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zoom RSS 2010.9.19 虎捕山(福島・阿武隈山地)

<<   作成日時 : 2010/09/21 21:56   >>

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天気がイマイチで高い山は無理そうなので、宮城県南部の丸森町にキノコを探しに行く。
昨年大量にアミタケを採った山(マツタケ1本もおまけ)なので期待していったが完全に空振り。
午後から気晴らしに虎捕山に登ってきた。

【 9╱19 虎捕山(706m) 福島・阿武隈山地 】
山津見神社〜手水所〜中間の岩場〜奥の院〜虎捕山〜展望台〜奥の院〜虎捕穴〜手水所〜山津見神社

宮城県南なら雨には合わないだろう、と思っていたが、キノコ探しに入山したら直ぐに大粒の雨が降り始める。
久々に山で合羽を着る羽目になってしまった。
そして昨年大量にアミタケが生えていた場所に行くが、アミタケの影も形もない。

その変わりやたらと生えているのがカヤタケの一種であったり、オオイチョウダケの類。
他に目立ったのが綺麗な色合いのアケボノアワタケ。
これは夏キノコで、腐ってカビが生えたものの方が多かった。
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見つけて驚いたのがクロアワタケ。とても固くて立派なキノコなので一瞬生え始めのマツタケと思ったが、臭いは非常に悪い(笑)
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猛毒キノコのササクレシロオニタケは格好がユーモラスなので写真に撮ると面白い。
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今年の猛暑の影響と、このところの雨で期待したキノコ狩りであったが、結果は完全に空振りであった。
未だに夏のキノコが生えているところを見ると、完全に1週間から10日は発生が遅れている感じである。
途中で出会ったマツタケ狙いの方も何にも採れていなかった。

骨折り損だったが、帰路は沢筋に咲くツリフネソウやキバナアキギリを見て少し満足した。
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お話は前後するが、今回はキノコ狩り初体験のマスさんと一緒であった。
彼女にアミタケを採らせることが出来なくて残念であったが、足まわりだけは本格的なスパイク長靴を用意した。

それが写真のダイドーマイティブーツ。(価格は税込み10000円程度)
アラミド繊維を本体(胴部)全体に使用し、高い耐切創性、耐貫通性、保温性を発揮し、
また縦、横に配置された底のスパイクピン(NS底)がスリップに効果を発揮する。
(胴部は4層 爪先部6層構造)
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私の履いているミツウマの岩礁80より保温性が高いらしいが。ゴム部が固くて足首を固定し難いため、マスさんは親指が当たって痛かったみたいだ。靴の中が滑らない中敷きが必要かもしれない。

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さて、阿武隈山地では他の山に行ってもキノコは期待薄なので、登山に切り替えて、マスさんが登りたかった虎捕山まで県境を越えて車で移動する。

考えてみると今年の干支の寅の名前がつく山なので、今年登ることに意義があるのかもしれない。

虎捕山の由来が面白い。
『昔、橘墨虎という者が霊山の頂きに物見やぐらを作って山賊をはたらいていた。源頼義の家来で藤原景道という武士が橘墨虎退治にかかったが、なかなか討つことが出来なかった。
ところがある夜に山神が源頼義の枕元に現れ、「橘墨虎を獲んと欲せば白狼の足跡をたどれ」と言うお告げがあった。そこでこの地に至り、刺す山の岩穴に潜んでいた橘墨虎を、藤原景道の投げた短刀によって討取ったことが出来たという。以来、山津見神社は盗難避けの神様として繁盛している。
そして刺す山は佐須山、もしくは虎捕山を呼ばれる様になった。』(ふくしま百山紀行:奥田博・若林健二共著より抜粋)


虎捕山自体は小さく簡単に登れる山だが、途中や奥の院には岩場があり、低山とは思わせない変化に富んだ登山ができる。
登り始めは山津見神社の境内から始まる。狼の阿吽があり面白い。
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拝殿の右手に登山道があり、直ぐに雰囲気の良い雑木林に入る。
少しキノコを探すが、食せるものはヒジキの味がするカラスタケだけであった。
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手水所で水を飲み、左右に分かれる道を左に入る。
うつくしま百名山に選定される以前は、このルートは踏み跡程度で不安になる道であったが、トラロープがべた張りされていて迷うことは無くなった。

小さな窪状を二つ越えると顕著な南尾根に出る。ここから岩場が連続して面白くなってくる。
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途中の小ピークから奥の院の岩塔が望まれた。
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ロープ、鉄梯子、鎖などが付けられた岩場なので安全に小気味よく高度を稼げる。
いよいよ岩塔の直下にある奥の院への登りだ。
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本殿にお参りして中を覗き込むと、白い狼の模様が左右に見えた。
岩場の中段の僅かなスペースを利用して建設された本殿は独特の雰囲気がある。
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奥の院本殿の左手を回りこんで、先ずは三角点峰を目指す。
以前は藪に埋もれた踏み跡であったが、現在は土塁の右手にはっきりとした登山道が付いている。
一番高い地点から少し右手に入ると三等三角点があったが、展望は皆無である。
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再び奥の院手前まで戻って左折して岩場を登ると展望台を兼ねた岩のテラスに出る。
低山とは思えない素晴らしい景色が見えて、ここで遅い昼食を取る。
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一番高い岩の上には石祠が祀られ、背後に霊山の姿が見えた。
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南側には花塚山、口太山、日山、小太夫山などが連なり、西の空には吾妻連峰がシルエットで見えていた。
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食事中に雨がパラついてくると、麓の田んぼのカエル達が一斉にゲコゲコ鳴き出す。
低山ならではの大合唱に笑ってしまった。

コーヒーを飲んで贅沢な時間を過ごす。小さな山なのに面白かったとマスさん。
午後3時を過ぎたので下ることにした。

奥の院下の長い鉄梯子を下り、杉林の中をジグザグに下っていくと、右手に橘墨虎が隠れていたと言われる虎捕穴に着く。奥に入ってみたら、結構な奥行きがあるけれど、出口に向かって傾斜した穴の中はとても隠れる場所としては相応しくないと思った。
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山津見神社に戻り、月舘方面を経由して帰宅する。
振り返ると岩塔が突き出た虎捕山の姿は、低山を思わせず立派に見えた。
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帰りは久しぶりに伊達のからあげを購入して、食べながら車を走らせた。絶品のB級グルメだと思う。

マスさんのブログ記事は → コチラ

動画です。

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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
虎捕山は僕の地元。楽しい山ですよね。
何回か登っているのに三角点は見落としていました。
野手上山も未登頂だし、地元といえど知らないことばかり。
SONEさんのブログ、いつも参考にさせていただいてます。
B
URL
2010/09/21 23:20
Bさんおはようございます。
虎捕山周辺は自然が多く残っていてイイところですよね。
私も今回で5回目の登山でしたが、三角点に行ったのは2度目ですよ(笑)
飯館村は未登の山が結構ありますので、機会がある毎に丹念に登ってみたいです。
SONE
2010/09/22 07:13
ここ1月に登りましたが、低山ながら岩山で魅力がありましたね。
三角点は、標識杭の隣でしたか。
ダイドーマイティブーツの履き心地がよさそうです。
マロ7
2010/09/22 07:15
虎捕山はマロ7さん達と今年はじめて行ってきましたが、低い山でも面白いところでした。
SONEさんは5回も行っているのですか。
今年はキノコは遅いのですね。紅葉はどうでしよう?
morino
2010/09/22 07:26
マロ7さんおはようございます。
マロ7さんのブログを見ていて、マスさんが行きたかった山だったそうですよ。
動画だけ見ると凄い岩山に見えるから不思議な山ですね(笑)
ダイドーマイティブーツは見た目にも丈夫そうです。冬場は足元が寒くないらしいですよ。
SONE
2010/09/22 07:36
morinoさんおはようございます。
1月に大人数で登られた山でしたよね。ワイワイ登った楽しい山に見えましたよ。
阿武隈の山は天気が悪いとき用で、気にいった山は何回も登ってしまいます(苦笑)
翌日蔵王に行きましたが、紅葉はあと10日は早い感じでした。
SONE
2010/09/22 07:40
はじめまして<(_ _)>
ちょこちょこと覗かせて頂いて居ります。
虎捕山は、殆ど地元(福島市内なんでそうでも無いか(^_^;))なのに、行った事が無くノーマークでした。
皆さんのコメントにも、面白い山とあるので是非行ってみようかな〜(^^♪
mocha
2010/09/29 15:02
mochaさん初めまして。拙ブログにコメントありがとうございます。
虎捕山は霊山の直ぐ南側の山ですけど、岩質は花崗岩で花塚山の岩質と同じです。
コンパクトに見どころがまとまった山ですので、福島市内からだと午前か午後の時間で登れますよ。是非行ってみてください。
SONE
2010/09/29 19:54

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