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zoom RSS 2010.2.21 八ッ楯山(山形・月山前衛峰)

<<   作成日時 : 2010/02/21 19:44   >>

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北泉ヶ岳で左膝を痛めて以来、約一ヶ月ぶりの軽めなBC復帰である。
最初は葉山に行こうと思っていたが、天気がイマイチのため、急に気が変わって未登の八ッ楯山に変更した。
この月山前衛の八ッ楯山は一部の山スキーヤーが本道寺コースの別ルートとして利用する以外に、登山目的で登られる事が非常に少ない山である。勿論夏道は一切ない。

【 2/21 八ッ楯山(1009m) 山形・月山前衛峰 】
寒河江ダムサイト:旧道の駅にしかわ北側駐車場〜514m独標〜八ッ楯山(ピストン)

八ッ楯山は南側の風明山(819m)とともに寒河江ダム本体を支える山である。
月山の南面にある四ッ谷川と風吹沢に挟まれた尾根の、一番南端に位置する八ッ楯山は国道112号線を走行する時にドッシリとした山容を見せてくれるのであるが、この山自体を目的に登る登山者は極端に少ないと思う。
ネット検索しても全く登山情報が出てこないのも人気の無さを現している。
直ぐ近くにBCの聖地的な月山が聳えているので、こんな無名山が見向きもされないのはしょうがないであろう。

変った山名であるが、楯山とは尾根の末端の出っ張りを指すとの説があり、郡境尾根1260m峰から幾つかの小ピークを連ねながら南南西に伸びる尾根の末端の峰を八ッ楯と称したものと思われる。


夏道が存在しないので残雪期も含めて、雪を利用して登ることになるが、旧道の駅にしかわの北側駐車場に車を駐車できるのでアプローチが非常に楽である。
一台も駐車していない大駐車場に車を止めて、右手の神社を目標に雪の段を上がる。
積雪が少ないので簡単に上がれたが、場合によってはスコップで足場切りが必要だったかもしれない。

登り始めは杉の植林地。少し登ると送電線を頭上に見る。
この山の登り方にセオリーは一切ない。顕著な尾根は西側に一本あるが、見るからに雪崩地になっていて近寄れない。550mコンタ付近からどこ斜面も一気に傾斜が増すため、登り易い筋を見つけながら登るしか無い様だ。

一段目の斜面を登り切ったところから寒河江ダムが眼下に見下せた。
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杉の植林地が終わると疎林の登りが始まる。しかし傾斜はキツイ。
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このオープンバーンは基本的に雪崩地である。デブリ跡で荒れた様になっている所もあった。
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雪が完全に腐った状態なので、ラッセルも重くて大変であるが、反面雪崩れる心配がないのは安心できる。
オープンバーン上部まで登ると大井沢方面の朝日連峰の一部が見えていた。
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更に登ると月山湖南岸の風明山と、雪原になった牧場が眺められる。
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標高800m地点で再び杉林があるが規模は小さい。そこを抜けるとブナの二次林になる。相変わらず重い雪に辟易しながら長い登りを続ける。
それでも山頂に近づくと大きなブナも出てきて、やっと高い山に登った様な感じがした。
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山頂直下は酷いモナカと腐れ雪に行く手を阻まれる。シールにモッコまで付いてしまった。
白い丘といった感じの山頂は雪が舞っていた。
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山頂に辿り着いてみると、天気が良かったら最高の展望が期待できる山頂と分かった。
樹林の開け具合から判断すると、朝日連峰はかなりな範囲が一望できるはず。
北側には一帯の盟主:月山が見慣れぬアングルから見えたであろう。また再訪したくなる山頂であった。

とりあえず見えていた範囲の風景だけ写真を撮った。石見堂岳である。
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八ッ楯山から郡境1260m峰へ伸びる尾根と、右手が本道寺コースのある尾根。
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山頂東側の雪庇の下で風を避けて昼食とする。一人なのでカップ麺とおにぎりの簡単な食事だ。
禁煙しているので、煙草を吸いたくなるビールも持参しなかった。
休んでいても全然寒くないので、この気温の上がり方では帰りの滑りは絶望的だ。絶対悪雪オンパレードであろう。

さっさとシールを剥がして滑り始める。出だしはモナカで滑りにならない。
山稜を過ぎると一気に傾斜が増す。まるで月山湖に滑り込む様な錯覚に陥る。ここから標高差600mの滑りだ。
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雪質は悪いが、思ったより林間が広く、ターンスペースが自在に取れるため何とか曲げられる。
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少しずつ滑り易い右手の沢筋に入っていく。
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調子に乗って沢筋を滑っていくと、物凄い斜度の場所に出てしまった。おまけに沢筋は極端に狭いので、左斜面を大きくトラバースして逃げる。その後は再び沢に入るが今度は右岸をトラバースせざるを得なくなった。
雪崩易い雪質の場合には決してルート取りできない場所である。
でもデブリで少し荒れたこの斜面の滑りは面白かった。
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大分下部まで滑ってきたので、雪質はザラメになり掛けの重雪。
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このオープンバーンをギルレンデ気味に滑っていった。ほぼ駐車場近くまで滑り込めた。
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思ったより滑りを満喫できた山であったが、至る所に雪崩地が口を開けているため、雪質によっては危険性が高い山になる事もあるかもしれない。特に南斜面なのでクラストし易く、その上に大量に新雪が降った場合には確実に雪崩れるであろう。小規模なデブリの跡が何箇所もあった。雪崩が懸念される場合には一本東側の小尾根を登下降するのも良いかもしれない。沢筋以外は滑り難いので、どちらかと言うとワカンかスノーシューがお勧めの山である。

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コメント(6件)

内 容 ニックネーム/日時
八ッ橋(旨い)だと思ったら八ッ楯山でしたか…。
禁煙…続いていましたねぇ。
煙草を吸いたくなっても我慢、ビールも禁じ手…やりますねぇ。
今日は遠望はないですがそれなりの天気でしたね。
マロ7
2010/02/21 20:59
マロ7さん今晩は。
ここ最近、誰も登っている形跡の無い山だったですよ。
車の運転が一番禁煙にはネックかと思いましたが、飴やガムでしのげますね(笑)
ビール飲むと、どうしても煙草吸いたくなるなるので、暫くはビールも無しで行きますわ(苦笑)
午後から二口の山々見えていましたが、蔵王や船形には雲がかかっていましたね。
SONE
2010/02/21 21:45
こんばんは。ひさーしぶりに書き込みです。
ここは地元NPOエコプロのツアーでたまにスノーシューツアーやっております。
だいぶ前に博物園と志津の旅館館主の協力で姥沢付近からいくつも尾根を越えて
ダムまで下るツアーに参加したこともありました。
弓張に住む弟分は、住処から歩いていけるBCお気に入りコースで、昨シーズンはかなり
回数入っていた模様。弓張から旧六十里の橋で四谷沢を渡って登り上げ、ダムに下り、
そこからバスで戻ってました。今年も一月は行っていましたね。今は長期旅行中なので
出没していませんが、車を使わずに行けるコースとして彼のお気に入りの場所です。
(車持っていないので、弓張から志津に行くより、ここの方がすぐにスキーで動けて
好きみたいです。)
山には行くけれど、記録したり公表しない人もいます。弟分はパソコンないのですよ
ねー。たまに他の人のブログに登場する男性よりパワフルな女性ボーダーさんも、パソ
コン持ってなくて記録は公表しませんが、いろいろ開拓して突撃している感じです。
あかねずみ
2010/02/21 23:38
あかねずみさん、ご無沙汰です。
へぇ〜、ネットで紹介されていない割りには結構登っている人がいるみたいですね。
弓張からこっちの尾根に乗り上げるとなると、かなりハードな行程になってきますね。
記事面でも書きましたが、登りが急なところが多いのでスノーシューの方が向いている気がします。
SONE
2010/02/21 23:58
雪崩は怖いけど、スノーシュー歩きが面白そうなところなんですね。
しかし知らない山だらけ。そして面白そうな山だらけ。いったいどれだけ山へいけるのだろう?
SONEさん、また面白そうなところ案内お願いね。(^o^;)
そうそう、翁倉山の周回コース参考にさせてもらいました。ありがとうございました。
morino
2010/02/23 00:54
morinoさん今晩は。
狭い林間部分を登れば雪崩る可能性は低い山ですよ。GPGがあれば迷う心配もありません。
日本には名前の付いている山は2万座以上ありますので、全て登るのは無理なお話。
やはり自分の心の琴線に触れた山を一つずつ大切に登りたいものですね。
4月当たりから残雪の山シリーズに突入しますので、是非ご一緒しましょう。
翁倉山に行かれましたか。ブログ覗いてみますね。
SONE
2010/02/23 18:20

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