東北の山遊び

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zoom RSS 2009.12.30 大平山-新城山-戸森山-東石神山-石神山を周回(宮城・西部丘陵)

<<   作成日時 : 2009/12/31 01:45   >>

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2009年の山行を総括した後であるが、天気の良さに誘われて急に山を歩きたくなり、大平山以外は所在も分からない山々を周回してきた。現地に行ってから思いつきと山勘で歩いたが面白い周回ルートが取れたと自己満足している。

【 12/30 大平山(382m)、新城山(285m)、戸森山(290m)、東石神山(351m)、石神山(345m) 宮城・西部丘陵 】
養鶏場入口〜大平山〜送電線巡視路〜巡視路分岐〜新城山戸森山〜熊用罠〜養鶏場用車道〜蔵王幹線鉄塔〜東石神山〜巡視路〜石神山〜西仙台変電所車道〜北側の養鶏場用車道〜養鶏場入口

28日の夜、山仲間のHataさんから電話で大平山に登ってきたと連絡があった。何でも「秋保里山トレッキングマップ」に記載されているらしいが、オイラの持っているマップにはそんな山は書いていない。
よく聞いていると何やら「新版:秋保里山トレッキングマップ」なるものの存在が明らかになった。
しかし大平山が何処にあるのか、次いでに出てくる新城山や戸森山が何なのか?さっぱり要領を得ない(苦笑)

そこで秋保里山愛好会のブログを検索して漸く大平山などの概略が掴めてきた。しかしブログ内では詳しいコースの記述が一切ないため、取りあえず現地に行ってみないと分からない、と言う結論に達したのである。
唯一の手掛りは大平山の麓に近い場所に新城山と戸森山がある事、石神地区の裏山が東石上山である事だけだ。

この日は午前中に家の用事があり、自宅を出発したのは11時半の遅い時間だった。
秋保境野から左折して名取川を渡るところで目指す大平山が見えてくる。変電所施設があって山頂付近は送電線銀座といった雰囲気である。
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大平山の東側にはポコポコした山容の山が連なる。どうも右のいが栗頭の山が戸森山の気がするが?
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名取川対岸の竹ノ内地区から養鶏場に至る車道を車で登る。その頂上に丸紅で管理している秋保農場の入口があった。南側はフェンスに囲まれた西仙台変電所がある。
秋保農場は一般者は立入り禁止で、その脇を北側の雑木林に突入する。極僅かな踏み跡があるが、林床のすっきりした雑木林は何処でも歩けて気分が良い。
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簡単に平坦に近い頂稜に達するが、北側が切れ落ちている感じなので少し立ち寄ってみた。
地形図上で大規模なコップ状岩壁の地形を示すそれは、白岩大岩壁と呼ばれ”みやぎ新観光名所100選”に選ばれている景勝である。岩質は石英安山岩質の軽石凝灰岩で約500万年前の火山噴出物が侵蝕で露出したものである。
この岩壁を真上から覗き込むと凄い高度感で足がすくんだ。
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山から下った後に、眼鏡橋の先にある白岩展望地に立ち寄り下部から見上げると、下北半島の仏ヶ浦を彷彿させる白い岩肌が迫力満点であった。
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いいものを見たと一人で気を良くして大平山の山頂に向かう。と言っても僅かな距離しかない。
三等三角点のある山頂は南側はアカマツの植林地、北側は雑木林で展望はイマイチである。
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さてこのまま車に戻ってもつまらないので、戸森山と思しき山に向けて南東側に縦走を試みる。
アカマツ林はぞんざいに低木が伐採されていて枝が散乱し、踏み跡は顕著だが歩き難い。
しかし少し下ると最初の鉄塔に出る。ここからは立派な巡視路だ。
先に伐採された小ピークがあり、そこからは北側の展望が一気に開ける。お弁当を広げるのは最適な場所だ。
進行方向左前には蕃山と、右側に尖った太白山の姿が見える。
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北東側には中青葉丘陵や白沢五山の姿が確認できる。
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北側は本当に尖ってみえる戸神山と、左奥に泉ヶ岳、北泉ヶ岳が並んで見えた。
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巡視路は2本目の鉄塔まで続く。左右に展望が開け鼻歌が出そうなほど快適な歩きが続いた。
奥に見える山は大倉山。その手前には館山が確認できる。
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しかし快適な巡視路もY字の分岐で終わりを告げる。巡視路は右方面に下り、縦走路は左手に入らなければならない。だが縦走路に入った途端、再び枝が散乱した歩き難い踏み跡となってしまった。
途中で梢越しに船形連峰の後白髪山と、真っ白い船形山の姿が見えた。
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このまま枝が散乱した作業道を辿れば戸森山らしき山に着くと思っていたが、それは間違いであった。
踏み跡に引張られて主尾根を外し、北側に派生する尾根に入ってしまう。
気がついて地形図を取り出すが、結構下ってしまってから間違いに気がついた。
仕方なく東側にある沢筋まで強引に下り、再びスパイク長靴のグリップを最大限に利用して無理やり急斜面を登って正規の尾根に復帰できた。
家に戻ってかたHataさんに電話で確認したら、彼女達も同じ過ちを犯していたらしい。結局戸森山には登れなかったと言っていた。

正規の尾根はとても一般登山者が歩けるシロモノではない薮道であった。薄い踏み跡は存在するが、伐採後の低木が非常にうるさい。戸森山らしき山の手前のピークに辿り着くと、北側の高みに続く踏み跡を見つけた。
さては・・・と思ってそちらに歩いていくと杉林の中に新城山の山名板を見つけた。
これで戸森山と思っていた山は間違いなく戸森山であると確信できた(嬉)
新城山から戸森山までは一足投の距離。踏み跡も顕著になり一気に山頂を目指す。
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戸森山山頂の山名板。新城山への指導標?もあった。
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山頂は南斜面が伐採され180度の展望が得られる。歩いてきた西側の稜線を振り返る。
大東岳の右側に大平山の姿も確認できる。
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ここからの下りは東側に本当に薄い踏み跡が存在する。笹が繁茂した急坂の下りなので、踏み跡を外さない様に下らないと大変な苦労を強いられるであろう。実際、下から登った中高年のグループが山頂に辿り着けなかったと言う話をHataさんは地元の方から伺ったらしい。そんな山がトレッキングマップに記載されているのも不思議な事だが・・・

急坂を一気に降りると車道の奥に熊用?猪用?の罠が仕掛けられていた。
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後は車道を登り返せば養鶏場に戻れるが、車道の南側にあるピークに寄り道する事にする。
実はこの351mの三角点ピークが点の記では戸森山となっているのである。
車道を挟んで南北に二つの戸森山が存在しているのは理解できないので、その謎を確かめる意味もあった。

車道を西側に少し登っていくと左手に蔵王幹線8番鉄塔の巡視路が分かれる。
分かり難い巡視路を辿って鉄塔に着く。ここからは小尾根を薮漕ぎで山頂まで登る。
極極薄い踏み跡があり、胸丈の笹薮を掴みながら急登を頑張る。
しかし低山ゆえに意外と簡単に山頂に達した。杉林に囲まれ展望はないが、三角点の脇の木に東石神山の山名板が備え付けられていた。これで石神山の所在がはっきりした。点の記の戸森山の謎は簡単な謎解きで、北麓の住所が戸森山の字名である事から命名されたものであろう。地元の呼び名と、点の記の名称が違う例は多い。

さてこの山頂が東石神山なら、石神山は西側にわだかまる鉄塔のあるピークと察しがつく。
雑木林の薄薮を漕いで南西側に下っていくと鉄塔に出た。そこからは蔵王連峰がシルエットで見える。
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東側中腹の鉄塔からは整備された巡視路の歩き。美しい雑木林の中を辿る素晴らしい道だ。
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鉄塔の峰の登りから振り返った東石神山。標高が低い里山なのでアップダウンも苦労が少ない。
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辿り着いた鉄塔の峰からは南東側の展望が開けて、20日に登ったばかりの仏岩方面が一望できた。
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さて問題の石神山だが鉄塔から少し登った尾根上に山名板が設置されていた。
後で調べてみると石神山の中腹には石神様の石祠があるとか。石割桜も存在しているらしい。
季節を変えて石神地区から正規の道を登ってみても楽しそうな山である。

山頂から少し下ったところで風を避けて遅い昼食とする。オニギリ+カップ麺+コーヒーの簡単な食事だ。
大分陽も傾き、夕方の様な色彩の中でのんびり過ごした。

20分ほど休んで出発する。気持ちいい雑木林の歩きも西仙台変電所の車道を出合って一気に気持ちが萎える。
舗装道路を変電所方面に歩けば駐車地点に近づくが、少し遠回りでも山道を歩きたくて北斜面を迂回する巡視路に入った。でもこれは失敗。小さな尾根を何回も越えるアップダウンが多く、最終的には舗装道路の先に出てしまった。
このまま変電所に出てしまうとフェンスに遮られる懸念があったため、途中から杉林の薮を一気に下って養鶏場への車道に戻った。そのまま1km弱歩いて車に戻る。
途中でカモシカのつがいを見た。雑木林が程よく残されている山なので、カモシカも平和に暮らせているのであろう。
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今回は山名と山の位置が不確かな状態で歩いたが、結果的に周回ルートで効率良く廻れ、謎解きもあって実に面白い山であった。今年の山納めはやっぱり薮山で終わってしまったみたいである(笑)

因みにGPSログじゃないけど、ご参考までに歩いたルートを地図上で記載してみました。
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今年も拙ブログにご訪問&コメントをいただき誠に有難うございました。
皆様、良いお年をお迎えください。


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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
よい山納になりましたね。
このへん気になっていたところでした。
様子がわかったので来年早々行ってみようと思います。
あちこちでイノシシの箱わな見かけるようになりましたね。
中のえさがなになのか近くで見たいと思いながらも囚われの身になって
何日も閉じ込められてしまったら、と不安で近づけませんでしたが
毎日見回りするそうです。(考えてみたらそうですよね)
来年もよろしくです。
ebiyan
2009/12/31 07:51
ebiyanさんおはようございます。
訳が分からず適当に歩いた山でしたが、いろいろな謎が解けてすっきりしました。
戸神山周辺にも黒森ー上野山なんて周回ルートが存在しているみたいですので、
秋保地区はミニ探検的な登山が出来る面白い地域ですね。
あの箱罠は仙台市の認可の元で設置されている様です。どういう仕組みが興味がありましたが、
怖くて下手に触れないんですよね(笑) 来年もまた一緒に山を駆けましょう。
SONE
2009/12/31 08:50
大倉山から西側をのぞいていましたらやはり気になる山稜がありましたねぇ。
館山にも行こうとしましたがこの次かな。
罠にもドラム缶の手作りもあるようですが、間近で逃げたら何か不安ですねぇ。
熊よりもイノシシが危険だって思うにのは私だけかな。
さぁ、カウントダウンが近づいてきました。来年も宜しくお願いいたします。

マロ7
2009/12/31 10:46
さすが達人の山歩きですね。
山への情熱が伝わってきました。
来年も素晴しいレポートを楽しみにしています。
morino
2009/12/31 22:41
マロ7さん、明けましておめでとうございます。
大倉山周辺には面白い山が多い事が、仏岩と今回の山歩きで分かりました。
館山も展望抜群でイイ山ですよ。でも南側の亀ヶ森は完全な薮山でした。
戸森山で見つけた罠は後で確認したらイノシシ用だったみたいです。
山中にはイノシシの痕跡が至る所にありました。遭遇したら熊以上に危険だと思います。
今年も宜しくお願い申し上げます。
SONE
2010/01/01 21:01
morinoさん、明けましておめでとうございます。
達人なんて言われると恥ずかしいですが、滅茶苦茶な行き当たりばったりの山歩きでした。
未登の山の情報が入ると、登らずにはいられなくなる性分でして・・・(苦笑)
今年も偏屈な拙ブログをご愛顧のほど宜しくお願い申し上げます。
SONE
2010/01/01 21:06

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