東北の山遊び

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zoom RSS 2010.7.18 秋田駒ヶ岳から乳頭山(秋田・秋田駒ヶ岳)

<<   作成日時 : 2010/07/20 23:12   >>

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北東北は梅雨明けしていないが、天気予報を確認すると登山日和みたいなので、花の名山:秋田駒ヶ岳に花見登山に行ってみた。盛夏の花との端境期に当たっていたが、それでも多くの花々との出会いがあった。

【 7╱18 秋田駒ヶ岳(1637m)から乳頭山(1478m) 秋田・仙北 】
八合目駐車場〜片倉岳〜阿弥陀池〜横岳・男岳鞍部〜馬場ノ小路〜駒池〜大焼砂〜横岳〜焼森〜湯森山〜熊見平〜笊森山〜千沼ヶ原〜乳頭山〜田代平避難小屋〜孫六温泉〜大釜温泉

未明の東北道を北上する。早池峰山が朝焼けのシルエットで浮かんでいるが、奥羽山脈はどんよりと曇っていた。
盛岡ICで下道に出ると、岩手山は山頂部に傘雲を載せていた。西側の秋田駒ヶ岳も同様に山頂を隠している。
早朝からこの調子では山頂からの大展望は期待薄で少しがっかりする。

ほぼ満員の始発バスに乗って八合目に着く。同行のマスさんはバスで車酔いになり調子が悪そうだ。
硫黄鉱山方面の旧道に昨日親子グマが出現したと立て看板があった。

その旧道分岐付近から上部はガスがかかり、視界が極端に悪くなってしまう。
足の遅いハイカーをパスしながら登ると片倉岳展望台にでる。沢山の人が休んでいるが、お目当ての田沢湖は姿を現してくれなかった。

通常、この付近からお花畑が始まる。ミヤマダイコンソウは僅かな残り花があるだけ。
周辺にはハクサンシャクナゲがほぼ満開状態であった。
8月の花:ハクサンシャジンは咲き始めだが、紫の花を見ていると、秋の気配がしてきた感じがする。
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トウゲブキも沢山咲いていた。六角牛山で見たものよりガッシリした作りをしている。
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阿弥陀池手前の火口原ではニッコウキスゲが満開であった。しかし少し距離が離れるとガスでぼんやりとしか見えない。
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秋田駒ヶ岳に於いて一番賑わうところが阿弥陀池周辺である。
火口原に出来た小さな池は周辺を高山植物が咲き乱れて、山上の楽園の様な感じがする。
しかしこの日の天気は最悪。秋田駒ヶ岳の最高峰:男女岳に登っても何も見えないので、山頂は割愛して先の工程に進んだ。
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池の西側から男岳と横岳の鞍部を目指す。宗教上の山頂である男岳も割愛。
秋田駒ヶ岳は確立5割で天候に恵まれない場合が多い。しかし花見登山と割り切ればがっかりする事も少ない。

ミヤマダイコンソウの残り花を見ながらガレた急斜面を下る。
僅かにハクサンフウロが咲いていた。今年お初の花だ。
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馬場ノ小路は別名ムーミン谷と呼ばれていて、チングルマの大群落とアルペン的な男岳の東壁を望める別天地である。標高が少し下がって雲底を突きぬけたので馬場ノ小路と小岳の姿が俯瞰できた。
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火口原の底に下りるとシラネアオイが未だに咲いていた。
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男岳の上部では花期を過ぎていたエゾツツジも未だに健在。南限の花だけに有難味が違う。
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凄い数のチングルマの穂を左右に見ながら木道を下っていくと駒池が見えてくる。
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駒池から登り返した場所は一面にチングルマが咲き誇っていた。これを見たかったんですよ・・・(笑)
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ウサギギクが斜面一面に咲いていた場所もあった。
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傾り泉水を過ぎたところから左手の黒い溶岩斜面を見上げると、物凄い数のコマクサの群落が確認できた。
ムーミン谷を抜けて、黒い溶岩斜面=大焼砂を横切っていくと、田沢湖が女岳の斜面の彼方に見えた。
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そして国見温泉から登ってくるコースに合流。この尾根を横長根と言う。
ここから横岳の山頂までは大焼砂のコマクサを愛でながらの楽しい工程のはずが・・・・・・
折からの強風で左右に作られたロープ柵につかまりながらでないと身体が飛ばされて登れない。
従ってコマクサの写真を撮るなんて不可能だし、花自体も終盤を迎えて色あせたものが多かった。

強風に翻弄されたのでかなり体力を消耗した。そこで横岳山頂のベンチに腰掛けて休憩する。
この日もマスさんお手製のパンの数々を御馳走になった。

沢山の人が休憩している横岳を後に、焼森方面に歩を進める。
焼森から右折して乳頭山方面への縦走路に入ると一気に人が少なくなりほっとできた。
灌木帯に入るとハクサンシャクナゲが非常に多かった。
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小さな沢を越えて湯森山への登りにかかると花の数が再び増えてくる。
ヨツバシオガマ、ミヤマコウゾリナ、ニガナ、ミヤマキンポウゲ、ミヤマハンショウズル、写真のクルマユリも出てきた。
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湯森山手前の笹森山分岐にツアー登山と思われる大人数のパーティが休憩していた。
休まずに通過して湯森山の三角点(1472m)を確認する。気が付かないで通り過ぎてしまいそうな山頂だ。

湯森山の東肩に出ると北西方面の展望が開ける。眼下に熊見平が一望でき、晴れた日なら岩手山がねけねけと見える場所でもある。
そこから縦走路はニッコウキスゲ咲く雪田草原の中を一気に下る。
下りきったところが熊見平。残雪が残る湯森山の姿が印象的に見える。
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熊見平湿原は結構花盛りで、思わず足を止めて花々を愛でる時間が長くなる。
トキソウの数は今まで見た山で一番多いかも・・・
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キンコウカは咲き始めで、あと一週間後が最盛期か。
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ヨツバシオガマをキンコウカのコラボ。ピンクとイエローは華やかに見える。
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宿岩を越えると縦走路は笊森山までハイマツと灌木帯の登りになる。
天候はイマイチだが、広さを感じさせてくれる縦走路は東北では珍しい。
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笊森山の手前、雫石方面の視界が利くところで昼食をとった。
追い抜いたツアーパーティが脇を通り過ぎていく。その他にも何組かのパーティが通過していった。
秋田駒ヶ岳の中では唯一の本格縦走コースなので、最近は人気があるみたいだ。

食事中に湯森山の姿が完全に見えたので写真を撮った。随分歩いてきたなぁ〜と思う一瞬であった。
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笊森山(1541m)は休まず通過。東側の雪田草原に一面にヒナザクラが咲いていた。凄い密度である。
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千沼ヶ原がやっと見えた。今回の縦走路のハイライトである。
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以前歩いた時にオコジョを見つけた木道でオコジョの姿を探したが、今回は出てこなかった(笑)

千沼ヶ原の木道では大勢のツアーパーティが休憩していた。
以前訪れた時には今いる上部湿原しか見ていなかったので、今回は東側の三角山の裾野まで広がる湿原の奥まで散策してみた。今年初めて見るイワショウブの花は未だに小さくて可愛い。
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オオシラビソの森を幾つか抜けて最大の湿原に飛び出す。
そこには大きな池塘があり、三角山の平頂を水面に映していた。
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越えてきた笊森山を振り返る。
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湿原の一番末端に近い場所で休憩。奥に岩手山が山頂を隠して見えていた。
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やっと晴れ間も拝めて気分は最高!
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千沼ヶ原は比較的規模が大きな湿原であったが、そこに咲く花は意外に大群落を作っていない。
それでもニッコウギスゲ、コバイケイソウ、ヨツバシオガマ、ワタスゲ、キンコウカ、イワショウブ、トンボソウ、ミツガシワ、イワイチョウ、トキソウ、サワラン、モウセンゴケと写真のタテヤマリンドウが咲いていた。
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のんびり休んだあと、来た道を戻る。上部湿原に人の姿はなく、静かな湿原の風景を楽しめた。
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千沼ヶ原からは小さな沢を越えて笊森山から下ってきた縦走路に合流する。
湿性の高山植物から再び乾性の高山植物の姿が多くなる。
ハクサンシャジン、ミネウスユキソウ、トウゲブキ、イソツツジ、ハクサンフウロ、写真のミヤマリンドウが多い。
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いよいよ乳頭山の姿が近づいてきた。
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直下まで来ると岩峰の姿をした乳頭山の名前の由来が明らかになる。
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山頂直下はタテヤマウツボグサが咲き始め。
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本日最後のピーク、乳頭山山頂に到着。コーヒーを飲んで休憩する。
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北西方面に山頂が湿原になっている大白森と、手前に田代平山荘が見えた。
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下りは乳頭温泉郷に一番素直に下れる孫六温泉ルートをとった。
利用する方が多いらしく、道は泥で荒れた感じだったが、距離が短いので楽に下れた。

孫六温泉から林道を西進し大釜温泉に着くと、その前がバス停である。
次のバス時間まで40分待たねばならなかったが、コーヒーを飲みながら地図で歩いてきたルートを確認していると、時間のたつのは早かった。

秋田駒ヶ岳近辺ではガスで展望に恵まれなかったが、マスさんを連れて別な機会に再訪しようと思った。
やはり次は大好きな中生保内コース周回であろうか・・・

同行したマスさんのブログ記事は → コチラ

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オマケ

秋田駒ヶ岳の帰路、秋田県の横手市十文字町にある『三角そばや』にて名物の十文字中華そばを食べてきた。
ここのラーメンは昔なつかしい和風細打ち手もみ麺で、魚介系の澄んだあっさり醤油スープと、細く縮れた麺が絶妙に絡み合う他ではないタイプのラーメンだ。

以前は十文字町の分かり難い場所に本店があったが、3年前に国道13号線の横手・湯沢道路の十文字IC入り口に引越ししたらしい。横手市十文字町梨木字羽場下63−1 0182−42−1360
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こちらが注文した中華そば(大)。メニューは他に中華そばと冷やし中華しかない。
具に麩がトッピングされているのが珍しい。
味は極限までさっぱり感にこだわった昔のながらの中華そば(けっしてラーメンではない。)
麺も極限まで細い縮れ麺だが、しっかり腰があり食べ飽きない。
3年ぶりに食べたが、本当に満足の一品であった。
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動画です。








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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
乳頭・・・^^*
てか、ほとんど木道なんですね。
めずらしくないですか??

2010/07/21 06:38
ラーメンの紹介はないの?
あれ、おいしかったね。
マス
2010/07/21 10:53
去年初めて登りました。
ゆっくり何度も見せてもらいました。
喧騒を離れて乳頭まで縦走したんですね・・
三角ソバヤのラ−メン美味しかったでしょうね・
蕎麦屋のラ−メンって美味しいとか・障子ケ岳に
(途中で下山でしたが・・マスさん凄いなぁと関心してまい)
登って下山の時一緒の村山の若者と一緒に下山しましたが・
美味しい蕎麦屋さんに案内されて・そんな話をしてました。
その時は冷やしの肉そばが美味しいといわれて食べましたよ・
あら山の話からそれました。
本題に
愛犬の事があり入犬禁止と思ってましたが・キャリィに乗せれば
シャトルバスもOKとの事で・登って来ました。
花が沢山咲いてて綺麗ですね・・ムーミン谷の方にも今度機会があれば
行きたいですが・国見温泉からの経由で、ク〜ワン連れて
行けますか・・今年は花も終わったでしょうから・来年予定しますが・・
去年登った時の様子のHPです・楽しかったので載せますね・
http://ku2153.sakura.ne.jp/ku2009-7-12.html
ク〜
2010/07/21 17:19
葵さん今晩は。
開けた木道での写真が多いので木道の山といった印象になってしまいましたが、土の上を歩く場面が大半ですよ(笑)
但しオーバーユース気味の山なので、木道や階段での整備は仕方ないでしょうね。
SONE
2010/07/21 19:30
マスさんお疲れさま。
急いで記事アップしたので、中華そばの話題を忘れてたよ。
何回食べても美味しいと感じるラーメンだね。年配の方にもお勧めできるね。
SONE
2010/07/21 19:32
クーさん今晩は。
昨年クーちゃんも登ったのですか。今回もワンコ3匹に出遭いましたよ。
足の短いコーギーの子犬が健気に登っていたのは面白く可愛かったです。
ムーミン谷に行くなら国見温泉からのほうがアプローチし易いと思います。
そっち方面から登ってきたと思われる雑種の犬連れの方もいました。

三角そばやさんは蕎麦屋さんではないんですよ。中華そばの店で、以前蕎麦屋と間違えてザル蕎麦注文していた方がいて笑ってしまいました。
この店は焼石岳の秋田側から登った帰りによく利用しています。
SONE
2010/07/21 19:40
山よりラーメンだ。
三角ソバヤのラ−メン行きたいね。
それにしても長いコースでした。
千沼ヶ原、岩手山から見ていていかなければと思いつつ、4年たちましたど。
帰りの車回収はうまいタイミングでしたかな。
マロ7
2010/07/21 20:13
soneさん、こんばんは。暑い一日でした。3連休が終わってからこんな天気になって残念至極(笑)ムーミン谷のチングルマの群落、まだ残っているんですね〜。秋田駒〜乳頭への縦走は一回しかしたことがないですが、やはり思い出に残っています。ただ時間がなかったからか、千沼ヶ原の奥の湿原まで行かなかったような。大きな池塘ですね! 紅葉の時期も素晴らしいでしょうね。
k4
2010/07/21 20:23
マロ7さん今晩は。
この中華そばはマロ7さんを唸らせる美味しさだと思います。
薄味なのに美味しいのは凄いですよ。
千沼ヶ原は乳頭山から往復する登山者が多かったですよ。
車の回収は1時間に一本バスが出ているので、最大待っても1時間なら割りきれます。
夕方6時30分が最終だそうですよ。
SONE
2010/07/21 21:01
k4さん今晩は。
本当に3連休が終わった後に晴天になってしまいましたね。
でも山は逃げないので、また天気がいい時に行けばいいんです。
ムーミン谷のチングルマは非常に広範囲に群生しているので、未だに蕾もない場所が沢山ありましたよ。
秋田駒〜乳頭の縦走路は東北でも稀有な広がりを持った山域ですよね。
灌木とハイマツが多いので秋の紅葉も見事な感じがします。
千沼ヶ原は奥の湿原の方がいいと聞いていました。私も以前は手前で終わっていたので、今回訪れてみてとても良かったです。
SONE
2010/07/21 21:07

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2010.7.18 秋田駒ヶ岳から乳頭山(秋田・秋田駒ヶ岳) 東北の山遊び/BIGLOBEウェブリブログ
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