東北の山遊び

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zoom RSS 2010.3.28 鎌倉山(宮城・船形連峰)と北山(宮城・安達丘陵)

<<   作成日時 : 2010/03/30 20:00   >>

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脊梁山脈は雪の予報なので、雪山はお休みして久しぶりに鎌倉山を訪ねた。
宮城県には作並、七ツ森、小原、丸森の四箇所に鎌倉山が存在するが、今回登ったのは一番険しい山容を持つ作並の鎌倉山である。そして時間があったので釜房ダムの近くにある北山もついでの一山で登ってきた。

【 3/28 鎌倉山(520m) 宮城・船形連峰 】
国道48号線駐車スペース〜仙山線を渡る〜岩壁基部〜岩壁上部〜鎌倉山〜林道分岐〜支尾根を下る〜小さな沼〜荒れた林道〜仙山線を渡る〜国道48号線駐車スペース

国道48号線(関山街道)を西進するとき、ニッカウイスキー工場を越えた辺りから正面に岩山が見えてくる。
国道の看板には「通称ゴリラ山」なんて表示がされているが、何時からそう呼ばれる様になったかは不明だ。
私的には若い頃にロッククライミングのゲレンデとして、岩登りを練習した記憶が鮮明に残っている山である。

この鎌倉山には興味ある伝説がある。
後三年の役に源義家の武将:相模の鎌倉権五郎景政が鎌倉山に陣を張り、一方新川の館山には賊将鳥海弥三郎が陣を張っていた。やがて攻め入ってきた鳥海のために鎌倉は右の目を射られたが屈せず、その矢を逆に発して敵を倒して陣を退いた。矢傷は天沼で洗ったので、この沼に住むフナは片目のものが繁殖すると言われている。
*これはあくまで伝説で、それを信憑づける記録は残っていないと言う。
山名の由来は単純に鎌=鋭い、倉=絶壁で、鋭い絶壁の山と考えるべきである。


さて本日もマスさんと一緒である。鎌倉山には北側から誰でも登れる一般ルートが存在しているが、そのルートは下山時に利用して、今回は岩壁左側のガレた急斜面を直登するルートを登りで選択した。
(このルートはロッククライミングで岩塔に立ったあと、下りのルートとして利用されているものである。)

国道48号線の広い路肩の駐車スペースに車を止めて歩き出す。目の前に鎌倉山の南壁が圧し掛かって見える。
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民家の前を通り抜けて、仙山線の踏み切りのない線路を渡ると、すぐ右手に岩壁に向かう山道が分かれる。
結構踏まれている道なので迷うことはないが、岩礫がゴロゴロしている場所もあり上部からの落石には注意が必要だ。やがて岩壁の基部が近づいてくる。付近には岩登り中に事故で亡くなられた方々の塔婆がたっており雰囲気は暗い。
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岩壁の基部を左に回りこむと、そこからはガレた急斜面の登りとなる。マスさんを後方からサポートしながら登っていく。
(注)このルートは落石や滑落の危険性が高く、大人数のパーティや初心者がいる場合は登るべきではない。
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岩壁を右手に見ながら更に登っていくと、ドンドン斜度がきつくなってくる。慎重な歩行が求められる。
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ロッククライミングの終了点である岩塔のところで一息つく。ザックを置いて岩塔の先端まで行ってみた。
私はスパイク長靴なので、岩場は滑りやすいため特に慎重に歩いた。
たった高差100m程度の安山岩の岩壁であるが、その上からの眺めはザワザワするほど高度感がある。
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ヒグリ山方面を眺める。天気がよければ太平洋まで見えるのだが・・・
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マスさんは怖くないのか??? 凄い景色だぁ〜と喜んでいた。
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眼下にはニッカウイスキー工場。その先には戸神山が見える。
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天気が良ければ大東岳や面白山の白銀に輝く姿が拝めるのだが、まあ微風の穏やかな天気で登れただけでも良しとしよう。
山頂へはもう一段岩壁が待ち受けているが、この岩場は東側(右側)の急な踏み跡を、木に掴まりながら登ると頂稜に出る。ここまで登れば安全だ。
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山頂ではマンサクが花盛りであった。
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鎌倉山山頂で記念写真。最近は登る人も多くなったみたいで、藪っぽい昔の面影は一切なかった。
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山頂より少し北東側に下った雑木林の中で休憩する。チョコレートケーキが美味しかった。
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ここからの下山ルートは赤布のマーキングもあり危険箇所は一切ない。
藪の少ないさっぱりした雑木林は歩いていても気分が良くなってくる。
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途中で小さな営林署の看板があり、この地点で踏み跡は二手に分かれる。右は青下方面から登ってくる林道へ。
この林道を東進して途中から作業道を下ると、国道沿いのサンクスの近くに出られるが、今回は近道である左手に入る。左側に直角に折れる支尾根の分岐を見落とし易いので注意が必要だ。その急な尾根を下ると平坦な杉林に入り、右手に小さな沼を見て顕著な道を下ると、荒れた林道に合流する。そこを左折すると仙山線の踏み切りは直ぐだ。

周回してマスさんの感想を聞いたら、「今まで経験したことのない難しいルートだった。でも面白かった。」との事。
どんどん一般ルート以外の面白さを吸収しているのが分かった(笑)

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この日のもう一山は私がお気に入りの里山:北山である。
過去に拙ブログでも記事を書いた山だが、簡単に紹介すると釜房ダム手前の碁石川対岸にある山である。
地元の小学校で課外学習で登られている山なので、手前の通信反射板施設までなら難しくはない。

【 3/28 北山(364m) 宮城・安達丘陵 】
碁石小学校前〜赤い屋根の旧家〜大岩〜通信反射板ピーク〜北山〜北東尾根経由:荒れた林道〜一番奥の民家〜碁石小学校前

作並から車で移動するついでに、秋保おはぎを買いに「主婦の店さいち」に立ち寄った。
碁石地区は寒い西風が当たらない地形なのか、菜の花が咲いていて目を楽しませてくれる。
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碁石小学校北西側に山すそにある赤い大きな屋根の旧家が登山口の目印だ。
その裏手にある送電線巡視路を少し辿るが、途中から右手の道に入ってロープのある急斜面を登っていく。
尾根に出てからも急斜面が続くが、それも大岩がある地点で終わる。
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大岩の上部は気持ちよい雑木林の登りだが、国道286号線から登ってくる車の騒音が少しわずらわしい。
やがて左手斜面が杉の植林地となった地点にでる。未だに杉は幼木で展望は利く。
碁石川対岸の釜房山と釜房ダムが一望できる。
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釜房ダム通信用の反射板が設置されている峰は東西に展望が良い。
東側には仙台市街地と太平洋も一望できた。
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西側は晴れていれば雁戸山と仙台神室の展望台とも言える場所なのだが、奥羽山脈には雪雲がかかっていた。
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通信反射板ピークで遅い昼食をとる。秋保納豆おはぎとチーズケーキを美味しくいただく。
はらはらと雪がちらついていたが、前日の吹雪に比べれば全然たいしたことはない。

お腹がいっぱいになってから北山本峰を目指す。小さなピークをひとつ越えた先の目立たないピークが北山だ。
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木々に囲まれ展望皆無の山頂では休む気がせず、そのまま周回ルートを下りる。
通常は東尾根を下って、碁石集落の上にある岩山(赤い社がある。)まで歩き、そこから急坂を下って民家の裏手にでるが、今回は地形図を読んで北東方面にある送電線の鉄塔に出る予定でいた。

途中から凄い急坂の下りになるが、踏み跡はしっかりしていて歩くのに問題はない。
しかし中腹まで下って、左折する尾根の分岐を直進する間違いをやらかしてしまった。
ここは枝打ち間伐をやった杉林の尾根下りで、散乱した枝や丸太が踏み跡を隠して、非常に歩きにくい工程となってしまった。
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それでも何とか中腹まで下ってきたら、左手に向かう作業道を見つける。このまま尾根を下っていたら沢筋に入ってしまうので渡りに船と、その作業道を山勘で辿る。
するとほとんど藪漕ぎもなく林道に合流した。その林道を下っていくと秋保温泉と碁石地区を分ける尾根にトンネルがあるのを発見する。
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このトンネル地点は三叉路になっていて、碁石地区へは右手の極悪林道を下っていく。
地形図やカーナビに記載してある林道で、その状態を確認する意味もあって、今回は変わった工程で下ったのだが、この林道は車の通過がまったく困難な状態であった。道理で碁石地区には通行不能の看板があった訳である。
オフロードバイクなら何とか走行できる林道をしばらく歩くと、集落の端の民家に出た。ここから車までは意外と簡単に戻れたが、北山山頂から周回するなら正規の東尾根ルートが懸命なことが良くわかった。

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なるほど(納得、参考になった、ヘー)

コメント(9件)

内 容 ニックネーム/日時
いつも山形に行く時・素通りてす。
ニッカウイスキ−で、芋煮会やって
今は解放してないでしょうね・・試飲酒飲んだりして、

鎌倉山・今度いつか登ろうと思ってましたが・
そんな機会がありませんです。
いつの日かです。
ク〜
2010/03/31 17:01
すみません・・
訂正・する方法はどうすればいいのかな・
ク〜
2010/03/31 17:13
ク〜さん今晩は。
このブログコメント、一回送信しちゃうと私しか削除できないんですよ。(訂正は私も無理。)
いただいたコメントを一回削除しますか?

鎌倉山は北側から登ると安全に往復できますよ。このコースは他の方のHPなどで紹介されています。
SONE
2010/03/31 18:07
訂正・・ハイ分かりました・・
北山の事書こうとも書こうと思ったのです・・
釜房山にいろはにほへと・・登った事あるので、
碁石小学校の近くの山ですね・・

ぉぉ・・おはぎ買って行きましたか・・
菜の花が゛咲いてますね・少し雪もあるようで・
サクサク落ち葉の音してますね・・
今が観通しよく眺めも良い時期ですね・・
ク〜
2010/03/31 18:27
ク〜さん再び今晩は。
北山は釜房山の手前の山ですよ。今の時期ですと見通しが良いので里山歩きに最適ですね。
天気が良ければ雁戸山が雄大に眺められるのですが、この日は駄目でした。
秋保おはぎ、今年に入って何回も購入していますよ。最近は納豆おはぎに凝っています(笑)
SONE
2010/03/31 18:52
北側からしか登っていませんのでこのルート興味ありですねぇ。
山頂からの俯瞰は最高すね。
マロ7
2010/03/31 19:18
マロ7さん今晩は。
岩壁左側から登るのは落石や滑落の危険があって余りお勧めできませんが、マロ7さんなら大丈夫でしょうね。岩場の先端に行くときは風が強いと危険なので、これも注意が必要です。
でも上からの眺めは高度感抜群で最高ですよ。
SONE
2010/03/31 20:34
戸神山へ行く前に鎌倉山へ行こうと思っていたのですが、渋滞だったのでまっすぐ(左折して)戸神山へ行きました。
鎌倉山は未登なのでそのうちに登ります。しかし、凄い高度感ですね。高所恐怖症の私には辛いなー。
morino
2010/03/31 22:58
morinoさん今晩は。
熊ヶ根地区の国道の工事はこの日が最終日でした。渋滞はそれが原因ですね。
鎌倉山は北側のコースは難しくありませんが、岩山に登った感覚はありません。
今回の岩場の脇を登るのが一番面白いですが、人数が多いほど落石の危険が増大します。
山頂直下の西側の岩場まで行けば凄い高度感の展望が楽しめますよ。ここはそんなに怖くない場所です。
SONE
2010/03/31 23:30

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