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zoom RSS 2010.10.16 七ツ小屋山から大源太山(新潟・谷川連峰)

<<   作成日時 : 2010/10/18 23:20   >>

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以前、巻機山のヌクビ沢コースを登っていた折、対岸に物凄い鋭峰が聳えていて驚いた事がある。
地形図を見てその山が上越のマッターホルンと異名をとる大源太山であることを知った。
それ以来、山仲間のsakaさんと登りたい山リストの上位に入っていたが、今回その願いが適ったのである。

【 10╱16 七ツ小屋山(1675m)から大源太山(1598m) 新潟・谷川連峰 】
旭原登山口〜分岐〜シシゴヤの頭〜蓬峠分岐〜七ツ小屋山〜大畑〜大源太山〜分岐〜旭原登山口

今回は愛知の山仲間sakaさん、山形のhataさん、igaさん、satoさん、そしてマスさんの6名パーティで登る。
最初は大源太山のピストンを考えていたが、越後湯沢に着くと天気予報が外れて晴れていたし、深夜移動にも関わらずメンバーの体調が良さそうなので七ツ小屋山を経由する周回コースに変更した。
シシゴヤの頭に登るこのルートは平成12年に開削された比較的新しいコースだと言う。

sakaさんと湯沢駅前で待ち合わせる。湯沢町から見る大源太山は鋭峰と言うよりズングリした岩山で、那須連峰の旭岳に似た山容をしていた。
岩原スキー場を左手に見ながら旭原の登山口まで車を走らせる。
駐車場はほぼ満車状態で、10台は駐車していただろうか? 我々の2台の車を駐車したら一杯になった。

最初はスギ林の中を歩いて行く。やがて足場で作った橋を使って北沢を左岸へ渡る。
その少し先に分岐があり、シシゴヤの頭へは右折して「謙信ゆかりの道」に入る。
ここからはジグザグの道が延々と続く。キノコが結構生えていてナラタケ、ブナハリタケ、ブナシメジなどを採りながらゆっくり登る。
急登を極端に少なく設計された歩き易く、かつ疲れない良い登山道だ。

大分登った地点から山頂直下まで岩原スキー場がある飯士山が見下ろせた。
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更に登って樹高が低くなった頃、細い倒木にナメコを見つけた。登山道の真ん中にあったのだ。
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灌木帯になるとシシゴヤの頭への長い登りも漸く終盤となる。
振り返るとコマノカミの頭と、その奥に足拍子岳の岩峰が見えていた。更に奥の高山は苗場山。
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シシゴヤの頭に着いて休憩。ここでやっと目指す大源太山の姿が見えた。
切れ落ちた南壁が迫力ある姿で見える。
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その左手には巻機山。ヌクビ沢と天狗岩が一望で、かつてあそこで大源太山を見て衝撃を受けた記憶が蘇った。
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南西方面にはピラミダルな万太郎山と仙ノ倉山、平標山が見える。
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今日辿る周回ルートの中で一番標高の高い七ツ小屋山。
谷川連峰の一座とは思えないたおやかな山容をしている。
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シシゴヤの頭から上越国境稜線を目指して、笹に覆われた穏やかな尾根を登って行く。
小さなアップダウンはあるが、道の整備度が高く、荒れていないので歩くやすい。
振り返るとシシゴヤの頭からコマノカミの頭に連なる尾根が見下ろせた。
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南東には武能岳が大きく見える。その奥には茂倉岳が顔を出していた。
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暫く歩くと大源太山が更に急峻に見えてきた。右手の垂直に見える岩場にルートがきられている。
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上の写真をワイドで撮影したもの。七ツ小屋山との位置関係が良く分かる。
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笹の急斜面を登ると国境稜線に立つ。ここから右折すれば蓬峠は10分足らずの距離らしい。
我々は左折して穏やかな稜線を行く。足元には咲き残りのミヤマクルマバナが咲いていた。
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空気に湿気が多く、視界がイマイチはっきりしないし、逆光のシルエットとなっているため、南に位置する谷川岳や一ノ倉岳東面の壮絶な岩壁はベタな色でしか見えなかった。
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タテヤマウツボグサの数輪咲き残っていた。
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湯檜曽川を挟んで馬蹄形に連なる朝日岳や白毛門。あっちの山域も何時か歩いてみたいものだ。
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シロバナトウウチソウも数輪見つけた。
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湿地の手前から清水峠方面を見下ろす。高圧線鉄塔が並んでいた。
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いよいよ七ツ小屋山が近づいてきた。
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湿地にイワイチョウが一輪。
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七ツ小屋山で昼食を取る。この頃からガスが湧いてきて周囲の山々は一気に見えなくなってしまった。
標高は1700m近いのに、風に吹かれても寒くない。麓の気温が高いので盛んに上昇気流が上がっているみたいだ。

時たま大源太山方面から周回してくる登山者がいる程度で、谷川連峰の中でも比較的静かな山域であることが分かる。
充分休憩してから、国境稜線の分岐を左折して大源太山に向かう。
「ここから見た大源太山が一番格好いいのになぁ〜。」なんて話しながらガスの中を下っていると、ついている事に急にガスが飛んで大源太山が見えてきた。
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こうなると漫歩気分で周囲の紅葉を見る余裕も出てくる、北沢左又の紅葉が美しい。
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大畑と呼ばれる最低鞍部を過ぎると、急にヤセ尾根の登りに変わる。しかし足元に注意すれば危険性は少ない。
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振り返ると七ツ小屋山に続く尾根の紅葉が素晴らしかった。
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いよいよ難所と思われる山頂直下の岩場が近づいてきた。
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鎖場の登りは思ったより簡単。昔の岩場グレードなら3級。私の場合はほとんど鎖を使わずに登れた。
しかし大人数のパーティが通過する様な場合は大渋滞は避けられない場所だ。
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狭い山頂に飛び出ると20名近くの千葉から来た高年パーティが休憩していた。
ゆっくり休憩できる場所もないなぁ〜、と思っていると、彼らは記念写真を撮って直ぐに下っていった。
これで我々だけ貸切の山頂となるが、相変わらずガスの中で展望が無い点だけは残念だった。

山頂での記念写真。
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マスさんお手製のチーズ入りのケーキを食べ、コーヒーを飲んで落ち着く。
ここからの下山路は弥吉尾根と呼ばれ、20本以上のロープや鎖がある岩稜だ。

この弥吉尾根。ピストンする登山者が多いと見受けられ、ステップが崩れたり、木の根が張り出していたり、滑る岩肌が出ていたりと気が抜けない下りが延々と続く。
それでも雲底を抜けると周囲の紅葉が見られ、再び色彩に満ちた光景が広がって飽きさせない。
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ときどき岩原方面の景色が見える。先に下っていった20名近くのパーティは途中で追い抜いた。
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弥吉尾根の北側に広がる北東壁は見事な紅葉を見せていた。晴れていれば素晴らしい景色であったろう。
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こんな鮮やかな紅葉も見れた。
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灌木帯のヤセ尾根が終わると中間部のブナ林に入る。
こんな道が最後まで続くと思っていたら、そこから先で尾根を外れて急な滑り易い坂を下りる様になった。
トラロープが何処までも張り巡らしていて、尻もちを一回もつかないで降りるのは至難の業となってくる。
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いい加減に急坂が嫌になってくる頃、渓谷の音が近づいてきて北沢に降り立った。
ここの枝沢の水を飲んで休憩する。弥吉尾根はろくに休める場所がなかったのだ。
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北沢は飛び石で渡渉して、その後は谷沿いの道を小沢を二度渡りながらくだり、シシゴヤの頭への分岐に出た。
これで周回ルートは終わり。駐車場はそこから少しの距離を歩けば良い。
上越のマッターホルンの名に恥じない遠くから見てよし、登って尚よしの素晴らしい山であった。

その後は湯沢駅の近くにある湯沢スキーハウスに今宵の宿を求めた。
こ綺麗な部屋と、美味しい食事、リーズナブルな料金が魅力の宿であった。

同行したマスさんのブログ記事は → コチラ

動画です。



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コメント(16件)

内 容 ニックネーム/日時
思ったよりも大変じゃなかったなぁ。帰りに使った道が荒れてて、歩きにくかったのがきつかったのが意外だった。人気ある山なんだね。
マス
2010/10/18 23:41
じっくり見せてもらいました・動画綺麗ですね・
稜線の様子がよく分かり・最後の急斜面の登りなんとなく気合が入って
愉しそう・・ですね・黄色・赤の紅葉が山肌に陽射しと共に輝き・
素晴らしかったでしょうね・・しっかり山容を楽しませてもらいました。
泊まりも楽しい会話で盛り上がった事でしょう・お酒ちょっとダメだったかな・
お疲れ様でした。
ク〜
2010/10/19 19:04
おっ、山形の紅花美人軍団さんしばらくです。
地図で見ましたが谷川岳の北側ですね。本当にいいお山ですねぇ〜。
今日、泉のW-1ni立ち寄りましたが、2日に同じくこの山に行ってた方の写真がありました。
遠いけれど・°°・。メモメモメモメモ・・・
マロ7
2010/10/19 19:46
痩せ尾根、岩場、紅葉とタップリ楽しめましたね。
面白そうな山です。機会があればチャレンジしたいものですが、早起きと長距離運転の苦手な私は前泊でしょうかねー。(^^;)
動画で見ると山の素晴しさが良く判ります。こちらもそのうちチャレンジかな。
morino
2010/10/19 19:57
マスさんお疲れさま。
シシゴヤの頭から見たときは只ものではない山容をしていたけど、案外すんなりと登れてしまったね。確かに弥吉尾根の滑る下りの方が酷かったよ。
人気の山と言っても谷川岳に比べると静かだったと思うよ。
SONE
2010/10/19 20:17
ク〜さん今晩は。
久恋の山でしたので、登った感激はひとしおでした。
紅葉も中間部では見頃で、谷川連峰の笹原の緑とマッチしていましたよ。
最後の岩場が近づいてきた時はワクワクしてしまいました(笑)
ほぼ徹夜運転で現地に行き、そのまま登り始めましたので、宿でビール飲んだら爆睡でしたよ。
SONE
2010/10/19 20:23
そう言えばマロ7さんは山形女性連と一回ご一緒してましたね(笑)
この山、本当にお勧めですよ。祝瓶山をもっとワイルドにした感じです。
泊まりで行って、翌日は八海山あたりに登れば、岩岩三昧の山旅になりますよ。
SONE
2010/10/19 20:27
morinoさん今晩は。
急峻な山容通り、登りも下りも急峻な山でした。
見頃の紅葉にぶつかり、最高の登山となりましたよ。
仙台から片道400kmは東京より遠いですね。
前泊でしたら比較的疲れないで登れると思います。
この界隈は谷川岳、苗場山、平標山、巻機山、越後三山、平ヶ岳など名山だらけで何回も足を運びたくなりますよ。
SONE
2010/10/19 20:36
初めまして。弥吉尾根の画像はプロ並に良く撮れていて感激しました。
こんな隠れた(?)紅葉名所があるとは驚きです。
以前から気になっていた大源太山、この所 急に冷え込んで来たので今週末では
遅いかな..。
トロカズ
2010/10/20 09:04
トロカズさん初めまして。コメントを頂き有難うございます。
弥吉尾根はちょうどガスっていまったので、素晴らしい紅葉も少ししか堪能できませんでした。ガスが切れたときに慌ててシャッターを押しました。
岩場にヒノキアスナロの緑と紅葉がマッチして、一幅の絵画を見るような紅葉でしたね。
今週末でも下部の紅葉は見頃と思いますよ。是非登ってみてください。
SONE
2010/10/20 20:05
上越の山はやっぱり特別ですね。イメージは岩岩という感じです。逆コース歩くと登りはいいとして、今度は頂上直下の岩場の下りが大変そうですね。でも人は結構入っているので人気のコースなのでしょうか。私は奥会津の山も行ったことがないので、まずはそちらからかなあ。SONEさんの記録の御神楽岳とか思い出してました。
k4
2010/10/21 23:02
k4さんおはようございます。
今回の山は上越の中でも極めつけの鋭峰ですね。
岩岩の谷川岳は混雑するので避けていますが、何れは日帰り周回で登ってみたいです。
逆コースは山頂直下の鎖場の下りがかなり怖いと思います。
急峻で山頂も狭いので大人数の登山には向かない山でしょうが、今回は大人数で登ってましたね。
南会津や只見の山も難易度が高く面白いですよ。
SONE
2010/10/22 07:44
 へえ〜、上越にマッターホルンがあるなんて知りませんでした。
登行意欲をそそる山容ですね。ぜひ登りに行こうと思います。(^^
ファーマー佐藤
URL
2010/10/25 08:36
ファーマー佐藤さん今晩は。
今回のマッターホルンは結構似た感じの山でしたね。
そんなに危険個所はないですが、周回すると登り甲斐がありました。
庄内からだと行きやすい山でしょうね。
SONE
2010/10/25 18:10
私は逆回りで歩いたことがありますが、尾根上の笹原が気持ちよい、爽快な周回コースですよね。特に、今の時期は最高でしょう〜〜。

ちなみに、シシゴヤの頭は雪が降ると上は超大斜面+下は快適なツリーランが楽しめます(↑)。
JR土樽駅から4時間くらいです。
是非、次回は3月か4月に!!
Mt.Racco
URL
2010/10/27 12:59
Mt.Raccoさんこんにちは。
紅葉が見ごろで一番いい季節に登れたみたいです。
シシゴヤの頭の滑降レポあらためて拝見しました。
上から眺めても笹原の大きな斜面でしたが、雪が付くと凄いですね。
滑ってみたくなりましたよ。
SONE
2010/10/27 15:55

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2010.10.16 七ツ小屋山から大源太山(新潟・谷川連峰) 東北の山遊び/BIGLOBEウェブリブログ
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