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zoom RSS 2010.1.10 八ッ森から大笠山(宮城・二口山塊)

<<   作成日時 : 2010/01/10 22:44   >>

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今シーズン初の本格的な雪山に登ろうと、マロ7さんebiyanさんmorinoさんを誘って二口山塊の大笠山を目指した。
不確かな踏み跡しかない大笠山は、一部の薮山愛好家に登られている山だが、マイナー山独特の静寂の山旅を味わえた。

【 1/10 八ッ森(574m)から大笠山(865m) 宮城・二口山塊 】
初小屋集落〜八ッ森スキー場跡〜八ッ森〜731m独標〜大笠山〜731m独標〜練田峠〜新川集落〜初小屋集落

大笠山は二口山塊の最高峰:大東岳の東方に聳える平頂で、北にある丸い山容の丸子山と対をなす山である。
山名の由来は山容そのままで、大きく開いた笠の様に見えることから付いたと思われる。

以前登った時には南尾根を適当に薮漕ぎして山頂に至り三角点を確認している。
その時は丸子山の鞍部方面から顕著な踏み跡が登ってきていてびっくりした覚えがある。
今回は既登の八ッ森と大笠山を駒新道を利用して繋ぎ、更に丸子山まで足を伸ばす予定だったが、そうは問屋が卸さなかった。

愛子で3人と待ち合わせてSONE車で登山口に当たる新川・初小屋集落に向かう。
以前訪れたときには、林道の入口に『駒新道入口』の看板があったが、今回は無くなっていた。

古い林道を登って行くと、杉の植林地が終わったところで積雪が20cmを超える。ここでカンジキ装着。
私のカンジキは今回初めて使用する秘密兵器で、ズレを予防するためにスノーボードのビンディングを加工して作ってみた。装着はラチェット式でいたって簡単。ハードな使用でもズレる事は全くなかったが、最大の欠点は重い事である。
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途中の林道は薮化の一途を辿っており、夏場の通過は困難な状況を思わせた。
薮を抜けるとスッキリした道になり雪山気分に浸れる。
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この地点から少し登ると『八ッ森スキー場跡地』に出る。30年以上前に歩いたときには、錆びたリフトの鉄塔が残っていたが、現在は当時の賑わいを感じさせる風景は一切ない。
因みにJR仙山線の『八ッ森仮停車場』は現在は、列車が一切止まらない駅として鉄道マニアには有名である。
この駅は八ッ森スキー場と新川ラインハイキングコースのために設置されたらしい。

当初の予定では駒新道を辿るつもりであったが、山腹を斜高する正規のルートは積雪が多くて使用不能になっていた。そこでミズナラの疎林を八ッ森のピーク目掛けて直登していく。
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辿り着いた八ッ森山頂は、ビュービューと寒風吹きすさぶ展望皆無のところだった。
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八ッ森からはアップダウンの多い尾根を大笠山に向けて進む。
しかし簡単に歩けると思っていたのは甘かった。八ッ森とその次のピークの西斜面は猛烈な潅木薮で、スノーシューだったら難儀する行程であっただろう。尾根は所どころヤセているが、雪庇はそれ程生長していないので怖くない。
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大笠山との中間点で、練田峠へのジャンクションである731m独標の登りは吹雪+ブリザードで寒かった。
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731m峰で小休止。あとの行程を皆で協議する。
@八ッ森まで戻るのは猛烈薮の登り返しがあるので止める。A大笠山のみを目指し、丸子山は時間的に無理。
B遠回りになるが731m峰から練田峠に下って、大迂回して車に戻ったほうが安全確実。
以上の事を決めて大笠山へ歩き出した。

731m峰〜大笠山間は以前歩いた事があるが、雪の無い時期にもヤセ尾根であった記憶がある。
今回は小雪庇の処理に特に気をつかった。そして時折ブリザードが襲ってきて足止めを喰らう。
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それでも大笠山鞍部まで来ると青空が広がってきて歓声が沸きあがった。
木々の影が雪面に芸術的な陰影を与えてくれる。
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右手前方には丸子山の姿が望める。泉ヶ岳や船形連峰の一部も樹間から垣間見えた。
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引き返す予定であった12時を廻ったが、山頂直下まで登ってきたので、そのまま山頂を目指す。
急登を頑張ると、素晴らしいブナ林が広がってきた。
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膝上ラッセルで最後の吹き溜まりを乗りこすと、強風の山頂に飛び出す。
積雪は1m近くか? 最高点に山名板が設置されていた。何でも地下鉄の工事で伐採された青葉通りのケヤキを使って作ったものだとか・・・
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丸子山に至る山稜に展望地がありそうな事は、手前のヤセ尾根を歩いていて分かったが、本日は時間切れで山頂では写真を撮っただけで往路を戻った。でもお腹が減ったので、南東斜面に降りてそこで昼食とする。
morinoさん持参のおでんを食べて身体が暖まった。
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トレースがあるので簡単に731m独標に戻れると思ったが甘かった。
ブリザードの影響でトレースが完全に消えている箇所も多く、再びラッセルしなければならなかった。
それでも下りは早く、比較的楽に731m峰に辿り着く。ここからは登っていた大笠山が梢越しに見えた。
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練田峠への下りは最初は急斜面から始まる。木に掴まりながらゆっくり下った。
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この行程は少し難しい。不確かな尾根が左右に派生し、更に尾根筋が消滅する部分もあり、地形図を読みながら方向を修正して下った。するとドンピシャ、練田峠に到着できた。ここで休憩を取る。標高が下がったので寒くない。
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峠でカンジキを外して、そこからはツボ足で下る。でも3,5kmある新川までの林道歩きは長かった。
途中で北泉ヶ岳の姿が遠望できた。やっと邪魔な木々がなく景色を眺めた感じがする(苦笑)
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林道が終わり、やっと初めの民家が出来てたところで振り返ると、八ッ森が裏山みたいに見えていた。
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そこから舗装道路を歩いて車に戻る。全行程の7割程度をラッセルしたので、股と腿の筋肉が痛くなっていた。
まあシーズン最初にラッセルした山では、何時もこんな感じである。

しかしながら全く展望開けない樹林帯ばかり歩く山行であったが、雪の世界に自由にトレースを拓いた楽しい一日であった。メンバーの皆さんも同じ様な感想を持ったみたいである。

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
オリジナルかんじきによるトレッキングでしたか。良いですねえ。
雪面の影がきれいです。癒されますなあ。
みいら@冬眠中
2010/01/11 12:02
昨日はありがとうございました。おかげさまで歴史のロマンを味わえ、又、風の厳しさも味わえた(笑)楽しい山でした。
SONEさんの地図読みの確かさには脱帽です。GPS要らずですね。
それとラッセルありがとうございました。今度はもう少しお手伝いしますからね。(^.^;)
又ご一緒お願いします。
morino
2010/01/11 17:10
こんばんはー。
今朝、起きたらあまり筋肉痛にはなっていなかったので、連ちゃん登山やってしまいました。
泉ヶ岳から見ると雁戸山の下に大笠山がありましたよ。
ついにマロ7も二口山塊の懐に入り込んで満足、満足です。
ラッセル有り難うございます。
今度は、下りのラッセルならいいかな。。。(^.^;)
マロ7
2010/01/11 17:52
みいらさん今晩は。冬眠中ですか(笑)
里山のスノーハイクのつもりが、カンジキ大活躍の山になってしまいました。
雪面の影、こんな風景を見たいから雪山に行ってしまうのですね。
SONE
2010/01/11 17:58
morinoさん、昨日はお疲れ様でした。
駒新道はあそこまで積雪が多いと道形を追うのは無理でしたね。
それにしても800m級の低山なのに凄い風が吹き荒れました。
GPSは欲しい登山グッズなのですが、お金がないので買えないですよ(苦笑)
その分、地形図は完全に読める様になってしまいました。
今日は流石に筋肉痛で、極簡単なスノーシューでのハイクしか出来なかったです。
マイナー山で宜しければ、またご一緒しましょう。
SONE
2010/01/11 18:05
マロ7さん今晩は。
ハードな山だったのに筋肉痛にならなかったなんて流石ですね。
泉ヶ岳は天気が良くて最高だったでしょうね。大笠山見えましたか。
二口山塊はまだまだ面白いところがありそうですね。下りラッセル宜しくお願いします(笑)
SONE
2010/01/11 18:14
去年9月に高倉山を一緒に歩かせてもらった時に眺めた大笠山。
いつか歩いてみたいと思っていたので、実現できてうれしさいっぱいでした。
今期初めての本格雪山歩きをみなさんと楽しく歩けてよかったです。
SONEさんの的確なルート選びにはいつも舌を巻いていますが、今回も感心しっぱなし
の楽させてもらいっぱなし、で、感謝の山歩きでした。
ebiyan
2010/01/13 06:36
ebiyanさんこんにちは。
大笠山なんてとっくの昔に歩いておられると思っていましたが、未登の山とは驚きでしたよ。
今期初めての雪山にしてはハード過ぎたでしょうか(笑)
八ッ森から先の薮薮状態を見て、急遽練田峠へ下る事を考えましたが正解でしたね。
次も面白そうな山を企画しますので、その折にはご一緒しましょうね。
SONE
2010/01/13 13:22

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