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zoom RSS 2010.5.2 源太ヶ岳(岩手・八幡平)

<<   作成日時 : 2010/05/02 23:40   >>

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4月29日は天気が悪く自宅待機だったので、自分のGWは2日から4日間となった。
今年は満足した山滑りが少なかったため、4日連続スキーツアーの予定。
その初日5月2日は山仲間のMt.Raqccoさんご夫妻と一緒に八幡平の源太ヶ岳を目指した。

【 5/2 源太ヶ岳(1545m) 岩手・八幡平 】
松川温泉〜丸森川出合〜1146m独標〜森林限界〜源太ヶ岳〜1146m独標〜丸森橋〜松川温泉

源太ヶ岳は以前に大深岳〜小奙山〜三ッ石山の周回ルートで歩いた経験がある。紅葉に彩られた秋晴れの中、三ッ石山の山頂で岩手山を眺めながら休んでいると、東京から来たという女性2人組の一人から「うちの娘を嫁にもらってくれ、但しブスだけど・・・」と言われて唖然としてしまった思い出がある(苦笑)

雪のない稜線は草原や黒木の森があり、北方的な景観に優れたたおやかな山だな、との印象を持ったが、雪に覆われた山稜は如何なものであろうか?

源太ヶ岳は冬場には下倉スキー場のゲレンデトップから登られることが多い山である。
しかし本来の登山道がある、松川温泉から雪のある時期に登る人は少ない。何故か???
今回歩いてみて分かったが、上倉山の南尾根1146m独標に至る下部の地形が非常に分かり難いのだ。
特に丸森川にかかる橋のところまで至る工程が難解で、登山道を示す赤ペンキや赤布などのマーキングは無きに等しい状態であった。それは雪を利用してこの山を目指す人が少ないことの証であろう。
更に問題なのが山頂直下のオープンバーンにて、過去に雪崩の遭難事故を2回も起こしている事である。
特に2002年1月13日、岩手医大山岳部パーティが巻き込まれた源太ヶ岳東面の表層雪崩は今でも記憶に残っている。南斜面でも過去に滑落事故が起きているらしく、実力のないパーティが安易に入山できない山なのだ。


東北道を利用して北上するが、早朝の高速道は懸念したほど交通量は多くなくスムーズに流れて、見込んだ時間より1時間早く八幡平に到着してしまった。昨日までの悪天候の名残か、山の上部は雲がかかり強風が吹いている。
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松川温泉の峡雲荘前の駐車場に車を止めて待っていると、麓で車中泊していたRaccoさん夫妻が時間通りになってきた。ミズバショウを見ながら車道を少し歩くと八幡平樹海ラインの入り口となる。ここが源太ヶ岳の登山口だ。
最初は雪がないためスキーを担いで歩き出す。滑りやすい木道をトラバース気味に登っていくとブナ林となり、そこからシール歩行が可能となった。静かな森はブナの巨木や沼などがあり深山にいる気配が濃厚となる。
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平坦な地形の場所に出たところで、右手に目指す源太ヶ岳が姿を現した。
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一番懸念していた丸森川にかかる橋にはピンポイントでたどり着けた。
この橋を渡らないと対岸には絶対に行けない。この時期には付近にスノーブリッジはなかった。
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そこから先の上倉山南尾根に乗り上げる急斜面がちょっとした難所になっている。
ジグを切るのも難しい斜度なので、何処までも左斜登高で乗り切った。
そして146m独標付近からは上倉山東面の崖がよく見えた。
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この地点を過ぎるとオオシラビソの黒木の森が姿を現す。山頂はドンドン近づいてきた。
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源太ヶ岳南東尾根のスカイライン。滑ってみたくなる美味しそうな斜面である。
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緩斜面になったところで進路を西側に取り、正規の夏道とは離れて東面に最短距離で取り付く。
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樹林帯の中では腐れた新雪であったが、オープンバーンに出ると雪質が固めになり嬉しくなる。
振り返ると岩手山が全貌を見せていた。この山が見えないと源太ヶ岳からの風景価値も半減するであろう。
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山頂東面のオープンバーンを行く。中央のボウルになったところが雪崩の発生場所らしい。
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南東尾根に乗り上げる。先には抜かされたご夫婦の登山者が先行している。
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そして待望の山頂だ。大深岳の山稜東端に位置する源太ヶ岳は展望抜群のピークである。
南側には湯ノ沢を挟んで三ッ石山が見える。でも秋田駒ケ岳方面は雲に隠れていた。
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1km西側にある大深岳。南斜面にも滑降記録がない?魅惑の斜面が見えている。
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小奙山はスキーツアーの難所の一つ。既に潅木が露出していて、スキー縦走では板を担ぐ必要がありそうだ。
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八幡平に続く裏岩手縦走路。最初は翌日にスキー縦走する予定であったが、雪が少ないため見合わせた。
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山頂で食事をとったあとは待望の滑降である。初めての斜面を滑るときは何時もドキドキする。
東面のボウルは新雪の吹き溜まりなので、少し東南尾根に近いフィルムクラストバーンを滑った。
岩手山に向かって滑っていく様で気分は最高である。
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八幡平の茶臼岳をバックに滑るRaccoさん。
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少し雪質は重めなのが玉に瑕だが、こんな大斜面を滑れただけでも満足。soigaさんもガンガン滑る。
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おまけでオイラの滑り。雪質によっては雪崩の危険性が高い斜面であった。
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標高差にして400m弱の滑りが終わると、流石に下部は重い雪質に変わって快適とは言いがたくなる。
斜面を山勘で斜滑降すると、登りのときに休憩した場所に出た。ここでコーヒータイムとする。

ここで下りのルートを再検討する。登りに利用した夏道ルートだとアップダウンの歩きが多く苦労が目に見えている。
そこで丸森橋にでる未知のルートを滑る事に決定。下りきると奥産道に出るはずだが、湯ノ沢近くだと法面が大きく、下れなくなってしまうらしい。

しかし言葉で書くと簡単そうな工程だが、ブナの林は地形が複雑で山慣れた人でないと苦労すると思う。
最後の林道への下りはスキーを手に持って下った。
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川の流れを見ながらのスキーツアーは春山らしさに溢れている。
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奥産道の下りも意外にスキーが滑り、山頂から樹海ラインのすぐ近くまで登り返しがほとんどなく効率良く滑れた。
樹海ラインにでて振り返ると、登ってきた源太ヶ岳が大きく仰ぎ見れた。
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源太ヶ岳はアプローチのし難さを克服すれば、八幡平随一の滑り向きの山であると言えるだろうが、気軽に楽しめるのは山のベテランに限られるかもしれない。

山を下った後、峡雲荘で温泉につかり、繋十字路にある焼肉の髭にて激うまの冷麺を食べて、次の山に向けてロングドライブをした。

ご一緒したMt.RaccoさんのHPは → コチラ

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コメント(10件)

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まずは1日目・・・・お世話になりました♪

森歩きから山頂付近の大斜面を見たときの感動は文章にできないほどです。
こんなすばらしい頂に立てたのもSONEさんのお陰です。ありがとうございました。

ルートファインディングの方は、もう少し研究の余地がありそうですね。
調査をして来年再度登ってみようと思います。
Mt.Racco
2010/05/07 19:48
今回はお会いできず残念でした。
初めての八甲田の誘惑に負けて行ってしまいました。
来年のGWは、これまたはじめての八幡平の誘惑に負けそうです。
みどぽん
2010/05/07 20:55
Mt.Raccoさん、お疲れ様でした。
思ってもみなかった源太ヶ岳の山滑りができて最高の一日でした。
あの複雑なアプローチを考えると、地元の岳人ご用達の山なんでしょうね。
一見(オンサイト)で上手く滑れたのはRaccoさんと一緒だからできたと思いますよ。
もっと分かり易い登路があれば最高でしょうが、本当に研究の余地はありますね。
SONE
2010/05/08 00:40
みどぽんさんには鳥海山でお会いできるとばかり思っていましたが、八甲田に行かれていたとは・・・
でも滑り三昧の連休で良かったですね。
八幡平は小粒ながら山滑りに適した山域と感じました。来年また行きたいですよ。
SONE
2010/05/08 00:44
激うまの冷麺…ゴクリです。
いい滑りをして来ましたね。
今日はコンビにの冷麺を山に持っていきましたが食べなかったので夕食に。
とてもとても、半分以上残しました。本物が食べたいです。
マロ7
2010/05/08 21:02
頂上で遇ったテレ夫婦です。 普通今時期私は松川からは登りませんが今年は雪が多いので良かったのでしょう。 必要であれば下倉スキー場からと松川からのトラック送ります。 
爺っけ
URL
2010/05/09 05:08
マロ7さん今晩は。
髭は昔は汚い感じの焼肉店でしたが、冷麺が美味しいので繁盛して、今では綺麗な店になったんです。
秋田駒や岩手山に行かれたら是非よってみてください。
源太ヶ岳の滑りは4日間で一番気持ちよかったですよ。
SONE
2010/05/09 19:18
爺っけさん今晩は。
流石地元の方です。非常にうまいルートからアプローチされておりましたね。
かなり慣れた滑りに感服いたしました。
松川からは例の平坦部のルーファイが難しいですね。丸森川の渡るポイントが問題でした。
ところで爺っけさんのURLでHPに飛べませんでした。もしかしてウェブリブログの爺っけさんですか? そうでしたらメッセージにてトラック送って頂ければ有りがたいです。
SONE
2010/05/09 19:25
SONEさん今晩は。昨年那須でご一緒したキリンです。
八幡平にいらしていたのですね。うちのファミリーも八幡平山頂あたりで遊んでおりました。
滝峡荘に5/1宿泊していましたのでニアミスでした。またどこかでご一緒させて下さいね。
キリン
2010/05/13 22:24
お〜、キリンさんお久しぶりです。もう那須から一年以上経ってしまいましたね。
滝峡荘に5/1宿泊していたなんてニアミスもいい所でしたね。お会いしたかったですよ。
来シーズンは会津の山で一緒に滑りたいですね。
SONE
2010/05/14 00:36

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2010.5.2 源太ヶ岳(岩手・八幡平) 東北の山遊び/BIGLOBEウェブリブログ
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