東北の山遊び

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zoom RSS 2010.10.3 紅葉の月山

<<   作成日時 : 2010/10/04 15:25   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 13 / トラックバック 0 / コメント 16

低気圧が日本海を東進していて午後から天気が悪くなりそうなので、行動時間の長い山は選択から外し、お気楽に紅葉が楽しめそうな月山に出かけた。姥沢を起点に登ったり下ったりする変則的な周回ルートを取ったおかげで、歩きたい欲求も満足できた一日であった。

【 10╱3 月山(1984m) 山形・月山 】
姥沢〜月山リフト下駅=リフト上駅〜姥ヶ岳〜金姥〜牛首〜月山〜牛首〜御宝清水〜姥沢小屋〜清水コース経由:月山荘〜ネイチャーセンター〜周海沼〜大門海沼〜姥沢

天気が良いなら飯豊の北股岳か、朝日の以東岳に日帰りしたいと思っていたが、夕方から雨の予報では午後からガスに覆われる状況と思い断念した。
さて何処に登ろうか?と考えていると、リンク先の「あかねずみさんのブログ」で月山の紅葉が見ごろになったと分かり、簡単に今が盛りの紅葉見物が出来る月山に行くことにする。
でも姥沢から単純に往復するだけでは歩いた気がしないので、山スキーで登下降した経験しかない大門海コースと清水コースを繋いで登ってこようと考えた。

朝7時前に月山荘前の駐車場に着く。南風に乗って積雲が湧き始めているのを見て、午前中しか天気が良くないと判断。このまま姥沢まで車で登って、天気がいい内に月山に登り、その後変則的ながら月山荘まで下って、再び姥沢まで登り返す予定に変更した。

姥沢駐車場は朝早いので登山者は少ない。最初に姥沢に来たのは正解で高曇りながら、かなり遠方まで視界が利く状態であった。
駐車場からリフト駅に歩きだして、姥沢の建物が尽きる左手(アネックスの上)に大門海コースの登山道を見出した。少し奥に入ると道標があるが、入口には道標がなく、ここからネイチャーセンターへの連絡歩道があると知っている人は少ないと思う。

姥沢小屋の前で協力金200円を支払い、清水コースについて伺ってみる。
スキーツアーコースは駐車場の左手からスタートするので、駐車場の奥から登山道が始まると思っていたが、それは大きな間違いであると初めて知った。
何と姥沢小屋の正面下から右手に分岐するのが清水コースだそうである。直ぐに入口を確認する。

この日はリフトの営業開始が7時半との事で、約10分待ってリフトに乗車した。
天候が悪くなるのは時間との戦いと考えていたし、姥ヶ岳西斜面の紅葉も見たいので、リフト利用の方が効率が良い。
下部のブナ林はブナハムシの食害で、ほとんど葉っぱが落ちて晩秋の様な光景になっている。
リフト上部では黄色く色づいた灌木と草紅葉が美しい姥ヶ岳が見られた。
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リフト上駅は冷たい風が吹いていた。雨具やジャケットを着ている登山者も多い。
少し登って振り返ると、吾妻連峰の右側に磐梯山の姿も見えていた。
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朝日連峰は空気が澄んでいるので意外に近く見える。
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四ツ谷川源頭は草紅葉が盛り。その上に月山がどっしりと構えている。
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強風の姥ヶ岳湿原を抜けて姥ヶ岳山頂に着く。
その西斜面は紅葉が見ごろを迎えていた。湯殿山を見下ろす。
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品倉尾根はなだらかな印象が強い月山にあって、アルペン的なスカイラインを持っていて好きな構図だ。
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姥ヶ岳から金姥に行く途中で、烈風に近い風に見舞われて歩くのも一苦労する。
金姥の湯殿山分岐に降りて、強風から逃れてほっとした。
この近辺には未だにミヤマキンバイの残り花が見られた。
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そしてハクサンイチゲも・・・
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仙人沢と品倉尾根を見る。
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赤いミネカエデの紅葉は青空にマッチしている。
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柴灯森の登りから金姥を振り返る。紅葉と笹の緑のコントラストが良い。
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牛首を過ぎて赤川を見下ろす地点に出ると庄内平野が一望できる。
品倉尾根の1619峰は月山の中でも秀逸な被写体だ。
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月山への急斜面を登る頃、下山してきた多くの登山者とスライドする。
その中の一人の男性が「今年の紅葉は赤が無い。」と言っていた。
確かにその通り。黄色とオレンジ中心で鮮やかな赤が一切ない。
これは途中のナナカマドを見て納得できた。真っ赤に紅葉する前に葉っぱがちりちりに茶色くなっていた。
夏の猛暑の影響であろうか?

それでも姥ヶ岳を背景にしたオレンジの紅葉は美しいと思う。
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姥ヶ岳と牛首近辺で凄い強風が吹き荒れていたので心配していた山頂であったが、身体が振られる風には合わず安心する。山頂神社と鳥海山が並んで見えた。
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神社入口を過ぎて、今日は一等三角点を触りに行く。
途中、月見ヶ原を見下ろす場所があった。草紅葉は終わり、茶色くなった高層草原の姿となっていた。
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一等三角点の設置場所は凄い強風が吹き荒れていて、写真を撮るだけでも身体が振られて一苦労する。
庄内ルートの尾根と鳥海山を写真に収めて直ちに退散。
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風が強いので大雪城の様子を見にいく気にはならず、休憩なしで下山を始めた。
ツアー登山のグループが何組もいて、今年の山では一番混雑した山となった。
登山道は広いので、遅い登山者の脇をドンドンすり抜けて降りていくと短時間で牛首に着いた。
ここから四ツ谷川源頭方面に下る。振り返る月山は見上げるほどになった。
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リフト上駅には行かず、途中の分岐を左に入って姥沢を目指す。
リフト利用の登山者の喧騒から逃れてほっと一息ついた。姥ヶ岳東面の草紅葉が美しく眺められる。
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この界隈はほとんど黄色い紅葉が中心だ。月山西面のオレンジの紅葉と好対照を描いている。
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御宝清水で初めての休憩。冷たい湧水を飲みながらオニギリ一個を食べる。
この先からはブナ林に入るが、ウエツキブナハムシに葉っぱを食べられて落葉してしまった森は、晩秋の様な明るさになっていて異様な感じがする。
サクサクと落ち葉を踏んで歩くが、脇の草や低木は青々としていて違和感が酷い。
ブナハムシの食害は葉っぱだけで木そのものを枯らす事はないと言われているが、一カ月以上も前から強制的に落葉させられて光合成が阻害されているブナの木にしてみたら堪らない虫と言えそうだ。

姥沢小屋の正面下から分岐する清水コースの道標はこちら。今回初めて入口が判明したが、この道を分かっている人は少ないであろう。分かっていても歩く人は稀な道という感じがするが・・・
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清水コースは志津の五色沼北端から金山平を経て姥沢に出る古い参道で、毎年刈り払い整備がされている歴史の道らしい。姥沢駐車場から姥沢小屋間の車道を通らずに、姥沢に沿って少し下って行くと姥沢の渡渉点に出る。
渇水期の今は簡単に渡れるが、残雪期にはどうであろうか?
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渡渉点から金山平まではほとんどアップダウンのない水平道を行く。
途中に太いブナの倒木があったが、そこに生えていたブナハリタケはナイフで余すところなく採られていた。
それでも丹念に倒木を探すと、少量であるがブナハリタケを見つける。
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平らな金山平を過ぎると、スキーツアーで難所の狭い片斜面を歩いて下りる様になる。
ツアーコースは途中から左手の山裾方面に降りていくと記憶しているが、登山道は小尾根を忠実に下る。
途中のブナの森は低木や笹がなく、思わず立ち止まって見てしまうほど見事。

やがて枝が折れて地面に散乱したブナの巨木のところに出る。
今年のGWにこの地点をスキーで滑って記憶があり、この場所から月山荘に抜けるのでは?と考えた。
でも枝が散乱して道形を隠しているが、奥の木に青いビニールテープが付いていた。
分岐はここに間違いないと思い、枝を乗り越えて奥に入ってみると、月山荘→の看板が隠れて置かれていた。
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その後はカラマツの植林地になり、湿地を通って降りて行くとT字路に出る。そこを左折して橋を渡ると月山荘奥のキャンプ場に飛び出た。この入り口には清水コース云々などの看板や道標が一切ない。
この標高では紅葉は未だで、ツタウルシのみが紅葉していた。
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月山荘前の地蔵沼から姥ヶ岳を眺める。水彩画を描いているグループがいた。
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ネイチャーセンターまで歩き、姥沢に戻るルートを検討する。春木戸まで石跳川沿いに登るか、周海沼を経由するかだが、周海沼にしばらく行っていないので後者のコース採りにした。
その前にお昼を過ぎているので、石跳川の導水路の先にある中瀬で簡単な昼食を取る。
この頃から空は曇ってきた。
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石跳川から直ぐに右折して周海沼への遊歩道に入る。途中の小さな湿地にオニシオガマが咲いていた。
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久しぶりの訪れた周海沼。野鳥観察小屋の中から眺める。水面にカモであろうか?水鳥が遊んでいた。静かだ!
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ネイチャーセンターの観察歩道沿いは山菜やキノコを採取出来ない決まりがある。
従って巨木の立ち枯れに生えていたブナハリタケは見て見ぬふり(苦笑)
でも下の手が届く範囲は誰かに採られていたが・・・
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湧水の場所には行かないで馬立沢方面に歩いて行くと小沢を越える。
ここを右折すると姥沢への連絡歩道となっている大門海コースとなる。
道に入って直ぐの場所にピンクのマユミの実があった。その場所だけ花が咲いている様に明るく感じる。
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大門海沼はブナの森に開けた小さな空間にある沼で、水深は浅く、余り見栄えのしない沼であった。
姥沢からネイチャーセンター間のスキー滑降は今まで何回も行っているが、姥沢〜周海沼間の登山道はスキールートよりも下り斜面に対してかなり右手のルートであると感じた。

最近刈り払いが入ったばかりの大門海コースは急斜面の階段登りが多い。
視界はほとんどなくひたすらブナの原生林を登るルートなので下り向きかもしれない。
姥沢直下で生え始めのナメコを見つけた。
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唯一視界が少し開けた場所では湯殿山が見えた。
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アネックスの北側の車道にひょっこり出てくると、そこを歩いていた月山登山者が驚いていた(笑)
丁度午後2時、再び喧騒の姥沢駐車場に戻る。
午後から曇って見えなくなると思っていた月山を含めた山々は、この時間になってもバッチリ見えていた。
いい方向に天気予報が外れて、なかなかの登山日和の一日だったのはラッキーの一言である。


動画です。



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コメント(16件)

内 容 ニックネーム/日時
1日違いでしたぁ〜。
だいぶ風がありましたが晴れていましたから良しですね。
ブナハムシがいなければ最高の紅葉が見られるのでしょう。
満開のマユミの花がいいですね。
マロ7
2010/10/04 21:48
マロ7さん今晩は。
まさか前日にマロ7さんが月山に行っているとは思ってもいなかったです。
微風快晴のこれ以上ない登山日和で良かったですね。
私も天気予報が外れて強風を除けば先ず先ずの天気でした。
鳥海・月山・朝日のブナ林はブナハムシに蹂躙された感がありますね。
マユミのピンクの実は鮮やかで、見ていて心が楽しくなってしまいます。
SONE
2010/10/04 22:55
月山が真っ黄色でびっくりです。それにマロ7さんと一日違いで似たようなコース…これもちょっと驚きました。写真はすごくきれいな秋晴れに見えるのですが、ビデオは寒そうですね^^ (今日のキノコはおいしそうです!)高山もそろそろラストチャンスになってきましたね。あと二つくらいかなあと寂しい気持になっていました。
ところでトップ画面の山はどちらの山なんでしょうか?
k4
2010/10/04 23:27
k4さんおはようございます。
ナナカマドが紅葉する前に枯れてしまったので、黄色とオレンジに染められた月山でした。
私も前日にマロ7さんが登られていたなんて露との知らず・・・
動画は強風も表現できますが、フリースやニット帽を着用している方もいる寒さでしたよ。
高山は本格的に雪が降るまでは登れますが、キノコの追っかけもあるので、あと数山といったところでしょうか。(トップの画面は昔の写真で西朝日岳ですよ。)
SONE
2010/10/05 07:35
「おおおおおー!」っと、一枚目の写真に思わず叫んでしまいました!
今すぐそこに行きたいです(^_^)

いろいろなコースがあるのですね〜。
もうブナハムシは居ませんよね・・・
ナカシィ
2010/10/05 08:56
黄色い紅葉ばっかりの月山も珍しくって良いかもね。去年は冷夏。今年は猛暑。来年は、普通の夏だといいね。
気分はもう冬だなぁ…。明日行く月山、ガス出てないといいけど。ガスだったら変更するよ。
マス
2010/10/05 09:48
いいなあ、ナメコちゃん
今年は秋のキノコにまだ縁がない…
タッシー
URL
2010/10/05 11:49
こんにちは〜(^^ゞ
SONEさんが月山に登られた前日に一切経山に行きました。とても良い天気で360度視界良好、こちらからも月山見えました(*^^)v おっ・・・て事は、マロ7さんが見えたかもですね(^_^;)
mocha
2010/10/05 12:45
ナカシィさん今晩は。
ナカシィさんが月山に登ったときは紅葉が始まっていない時期でしたね。
直ぐ行きたい気持ち、よ〜く分かります(笑)
もうブナハムシはいなくなったみたいですよ。
SONE
2010/10/05 18:09
マスさん今晩は。
黄色の紅葉は景色が明るくなった様に見えたよ。
冷夏→猛暑と続いてキノコは不作気味だねぇ〜。
月山はかなり寒かったので、もう夏山装備じゃやばいね。
明日は天気悪そうな予報になってしまったね。天気予報変わり過ぎー!
SONE
2010/10/05 18:14
タッシー今晩は。
ナメコは極少量しかなく、今が盛りのナラタケは姿形も見えなかったよ。
地上に生えるキノコも全くなし。ブナ林のキノコは完全に不作だねぇ。
SONE
2010/10/05 18:16
mochaさん今晩は。
土曜日の一切経山は沢山の人が登っていたでしょうね。
月山から吾妻連峰の全景が見えますから、一切経山から月山はバッチリ見えますね。
SONE
2010/10/05 18:20
あっやられた。先越されてしまいました。 
というか、スケジュール的には来年に持ち越しか。どんどん宿題が溜まります。

今年の月山は明るい紅葉のようですね。
みいら
2010/10/05 19:29
みいらさん今晩は。
先越しちゃってスイマセン(笑)
私の場合は月山荘にショートカットしましたが、やはり志津から忠実に清水コースを辿る正規のルートが達成感があると思います。
大門海コースは階段が多いので下り向きでしょうか。
同じ山でも紅葉の色合いは、行く年によって違うものですね。
SONE
2010/10/05 20:38
すごいコース取り。さすがSONEさんです。
月山はいろいろ楽しめる山域ですねー。
今年は8月から失速気味で予定の山が遠のいています。
仕事・用事が一段落で、そろそろ挽回と思っていると今度は天気が…。
morino
2010/10/05 23:16
morinoさん今晩は。
今回は完全に変則登山で、姥沢に降りてから気持ちをリセットするのが問題でしょうね。
でも志津からいろいろなルート採りできるのが分かったのは良かったです。
morinoさん、お仕事や天気が噛み合わず本当に山に行けてないですね。
天気が悪いなりに予定の山を変更して臨機応変に登るのも手ですよ。
SONE
2010/10/05 23:30

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2010.10.3 紅葉の月山 東北の山遊び/BIGLOBEウェブリブログ
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