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zoom RSS 2009.12.9 富神山(山形・山形市近郊)

<<   作成日時 : 2009/12/11 12:15   >>

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富神山は山形市の西側に位置する山で、白鷹丘陵の東の端に聳えている。
標高は402mと里山の域を出ないが、尖り(トンガリ)から来たといわれる三角錐の美しい山容は、山形市街地を挟んで東側に相対する千歳山並んで山形市民に親しまれている。

【 12/9 富神山(402m) 山形・山形市近郊 】
新道口〜曲森山〜富神山〜新道口

山形を訪れた折、この日仕事が休みの山の友達マスさんを誘って簡単に登れる富神山を訪ねた。
以前、北側の山王口からキツイ急な坂を登って山頂に至った経緯がある山だが、今回は初めて歩く新道口からのピストンである。そのコースは標高差150mしかなく、山装備は一切必要とせずに普段着&スニーカーで歩ける気軽なハイキングコースだ。

登山口には富神山の由来を書いた解説板があった。そこにはこの様に記載されている。

『ここから山道を登り、富神山頂展望台山形盆地を眺めると、市街地の中心にぽっかりと浮かんでいる広い森が山形城跡霞城公園です。関が原の戦いの頃、石田光成方の直江兼続軍が、徳川家康方の最上義光の拠点である山形尾城を攻めるために、山頂から城の様子を眺めようとしましたが、城には霞みがかかって見ることができません。10日間待っても霞が晴れず、その間に石田軍敗北の連絡が入り、上杉軍は撤退しました。このことからこの山を十日見山(富神山)、そして山形城を霞ヶ城とも言われています。
この西登山口から山頂まで徒歩で約35分の山道が一番楽に登られます。どうぞ戦国時代の山形の歴史に思いをはせて富神山の山頂から山形市街をご覧ください。』


大河ドラマ:天地人の放送は終わってしまったが、ここも直江兼続ゆかりの場所と知り嬉しくなって歩き始めた。
最初は軽トラも走れそうな幅が広い農道を歩いていく。周囲はブドウ園やリンゴ園に囲まれ長閑な感じがする道だ。

やがて農園の道が終わると本来の山道に入る。アカマツやコナラの雑木林を辿る道は整備度抜群で歩き易い。
途中から左手に『から掘、曲森山』への道が分岐する。面白そうなので急登のその道に寄り道してみた。
『から掘』は掘と言うよりも古い切り開きも道で、北側から登ってきていたが現在は廃道らしい。
そこから僅かに登ると曲森山山頂で、山名板があるだけの雑木林に囲まれた一高点であった。

雑木の梢越しに西側にある白鷹山の姿が眺められた。山頂北面には雪が認められる。
炭焼きであろうか。山腹には一条の煙が登り里山の真ん中にいる気分にさせてくれた。

曲森山からの急な下りはスニーカーでは非常に難儀した。落ち葉で滑るのである。
所どころ立木に掴まりながら慎重に下った。
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正規の山道に合流すると再び道幅の広いハイキング道になる。富神山の最後の急坂を登りきると呆気なく山頂だ。
そこからは一挙に展望が開けて、山形市街地の全貌が広がっている。東方180度の大パノラマは正に絶景の一語。
標高400m足らずの里山とは思えない素晴らしい風景が眼前に展開する。

この山に初めて訪れたマスさんも景色のよさに驚いた様子。山形盆地に連なる山形市・天童市・東根市・寒河江市の町並みや、山形縦断道を走行する車両、山座同定では蔵王連峰・二口山塊・船形連峰、そして北側には葉山、南側は吾妻連峰まで一望できた。山頂におられた方に記念写真を撮って頂く。
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山形市街地のアップ。蔵王を水源とする馬見崎川の扇状地に街が広がったところが良く分かる。
山形市東方のピラミッド山:千歳山の姿も見える。
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そして一番大きく見える山が蔵王。熊野岳を中心とした中央蔵王が一望だ。この時期としては積雪量が非常に少ない感じ。一部滑降可能な蔵王スキー場であるが、聴く所によると全面ガリガリのアイスバーン状態らしい。
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その他に慶長・出羽合戦の舞台になった長谷堂城跡も眼下に眺めることができて、いにしえの山形を感じさせてくれた。風がなく穏やかな山頂で暫し景色に見とれ、富神大明神、秋葉大明神が合祀された石祠にお参りして山頂を後に下。山道を下りながら周囲の林床を見ると、いたるところに狂い咲きのヤマツツジを見つけることができ、冬枯れの風景の中に少しだけ彩りを与えてくれていた。
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コメント(14件)

内 容 ニックネーム/日時
戸神山?富神山?

いつもは、遭難するんじゃないかと、ドキドキして登るのが普通だから
ぶらっと、気軽に山に行くって新鮮だったなぁ。
マス
2009/12/11 14:27
マスさんこんにちは。
富神山が本当の名前で教え方間違っていた。戸神山は宮城県の山で、どちらの山の由来も尖り山から来ているものだけど・・・
気楽にろくに汗もかかずに登れる山だったけど、やはりスニーカーだと滑り易いねぇ。
こんな時にはローカットのハイキングシューズが合うみたいだね。
SONE
2009/12/11 14:52
アララ、ごちそうさま(赤面)

ローカットのシューズねえ、ワシの足では履けないんだよなあ〜
好きなブツ、いっぱい所有してるのだが(泣)
タッシー
URL
2009/12/11 17:20
およ! また別の山に行かれたんですか? 
週に複数の山に行けるとは羨ましいです。 
「戸神」が「トンガリ」の訛った物とは、初めて知りました。 
そう思ったとき、神室岳に行く途中にある「トンガリ山」はなんで訛らなかったのでしょうね? 
夢邪鬼
2009/12/11 17:34
タッシー今晩は。
あはは・・・仕事が一段落したので山形に遊びに行ってしまったよ。
そうだよね。ローカットシューズは履けないんだよね。
ハイキング的な山には重宝するのに残念だねぇ〜。でも捨てられるものでもないし・・・
SONE
2009/12/11 18:19
夢邪鬼さん今晩は。
冬場は仕事に余裕が出来るので平日に登る機会が多いですよ。
この日は急に登りたくなったので簡単な一山だけでしたが、通常は2〜3山は駈けますね(笑)
「戸神」は人里に近い山で、人が死んだ時にこの山頂を経由して天国に登って行く信仰の山なんです。
トンガリ→とがり→戸(富)神に変遷しました。
山形神室手前のトンガリ山は近年になって命名されたので、訛っていないで山の形状そのものを現しているんです。
SONE
2009/12/11 18:26
SONEさん、こんばんは。
いろんな山を楽しんでますね。
私はちょっと気まぐれでブログお休みします。
時々こちらにおじゃまはしますが(笑
来週あたりはまとまった雪が降りそうで、そろそろかなと思ってます。

あね
2009/12/11 19:50
あねさん今晩は。
先ほどあねさんのブログにお邪魔したら、しばらく冬眠との事。
どっさり雪が降らないので、冬山ネタも出せない状態ですし、毎日更新するのもしんどいですので、
休み中に次の戦闘への英気を養ってくださいな。
たまには拙ブログに遊びにきてくださいね。
SONE
2009/12/11 20:57
こちらにお出ででしたか。
ジーパン姿から拝察すると、ついでの山登りでしたね。(^^)
みいら
2009/12/12 11:22
みいらさん、こんにちは。
最初は天童の舞鶴山にちょっとだけ登る予定だったのですが、天気の良さに誘われて富神山に鞍替えしてしましましたよ(笑) 里山なのに絶景を味わえるイイ山ですね。
SONE
2009/12/12 12:25
富神山の山頂に柵?手すり?が出来たんですね。
私がハマグリ山から蔵王眺めていたころお二人はそちらから
蔵王眺めていたんですね。
ebiyan
2009/12/12 18:59
ebiyanさん今晩は。
私が以前登ったときには柵はありませんでしたねぇ。ごく最近出来たものと思います。
この日は天気予報が外れで、良い天気にハマグリ山に行かれましたね。
富神山からも良く見えていましたよ。
SONE
2009/12/12 19:19
古戦場の歴史を残す山形市の西の里山ですね。
9月、上山にソバを食べに行った時に登ろうとした山でした。
おっ、SONEさんebiyanさんは向かい会っていたのですねぇ〜。
マロ7
2009/12/12 20:23
マロ7さん今晩は。
そうですね9月の時は千歳山+山形グルメを楽しまれましたね。
山形の里山は変化に富んでいて面白いところが多いですよ。
そうそう・・・ebiyanさんと反対側にある山に登っていました(笑)
SONE
2009/12/12 22:49

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2009.12.9 富神山(山形・山形市近郊) 東北の山遊び/BIGLOBEウェブリブログ
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