東北の山遊び

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zoom RSS 2010.1.26 深山(宮城・阿武隈山地)と鹿狼山(福島・阿武隈山地)

<<   作成日時 : 2010/01/27 14:14   >>

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強風でゴウゴウと山鳴りがしている。こんな日に好き好んで山歩きに興じるのは余程の山病人だが、その末期患者のオイラはマスさんと一緒に阿武隈山地の里山ハイクに出かけるのであった(苦笑)

【 1/26 深山(287m) 宮城・阿武隈山地と、鹿狼山(430m) 福島・阿武隈山地 】
深山:深山山麓少年の森〜深山神社〜内手〜一服坂〜峰の清水〜駒がえし〜国見台〜深山〜鷹討山〜烏森〜水道山〜ちごゆりの丘〜深山山麓少年の森

鹿狼山:鈴宇峠〜真弓清水コース分岐〜ケヤキの森コース分岐〜鹿狼山(往復)

常磐道が山元町まで伸びて阿武隈山地北部の山へのアプローチが飛躍的に改善された。
自動車道に設置されている吹流しが真横にたなびいている。今日は平野部に強風注意報が発令されているのだ。

山元ICが近づくと正面に目指す鹿狼山が見えてくる。この山は山頂部の杉林が尖って見えて、宮城県南の山に登ると何処からでも同定できる山容を持っている。
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先ず最初に登る山が山元町の深山だ。山元IC出口正面に見える平頂が深山だが、余りに平な山稜を持っているため山頂がどの地点なのか同定が難しい。
深山に登るのは何時も冬場ばかりなので冬枯れの世界しか知らないが、山野草が多く春先は花の山旅が楽しめるところと聞いている。

深山山麓少年の森に車を駐車すると施設内にロウバイの花が咲いていた。
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深山神社に参拝して、MTBコースの脇を歩き、駒がえしコースの内手分岐まで行く。
分岐手前には竹林があり、一風変った山歩きが楽しめる。
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暗い杉林を抜けると登山道は切通し状になるが、一帯はコナラの雑木林で、抜ける様な青空を背景に気分が良い。
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短い駒がえしの急坂を登ると呆気なく頂稜に出る。右折して国見台に出るが植林したヒノキが伸びて展望は一切ない。
南側にある深山はそこから300mの距離。登りきるとパッと太平洋の大海原が一望できる。
空気が澄んでいるので牡鹿半島の金華山まで遠望できたが、反面強風に吹かれて寒い。
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祠が祀られている山頂は西側が伐採されて蔵王方面の展望が利く。しかし冬型の気圧配置のため蔵王の中腹までしか見えなかった。
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南西側には昨年登った次郎太郎山の姿が一望できる。
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とても寒いので山頂では休まずに鷹討山に歩を進める。山頂部のサクラ平で花見山行をやろうと何度も言っているが未だに実現していない(笑)
お別れ峠から鷹討山までは指呼の距離だ。山頂は南東側が少し見える程度で別に登る意味はない。
馬船峠方面へも顕著な踏み跡があるが、峠に出ると長い林道歩き、かつ遠回りになるので今回は見送る。

鷹討山から東に急坂を踏み跡頼りに降りると正規の道に合流。その後は烏森から左折して水道山からちごゆりの丘を経由し、山道中心に歩いて深山山麓少年の森に戻った。

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次に登るのが本日のメインイベント鹿狼山である。近年北側にある県境越えの鈴宇峠の車道が整備されたため、新規に蔵王眺望コース、真弓清水コース、ケヤキの森コースが新設された。
その3コースはどれも歩いた事がないので、一番展望が良いと想像される蔵王眺望コースを選んでピストンしてみた。

蔵王眺望コース入口は県境の鈴宇峠より少し福島県側にある。
鈴宇峠は以前、峠の北側にある五社壇に登ったおりに来た事がある。その時には峠の真下までしか未舗装の車道が開通していなかった。

鈴宇峠の歴史は『みやぎの峠・河北新報社』に詳しく掲載されている。藩政時代に現在の丸森町大内地区には相馬領との境で御境番所が置かれ、蜜物通行の取り締まる地であったと言う。
しかし大沢峠越えの相馬街道(現国道113号線)を通行できない訳がある人や物資の抜け道として、鈴宇峠は存在したらしい。時は流れ第一次世界大戦のときに出征した兵隊の送迎のため、集落の皆で新地駅まで送ったこともあると言う。
現在は福島・宮城両県の舗装された二車線の町道が峠で合体し、古来の峠道は消滅してしまった。


登山道入口には車5台程度の駐車スペースがある。車道から吹き降ろしてくる強風で車のドアも開けていられない状況である。既にお昼の12時を廻った時間からの登りだし。入口の看板では鹿狼山まで1時間15分のコースタイムとなっていた。
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木段の設置された急坂を登ると県境尾根に達する。ここからは細かいアップダウンを繰り返して、少しずつ高度を上げて山頂に至る行程だ。途中で降り返ると鈴宇峠を挟んで北側に位置する五社壇と地蔵森の姿が見えた。
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稜線沿いは東側の一部で植林地があるが、概ね自然度の高い雑木林で楽しい縦走コースである。
北西からの強風に背中を押されながら、阿武隈山地特有の土塁の上を延々歩いていく。
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ケヤキの森コース分岐の休憩所で腰を下ろして休む。流れ飛ぶ雲に日が当たったり翳ったりを繰り返す天気だ。
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山頂直下のガレた急斜面をロープを頼りに登りきると鹿狼神社の鎮座する山頂である。
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看板にある鹿狼山の由来が面白い。『昔、鹿狼山に鹿と狼をつれた手長明神が住み、東の海まで手を伸ばして貝を採り貝殻を捨てたのが現在の新地貝塚になったという伝説がある。』
古来「手長足長のダイダラボッチ伝説」がどの地域でもあると言う証である。


鹿狼山は元旦の初日の出登山でも有名で、太平洋の素晴らしい展望が開けた山である。
平野部から高差430mを一気に立ち上がった山なので、高度感が抜群で、相馬港や松川浦の存在が平坦な海岸地形にアクセントとなっている。
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山頂東斜面で風を避けて遅い昼食にする。牛スジ煮込みとオニギリにカップ麺でお腹が落ち着く。
そして再び稜線に戻り、斜め正面から強風を受けて往路を戻る。
山頂直下のロープ場はロープにすがらなければ降りられない程のガレた急坂である。
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帰路にふと気がついたが、蔵王眺望コースでまともに蔵王が見えた地点はたった一箇所だけであった。
ヒノキの植林地のその場所は、もう少し木々が伸びたなら眺望は利かなくなるであろう。
やはり一日蔵王の姿は雲に隠れて見えなかった。青麻山だけが存在を主張している風景と言える。
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土塁の上をマスさんと駆け下ったので、意外に早い時間で車に戻れた。
マスさんも二山登ったので満足できたと言っている。
その後仙台までは鈴宇峠を丸森町大内地区に抜けて、のんびりと山沿いの県道を走行して帰った。
しかしながら風の冷たい一日であったなぁ〜(苦笑)



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コメント(16件)

内 容 ニックネーム/日時
へなちょこなので、ロープ場のせいで腕が筋肉痛になってました。
あと、何故か おなかも筋肉痛。

走って山を下ると、おなかが筋肉痛になったりするもんなのかな?
マス
2010/01/27 20:43
マスさんお疲れさん。
あのロープ場は足場がガレているのでロープ頼りだよね。腕が筋肉痛とは笑えるね。
下りであれだけ走れば腹筋も悲鳴を上げるよ。しかし下りは本当に早かった(笑)
SONE
2010/01/27 21:01
深山、山元ホッキ祭りの時についでで登って来た事があります。めちゃくちゃ混んでたなぁ〜。
平坦なわりに歩きごたえのある山でした。
鹿狼山、数年前初日の出登山に行きましたョ。山形内陸部では海が見える風景の山はないので新鮮でしたね。

そちらは冬場も土を踏んで歩けて羨ましいです。
87ワ
2010/01/27 21:29
87ワさんも深山と鹿狼山に登られた経験があるのですね。
山元のホッキ祭りは本当に混雑するみたいですね。
人混みが苦手なオイラは行ったことありませんが・・・(笑)
私も鹿狼山の初日の出登山には最近は’07年に行ってますよ。これも凄い人人人だった。
どちらの山も海が眼下に見えるので素晴らしいですね。たまにこちらの山にもいらして下さいね。
SONE
2010/01/27 21:56
深山山頂の桜は見ごたえありだろうね。
鹿狼山蔵王眺望コースは昨年11月の縦走の時に…
最後のロープ場はマロも私も(ヘロヘロ)、でも最高の眺望ですね。
マロもこの二山登っていたんで、懐かしい山になりました。
マロ7
2010/01/28 07:17
マロ7さんにとっては深山と鹿狼山は、マロちゃんとの思い出の山なのですね。
深山山頂の桜は最初に訪れた時より大分枝ぶりが良くなりましたよ。
鹿狼山への七峰南下では、アノ最後の急登は難所でしょうね。
今回は車一台でしたので七峰縦走は次の機会にやろうと思っています。
SONE
2010/01/28 11:31
春には小さな花がたくさん咲くんでしょうね。
青い空、青い海こちらはしばらく見てません(泣
と言って雪が降るわけでもなく中途半端な冬です。
体を動かすのはヒラヒラと階段の上り下りくらいでイザという時不安です。
あね
URL
2010/01/28 17:35
北泉で膝を痛めたと聞きましたが大丈夫のようですね。さすが超人。
私も鹿狼山のロープ場にはビックリしましたよ。
深山でのお花見やりましょう!
morino
2010/01/28 22:53
あねさん、阿武隈の山々はスミレの種類がとても多いですよ。山麓では3月から菜の花が咲いています。
冬場の日本海は演歌の世界みたいに暗い感じですよね。今年は晴れる日が少ないと聞いています。
う〜〜ん、ヒラヒラの時は結構な運動量があるのでしょうが、山歩きできないと身体がなまってしまいますね。早く雪山を闊歩したいでしょうね。
SONE
2010/01/29 12:35
moronoさん、北泉では新雪に隠れた枝で転倒して左膝を捻ってしまいましたよ。
それから3日間は鈍痛が出ましたが、今日は違和感程度に改善しました。
基本的に怪我の治りは人並み以上に早いのが撮り得ですから・・・(苦笑)
鹿狼山のロープ場は最近設置されました。以前は通過に苦労したんですよ。
深山のサクラは枝ぶりが良くなってきたので花見の頃には見事でしょうね。行きたくなりました(笑)
SONE
2010/01/29 12:40
先ほど「あねさん」のブログに初めて気づき、見てみると超おもしろ!!
東北は偉人、賢人が多いですね〜〜。
雀百まで
2010/01/30 19:45
雀百までさんも「あねさん」のブログの面白さに気づきましたか(笑)
記事も面白いけど、ユーモアーに溢れたコメント陣がこれまた素晴らしいですよね。
SONE
2010/01/30 21:47
体調回復ですね。
深山・・そうそう.竹林がありましたね。
鹿狼山・コ−ス新設されたんですね・
最近の事なんでしょうか・・
雪がなかったですね・・
この山正月元旦に・話によると
何か催し物があって2000人近い人が?
集まって登るとか聞きましたが・
5年前に登ってから行ってませんが
温泉のワンちゃんも元気なようですね・
ク〜
2010/01/31 08:17
ク〜さんおはようございます。
この時はまだ膝の調子が芳しくなかったのですが、今は違和感だけになりました。
マスさんは竹林を歩くのが初めてで、とても喜んでいましたよ。
鹿狼山の新コースはここ2〜3年で開削されたみたいですね。
雪は全くありませんでしたが、土が凍って堅い状態でした。
鹿狼山の初日の出登山に2000人ですか(驚) 以前訪れたときもお祭り騒ぎの状態でしたよ。
今回は別ルートでしたので、温泉のワンコには出会わなかったです。おねだり凄いですよね(笑)
SONE
2010/01/31 10:26
深山で内陸側を見て、鹿狼山で海側を堪能ですね。 
鹿狼山のロープ場は新しい物だったんですね。 
づっと前から有るのかと思ってました。
夢邪鬼
2010/02/08 18:59
夢邪鬼さん今晩は。
以前の深山は西側の展望は一切見れない山でしたが、ここ最近伐採されて展望が良くなりました。
鹿狼山の北斜面はロープ場になって安全になりましたよ。ガレた直登を避けて右側の木につかまりながら登ったものです。蔵王眺望コースは従来の登山道より変化に富んで良かったですね。
SONE
2010/02/08 20:16

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