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zoom RSS 2010.3.27 新川岳:途中撤退(宮城・二口山塊)

<<   作成日時 : 2010/03/27 20:50   >>

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宮城の岳人の中で新川岳に登った記録は見た事ない。それどころか山名自体を知っている人も稀な山である。
新川岳の位置は中面白山から東に派生する尾根の一高点で、標高は1013.6mの三角点峰である。
奥新川で合流する北沢と南沢の合尾根と言った方が分かり易いかもしれない。この未踏&未知の山に挑戦してみた。

【 3/27 新川岳(1014m) 宮城・二口山塊 】
南沢林道起点〜林道尾根乗越し点〜625m独標〜750m独標〜770m地点で撤退

朝起きると非常に天気が良いので急遽山に出撃する。
遅い時間の出発だったが、距離と標高差を加味すると充分登頂出来ると踏んでいた。

作並温泉と手前:長命水と書かれた看板のところを左折し、林道を奥新川方面に入る。林道には全く雪がなく、車の走行には全然支障がない。尾根を越す地点で南西側が一望でき、1月に歩いた八ッ森から大笠山への稜線が見えた。
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北西方向には目指す新川岳が見える。思いのほか雪が少ない。豊富な残雪を利用して登るのは無理だったか?
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懸念した北沢林道は雪も無く走行可能であった。車で簡単に南沢林道起点まで入れた。
入山時刻は午前11時30分。標高差650mだから2時間後には山頂に立てる計算だが、これは甘い計画であった事を後に知ることに・・・
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南沢林道に入って少し登ると雪が増えてくる。ここでカンジキを付けて歩き出す。
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尾根を乗り越すところから林道を離れて、その後は忠実に道のない尾根を辿って新川岳山頂に至る予定でいた。
最初の取り付きから急で雪がない薮斜面になり、ツボ足で登るが、湿った地肌は滑りやすく非常に苦労して登って行く。特に薮をさばくためにストックは邪魔で、持ってきて失敗であった。

625m独標を越えて、尾根が左に曲がった地点から再びカンジキを履く。しかし相変わらず低木や笹薮が繁茂して、カンジキが引っかかり易くスムーズに歩けない。尾根が痩せた部分ではヒノキアスナロの横枝が邪魔で、雪の無い急斜面をトラバースさせられた。悪戯に時間だけが過ぎていく。

750m独標手前では昨年9月に登った奥新川岳が南沢の対岸に見えた。
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その付近からは左肩をいからせた大東岳の姿が樹間から見えた。この後の行程で更に良く見える場所があるだろう、と写真に撮らなかったがこれは失敗であった。

何処まで歩いてもこんな薮薮の細い尾根が続く。
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北沢対岸の尾根に山腹を水平に横切る道形が見える。745m独標峰の下部と思われるが、これは小山田新道なのであろうか? 地形図の破線はもう少し上流部から尾根に上がっているが・・・
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750m独標を越えた地点から急激に天候が悪くなってきた。厳冬期を思わせる強風が襲ってくる。
尾根の雪庇は小さく、雪堤の上を歩ける箇所は限られていた。
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標高770m地点で午後1時30分を過ぎた。丁度予定した2時間を廻っても山頂までは標高差240m、水平距離1.2kmを残している。この場所から山頂までは1時間を要する行程となるし、強風に加えて吹雪模様となってきた。
視界は50m程度か。ここで山頂を諦め引き返す事にした。
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十分な積雪があって、薮がかなり埋まっていればもっと早い時間で登れたかもしれないが、如何せん出発時間が遅すぎたと思う。それに尾根筋を忠実に登るのは、新川岳の攻略法としてはイマイチであったかもしれない。
もっと南沢林道を奥まで辿って、南側の直接山頂に突上げる尾根から取り付くべきであったと思う。

まあ天気が急激に悪くなったので、面白山を直近で見るのは、次に登るときのお楽しみとなってしまった。
標高1000m足らずの低山であるが、一度で登れなかった山ほど愛着が湧くものである。
帰路は薮尾根を嫌って、625m独標手前から南側の窪を強引に林道まで下った。
その地点の南沢林道には南斜面なので積雪は無かった。やはり林道を奥まで歩くべきであったが後の祭りであった。

GPSログじゃないけど、辿った軌跡を地形図上に記入してみました。
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コメント(20件)

内 容 ニックネーム/日時
よくいろいろな山を見つけるものですね。そして行くなんて驚きです。
天気予報通りの雪になってしまい残念でしたが、ベストな判断だと思います。
小山田新道、気になりますね。
morino
2010/03/28 17:02
morinoさん今晩は。
昨年9月に奥新川岳に登ったときに眺めた山容が気になっていた山なのですよ。
この日の朝の天気予報を確認しないで出撃しちゃいましたが、これほど荒れた天気になるとは思いませんでした。来年のもう少し早い時期に再挑戦してみますよ。
実は対岸の尾根から小山田新道を偵察する事も兼ねての山行でしたが、天候悪化で目的を果たせなかったです。
SONE
2010/03/28 19:44
奥新川は、部活に入っての初めての山です。
面白山トンネル入り口に幕営して翌日は沢詰めして無名の山へ…
おそらく奥新川峠だとおもうのですが???
昔駅の売店にご夫婦の叔父さん叔母さん方がおりましたね。
20年くらい前に尋ねたら元気でしたが…
思い出の奥新川です。リベンジね(~0~)
マロ7
2010/03/28 21:57
なんか絵もさみしく見えるねえ。
馬頭山のブリザードほどじゃないけどね(笑)
タッシー
URL
2010/03/29 09:54
グリ−ン・グリ−ンのホテルの手前・左の林道ですね・・
サルの居るところ・・
雪がもう溶けてないのですね。
長命水美味しい水ですね・
良く芋煮しにいきました。
この日は午後から吹雪きましたね>
楽しみ一つ残して下山でしたね・
ク〜
URL
2010/03/29 15:53
追記
かってに私のHP・ブログにリンクつけました。
宜しくお願いします・
ク〜
2010/03/29 17:42
マロ7さん今晩は。
部活で初めての山が沢登りとはきついですね。
あの奥にデカイ滝があって大きく高巻きした記憶があります。
昔の駅は忘れてしまいましたよ。遊歩道は未だに通過できますかね?
新川岳は焦らず機会を見て再挑戦したいと思っていますよ。
SONE
2010/03/29 19:46
タッシー今晩は。
天気が悪いし、藪藪のダサイ尾根なのでいい写真が撮れなかったよ。
馬頭山のブリザードに匹敵する嵐はなかなか経験できないけど、春山の装備だったので逃げ帰らざるを得なくなってしまった(苦笑)
SONE
2010/03/29 19:53
クーさん今晩は。
そうです、作並温泉手前の林道を左折すると奥新川駅まで入れます。
雪解けは予想以上に早く、渓流釣りの方々が結構入山していたみたいですよ。
しかしながらこれ程の吹雪になるとは思わなかったので逃げ帰ってきました。
次に狙うときは南沢林道を上部までつめてから支尾根を登る予定です。再挑戦は来年でしょうか。
SONE
2010/03/29 19:57
クーさん、私もクーさんのHPをリンクさせていただきました。
今後もよろしくお願い申し上げます。
SONE
2010/03/29 20:19
soneさん、はじめまして。tobusanと申します。
小生が行ってみたいと思っている山ばっかりに、本当によく行かれているので、
いつも楽しく読まさせていただいています。
ところで、小山田新道という名が出てきたのですが、この道は猪野沢新道?と
いわれる関山街道と駒新道の間に開かれた道と同じ道でしょうか?。
猪野沢新道がどこを通っていたのかわからないのですが、地形図からみると
宮城〜山形を繋ぐ山道があまりないので、同じような気がするのですが……。
いつか、猪野沢新道を歩いてみたいと思っています。
tobusan
2010/03/29 23:48
tobusanさん初めまして。拙ブログにコメントありがとうございます。
何時も変な山歩きをしている私のブログにお付き合いいただき有難うございます。
小山田新道は私も最近になって初めて山仲間から伺った名前なのですが、ご指摘の通り関山街道と駒新道の間に開削された道です。東根市の猪野沢集落から奥新川まで通じていた道だそうですが、猪野沢新道とも言われているのでしょうかね?
現在でも山形側は県境まで何とか歩けるらしいのですが、南斜面になる宮城県側の道が何処まで歩けるのか興味があるところです。
SONE
2010/03/30 20:19
おお、小山田新道の偵察を兼ねましたか。
地形図よりも、随分高い位置に道が切れているような・・・。

tobusanさん、横レスご免なさい。
以前山形新聞に載った小山田新道の記事をスクラップしたものです。
興味がお有りでしたら解凍の上ご覧くださいませ。
http://inage.raindrop.jp/wbs/souko/oyamada.zip
みいら
2010/04/01 18:06
みいらさん今晩は。
北沢の対岸から眺めれば、小山田新道の宮城県側がつぶさに偵察できると踏んで出かけてみましたが、悪天候に撤退してしまいましたよ(苦笑)
小山田新道は地形図よりもっと東側まで伸びているみたいですよ。取りあえず今年は山形側の踏査をやってみたいですね。
SONE
2010/04/01 19:34
soneさん、みいらさん、こんにちは。
みいらさん、わざわざ有り難うございます。早速、見てみました。
けっこう、踏破するのは、厳しそうですね。たぶん、同じ道なのだと思います。

小生が、猪野沢新道を知ったのは、数年前仙台市西市民センターの老壮学級?で駒新道
について東北大学の先生が講義した時に、新川に抜ける別の道もあったという話が出て
その道を猪野沢新道ということを、父親が聞いてきて、小生に教えてくれたからです。
駒新道については、30年以上前から知っていたのですが、猪野沢新道については、初
耳でえっていう感じでした。

よくsoneさんが行くところと自分が行くところがよく被っています。よく驚いていま
したが、4/10に葉山に行ってきました。小生は小僧森から沢に滑り込み、登りかえし
て畑に帰ったのですが、葉山のブログのデブリの写真から後半は同じような行動・コース
であったようです。4/18に紫灯森から品倉山か湯殿山神社のあたりを滑りに行こうと
思っていましたが、すでに行かれているのですね。
いずれ、どこかでお会いすることがありそうな気がしてきました。
tobusan
2010/04/17 13:58
tobusanさん今晩は。
駒新道のことを講義する先生がおられたなんて驚きました。歴史の道を調査している学者さんもいるんですね。その折に別の道のお話もでたのですか。実は私もみいらさんに伺って初めて知ったくちなのですよ。
葉山には次の週に行かれたのですね。確か天気が良かった日ではないでしょうか。小僧森から沢筋へ滑り込むのも楽しそうなルート取りですね。
18日は雪質が最悪っぽいので、山滑りは止めにして阿武隈の低山を歩いてきました。
行く山の指向が同じなら何れどこかでお会いできるかもしれませんね。顔見たら気軽に声をかけてください。
SONE
2010/04/19 21:20
初めてお便りいたします。昨年春に、宮城側から奥新川峠まで駒新道を貫徹できたので、
次に名前はわからなかったのですが、残雪期に小山田新道を宮城側から北沢林道を経て県界にいたる稜線のさわり部分まで登ってみました。寝坊したので、ここまでで引き返しましたが、踏み跡はまだ続いていました。さて、教えていただきたいのは、山形側から見たとき、県界尾根にそった踏み跡があったのでしょうか?できれば、若干日が長くなった3月頃に、宮城から山形に貫徹してみたいので・・・。
宮城側の前半は、林道からのとっつきがものすごくわかりにくくなっていますので、興味があれば教えましょう。また、踏み跡ははっきりしているのですが、灌木が邪魔な部分もありました。
あとは、付け足しなのですが、私も、新川岳に登ろうとして、770m地点まで行きましたが、やはり寝坊がたたり、こここで林道に下降。貴君の位置より少し進んだ、支尾根分岐点まで行きましたが、新川岳への稜線は、見える範囲では笹は濃いのですが、灌木の障害はなかったと思います。積雪期ならば可能なのでしょうね。
高橋 
2010/11/25 22:11
高橋さんコメント有難うございます。
小山田新道の宮城県側を偵察されましたか。踏み跡があったという事は残雪期なら踏破可能でしょうね。
さて>山形側から見たとき、県界尾根にそった踏み跡があったのでしょうか?の件ですが、小山田新道はほとんど県境を通らないで、ほぼ水平道で県境を跨いでいるのですよ。
山形側の西斜面には踏み跡は存在していますが、県境は深い藪の状態でした。
3月ですと沢の源頭の滑を通過する部分が多いので、上部からのブロック雪崩注意が必要かもしれません。
宮城県側は来年春の芽吹き前に偵察してみる予定で、何とか県境まで辿りたいのですが・・・
新川岳は時間切れで引き返しましたが、藪っぽい尾根なので積雪期に時間をかけて歩けば登れそうな感じがしています。お互いに宿題が増えてきていますね(笑)
SONE
2010/11/26 14:01
さっそくの回答ありがとうございます。
やはり、もうすこし日が長くなってから、一度ビバーク覚悟で山形側まで挑戦してみたいと思います。
高橋
2010/11/29 22:54
高橋さん今晩は。
挑戦されたなら結果を教えてください。よろしくです。
SONE
2010/11/29 23:36

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