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zoom RSS 2010.8.28 ムジナ森とトンビマイタケ(宮城・二口山塊)

<<   作成日時 : 2010/08/29 07:36   >>

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久しぶりに仙人沢から仙台神室に登りたくなった。途中から踏み跡を辿ってムジナ森石橋を見学するオプション付きのコースを考えていた。そして以前から目を付けていたブナの原生林に分け入り、今が旬のキノコ:トンビマイタケを探そうと言う欲張りな計画である。

【 8╱28 ムジナ森(988m) 宮城・二口山塊 】
仙人沢コース登山口〜仙人大滝〜尾根〜ムジナ森(往復)〜ブナ原生林(ここから登山口に戻る)

仙台神室へ登ると書いてあるのに、タイトルではムジナ森? 結論から言うと途中でトンビマイタケをゲットしてしまったので、登山は打ち切って下山したのである。大量に採れた重いキノコを手に持って登山するなど不可能!
私的には登山<キノコだからこれでいいのだ(笑)


本当は仙台神室から山形神室を周回して笹谷峠に戻る予定であったが、車の荷台に積むつもりであったチャリンコの後輪がパンクしていた。これで周回は取止め。変わりにムジナ森石橋に立ち寄る計画に再変更する。

仙人沢の登山口には車一台が置かれていた。そして自転車が一台。
ははぁ〜、周回目的で笹谷峠から自転車で下ってきた登山者だな、と分かる。

慣れ親しんだ仙人沢コースは笹谷峠から登るより変化に富んでいて面白い。
沢筋から登って山頂に立つのが理想的登山だ、と常々思っているオイラには理想的なコースなのだ。
一部足場が悪いところもあるが、過度な安全策が採られていないところが良い。

水平道を辿って仙人沢に出た。暑さを感じさせないマイナスイオン一杯の環境が心地よい。
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二叉からは右叉に入る。左叉出合には涼しげな淵があった。
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仙人沢から離れる地点にザックをデポして仙人大滝に会いに行く。
小さな沢の流れを石飛びに遡っていくと、小さな淵に25cm級のイワナが走ってびっくりする。
沢筋のテンニンソウは未だに咲いていない。
落差30m足らずの仙人大滝だが、ハングした左壁が圧倒的に圧し掛かり迫力満点である。
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ザックのデポ地点に戻ってジグザクの道を左岸のムジナ森沢の合尾根を目指して登る。
意外と簡単に尾根に着く。

この時、ふと南側に位置するムジナ森が未登の山であった事に気が付いたので寄り道することにした。
旧笹谷街道から仙台神室を見たときに、手前に三角形の小さな山がある。それがムジナ森。
言われてみないと気がつかない程の小さな山であり、登山道はなく、藪漕ぎで登らなければならない山だ。
尾根から南にヒノキアスナロの森を辿って行くと、やがて小ピークに出る。
ここで初めてムジナ森の姿が見える。
山頂へは尾根を時計周りに笹藪から低木藪を漕いでいく。思ったほど藪は濃くないが、藪に慣れていない人は帰りのためにマーキングが必要であろう。

辿りついたムジナ森山頂は太いヒノキアスナロの木が周りを囲み、展望皆無の小さな広場であった。
南東側に獣道が続いていて、ザックを置いて辿ってみるが、シロヤシオの森に中に獣道は続いていた。

梢の間からハマグリ山からトンガリ山への稜線が見え隠れしている。
晩秋や芽吹き前の頃ならハマグリ山とトンガリ山の急峻な東面が迫力ある姿で見える山頂と感じた。。
トンガリ山が見える地点を探して西側の急斜面を木につかまりながら下りてみる。
写真の姿が葉っぱが茂った今の時期にトンガリ山が見える限界だった。
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山頂から藪の下りは早く、時間がかからずに登山道まで戻った。
登山道は尾根を少し登り、岩場を迂回するため右手の足場の悪い斜面をトラバースする。

話は変わるが、最近、友人のタッシーとケンちゃんがトンビマイタケを採っているし、青森の戸来岳でもトンビマイタケを採った男性の車に乗せていただいた。
今回は何かトンビマイタケに出遭える予感的なものがあって、途中にある以前から目を付けていたブナの原生林の藪に分け入ってみる。
そしてササ藪を漕いで何本かのブナの立ち枯れや古木を探していると、30分もかからない時間で簡単にトンビマイタケを見つけてしまった。本気で探すとなかなか見つからないが、登山のついでに探すと意外に見つかるものである。
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以前の拙ブログでもトンビマイタケの記事を書いたが、ブナの枯れ木に生えるトンビマイタケはトビタケとも言われ、サルノコシカケ科のキノコである。
成長してくると色がトンビ色をしてくるためトンビマイタケと呼ばれる様になった。
山形の最上地方や秋田では特に珍重されていて、地元の有力スーパーでも販売している。
ある産直店では400gで1300円もする高級キノコだ。
でも同じ山形県でも村山や置賜地方では一部のキノコ狩りの方にしか採取の対象になっていない。
食べ方は夏野菜との炒め物や、炊き込みご飯、パスタや天ぷらに合う美味しいキノコである。
コウタケに似た味、と言えば一般的には分かるかもしれない。


今回採取したトンビマイタケ。少し成長し過ぎて固くなり始めの状態。あと5日前なら柔く色白で完璧だった。
しかし比較的状態のよい写真のものだけで、柔らかい食べられる部分で10kg近くあった。
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この木の裏側に生えていたトンビマイタケの二株。写真のどちらも大きくなり過ぎて採取しなかった。
と言うより持ちきれなくて残してきたと言うのが正しい。
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普通はブナの立ち枯れや、伐採後の切り株に発生するケースが大半だが、今回は写真の枯れ始めている老木の根元に生えていた。
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さて末端価格(販売価格)で3万円近く採ってしまったし、手持ちのビニール袋を動員してやっと持てる量を採ったので、必然的に仙台神室の登山は中止である。
踏み跡を辿ってムジナ森石橋に行くなんて無理なお話。
結構藪の中を下ってしまったので、手でキノコをぶら下げながら藪漕ぎで斜面を登るのは大変な作業であった。
登山道に出てからも普通に歩くときより数倍苦労してトボトボ歩いた。休憩を何回も入れる。

そんな時、倒木にヒラタケが生えていたので衝動的に採ってしまう。
我ながら病気というか、キノコ狩りにかける執念は計り知れないものがあると思った(苦笑)
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いい加減キノコを持つ手が疲れて車に戻る。
でも未登のムジナ森に登れた点はキノコとともに本日の収穫であると納得して、ムジナ森が見える笹谷峠方面に車を走らせた。笹谷峠に近い展望が開けた場所から、仙台神室の手前に三角形の貉森が見えて嬉しくなった。
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さて大量に採ったトンビマイタケは保存方法が難しく、全てを自家消費するのは無理なのでマスさんと、山仲間でトンビマイタケの料理法を教えてもらったhashiさんにお裾分けしたのは言うまでもない。
このキノコ、最上地方では余ったものを味噌漬けにするそうであるが、過去に味噌漬けにして風味が全て飛んでしまって失敗したので、新鮮な内に消費する必要があるのだ。
置いておくとドンドン黒変してくるが、冷蔵庫に入れると一週間は持つ。

トンビマイタケを皮切りにいよいよ登山+キノコ狩りのシーズンに突入だ


動画です。





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コメント(20件)

内 容 ニックネーム/日時
山登りでキノコ狩りができるのは最高の楽しみですね。
それにしてもすばらしいキノコの画像です。
みどぽん
2010/08/29 07:58
みどぽんさんおはようございます。
登山+キノコ狩りはこれからの時期の醍醐味ですね。
天然マイタケだったら踊ってしまう量でしたよ(笑)
SONE
2010/08/29 08:30
今回は登山からキノコ狩りへとなってしまいましたが、いよいよSONEさんのお楽しみシーズンの始まりですね。
仙人沢コースは気持ち良さそうですねー。そのうち周回する予定ですよ。
morino
2010/08/29 10:27
morinoさん今晩は。
秋になるとメインルートから外れて、キノコ探しがプラスされた山が多くなってしまいます。
仙人沢コースは自転車利用で周回するとグーです。紅葉時期が最高ですよ。
SONE
2010/08/29 18:51
こんばんは。
何か神がかりというか動物的な感でしょうか。
それとも長年の…  あとは言わないでおくわ。
今頃美味しく食べてニンマリしてるのな。
颯爽と歩く後ろ姿、でも急いで回収するのを想像すると楽しくなります。
次回は登りのお姿を。
あね
2010/08/29 19:27
フフフームジナ森ね…ってキノコがわからないからね。
大滝手前で土蜂お掘り起こしたところに遭遇しましたよ。
奴は上から見ていたような。急いで離れました。
ズデンシャ部隊が増えてきましたかな…。
最初に降った時にはブレーキロックがかかり大変でしたよ。
高性能のリンリン7号だからね。
マロ7
2010/08/29 20:12
あねさん今晩は。
深いブナの森に入れば採れそうな予感がしていましたが、ラッキーとしか言いようがありません。成長し過ぎて固くなっていたので、風味は少し落ちていました。
回収するシーンは本当に格好悪いですよ。今度は登りも撮影してみますか。
SONE
2010/08/29 21:19
マロ7さん今晩は。
勢いでムジナ森に登ってしまいましたよ。
大滝でも熊公がいるんですね。岩場が多いのでカモシカ天国と思っていました。
ここの周回は自転車が必携ですね。歩くと1時間はかかってしまいます。
私の青い稲妻号はそろそろ限界っぽいですよ(笑)
SONE
2010/08/29 21:26
仙人沢の登山口にあった車は白色の4駆ですよね。
それは我々2名パーティーの下山用デポ車でした。自転車はまったく別の方のです。
28日はムジナ森沢を沢登りしてムジナ森石橋を見に行ったんです。
SONEさんがトンビマイタケをゲットしていなければスライドしたかもしれませんね。
同行者もここはキノコがあるぞ〜としきりに話してトンビマイタケのことも話題になりました。
しかしSONEさんは大量にゲットするとは!
この話を聞いたら同行者はさぞかし悔しがるでしょう(笑)
ムジナ森石橋からのヤブ漕ぎではルートミスをしてしまい、山中をウロウロしてしまいました。
帰りしなあまりに暑いので、SONEさんも画像に納めた淵とナメ滝でオヤジ2人で水遊びしました(笑)
トラ山
URL
2010/08/29 22:26
トラ山さん今晩は。
入口に確かに白い四駆が駐車していました。
しかしトラ山さんがムジナ森石橋界隈を歩いていたとは驚きました。
トンビマイタケが無ければ、恐らくムジナ森沢まで下っていたと思います。
そんなところでスライドしたらびっくりしたでしょうね(笑)
ムジナ森石橋の奥まで遡行すると、沢からの脱出が難しいと聞いたことがあります。
石橋の下を潜ると不確かな踏み跡があり、仙台神室南西の小ピークに出ますよ。
沢装備ですと水浴びできるので羨ましいですね。私は藪漕ぎの汗だくで車に戻りましたよ。
SONE
2010/08/29 23:04
すごい偶然です!
一日違いで、今日仙人沢から仙台神室、山形神室、笹谷峠を周回してきました。
そして、笹谷峠〜仙人沢口はこらっこ号(MTB)で・・・・。
Mt.Racco
2010/08/29 23:04
Mt.Raccoさん今晩は。
蔵王温泉に宿泊して、こらっこ号を使うと聞いて、もしやと思ったのですが、一日違いで同じルートを歩いておられたなんて。本当にびっくり!
今日は二口山塊の別な山に登っていましたが、風がなくて暑かったですよね。
SONE
2010/08/29 23:10
あたしが住んでる地域は、トンビマイタケを食べる人っていないから
木だと思って、家族はびっくりしてたよ。
マス
2010/08/30 07:42
おお、収穫でしたねえ。羨ましい。
それにしても暑い中の藪漕ぎ、お疲れ様でした。

私も来週仙人沢から周回する予定でした。暑いだろうなあ。

みいら
2010/08/30 15:56
毎年このコ−スをク〜と春先登ります・・
昔・娘を背負っての・笹谷の山開きで一度こちらの
コ−スがありました。・・
皆さん凄い猛者ばかりなので・感心してコメント見させて
もらってます・・今は藪漕ぎは愛犬ク〜との山行ですから・
今年は春先に北雁戸に久しぶりに登ったので、このコ−ス
やってませんね・・秋の紅葉の時期にのんびり・お猿さんに
ご挨拶して・ク〜ワンと楽しんできます・・
いつもロ−ド30分は歩きと思ってますからね・・
今年北雁戸山に登った帰り・仙人沢に車置いて・
周回したご夫婦が歩いてるの乗せました。
写真が趣味の方でした。初めて周回して覚悟してきたようですね・
お互い様の心ですね・・
ク〜
2010/08/30 16:36
マスさん今晩は。
今回のトンビマイタケは成長し過ぎて固い部分が多かったね。
あれを見たら木だと思うだろうなぁ(笑)
SONE
2010/08/30 17:41
みいらさん今晩は。
何の因果が、暑い盛りに藪漕ぎしないと採れないキノコとは・・・
これで採れなかったら本当に泣きですよ(笑)
来週に仙人沢から周回されますか。涼しくなっていれば良いのですが。
沢から離れると暑さが堪えますね。
SONE
2010/08/30 17:45
ク〜さん今晩は。
毎年登られるコースだったのですか。以前は草刈り状態が悪いことも多かったですよね。
春先でしたら仙人沢源頭部の雪渓の脱出が難しいですね。
秋の紅葉期は岩場に紅葉が映えて素晴らしいコースですね。
笹谷峠から仙人沢口まで車道を3回歩いていますが、今まで誰も車に乗せてくれた人はいませんでしたよ。ク〜さんみたいな優しい方がその時いればなぁ〜(笑)
SONE
2010/08/30 17:51
ついにゲットだ!
今年は豊作なのかもしれないね(喜)
タッシー
URL
2010/08/31 15:42
タッシー今晩は。
今年は間違いなく豊作だよ。他のキノコも多く見かける。
9月中旬からが楽しみだね。
SONE
2010/08/31 18:10

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2010.8.28 ムジナ森とトンビマイタケ(宮城・二口山塊) 東北の山遊び/BIGLOBEウェブリブログ
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