな山を訪れる人もなく、実に静かな山歩きの一日だった。

【 9/19 高倉山(853m)、奥新川岳(854m)、黒岩岳(806m) 宮城・二口山塊 】
奥新川林道650mコンタ付近〜(奥新川林道を歩いて)高倉山登山口〜高倉山〜高倉山登山口〜奥新川駅分岐〜奥新川岳〜奥新川分岐〜黒岩岳分岐〜黒岩岳〜黒岩岳分岐〜(奥新川林道を歩いて)奥新川林道650mコンタ付近

二口山塊の最高峰:大東岳の東方、穴戸沢の左岸には標高800m台の山々が幾つも存在する。
この一帯は昭和40年代から林道開発が進み、膨大な石高を誇ったブナの原生林が無残にも皆伐された。
私自身は今から30数年前にJR仙山線の奥新川駅や八森、そして面白山高原駅を起点として、駒新道や奥新川遊歩道経由でこの山域に遊んだ記憶がある。
若かった当時は、何処までも続くブナの原生林に恐れを抱きながら歩いたものだった。


今回同行するのは右肩をリハビリ中の山仲間ebiyanさん。単独での長い林道歩きは味気ないので付き合って頂いた。
二口最奥の集落である野尻を過ぎて、名取川にかかる橋を渡った右側に穴戸沢林道が分岐する。
穴戸沢対岸に三角形の愛宕山が見える。地形図には山頂に神社マークがあるので参拝道があるだろう。何時か登ってみたいと思いながら未だに実現していない。

久しぶりに走行する穴戸沢林道はよく整備されている。昔の悪路を思うと隔世の感がある。
途中で森林組合のワゴン車が数台駐車していて伐採作業が行われていた。
暫く走行すると右側に奥新川林道が分岐する。林道入口にはロープが渡され車両が通行できない様になっていた。
丁度そこに一台の地元?の方の車があり、奥新川林道の状態を伺ってみると、今年は伐採作業が行われず一般車両の通行が出来るとの事。良く見るとロープは引っ掛けられただけの状態で簡単に通過できた(嬉)

しかし600mコンタ付近までは道路状態は良かったが、伐採現場を左に見た後は悪路と変る。
道の両側から横枝が張り出して大型RVのSONE車では走行できないと判断。林道入口から2km程度入った650mコンタ付近で車を捨てる。ここから高倉山登山口までは2km強あるが仕方ない。

この時期の林道脇には、沢山の秋の山野草が咲いていて目を楽しませてくれる。
少し湿った場所にはカメバヒキオコシやツリフネソウが満開。
一番驚いたのは歩く先々で可憐な花を咲かせていたアケボノソウである。背丈が高く大柄な草ながら、花びらの造形美はうなるものがある。別に曙色をしていないのにアケボノソウとは何で?
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そしてゴチャゴチャ咲いていたのがゴマナ。この草も大柄で見た目は悪いが、花をアップにすると美しい!
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テンニンソウやハンゴンソウは終盤で花自体は痛んでいるものばかりだった。
途中で大型獣が逃げ去る音を聞いたりしながら高倉山登山口である高倉平に着く。東側には大笠山の平頂や丸い山容の丸子山が見える。駒新道がここから分岐している。
そして南側には目指す高倉山が大きく立ちはだかっていた。
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高倉平から高倉山までの標高差は130m。短い距離だが急斜面の登りが待っている。
登山口は夏草に覆われて判り難い。草に隠れた看板を見つける。
その直ぐ下にある倒木に少量ながらヌメリスギタケが生えていた。ナメコ的な食感を持つ美味しいキノコである。
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少し下って平坦になった後に、一気の急登が始まる。登山道は意外に整備されていてブナの森を快適に登る。
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急登ながら登山者が少ないせいか、木の根の露出がなく滑らずに登り易い。汗もかかぬ間に頂稜に飛び出した。
そこは大好きなシロヤシオの木々が多く見られる場所だった。
僅かな登りで未登だった高倉山山頂に到着。周りを木々に囲まれた静かな場所で、山頂標識がポツンとあった。

山頂は展望皆無なので南側に続く踏み跡を辿ると、そこは大東岳の展望地となっていた。
梢の間からは4月に歩いた仙台神室が見えた。
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山頂で軽い食事を取る。ハエが纏わりついて落ち着かない雰囲気だ。
早々と休憩を切り上げて下山にかかる。頂稜から外れるところでザックを置いて西側の伐採地まで薮漕ぎで下ってみた。するとそこは大東岳の東面が余す事無く眺められる展望地であった。近距離なので凄い迫力である!
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南西方向には蔵王連峰が一望である。手前の三角形は三方倉山。
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思いがけない展望に気を良くして急斜面を下る。私は道に構わずキノコを探しながら下るが、生えているキノコはツキヨダケばかりであった。
急坂の基付近の右側に大きなカツラの木があったので道を外れて見に行く。
近づいてみると宮城県でも有数のカツラの巨木と判った。目算で幹周は13〜14mあったと思う。
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高倉平に戻り、そこから先の奥新川林道探索に出かける。相変わらず林道脇には沢山の花が咲いている。
只の雑草にしか見えない人もいるかもしれないが、秋の花は独特な情緒があり好きだ。アカバナを見つけた。
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色の薄いツリフネソウもあった。
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むむっ、この花なんだ! タチフウロ? と思ってしまった花はゲンノショウコだった。
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まだ時間も充分にあるので奥新川岳まで行ってみる事にした。以前初冬の頃に登ったebiyanさんは踏み跡があったと言っていた。
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林道の途中で左に枝林道が派生していた。少し入ってみたが夏草に覆われて途中で引き返す。
どうもこの筋が駒新道らしい? 昔はこんな枝林道がなかった。記憶が曖昧で混乱する。
おっ、少しジクジク湿った場所にオクトリカブトが咲いていた。
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奥新川岳は林道が鋭角に曲がる所が取り付きになる。右側にさり気なく奥新川駅からの登山道が登ってきていた。
山頂までは標高差60m。楽勝と思いきや踏み跡は消失して薮漕ぎを強いられた。
辿り着いた山頂も少しだけ開けた空間がある薮の中。西側は皆伐されてツツジやリョウブなどの低木が伸び始めている。ザックを置いて伐採跡の方向へ下がって行くと、尖った矢尽のピークの奥に面白山が顔を覗かせていた。
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新鮮なアングルから面白山を眺めることができて満足。山頂でコーヒータイムとする。
梢越しに脊梁へ伸びる駒新道のある尾根が確認できる。あれが猿倉、こっちが大丸山と山座同定の楽しみは尽きなかった。林道や伐採で蹂躙された山域だが、不遇の山中で静寂感を味わうのも楽しいものだ。

薮の下りは早く、あっという間に林道へ、次に目指すのは黒岩岳だ。
またまた林道に咲く花を見ながらの、実にのんびりした歩きである。ミゾソバが一面に咲いている。
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ノコンギクを見ると秋本番だなぁ〜といつも思う。
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黒岩岳へは林道から東に派生したブル道を行く。分岐から500m強、標高差40mしかない。
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ブル道の最高点からきつい薮を漕いで山頂に着く。山頂手前では北東側が伐採されていて仙台市街地が遠望できた。しかし山頂は畳一畳分が枝刈りされている雑木林の中。展望は一切ない。
誰か登った人がいるのであろう。ブル道から最短距離でナタ目が続いていた。

再び奥新川林道に戻る途中でウメバチソウを見つける。写真では判り難いが大きな花であった。
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あとは約4km林道を下るだけ。とても登山などと言えない山歩きだったが、新鮮なアングルから大東岳や面白山を眺める事ができて満足できた。途中でサラシナショウマの花に見慣れない蝶がとまっていた。
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この日はトータルで11km歩いた。二人ともお腹が空いたので川崎町の「みちのく杜の湖畔公園」の近くにある「ドライブインみしま」でダールラーメンを食べる。久しぶりに食べたが本当に旨い!
醤油ベースのピリ辛あんかけ麺で、具も多くボリューム感満点だ。ebiyanさんも癖になりそう、と言っていた(笑)
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ところでこのダールラーメン。何かインド的な語源を思わせるが、名前の由来を店の方に聞いて笑ってしまった。
「あんかけ風でドロドロ(ダラダラ)したスープだから、その食感と見た目から付けた名前なんです。」(爆笑)

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
なにか神秘的な響きさえ感じられた?ダールがだらだらから来ていた
とは意外で笑っちゃいましたね。
ほんと、癖になりそうなラーメンでした。
伐採跡から先は悪路でたいへんでしたね。
おかげさまで面白山林道を奥新川岳まで歩けてよかったです。
あんなにたくさんのアケボノソウ、びっくりでした。
ebiyan
2009/09/20 15:27
ebiyanさんこんにちは。
今回ダールラーメンの名前の由来を聞けて胸のつかえが取れました(爆笑)
あの美味しさ&ボリュームで750円は安いですね。
車を捨てた先も何とか走行できそうでしたが、高倉平まで車で行ったら楽しさ半減と思います(笑)
アケボノソウや他の山野草を楽しめた山でしたね。
SONE
2009/09/20 16:25
ebiyanさん 後ろ姿は前と同じかな。
ダールラーメンの由来はそうでしたか。チベットあたりかとも。
名前を聞いただけで食べたくなりますよ。
さてさて、大東岳の横縞はなんだったかな。
あれは、冬季限定…とすると岩質なのかな。
宍戸沢からはまだ、登ってないです。

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maro7
2009/09/20 21:13
maro7さん今晩は。
ダールラーメンの由来、聞かなかった方が夢がありましたね(苦笑)
大東岳の横縞は「オビス」ですね。夏場はわかり難い感じです。
でも写真を見ていただくと判りますが、東面は標高800m付近まで伐採されていますね。
自然豊かだと思っていた大東岳も満身創痍です(哀)
穴戸沢=鹿内林道コースはつまらないコースですよ。現在は伐採作業をやっているみたいです。
SONE
2009/09/20 21:34

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2009.9.19 高倉山、奥新川岳、黒岩岳(宮城・二口山塊) 東北の山遊び/BIGLOBEウェブリブログ
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