東北の山遊び

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zoom RSS 2010.6.27 六角牛山(岩手・北上山地)

<<   作成日時 : 2010/06/29 20:52   >>

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梅雨時の山のチョイスは難しい。東北六県のほとんどが雨マークの天気予報の中、唯一岩手の三陸海岸方面が雨の確立30%。これなら何処かの山に登れるだろうと、登る山を決めないで雨降る仙台を出発した。

【 6/27 六角牛山(1294m)  岩手・北上山地 】
大滝分岐〜中沢川〜砂防ダム(引き返す) 峠登山口〜四合目休石〜九合目雨量観測小屋跡〜六角牛山(往復)

東北道は水沢IC付近まで弱い雨が降っていたが、それ以北では曇りベースの天気になった。
登る山域は北上山地と決めているので花巻JCTから東に入り、一路遠野市方面を目指す。
途中の河川敷で馬力大会が開催されており、多くの観客が詰めかけていた。

今回登る山の候補は石上山、六角牛山、片羽山の何れか。雲がかかっている様なら三陸海岸の月山まで長駆車を走らせる予定である。(小生は月山以外はすべて登っているが・・・)

民話のふる里:遠野市に入ると猿ヶ石川の正面(東側)に、丸いドーム型の山容をした六角牛山が見えてくる。
その山容から遠野小富士とも呼ばれ早池峰山、石上山とともに遠野三山の一山である。
同行の マスさん も秀麗なその山容に惹かれたらしく、二人即決で六角牛山に登ることに決めた。

六角牛の名前は、もともと六皇太人(ろっこうし)で、六人の皇族が住んだ山とされている。
その御陵を意味する陵墓場が山腹にあり、南朝の長慶天皇は、この地中沢で亡くなられ、南朝の勢力誇示のために全国五十数カ所に分骨が収められたという。(「かぬか平の山々」現代旅行研究所刊より引用)


笛吹峠へ向かう県道を左折して、六角牛神社のところから右折して林道を3km登ると峠の登山口に着く。
今回は周回ルートをとるつもりで更に林道を下り十字路に達した。
ここに登山口?の道標があり、ガイドブックを確認しないで、ここが登山口と決めてかかった。

十字路から東に入り六角牛林道を登っていく。林の中にクリンソウの群落を見つけて嬉しくなる。
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林道の左側に道標があるが文字が消えて見えない。左に未整備の道が分岐?
山勘で直進すると中沢川を渡る手前に大きなカモシカが一頭いた。
写真を撮ろうとすると直ぐに逃げていったが、何やらブーブーと変な音を出して我々を威嚇してくる。
カモシカに威嚇されたのは初めて。気の荒い奴もいるんだな、と驚いた。

しばらく林道を歩くとトウゲブキが沢山咲いている場所に出る。
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六角牛林道の終点は砂防ダムになっており、藪っぽい広場の先は道が不明確になる。
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踏み跡をたどって沢筋を登ってみたが、少し登った地点で完全に道がなくなる。
この筋から山頂に道はなく、仕方なく引き返して、正規の峠登山口から登ることにした。
この間、およそ1時間のロス。沢筋に沢山生えていたウド、大きくなり過ぎて採取できないが、この地方の方はウド採りなどしない事が判明して面白かった。
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登山口に戻って看板を確認すると、大滝方面からは登山道がないことが分かった。
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時刻は10時を回って、気温は30度近くまで上がり非常に暑くなる。
それでもナラの木を主体にした雑木林の中は少しだけ涼しい。
さっぱりした林床にはトウゲブキが大きな群落を作って、単調な登りにハナを添えてくれた。
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四合目の休石から徐々に傾斜が増し、五合目から八合目までは岩混じりの息を突かせぬ急登が待っている。
ここは風が通らずに蒸し暑さで苦労した。ヤマオダマキの花が少しだけ咲いていた。
(この区間、真夏には一面にセンジュガンピが咲き誇る場所である。)
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九合目で低木帯となり旧雨量観測小屋跡を過ぎると、ベニバナイチヤクソウが可憐に咲いている。
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頂稜を北から南に辿ると灌木帯に植生が変わり、展望のすこぶる良い山頂に到着する。
山頂の一段下には六神石神社奥宮、三角点は二等で、一隅に古い三角点標石が置かれていた。
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山頂から先ず目につくのが南に位置する五葉山の平頂。東西に非常に長い頂稜を持った山だ。
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以前登ってお気に入りの片羽山(雄岳)。ハクサンシャクナゲが綺麗な山だった。
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民話のふるさと遠野市街地を見下ろす。イメージとは違い開けた町の印象がある。
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昨年4月に登った霞露ヶ岳と鯨山遠望が北東方面に確認できた。海は霞んでよく分からない?
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誰もいない貸切の山頂で記念写真。
今回初めて分かったが、山頂南側の岩陰にブロック作りの旧六神石神社の建物があり、そのコンクリート製の屋根に登って本当に寛いで昼食をとった。
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山頂のヤマオダマキはクリーム色ではない普通の株。
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だんだんと積雲が西側から押し寄せてきて、天候が悪化傾向にあるため急いで下る事にした。
山頂付近にもベニバナイチヤクソウが咲いている。
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急登の山は登りは大変だが下りは早い。休まずにどんどん下ると簡単に登山口に戻れた。
振り返ると六角牛山の優美な山容が望まれた。
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本当はもう一山登る予定であったが、道を間違えて1時間ロスしたつけが出たし、余りに蒸し暑く戦意消失してしまったので、今日は早めに帰路につく事にした。
雨にも遭わず、展望も楽しめたラッキーな山であった。


動画です。



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六角牛山
2010.6.27 せっかくの休みなのに、雨降り。 とりあえず、岩手に行ってみることになった。 ...続きを見る
のろのろ山行記
2010/07/02 13:57
いよいよ明日から第52回北上・みちのく芸能まつりですね!
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2010/08/07 15:56

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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
クリンソウ、まだ見たこと無いです。可愛い花ですねー。
しかし、どこも悪天候の中で、良く晴れてるところ見つけること。
morino
2010/06/30 23:18
morinoさん今晩は。
クリンソウって湿ったところには、結構何処でも咲いている花なんですよ。
宮城県内では金華山に大群落があるそうです。
今回は時折日差しがある登山日和でした。登る山を決めないで行くのも手ですよ(笑)
SONE
2010/06/30 23:56
クリンソウは、白石スキー場に向かうところにありますね。
県道から入って90度に曲がるところの農家さんです。
いつも車を止めて眺めていますよ。
金華山の大群落は来年かな。
マロ7
2010/07/01 20:23
マロ7さん今晩は。
確かに白石スキー場の入り口の私有地に生えていますね。
その他にも結構民家の横に咲いているのを見たことがあります。
金華山はかなり大規模な自生地らしいですよ。私も観たいものです。
SONE
2010/07/01 20:46

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