東北の山遊び

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zoom RSS 2009.11.10  晩秋の霊山:紫明峰(福島・阿武隈山地)

<<   作成日時 : 2009/11/11 20:00   >>

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仕事の休みが取れたので、ぶらっとお気に入りの霊山に行ってきた。
「東北の妙義山」と異名をとる霊山は、凝灰岩の岩塔や岩壁が山中の至る所にあり、その日本画的風景は何回訪れても飽きることがない。

【 11/10 霊山:紫明峰(825m) 福島・阿武隈山地 】
湧水の里〜不動岩〜紫明峰〜天狗岩〜日枝神社〜東物見岩〜学問岩〜蟻の戸渡り〜五百羅漢岩〜日暮岩〜見下し岩〜護摩壇〜西物見岩〜日枝神社〜湧水の里

今回同行するのは、10/4に東大巓にご一緒して山の友達になったマスさんである。
「岩場の山に登ってみたい。」というリクエストにお答えしてチョイスしたのが霊山なのだ。
前日までの天気予報では降水確率50%で心配していたが、朝起きてみると快晴の天気に驚いた。

湧水の里は霊山の一番北側に位置する登山口である。そこから紫明峰を経由して霊山城跡に至るルートは、霊山界隈の中で最も静かな山旅を味わえるところである。

出発しようとしていると相馬のハイキンググループが中型バスを仕立てて駐車場に入ってきた。
団体と相前後して行動するのは苦手なので、慌てて歩き始める。
キャンプシーズンが終わり、閉園した湧水の里は静寂そのもの。イチョウの葉が黄色く色づいていた。
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東屋を過ぎると杉林の急登となるが僅かな距離しかない。登りきると山腹をトラバースする穏やかな道となる。
晩秋の雑木林。落ち葉をガサゴソ踏みしめる道を歩くのは、この時期ならではの楽しみだ。
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霊山閣方面への道を分けて、左手の尾根を直登すると岩壁の基部にでる。
そこを右折してトラバースし、窪状の急登を一気に登ると胎内潜り的に岩穴を潜る。
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潜り抜けた右側にある岩場の北側に「八方観」と呼ばれる岩塔があり、信達平野を眺めている様な姿が印象的だ。
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八方観から先が第一の見所:不動岩である。左側の岩場は見上げると首が痛くなるほどの大岩壁だが、その基部を進む道はいたって穏やかである。
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その先の片桟道を抜けると小さな岩場の上に出る。ここからは吾妻連峰と安達太良山の大展望が広がっていた。
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道は一旦樹林帯のトラバースに変るが、小さな梯子場を抜けると鷲岩が見える露岩に着く。ここで休憩。
鷲岩は指し示さないと判らない小さな岩で、想像を働かせてみると、岩の上に留っている鷲の姿が見えてくる。

鷲岩からの先が紫明峰となる。霊山界隈で一番ワイルドな景観が楽しめる場所として、お気に入りの場所だ。
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紫明峰の一番南側の岩塔は天狗岩と呼ばれている。写真ではその大きさが判りにくいが、斜面に突出した非常に大きな岩塔である。看板に悪戯書きで「ゴリラ岩」と書かれているが、本当にゴリラの形にしか見えない。
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天狗岩から階段の道を下ると変則十字路に出る。右が霊山閣跡。左が霊山寺跡。左に少し歩いて右折すると霊山城跡になる。日枝神社にお参りして神社周辺にあるマユミの大木を見学する。
マユミの実は終盤の感じだが、紅梅を思わせるピンクの実はこの時期の霊山の歳時記だと思う。
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カラマツ林で当時の面影が少ない霊山寺跡は見る価値が薄いので、霊山の中心地:霊山城跡方面に向かう。
この付近から平日にも係わらずハイカーの姿が多くなってきた。
雑木林の紅葉は終わっていたが、カエデの紅葉のみが最後の秋色を出していた。
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途中のY字路を左に入って最初は東物見岩に行く。この日は晴れていながらも太平洋の海原は見えなかった。
本当に空気が澄んでいると牡鹿半島の金華山まで見えるのだが・・・・・・・
霊山最高点である東物見岩での記念写真。晩秋の空は青い。
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東物見岩で少し休憩し、学問岩〜蟻の戸渡りと歩く。紫明峰と比較すると非常に小規模な岩場だ。
丁度お昼近いので五百羅漢岩の上に攀じ登って昼食とした。
五百羅漢岩は周囲を山と岩場に囲まれた絶景の休憩ポイントである。
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今日の昼食は手作りのりんごケーキとチーズ&ベーコンを乗せたパンです。これでコーヒー飲んで大満足だった。
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誰もいなかった五百羅漢岩の静けさから離れて再び遊歩道に復帰。
弁天岩方面には行かずに左折して日暮岩へ向かう。鉄梯子で登る日暮岩の岩塔は五百羅漢岩、弁天岩、宝寿台などの岩場に取り巻かれている別天地である。東側には名残の紅葉が南画的な風景を醸し出していた。
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日暮岩の先でノーマルルートに合流する。一気に公園の散策路的な広い道に変り、今までの登山気分が霧消してしまう。
ザックを持たない観光客なども登ってきている。
見下し岩から大駐車場や子供の国などを見下す。高度感はあるけど、人工物が邪魔な感じ。

ここからは護摩壇へ登り返しがあるが長い距離ではない。途中で天狗の相撲取り場に立ち寄ると、国司沢対岸の岩場が荒々しく見えた。
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護摩壇分岐から左折して、少し先をまた左折し国司沢岩を見に行く。
国司沢岩は霊山中で一番登るのが難しい岩塔だが、その姿を見たマスさんが無理と行ったので眺めるだけにした。

再び正規のルートまで戻って護摩壇に着く。各種ガイドブックやネット上にも紹介されている、霊山一の有名スポットであろう。確かに迫力はあるが、整備されすぎの感がありワイルドさには乏しい。
護摩壇から急坂を登り、穏やかな雑木林の道に変ると、大きなトイレがある霊山城跡に着く。ここで休憩する。

芝生の広場に腰を下ろしていると、大人数のパーティが北側からやってきた。
「おおっ、もう着いている、健脚だなぁ〜。」 彼らはどうやら湧水の里に中型バスでやってきたパーティらしい。
我々から2時間近く遅れてココまで来たみたいであった。

数パーティしかいなかった霊山城跡が急に賑やかになってしまったので、我々も下ることにした。
西物見岩から午前中に歩いた紫明峰を眺める。天候は悪くなる一方で、翌日の雨は確実と感じる。
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釣瓶落とし岩は割愛して日枝神社に到着。変則十字路を西側に向かい、霊山閣跡方面に下っていく。
道幅は広いけれど、石ころの上に落ち葉が被った歩き難い道だ。
天狗岩が良く見える地点の先から右折して紫明峰の下をトラバースする道に入る。やっと普通の山道になりほっとする。
この付近は紅葉が結構残っていて、特にカエデ類の紅葉が美しかった。
紫明峰を表示された分岐を右折して尾根に出ると、朝方登ったルートに合流する。穏やかで静かな佇まいの雑木林だ。
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再びトラバース道に入って少し歩くと、湧水の里上部にある東屋に着く。
その先の野芝のところで少し休む。日が当ってポカポカして気持ちいい。
初めて霊山を訪れたマスさんの感想は、「低山なのにこんなに面白いところと思わなかった。」
今まで朝日連峰中心に登っていた彼女も、低山や里山の良さに気がついたみたいである。

帰路はお約束のB級グルメ「伊達からあげ」に舌鼓を打って、穏やかだった霊山ハイクもバッチリ決まった(笑)


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2009年 山登り
5.19 雁戸山  蟻のとわたりまで 6.25 障子ヶ岳 紫ナデ経由 山頂往復 6.26 山形神室 笹谷峠から往復 7.3  黒伏山   黒伏山〜白森山〜銭山〜福禄山 縦走 7.11 寒江山 日暮沢小屋-ユーフン山 往復 7.14 村山葉山 畑コース 7.26 雁戸山 カケスガ峰往復 7.30 安達太良山 ロープウエイで8合目まで。くろがね小屋経由で下山※ 8.5 南蔵王縦走コース  エコーライン〜杉が峰〜屏風岳〜不忘山往復 8.8 北蔵王縦走コース 遭難しそうになる。山... ...続きを見る
のろのろ山行記
2010/03/03 14:09

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コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
SONEさんが、道端でひろってザックにさしてくれたマユミの実、家に帰ってきたころには、ひからびちゃってた。
ドライフラワーにしようと思ってたけど、残念。
マス
2009/11/11 22:16
マスさんお疲れさま。
道端に落ちていたマユミを拾ったけど、半日でひからびちゃったかぁ〜。
ツルウメモドキと違ってカサカサしてないので持ちが悪いんだねぇ(残念)
でも紅梅みたいに見えて綺麗だったでしょ。
SONE
2009/11/11 22:30
おお!霊山に行かれたのですね。 
私も土曜日に行ってきましたよ。
(残念ながら天狗岩の方には行かなかったけど・・・) 
あの色の良いカエデは独鈷清水の所の物ではないですか?  
次回は、このルートで登って見る事にしますよ。
夢邪鬼
2009/11/12 08:39
アイヤアー、昼飯も違うねえ。
鶏だんごトッピングの恒例鍋対決、やりたくなってきた!!
タッシー
URL
2009/11/12 10:14
無邪鬼さん今晩は。
霊山の旅行記、拝見しましたよ。駐車場はほぼ満杯状態だったみたいですね。
でも穏やかに晴れて最高の登山日和で良かったですね。
写真のカエデは霊山城跡から北側に下った一つ目の鞍部のカエデです。
何時もイイ感じに色づくお気に入りの木なんですよ。
今回のコースは新緑やシロヤシオが咲く時期にもお勧めです。是非登ってみてください。
SONE
2009/11/12 17:42
タッシー今晩は。
いいだろぉ〜。男二人で登る山ではコンビニの食材が中心だからね(苦笑)
そろそろ鍋対決の時期が到来したね。さっさとサクラの耳、治して行こうぜぇー。
SONE
2009/11/12 17:46
11/1の霊山は降雪と紅葉と緑葉の三原色だったそうですよ。
ちょっと時期を逃しましたがまだまだいい色してますね。
今回は洋食でうまがったねぇ〜(^^
そうそう、鍋鍋鍋パーテイだぁ〜。ボッケ汁かぁ(o^^o)
マロ7
2009/11/12 19:24
マロ7さん今晩は。
昨日マロのお米食べました。ピカピカしてお米が立っていて美味しかったです。
この場を借りて御礼申し上げます。
今回の霊山は紅葉末期でしたが、それでも山麓の色合いは残っていましたよ。
手作りのパンとケーキは一際美味しく感じますね。ビールなしでも大満足でした(笑)
ボッケ鍋、今が旬ですね。流石浜育ちのマロ7さん。最高の浜の食材を良くご存知で・・・
でも山でボッケ鍋パーティは難しいでしょうね。先ずボッケの調達が一番の問題だぁ。
SONE
2009/11/12 21:08
それは、ボッケ〜が調達しゃぁ〜(o^^o)
マロ7
2009/11/12 21:33
久しぶりにマロ7さんの親父ギャグ爆発だぁ〜(爆笑)
ボッケ調達して頂けるなら、是非とも山のボッケ鍋パーティを実現しなければ・・・
因みに内輪でボッケネタで盛り上ってしまいました。このコメント欄でボッケに興味を持たれた方は、このURL→ http://www.trot-web.jp/miyashun/014_2007oct.html で検索して下さいね。姿はアンコウみたいだけど、刺身はフグより美味しい高級魚です。
SONE
2009/11/12 22:06
soneさん

美味しそうなランチ

soneさんがリンゴケーキを作るなんて

調理能力もあるんですねぇ
なんど
2009/11/13 06:51
なんどさん、おはようございます。
あちゃ〜、オイラがリンゴケーキ作れるわけ無いですよ(笑)
調理能力なんて全くなしで、簡単なものしか作れませんです。
今回のランチはマスさんが作ってくれたもので、美味しかったですよ。
何時ものコンビニ食材とは比較になりませんね(苦笑)
SONE
2009/11/14 10:36

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