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zoom RSS 2010.8.18 八甲田大岳(青森・北八甲田)

<<   作成日時 : 2010/08/23 00:57   >>

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誰でも知っている、登っている日本百名山の一座:八甲田山。
八甲田山という名称は多くの火山群の総称で、その最高峰:大岳が一番メインに登られている山である。
今回の青森の山行脚で、一山くらいは有名どころを抑えていなければならないと思い、今回久しぶりに再訪した。

【 8╱18 八甲田大岳(1585m) 青森・北八甲田 】
酸ケ湯温泉〜仙人岱〜小岳分岐〜鏡池〜大岳〜大岳避難小屋〜井戸岳〜赤倉岳〜パラダイスライン分岐〜上毛無岱〜下毛無岱〜酸ケ湯温泉

昨晩はキャンプ場の管理人さんの計らいで、夕刻から激しい雨が降ったために管理棟の和室スペースに宿泊させていただいた。夜半に起きてみると満天の星空で、素晴らしい天候が約束され嬉しくなる。
翌日は雲ひとつない快晴。キャンプ場から見た大岳も空気が澄んでいて近く見えた。
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酸ケ湯温泉上の大駐車場には、平日にも関わらず既に多くの登山者の車が駐車していた。流石に人気の山である。
車道を渡って直ぐに登り始める。
6月に山菜採りに家族で訪れていた14歳の女子中学生が、登山道を外れて行動中に火山性のガスを吸い込んで死亡する痛ましい事故があったばかりなので、登山道から横道に入る可能性のある場所には煩いくらい「立ち入り禁止」の看板が立っていた。

単調なオオシラビソの森を登っていくと、やがて地獄湯ノ沢に出る。
そこからは一気に展望が開けて、南西方面には櫛ヶ峰と横岳の姿が見えた。
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硫黄の臭いがする地獄湯ノ沢。ここから少しの間だけ浅い沢のガレ場を登る。
振り返ると岩木山や白神岳、藤里駒ヶ岳、田代山などがはっきりと同定できた。
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道が平坦になると木道になり、周囲はオオシラビソの植生に再び変わる。
八甲田大岳が近づいてきた。
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登山者の踏み荒らしで湿原が裸地化してしまった仙人岱で休憩。この地に湧き出る仙人清水は冷たくて美味しい。
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大岳の南斜面に広がる雪田草原にはコバギボウシが花盛りであった。
しかし黄葉しているイワイチョウもあって、北の山は既に秋の装いに変化している。

ここから大岳までは一気の急登。振り返ると小岳が優しい山容で見えた。
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道の脇にはウメバチソウが咲いていた。
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標高1400m付近からハイマツ帯に変わり、小池と鏡池が続けて現れる。
写真は水草が独特な風景を醸し出す小池。背後は大岳。
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昨日登った戸来岳が遠望できた。全景は乗鞍岳(右)と赤倉岳である。
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一歩一歩高度を上げていくと、南八甲田の山々がパノラマ的に視界に広がっていく。
その盟主:櫛ガ峰にはもう一度登ってみたいが、近年は道の藪化が進み、簡単に訪れる事ができなくなっているらしい。
南八甲田の背後には岩手山、八幡平、七時雨山、森吉山がバッチリ遠望できた。
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以前より整備が進んで登り易くなったガレ場の登りが終わると、待望の山頂に到着する。
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今まで見えなかった北側の展望が一気に開けて、息をのむほどの大展望にしばし言葉を失う。
青森市が眼下に俯瞰できた。
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北側に位置する井戸岳と赤倉岳。その背後には下北半島が陸奥湾越しにはっきりと見えた。
この視界の右手には太平洋の海岸線が連なっている。
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青森を代表する一座:岩木山も、平野に優美なスカイラインを引いていた。
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足元には咲き残りのイワギキョウ。
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一年でこれ程までに遠望が利く天候の中で登山が出来るのは稀だ。
その幸福を噛みしめながら四周に広がる大展望を眺めて、パンと紅茶を飲んでゆっくりと休憩した。

下りは大岳避難小屋から井戸岳、赤倉岳を経由して毛無岱に至る遠回りのコースを選んだ。
眼下に見える毛無岱の湿原は歩いたときより広大な広がりを持っていることが分かった。
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階段が連続するガレ場を下っていくと、大岳避難小屋が近づいてきた。
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鞍部はT字路で右折して直ぐに井戸岳の登りにかかる。
短い登りであるが意外に急なので焦らず登る。振り返ると大岳がドーム状の立派な山容で見えた。
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咲き残りのイワブクロを見つけて写真を撮る。
東側には高田大岳と雛岳が連なる。今日は高田大岳から谷地温泉に下るルートも検討したのだが、バスの接続が合わないために断念した。次に来たときのお楽しみでとっておこう。
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なだらかな山の印象がある八甲田の中で、異色の険しい火口壁を持った井戸岳。
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赤倉岳の祠のあるピークから陸奥湾を眺める。下北半島と津軽半島の地形が一望できた。
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赤い爆裂火口壁を持った赤倉岳。
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毛無岱の奥には世界最大のブナ林を持つ白神山地の山々が広がっている。
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赤倉岳をロープウェイ方面に下る。この頃から多くの登山者をスライドし始めた。
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田茂萢岳の鞍部から左折してパラダイスラインに入る。山スキーコースでは宮様コースに当たる部分だ。
最初は歩き易い登山道であったが、途中から泥濘が連続して歩き難くなる。
小さな沢を数回渡って、上毛無岱の木道に出たときにはほっとした。前方には南八甲田の山並。
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展望デッキで最後の休憩を取る。大岳や歩いてきた井戸岳、赤倉岳が一望だ。
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酸ケ湯から登ってきた登山者が増えてきたので、展望デッキをあとに下毛無岱に下る。
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この時期の湿原は完全に花が終わり寂しい限り。キンコウカの盛りだったら素晴らしい光景に出遭えたであろう。
でも今年の夏は雨が多くて、展望の利かない日が大半だったとキャンプ場の管理人さんが言っていたっけ。
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下毛無岱から酸ケ湯温泉への道は歩き易かった。
湯坂を呼ばれる急坂を下ると酸ケ湯温泉に到着。日陰のベンチでコーラを飲んで休憩する。

早い時間に下山できたので、八甲田を離れて次の目的地(山)まで移動することにした。
立ち寄った睡蓮沼はサワギキョウが満開。登ったばかりの大岳を見上げて、今度はBCシーズンの再訪を思った。
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七戸方面に左折し、八幡岳の麓を通過する。車を止めて八甲田を振り返った。
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山から里に下ると気温30度以上の猛暑が待っていた。この後は標高1000m以下の低山中心の登山となる。
暑さとの戦いが始まるのか???

同行したマスさんのブログ記事は → コチラ


動画です。



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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
口から泡吹いてるおじいさんが、面白かったよね。
人がいっぱいいる山は、いろんな人いる。
マス
2010/08/23 07:00
睡蓮沼は綺麗な場所ですね。
数年前に八甲田は7月と8月に連続して登りましたよ。
北海道も見え、振り返ると岩手山も見えました。
おっ家内とマロは下で待機し蔦温泉と谷地温泉をハシゴしていましたよ。
谷地温泉ではテレビ撮影で、モデルが入るので出てくださいって言われて、
自分がモデルでないことがわかったらしい。わたし、もう出るって、でたそうな。
マロ7
2010/08/23 07:09
もう30数年前の事です・・
酸ヶ湯から仙人岱コ−スだったような・高田大岳・谷地に下り・猿倉温泉泊まり
で・蔦温泉のヒノキの風呂に(下から湯が沸いてきて・)大町桂月のゆかりの
沼を散策して帰って来た事ありました・・
紅葉の時期は最高でしょうね・・南八甲田の方面は余り人が来なくて
魅力的とか・・いつかク〜連れて行きたいです・・
3年前八幡平の茶臼岳縦走した時ク〜も一緒でしたが
犬禁止って書いてなかったからね・
ク〜
2010/08/23 15:28
天気に恵まれるということはとてもすばらしいですね〜。
憧れの八甲田、私も同じコースでまわりたいと思いました!
ナカシィ
2010/08/23 16:42
口から泡吹きながら登るおじいさんは初めてみたよ(笑)
ワンコのエリカ可愛かったね。
SONE
2010/08/23 19:25
マロ7さん今晩は。
北海道も見えたとは、本当に天気の良い日に登られたのですね。
今回は残念ながら北海道までは見えませんでしたよ。
谷地温泉は入った事ないのですが、秘境っぽさが一番残る温泉と思います。
>自分がモデルでないことがわかったらしい。わたし、もう出るって、でたそうな。
これは爆笑でしたー。
SONE
2010/08/23 19:30
ク〜さん今晩は。
30年前の八甲田は静かな山だったのでしょうね。
高田大岳方面への道は藪っぽくなっていて、縦走する場合は苦労しそうです。
蔦温泉も車窓から見ましたが、秘湯のイメージは無くなっていますね。
但し周辺のブナ林は見事の一語でした。
南八甲田は現在整備が一切入らなくて、密藪状態らしいですよ。
私は藪化の前に登れてラッキーでした。
SONE
2010/08/23 19:34
ナカシィさん今晩は。
山の印象で一番のポイントは展望の良さでしょうね。
快晴の登山だとより深く記憶に残る感じがしています。
八甲田は初心者向けですが、今回のコースはいいとこ取りのコースでしたね。
SONE
2010/08/23 19:37
レポ拝見しました。
今年のGWにスキーツアーで登って滑った場所の雪のない風景を楽しませてもらいました。本当に行ったルートばかりでした。
同じ山を積雪期と無雪期に登るのもいいですね。
みどぽん
2010/08/23 23:14
みどぽんさん今晩は。
そう言えば、今年のGWに山滑りに遠征されていましたよね。
確かロープウェイや酸ケ湯ベースで滑られていたので、今回のルートとは被っているところが多いと思います。
夏場の山を見て、BCシーンを想像するのも面白いので、無雪期にも是非行ってみてください。
SONE
2010/08/23 23:37

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2010.8.18 八甲田大岳(青森・北八甲田) 東北の山遊び/BIGLOBEウェブリブログ
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