東北の山遊び

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zoom RSS 2010.10.17 唐松山(新潟・中越)

<<   作成日時 : 2010/10/19 22:43   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 3 / トラックバック 0 / コメント 16

爆睡から目が覚め、宿の暑い温泉につかると、やっと身体が始動し始めるのが分かった。
前夜の天気予報では湯沢町が終日晴れなので、上越国境にある稲包山(1598m)に登るつもりであったが、宿を出て空を見ると、南風が吹いて国境稜線にはぶ厚い雲がかかっていた。
それで急遽魚沼市の北側にある唐松山に行くことに変更する。

【 10╱17 唐松山(1079m) 新潟・中越 】
手ノ又登山口〜滝見台〜稜線分岐〜いっぷく平〜猫岩〜唐松山(往復)

唐松山は魚沼市の北東部に位置する山で、近くに越後三山や守門岳があるせいか、登山者はそれほど多くないと聞く。平野部から眺めた山容も西側にある上権現堂山の山容が立派すぎで、山頂の同定が難しい唐松山は地味な印象を拭いきれない。でも不人気=静かな山なので、私にとってはそれだけでも登る価値がある山なのだ。

登山口の手前にある中子沢温泉まで行くルートが意外に分かり難い。
温泉前まで着いて初めて唐松山の小さな看板を見た。
温泉の先から左折して、狭い林道を3km走行すると小さな駐車スペースに着く。
既に4台の車が駐車していて、残りの駐車スペースは1台分しかないので、手前の田んぼのところに車を止めた。

林道を少し歩くと左側に段々になった溜池を見る。下山後に気が付いたが、当地で盛んな錦鯉の養殖池であった。
登山口は池の右側にあり、背後には上権現堂山が大きく聳えている。
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登山口付近には一面にカメバヒキオコシが咲いていた。
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登山道は入口から直ぐに急登が始まる。
最初は細いブナの森を登る。しかし長くは続かず、低木帯のヤセ尾根の登りがずっと続いた。
これではキノコは全く駄目で、抜群の展望だけがお楽しみとなる。
右手には目指す唐松山の稜線が見えていた。一番右奥のピークが唐松山だ。
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振り返ると八海山が見えるが、この後山頂部は雲に隠れてしまった。
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左手から尾根が合流した地点が滝見台で、上権現堂山と不動滝が迫力ある姿で見える。
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不動滝のアップ。結構落差のある滝であった。
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滝見台から少し下って、更に痩せた尾根をグイグイ登る様になる。
2箇所出てくるザレ場は要注意の場所だ。
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振り返ると越後駒ヶ岳と八海山が並んで見えた。やはり山頂部だけ雲が取れない。
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主稜線に近づいたところでヤセ尾根が終わり、ブナ林を登る様になる。
ここで初めて見るキノコがあった。かなり大型のキノコで、傘と茎はガッチリしている。
最初はシロシメジと思ったが、傘の中央部分が薄いピンク色で、それを見てアケボノサクラシメジと鑑定できた。
里山に生えるサクラシメジと似た食感と味を持つキノコである。
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主稜線に出ると三叉路になっていて、正面に登って行く道が上権現堂山へ向かう道。
唐松山へは右手に下って行く道をとる。

小さな鏡池を右手に見て、しばらくは稜線の北側を辿る道だ。
少し登ると、上権現堂山が端正な三角形で眺められた。
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ここから標高954mのいっぷく平までが、本コース中一番きつい急登となる。
いっぷく平の次のピークで休憩。マスさん持参のケーキを食べて、コーヒーを飲んで一息つく。

緩く下って登りかえすと、唐松山随一の景観と言える猫岩が目の前に見えてくる。
その手前の岩場も高度感があって面白かった。
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猫岩は西側からは簡単に登れる。
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しかし東側はナイフリッジになっていて容易に下れない。
猫岩から眺めると、三角ピークを一つ越えた先に唐松山本峰があった。
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猫岩の通過は危険過ぎるので西側の基部まで引き返し、南側の巻き道を利用した。
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北東には浅草岳が優しい姿で見える。
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守門岳は山頂部が雲で隠れていた。
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猫岩の巻き道の左手にポッカリと穴が開いている。
これは鉄鉱山跡らしいが、こんな急峻な山の山頂近くで鉱山作業をしたとは信じられない。
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猫岩の東側に回り込んでびっくり。壮絶な岩壁となっている。
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岩肌が茶色になっている部分は中越地震で崩壊した個所と言われている。
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ここから先は3組9名の登山者とスライドした。駐車場にあった4台の車の主であろう。
我々が今日最後の登山者であるらしい。

唐松山手前のピークに着くと、北側に松川林道に通じる登山道が藪に埋もれていた。
唐松山へは一旦少し下ってからひと登りの工程だ。
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三等三角点のある唐松山山頂。見た目通り狭いが、360度の展望が楽しめるピークである。
しかし登りつめた時には周囲の山々は雲に隠れ、一番見たかった毛猛山塊も残念ながら山頂部が隠れていた。
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でも平野部は完璧に見えていて魚沼市(旧小出市)が眼下に見下ろせた。
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東側に落ち込む尾根は急峻なスラブをまとい、豪雪地帯の山の感を強く持った。
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山頂で遅い昼食を取る。
とても1100mに満たない山とは思えない、と皆んな言っていた。
新潟の山々は標高で測れない急峻で険しい山が多く、山の難易度は他県よりも一ランク上手だと常々思っている。

急登な山なので下りは早い。
上権現堂山分岐で一回休憩し、その後の粘土質で滑り易いヤセ尾根を注意して下る。
それでも皆一回は尻もちをついたであろう(笑)

途中でこの日まったく見えなかった荒沢岳が漸く全貌を現してくれた。
自分が過去に登った山を別な山から眺めるのは、凄く幸せな気分にさせてくれるものである。
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車に戻ってから中子沢温泉羽川荘でお風呂に入る。かなり暑い日だったので、下山後すぐに汗を流せて良かった。
ロビーで地元の方二人が話をしていたが、一人の方が取りきれない程のナメコを昨日見つけたらしい。

その後、旧堀の内町の国道沿いにある「土佐屋ラーメン」で名物の背脂ラーメンをいただく。
このラーメンを食べたいので、この界隈の山に登りに来ると言っても過言ではない。
それほど何度も食べたくなる絶品のラーメンだ。魚系のスープが旨いが、決して脂っぽくないのが不思議・・・
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ここで愛知のsakaさんと別れ、我々も帰路に着いた。途中で猛烈な雷雨が降る中の運転であった。
山で雨に降られなくて本当についていた二日間であった。

同行したマスさんのブログ記事は → コチラ

動画です。




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コメント(16件)

内 容 ニックネーム/日時
ここは、いつもの山って感じで落ち着いて登れたかも。
下から眺めた時は、どこまで登るのか分からなかったけど、登ってみたら以外に奥深くてびっくりした。
マス
2010/10/20 09:31
疲れも見せず連山でしたね・・
新潟まで行ったんですからね・・
マスさん・・簡単に崖覗かないでよ・\(~o~)/
鉱山があったとは・どんな過酷な作業させられていたのか・
歴史ある山ですね・・紅葉も素晴らしい・・帰りはやはり
何故かラ-メン食べたくなりますね・
お疲れ様でした・・綺麗な写真見せてもらいました。(^^♪
ク〜
2010/10/20 16:48
マスさん今晩は。
飯豊や朝日の前衛の山に似た感じの山だったね。
往復9kmだけど、標高差が1200m近くあったので登り甲斐がある山でしたね。
SONE
2010/10/20 20:09
ク〜さん今晩は。
せっかく遠征したので、ガツガツと二山登ってしまいますね(笑)
あの岩場の動画は結構ハラハラしますよね
小さな鉱山ですが、新潟県にはこんな山奥の鉱山が多いみたいですよ。
紅葉はやっと始まったばかりで、次の週末が見ごろだと思います。
ここのラーメン、連れていった人は全て旨い!と感激するラーメンなんですよ。
SONE
2010/10/20 20:14
東北の山にはない味の越後のお山でしたね。
それにしても、「土佐屋ラーメン」…画像だけ見ても食べたくなる…。
今、晩酌中ですがゴクリしました。
マロ7
2010/10/20 20:20
マロ7さん今晩は。
標高では測れない急峻な山でしたよ。新潟の山は難易度が高いです。
土佐屋ラーメンは知る人は知る名店ですね。
午後5時開店で一番乗りでしたが、あっと言う間に満席になってしまいました。
これで結構さっぱりした味なんですよ。
SONE
2010/10/20 21:28
SONEさん、おはようございます。
マスさんは高所恐怖症ではないんですね。
あそこに立てるなんて…私だったら這いつくばってそ〜っと覗かないと。
それにしても皆さんタフに2山楽しまれましたね。
さすがです。

なかなか遠出が出来ないので今週末も地元かな。
暫く歩いてなかったせいか足に張りが残るようになってしまいました。
動かしてたつもりでも筋肉の使い方やはり違うんですね。
近場で冬もチョコチョコ歩いて去年くらいまで戻したいと考えてます。

あね
2010/10/21 10:06
歩いてみたくなる山ですね。
どうして猫岩?猫がつく名前は珍しいですね。
みんなで登ると疲れなんて感じないとお顔に書いてありますね。
下山後に温泉に美味しいラーメンのセットがいいのかもしれません。

「アケボノサクラシメジ」教えてくださってありがとうございます。
同じ姿形色見ですね。食べてはあまり美味しいとは言えませんでしたが。笑
鯛金
2010/10/21 14:30
山が山々しい(?)ですね!
こういう山はみんなで登ってみたいです。楽しそうでしたね〜(^_^)
ラーメン本当おいしそう、香ばしさが伝わってきました!
ナカシィ
2010/10/21 15:28
あねさん今晩は。
マスさんにとって、あの程度の岩場はまったく怖くないそうですよ。
遠征したときには勿体なくてガツガツ登ってしまいますね(苦笑)
あねさんもやっと登山に復帰できたので、筋力戻るまでのんびり登った方がいいですよ。
無理すると膝を痛めてしまうので気をつけて下さいね。
SONE
2010/10/21 19:37
鯛金さん今晩は。
何で猫岩なのか皆で首を傾げてしまいましたよ(笑)
結局、猫が蹲っているのでは? と分かった様な分からない様な結論になってしまいました。
急登の山だったので、思ったより時間がかかりました。山頂まで4時間かかったのですよ。
涼しくなったので下山後の温泉とラーメンは嬉しいですね。
SONE
2010/10/21 19:40
ナカシィさん今晩は。
前日の派手な山より玄人向けの山と言った感じでしょうか(笑)
展望に優れた山でしたので、景色を見ながらワイワイ登れました。
ここのラーメンを食べるために、魚沼界隈の山に遠征している感じなのですよ。
SONE
2010/10/21 19:43
おおっ、久しぶりの面々だね。
ラーメン異常に旨そうなんですけど!!
タッシー
URL
2010/10/22 20:39
タッシー今晩は。
この面子で山に行くのは本当に久しぶりだったね。
相変わらず女性陣は賑やかだったよ(笑)
土佐屋ラーメンは本当に旨いの一語! これしか感想が出てこないよ。
SONE
2010/10/22 21:03
連チャンだったのですね。
それにしても尖った山ですね。そしてそこに採掘口があるとは驚きです。
でも楽しそうな尾根歩きですね。そしてラーメンも美味そう!
morino
2010/10/23 13:10
morinoさん今晩は。
中越まで遠征したら二つ登らないと勿体なく感じてしまいますよ(笑)
下から見ると平らな山なんですが、稜線に出ると結構尖っていて驚きました。
越後三山の頭が雲に隠れていなかったら、もっと楽しい稜線歩きだったでしょうね。
皆さんに言っていますが、このラーメン激旨ですよ。
SONE
2010/10/23 17:42

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