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zoom RSS 2009.12.6 翁倉山:周回ルート(宮城・南三陸)

<<   作成日時 : 2009/12/07 16:34   >>

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翁倉山は宮城県の北上山地有数の名山である。天然記念物イヌワシの営巣地があり、太平洋が間近にあることを感じさせない深い森に覆われた豊かな自然を有している。
久々に相棒のタッシー&サクラを誘って登ってきた。山鍋・周回ルート・温泉と贅沢な陽だまりハイクを満喫した山であった。

【 12/6 翁倉山(532m) 宮城・南三陸 】
林道終点登山口〜尾根上鞍部〜主稜線鞍部〜翁倉山〜東峰〜東峰の南尾根経由:林道終点登山口

昨年同期にタッシーとこの翁倉山を目指したが、折からの強風に恐れをなして別な山に転進した経緯がある。
今回は前夜の雨でタッシーは山に行くことを躊躇していたが、翁倉山の名前を出すと見事に餌に飛びついてきた。
私は何回も登っている山だが、どうもタッシーは登ってみたい山の候補の一つであったらしい(笑)

三陸道を石巻方面に向かうが、松島近辺では雨が降っていた。奥羽山脈を飛び越えた雲が上空にあるみたいだ。
泉ヶ岳も厚い雲がかかって見えない。しかし三陸方面は晴天域にあり、長閑な陽だまりハイクが楽しめそうである。

北上ICで高速道を降り、北上川に沿って河口を目指す。大橋を渡って北側を望むと、これから登る翁倉山が見えた。
長面湾に向かうハクチョウの群れを眺めながら、山の姿を写真に収めた。
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県道197号線を津山方面に走行して、女川地区の飯田屋敷跡の看板を見て右折すると、何件かの民家の先から林道に入る。県道から1.5km先に林道終点がある。広場になっているが昨晩の雨でドロドロの状態であった。
登山者のものと思われる車が2台駐車している。
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沢の左岸には新規にブル道が出来ていて、ブル道は左岸尾根の上部まで続いているかの様に見えた。
正規の登山道は右岸の作業道を少し登ったところから直角に左手の急斜面を登る。
以前は踏み跡程度の道であったが、歩く人が多くなったためかトラロープの設置されて登り易くなった。

尾根上の鞍部にでて体温調整のためフリースを脱ぐ。大上地区に下る道は殆ど廃道状態に見えた。
ここからはコナラ・クリ・ケヤキなどの雑木林に、アカマツの大木が林立する穏やかな尾根の登りとなる。
しかし以前の爆弾低気圧の爪あとである倒木地帯も出現した。
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倒木地帯は最初の行程のみで、あとは明るい雑木林の緩登が何処までも続く。
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途中にロード・オブ・ザ・リングの木の精霊を思わせる奇怪な立ち枯れがあった。
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道中、梢越しに対岸(東)の尾根を見ると、西斜面が大規模に伐採されている光景が見えた。
林道終点から派生しているブル道が、斜面を削ってかなり上まで登っている。
この翁倉山一帯はマツタケが生えるらしく、地元の森林組合が設置した「まつたけ採取厳禁」の看板が何箇所かで確認できた。そんなマツの巨木までバッサリやられている。しかもイヌワシの営巣地が直ぐ近くにある場所で・・・
恐らくこの分でいくと土石流対策のために、林道終点付近に大規模な砂防ダムが作られる日も近いであろう。
それ以前にも土砂流失によるシジミ漁への影響も懸念される。里山の自然破壊は一般の人が知らぬところで現在も進行している状態なのだ。

やがて穏やかな尾根を外れて、登山道は尾根の西側をトラバース気味に登り主稜線の鞍部に出る。
北西から冷たい季節風が襲ってくる。
右折して短い急登を2回繰り返すと小ピークに出る。ここで8名の高年登山者とスライドする。林道終点の車は彼らのものであったらしい。小ピークから少し下って最後の急登を頑張る。青空が望めるところが山頂か。
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そして日差しが眩しい山頂に到着した。眺望は周辺の木々に遮られて一部しか見えないが、志津川方面の海が望めた。
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南側には北上川と、遠く金華山の三角形の山容が見える。
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南東側には北上川が海と出合う景色が眼下に望める。白波が立っている浜が白浜海岸だ。
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誰もいない山頂に陣取って久しぶりの山鍋を楽しむ。冬場に恒例の山鍋。なんの事はない、スーパーSEIYUから調達してきたアルミパック鍋に適当な食材をトッピングしたものだが、値段もお安く、手軽に楽しめるところが良い。
鍋に火をかけて先ずは乾杯! 山頂は風が当らず、小春日和で思ったより寒くない。
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タッシーはキムチ鍋だったが、オイラはモツ鍋。タッシー持参の肉団子を貰い、オイラ持参のエビチリたまごをトッピングした。でもニラを買うの忘れてしまった(苦笑)
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これにオニギリ弁当とサラダ、バナナをフルコースで満腹満腹。お裾分けを期待していたサクラも沢山貰って満足した様子だった。久々の親父二人+サクラの山旅は笑いが絶えなかった。

帰路は今まで行った事のない翁倉山最高峰の東峰に立ち寄った。この東峰山頂は雑木林に覆われて展望皆無。
従来、翁倉山は往路を戻るしかない山と思っていたら、何と東峰から派生する南尾根に最近刈払いが入ったらしい。
もしかして上手くいけば林道終点に周回できるかも???
この時は慣れた山なので地形図を持っていなかったが、梢越しに展望が利く今の時期なら迷うことはないと判断して果敢に南尾根を下ってみた。

この刈払い道、元々キノコ道だったらしく顕著な道になっている。うるさいツツジの枝は切られていて、少し整備度の劣る登山道といった感じ。踏み跡が薄い部分には最近付けられた赤布が至る所にあった。
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途中で小さな登り返しが2回ほどある。尾根が分岐している2つ目の峰がポイントで、刈払い道は東方面へ。
赤布は西側(右側)の細い踏み跡を辿っている。ここは赤布に導かれる。
笹薮が少しの間出現するが左斜面に回避すると簡単に通過できた。その後は尾根の幅が広い急坂の下りとなる。
ここでは赤布が5m間隔で付けられている。ここまで必要か! と二人で笑ってしまったほどの数だ。

尾根が平坦になったところでポンッ!と伐採地に飛び出す。右下に例のブル道が見える。
後はブル道を下るだけ。西側には石仏峰の姿が見えた。(この山は県道から作業道を辿って簡単に登れる。)
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これは酷い伐採だ! と文句を言いながらブル道を下っていくが、振り返ると翁倉山の姿が大きく望めた。
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途中の風の当たらない陽だまりでコーヒーを飲む。やはり海に近い山は仙台市より気温が高いことが実感できる。
最後は予定通り林道終点のところまでブル道は繋がっていた。山勘を駆使して上手く周回できて大満足だった。
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帰りに県道197号を津山方面に進んだ所にある追分温泉で入浴する。
カヤの木で作られた浴槽は珍しい。宴会客や入浴客が多く秘湯らしさは乏しいが、三陸の山間にある貴重な温泉宿だ。1万円払ったら食べきれない程の海の幸が味わえる、と言われる宿泊も一度はしてみたいものだ。


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コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
お晩かた〜
あの大規模伐採は心が痛むねえ…
どの伐採地も表からじゃわからないように進行してるのが、腑に落ちない。
松茸も採れない、イヌワシも飛ばない山になってしまうかのお。
タッシー
URL
2009/12/07 16:53
タッシー今晩は。
現状では金にもならないのに、何で重機を使って伐採しているか分からないよ。
伐採→土砂流失→土石流&海焼けなどの図式で、人身への脅威や自然を破壊している事が未だに理解できないのかねぇ〜。人工林も含めた現行の森林保全に金をかけた方がいいのに・・・
松茸はともかくとして、イヌワシの噂は最近聞かないなぁ。もういなくなってしまったのかも?
SONE
2009/12/07 17:14
先日は送電線の道のお答えありがとうございます。翁倉山の赤布をしつこくつけたのはわたくしです。今年の1月に周回したときに次回の時のためにつけたのです。見覚えのある赤い布をみてなつかしく思わず書き込みしてしまいました。
ユキワリウバザクラ
2009/12/07 20:22
SONEさん、こんばんは。
日差しが暖かそうに感じられますね。
イヌワシも生息域がなくなりつつあるのでしょうか。
以前そこを目指して迷い諦め雄勝の石鎚山(漢字が違うかも)に変更した事があります。
あそこまで行ったらもちろん追分温泉ですが山間の一軒宿の割には込んでました。
女将さんが秋田の羽後町の出身だそうで話がはずみ良い思い出です。
三陸の海は岩場が多いのか色が全く違いますね。



あね
URL
2009/12/07 20:34
ユキワリウバザクラさん今晩は。
あれれ〜あの呆れるほどに大量の赤布をつけたのはユキワリウバザクラさんでしたか(笑)
あの凄い数では取りつけに時間がかかったでしょうね。
でも布地なので許せますね。あれがビニールテープなら非難の記事書くところでした(苦笑)
よくあのルート取りを考えましたね。その点は大したもんですよ。
SONE
2009/12/07 21:08
あねさん今晩は。
海に近い山なので風が当らないところではポカポカ陽気でしたよ。
翁倉山も山頂直下まで大伐採が入ったので、イヌワシの姿は何処にもありませんでした。
山形は朝日・月山・鳥海・新庄神室と生息域が多くて羨ましいです。
雄勝の山なら石峰山ですよね。よくもそんなローカルな山を知っていましたね(驚)
追分温泉は何時も混んでいるそうですよ。別に広告掲載しなくても口コミでやっていけると思います。
女将さんは羽後町の方でしたか。今回は可愛い娘さんがレジの仕事をやっておりましたよ。
今の季節の日本海は波が高く荒れていて演歌の世界ではないでしょうか(笑)
SONE
2009/12/07 21:16
翁倉山にいかれたんですね。
この山、一度チャレンジしたかった山です。 
ガイドブックには、「多少道が分かりずらい」みたいに書いて有りましたが、
どんなもんなんでしょうか? 
夢邪鬼
2009/12/09 08:43
翁倉山は昨年の今頃にマロと行きましたね。
東側の尾根下れるだろうと山頂から偵察にいきましたら藪でしたので取りやめしました。
今度は周回できますね。ここは追分温泉間近だからいいもんね。
温泉のダルマストーブ譲ってと願いましたが駄目でしたよ。
帰りにはモクモク(黙々)ハウスで端材を買うのが楽しみなんですよ。
マロ7
2009/12/09 20:26
夢邪鬼さん今晩は。
翁倉山は冬場でも登れる素晴らしい山ですよ。
ガイドブックに書かれた「分かりずらい・・・」所は、沢から尾根に登る最初の取り付き部分です。
左側の斜面を気をつけて見ているとロープが貼ってあるので判りますよ。
尾根に出れば後は整備された登山道になります。是非登ってみて下さいね。
SONE
2009/12/10 18:45
マロ7さん今晩は。
翁倉山もマロとの思い出が沢山詰まった山なんですね。
流石、マロ7さんも東側の尾根周回を目指しましたか。その時は薮だったのですね。
薮の刈払いは春頃入ったみたいで、今後継続するか不明ですので、周回するなら今後3年が限界と思います。
追分温泉は絶妙の場所にあり、南三陸の山を訪れたときは嬉しい温泉ですね。
あのクラシックカーを見ても、温泉のご主人はアンティークなものの収集が趣味なんでしょうね(笑)
そう言えば、現在津山に抜ける県道が工事中で、15〜30分の片側通行規制になっているそうですよ。
SONE
2009/12/10 18:53
同じ日に七ツ森からも牡鹿半島方面見えましたよ。
翁倉山って遠いと思っていたのですが、今年4月に上品山に行ったせいか、それほど遠くは無いですね。
この冬は硯上山−翁倉山−追分温泉−上品の郷ツアーも面白そう。
それにしてもSONEさん精力的ですねー。
morino
2009/12/12 21:19
morinoさん今晩は。
あっ、七ッ森に行かれてましたか。翁倉山方面まで見えたのではないでしょうか。
翁倉山は以外に近い山ですよ。利府ICから高速乗ると早いです。
硯上山−翁倉山−追分温泉−上品の郷ツアーは硯上山への峠道が冬季閉鎖になるのがネックですね。
その場合、味噌作コースからなら登れますが・・・明日は脊梁山脈が荒れそうなので阿武隈行きですよ。
SONE
2009/12/12 22:55

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