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zoom RSS 2010.4.9 月山:柴灯森北西尾根1479m峰(山形・月山)

<<   作成日時 : 2010/04/09 23:51   >>

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急に休みが取れたので久しぶりに月山界隈へ山滑りに出かけた。
明日10日から月山スキー場がオープンするが、厳冬期でも訪れる人が多い姥ヶ岳、湯殿山周辺は避けて、湯殿山スキー場から柴灯森へ伸びる尾根の一高点を目指した。

【 4/9 月山:柴灯森北西尾根の1479m峰(山形・月山) 】
湯殿山スキー場〜第二リフト終点〜濁沢〜1302m峰〜1479m峰(往復)

月山のスキーツアーで小粒だが滑り甲斐があるコースに柴灯森から湯殿山スキー場へのコースがある。
通常は車を湯殿山スキー場にデポして、月山の姥沢駐車場に回り、リフト上駅から約1時間のシール歩行で柴灯森に至るアプローチが取られている。この場合は登りは少なくてガッツリ滑れるので人気が高い事も頷ける。
更に評価が高いのが1479m峰北東斜面に広がる、通称:三角大斜面の存在である。
この斜面は山形県の庄内地方の何処からでも指呼でき、標高差200m以上、三角形の底辺1km以上の広大なオープンバーンなのだ、柴灯森から下ってきて、この斜面を何回も滑っては登るパーティもいるらしい。


でも今日は単独ツアーだし、月山スキー場オープン前でもあるので、湯殿山スキー場から標高差1000m弱登って、ノントレースであろう三角大斜面の滑降を楽しもうと出かけたのだ。

湯殿山スキー場は3月30日でクローズとなり、リフトの座席は全て外された状態になっていた。
駐車場で登山準備をしていると、スキー場関係者が続々出勤?してくる。
無人のゲレンデを一人黙々と登っていく。ほぼ無風快晴。腕まくりしていても暑く、額から汗が滴り落ちる。
第一リフト上駅に近づいたところで振り返ると、湯ノ沢岳がとても標高1000mに満たないとは思えない山容で見えていた。
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第二リフト上駅まで登ると初めて品倉山や濁沢奥に連なる山々が見えてくる。
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中台と呼ばれる平坦地を歩いていくと、やがて左手に濁沢の切れ込みを見る様になる。
渡渉点は品倉山の急な北斜面を大きく巻いて、濁沢が屈曲する地点が望ましい。
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三角大斜面がある1479m峰は濁沢右岸の一高点であるが、左岸尾根は品倉山まで続くアップダウンの多い尾根だ。
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1302m峰から濁沢源頭の1619m峰を望む。右肩から濁沢に一直線に落ち込む斜面は40度の傾斜がある。
当初は三角大斜面を滑ってから1619m峰に登り返し、濁沢へ滑ろうかと思っていたが、雪質がザクザクなので止めにした。
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少し腹がすいたので1302m峰で休憩する。湯ノ沢岳から母狩山〜金峰山の連なりと庄内平野が一望できる。
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濁沢の渡渉点では真っ白い屏風に見えていた品倉山も大分遠くになってきた。
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そしてこれが三角大斜面、ほぼ一枚バーンの滑りやすい大斜面である。休んでいたとき斜面の中ほどを小動物が横切っているのが見えた。
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三角大斜面の上部から斜面全体を見下ろす。スケールがでか過ぎて大きさの実感が沸かない。
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1479m峰直下から月山の聖地の一つである雨告山を見下ろす。
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1479m峰は360度の展望が得られる。風も微風で寒く感じないので、この山頂で昼食とした。
その前に四周に広がる大観を撮影する。先ず目に飛び込むのが月山の雄姿だ。鍛冶小屋跡付近を3人が歩いているのが見えた。
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そして先週の葉山で見たとき以上に、近く優美な山容で見えた鳥海山。
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月山ファミリーの一座:湯殿山と、その背景に広がる朝日連峰。湯殿山の山頂には二人の登山者がいた様だ。
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湯殿山の右手に見える大朝日岳、中岳、西朝日岳をアップ。
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湯殿山の左手には以東岳が同定できた。
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今日はこれだけの景色を独り占め、と思っていたら柴灯森へ繋がる尾根の最高点:1619m峰の山頂に8名のスキーヤー&スノーボーダーが出現して驚いた。ガンガン滑ってくる彼らは湯殿山のイントラの連中であった。
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雪質も多少腐り気味の新雪+ザクザクのザラメのミックスのため、濁沢への滑降はやる気がなくなり、彼らに遅れて三角大斜面に滑り込む。雪が軟いため内足が引っかかり易いので、ほぼ外足加重でターンするとスムーズに回れた。
彼らは斜面を左斜滑降気味に滑ったが、オイラはほぼフォールラインで滑れて満足満足。
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その後は1302m峰に登り返して、濁沢目掛けて腐り気味の雪質に苦労しながら滑っていく。
濁沢を渡って、階段登高で一段上がり、自分の登りトレースに忠実に斜面を巻いていった。
しかし中台の平坦地では全くスキーは滑らず、歩く局面も多くなり結構大変であった。
スキー場に出たところでコーヒータイム。湯殿山スキー場は適当に流して車に戻った。

何時訪れても人が多い志津界隈の月山に比べて、月山北西部の山々は静かなところが良い。
自分としても濁沢滑降や品倉尾根滑降など、まだまだ未知の部分が多く、今後も訪れる機会は多いであろう。

帰路、兼ねてから食べたかった寒河江市のラーメン店「福家」でワンタンメンを食べる。
魚系のあっさりダシに少し細めのちじれ麺が良くからんで美味しかった。昔食べたラーメンを思い出した。
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コメント(22件)

内 容 ニックネーム/日時
おお、どこの斜面かと思いきや、思い出しました。
あの大きな斜面は三角大斜面というのですか?
この晴天でこの白い世界を独り占めとは神が許さなかったか(笑)
素晴らしい滑りですね。うらやましい。

5年も前になるが姥から頂上を踏んで紫灯森から尾根筋を下り、湯殿山スキー場へ下山したことがある。歩きでね。生涯忘れられない眺めだった記憶がある。
何人かで組んで車を廻せば出来なくないんだよ。
鯛金
2010/04/10 20:58
三角大斜面、聞いたことがあります。
月山周辺は、月山山頂周辺と石跳沢しか滑ったことがないので、画像楽しませてもらいました。
こちらは本日、高曽根山山頂を往復しましたが、スノージューの先行者が1人のみで、裏磐梯や喜多方周辺の雪山滑りは終わりが近いようでした。
みどぽん
2010/04/10 21:09
素晴しいところですね。
歩きで今シーズン楽しめるものなら行ってみたいものです。
このところ仕事がタイトになってきて、今日も動けませんでした。残念。
そのうち飲みながら山行打ち合わせしましょうか。
morino
2010/04/10 21:30
soneさん、こんばんは。月山も朝日もまだまだ真っ白ですね。素敵な写真です。
柴灯森北西尾根1479m峰ってどこだって、地形図調べたじゃないですか(笑)
雨告山とありましたから、soneさんの08年の秋の記録も読み返していたら、三角大斜面がきれいに映っていますね。なるほどと思いましたよ。お疲れ様でした^^
k4
2010/04/10 21:31
ここは御秘所のところですかな。
鯛金さんの忘れられない記憶に乾杯…。
それにしても、ボリュームたっぷりの展望でしたね。
山の量が半端でないな。(~o~)
マロ7
2010/04/10 22:16
鯛金さん今晩は。
山滑りが大好きな人間には三角大斜面は結構メジャーな存在なんですよ。
とにかく庄内地方の何処からでも指呼できる大きな斜面ですよ。
やはり独り占めしようとしてバチが当たったのでしょうかね。そうは問屋が卸しませんでしたよ(笑)
このコースを月山山頂経由で歩くとなると大変な工程でしょうね。でも歩きの方が景色を満喫できるので、心に深く刻まれた風景だったのではないでしょうか。
SONE
2010/04/11 22:28
みどぽんさん今晩は。
このルートはRaccoさんがGWに何回も滑っていますよ。車2台あればスムーズにツアーできますので、何時かチャレンジしてみて下さい。三角大斜面の広大さに驚きますよ。
今年の雪の少なさでは裏磐梯周辺は滑りの最終章ですか。これからは月山、鳥海がメインでしょうね。
SONE
2010/04/11 22:32
morinoさん今晩は。
天気の良い土曜日にお仕事とは辛いですね。
このコースは歩きでも充分可能で、それほど危険箇所もありませんよ。
GWまでなら何とか歩けそうな感じがします。
そうですね、今度山の情報交換で一杯やりますか(笑)
SONE
2010/04/11 22:35
K4さん今晩は。
月山界隈でも山滑りをする人しか興味の対象とならないピークですよね。
湯殿山スキー場からなら手前の品倉山は手軽に登れて、展望も最高のピークですよ。
こっちのエリアは混雑しないので、静かな山が満喫できて、その点でも評価が高いと思います。
SONE
2010/04/11 22:39
マロ7さん今晩は。
またまたマロ7さんが行きたい山のリストを増やしてしまったでしょうかね(笑)
但し秘密の山でなく、車2台だと歩きも可能なので是非歩いてみてください。
夏道がない尾根ですから雪がある時期だけですが・・・
展望は紹介されつくした志津界隈と違って、新鮮なアングルで周囲の山々を見ることができますよ。
SONE
2010/04/11 22:44
品倉の向かいっかわだね、思い出しますな。
でも空気もクリアだし、よかったね!
タッシー
URL
2010/04/12 10:51
ラーメンのこと忘れてたわあ。
この福家?福屋でなかったけ?我が家では何十年もの隠れファンですぞ。笑
(その割には名前あやふやだけんど、スンマセン)
亡くなったおじいさんが大好きな店でした。
山形へ出張すると土産(麺売るんですよ)に買って帰って御馳走してくれたもんです。
酒田っこは煮干系の出汁が好きだからね。
私も何度か立ち寄って食べた思い出があるお店です。
漬物も大きい器でど〜んと山盛り出してくれるし美味いんだよね。
味が変わる店が多いなかでここは今でも美味しさキープしてますか、嬉しいね。
鯛金
2010/04/12 11:25
タッシーこんにちは。
この頃はタッシーも山スキーができた頃だったよね。当時を懐かしみながら品倉の裾まで歩いたよ。
空気クリアだったので、現在は顔面酷い日焼け状態になってしまった(ヤバー)
SONE
2010/04/12 11:44
ハハっ、またアノ顔かい(笑)
あの斜面は行きたかったねえ、ビビリつつもね(苦笑)
タッシー
2010/04/12 11:52
鯛金さんこんにちは。
「ふくや」としか覚えてなかったので漢字表記間違っていたらスイマセン・・・
寒河江市民なら誰でも知っている名店らしく、午後3時ごろに入店したのに7割も席が埋まっていましたよ。鯛金さんも昔からのファンだったのですか。
確かにお土産売ってましたね。煮干出汁はうまく苦味を殺して、さっぱりして飽きない味に仕上がっていたと思います。個人的にはワンタンが結構美味しく感じました。
でも鯛金さん、よくあの場所を分かりましたね。あの路地の中はなかなか行き着けないですよ(笑)
それと漬物は出してはくれなかったです。寒河江市内には他に2店美味しいラーメン屋があるそうですので、今度立ち寄ったら紹介しますね。
SONE
2010/04/12 11:53
タッシー、今回の日焼けは火傷に近い状態で、皮膚が突っ張って大変だよ(苦笑)
全然スキーへのモチベーションが消えちゃったみたいだけど、やはり滑りは難しいかなぁ〜?
と言っている間に例の山菜、小さな芽が出始めたよ。そろそろ採りにいかねば・・・
SONE
2010/04/12 11:57
スンマセン、先ほどのコメント全面撤回いたしたくお願い申し上げまする。(がぁ〜ん)
大石田の福原屋の勘違いでございました。(おおいに笑ってくだされ・・・)
鯛金
2010/04/12 12:35
鯛金さん今晩は。
勘違いは誰にもありますって(笑) 大石田の福原屋、とても興味が沸きましたよ。
今度庄内に行った帰り道は大石田の福原屋に立ち寄ってみますね。
SONE
2010/04/12 18:27
おおきに。
晴れた日の雪山は怖いねえ。
相当見られないお顔かな?皮剥けてます?お大事に。
私もじんわり黒くなってきましたよ。
こんど行く時はかっこ悪くてもネット被ろうかな。
鯛金
2010/04/12 23:19
鯛金さん今晩は。
今回の山は常に太陽に顔を向けて行動する山でしたのでダメージが酷かったですよ。
今ガサガサの皮膚なので、明日辺りから皮剥けてきますね(苦笑)
やはりこの時期の雪山は日焼け止めが必要でしょうね。
SONE
2010/04/12 23:28
 素晴らしい写真の数々、たっぷり楽しませて頂きました。\(^〇^)/
そのコースは20数年前に足繁く通っていたので、情景が手に取るように
分かりました。本当に良いコースですね。
 でも、三角大斜面と命名されているのは知りませんでした〜。(^^;

 それと、品倉尾根は細いので笹ヤブが出やすいし、僅かながら
垂直の壁もあるので、一回で充分と思いました。
行くなら3月中が良さそうです。
ファーマー佐藤
URL
2010/04/15 13:33
ファーマー佐藤さん今晩は。
このツアーコースは地元の方にとっては慣れ親しんだコースでしょうね。
常に庄内平野と鳥海山の展望を楽しめる、開放的な眺望が素晴らしいコースだと思います。
三角大斜面と呼ばれる様になったのは最近みたいですよ。
昔は三角形の大斜面とそのまま呼ばれていましたから。

品倉尾根はやはり藪の尾根でしたか。何時か滑ってみたいと思いながら、アップダウン+藪みたいで躊躇しておりました。垂直の壁って1619m峰から一段下ったところにありますよね。
3月中なら湯殿山スキー場のリフトが使えるので1619m峰から周回するのは楽かもしれません。
SONE
2010/04/15 21:04

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2010.4.9 月山:柴灯森北西尾根1479m峰(山形・月山) 東北の山遊び/BIGLOBEウェブリブログ
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