東北の山遊び

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zoom RSS 2011.1.3 オボコンベ(宮城・二口山塊)

<<   作成日時 : 2011/01/05 00:20   >>

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正月第二弾の山は宮城県一の鋭鋒オボコンベである。マスさんが以前から登りたがっていた山であるが、難易度が高くなる積雪期に久々に訪れてみた。やはり暖冬の影響は顕著で沢筋の氷結は全くなし。昨日?登った人のトレースもあり意外に楽に登れてしまった。

【 1╱3 オボコンベ(595m) 宮城・二口山塊 】
林道途中〜オボコンベ登山口〜本砂金川渡渉〜桐ノ目沢二股〜尾根三叉路〜マンモス岩〜オボコンベ(往復)

私が最初に登った時には薄い踏み跡程度しかなかったオボコンベであるが、最近は地元の山岳会の方々の登山道整備により登り易い山に変貌した。
現在はオボコンベに山を付けて『オボコンベ山』と呼ばれているが、正式にはマンモス岩を含めた岩場の形状を見て、オボコ=オンブ(幼子をおんぶの意味)からオボコンベに転化したので、その呼び方に山を付けるのは自分としては好みではない。
またオボコンベは正確な標高が分からない点も面白い。595mの標高はあやふやな点が多く、針の様に尖がった山なので地形図にもまともなコンターラインが表記できないのである。東側の独立標高点が589mであるが、そこから見るオボコンベは見上げるほど高いので、私的には実際の標高はそこから40〜50m高いと思っている。


さて本題の山行記であるが、クリスマス寒波でどっさり積った雪で林道が通行可能かが一番の心配であった。
林道手前の舗装道路はバスが通行するため路肩の駐車は邪魔になって出来ないのである。
染色工房の先から林道が始まるが、積雪20cm程度でSUVのSONE車なら何とか走行できた。
しかし尾根コースの駐車場となる広場から先は積雪が30cm以上あり通行不能。
そこから登山口まで歩く羽目になる。
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オボコンベの登山口から本砂金川に降り、川を渡渉する。渇水期のため水量は少なめ。
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オボコンベの登路は支流の桐ノ目沢を遡る。と言っても滑が続く穏やかな沢歩きで、登山靴でも全く支障はない。
今回驚いたのは厳冬期にも関わらず、流水の脇が全然氷結していないことであった。
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冬の沢歩きはせせらぎの音が渓谷に染みいる様で、なかなか風情があった。
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流木帯を巻いて斜面をトラバースする地点から目指すオボコンベの鋭鋒が見えてきた。
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顕著な沢の二俣のところから正面に突き上げる支尾根を急登する。
雪で滑り易いので、一歩一歩足を踏みしめながら登った。
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登りの途中からオボコンベが更に近づいて見えた。
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稜線の三叉路に着く。右に下るのが桐ノ目山への道だがトレースは一切無かった。。オボコンベは左折する。
三叉路から少し登るとマンモス岩の基部に出る。
ここはオボコンベとマンモス岩が並んで見える場所だ。
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マンモス岩とは誰が命名したのであろうか? 言い得て妙な名前で、その種明かしは基部を東側まで回り込んだところで判明する。
岩場の一部が南側に崩壊してポッカリ穴が開いており、小さな石橋の形状をしている。
その形がマンモスの鼻とそっくりなのだ。
毎度この位置から写真を撮ってしまうが、穴から見る泣面山の姿が面白いと思っている。
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雪が付くと何の変哲もない岩場にしか見えないマンモス岩を振り返る。
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ここからオボコンベの岩塔の登りが始まるが、ロープや木に掴まって登るので難しくない。
山頂直下からは西側に180度以上の視野の遮るものが一切ない展望が広がる。
先ず目に飛び込むのが端正な二等辺三角形の桐ノ目山の山容だ。右には大東岳が顔を出している。
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北西には面白山が真っ白に見える。平坦な山容は中面白山から矢尽へのスカイライン。
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西側には岩襖の相ノ峰。その奥の仙台神室には雲がかかっていた。
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桐ノ目山の左手には先月登ったばかりの三方倉山が見える。
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南西方向には北蔵王の三方倉山。残念ながらこのピークも山頂が雲に隠れて見えなかった。
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狭い山頂に着いて、のんびりとランチを楽しむ。標高が低い山なので余り寒さを感じなかった。
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山頂からは新たに北側の展望が開けた。
本砂金川の対岸の鷹ノ巣山。その奥に昨日登った泉ヶ岳と大晦日に登った北泉ヶ岳が見えていた。
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北東側には蕃山と太白山。仙台市街地の果てに仙台湾と牡鹿半島まで遠望できた。
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冬景色の山頂での展望を楽しんでから往路を返した。
当初は北側の尾根周回コースを歩く予定であったが、そのルートにトレースは一切無く、山頂からの鎖場の下りの危険性と、その後の固い雪のラッセルが大変なために諦めたのである。

雪道の下りは早く、短時間で沢の二俣に到着。後は滑沢を堪能しながら登山口に戻った。
穏やかな登山日和だったのに、結局誰にも会わない静かな山であった。

動画です。








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コメント(12件)

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おはよう。オボコンベいいところだったね。
思ったより景色が良かった。
次は、この前話してた違うルートで登ろうよ。
マス
2011/01/05 07:58
明けましておめでとうございます(*^_^*)
今年も早速ブログを楽しく読ませて頂いてます。
オボコンベってそーゆー意味だったんですね!!ナルホド〜・・・
先日、普段あまり行かない本屋へ行ったら、【南東北の山歩き】なる本を発見しました。
チラ見したら、SONEさんやマロ7さんのブログに登場する宮城や山形の山々が沢山紹介されてて、是非購入しなくては!と。(まだ買って無いんですが〜^_^;)
地元の山しか行ってないので、今年こそはSONEさんblogを参考に県外にも行かなくちゃです!
mocha
2011/01/05 09:35
マンモス岩から山頂への痩せ尾根は雪があると怖そう。
マスさん良く平気だこと
今年は取って置きコースご案内ください。楽しみにしてますよ。
morino
2011/01/05 12:51
マスさん今晩は。
標高は低い山だけどトリッキーで面白かったでしょ。
次は別なルートで周回しようね。
SONE
2011/01/05 17:16
mohcaさん、明けましておめでとうございます。
今年も拙ブログをよろしくご愛顧お願いいたします。
『南東北の山歩き』私も持っていますよ。写真が綺麗なガイドブックですね。
登山コースの概略しか掲載していませんが、一つの山を総合的にとらえるのは便利な本だと思います。
県外の山は何故かバリアがあるみたいに県境を越せない方がいますが、一度遠征するとどんどん行きたくなってしまいますよ。
SONE
2011/01/05 17:21
morinoさん今晩は。
山頂付近のヤセ尾根より、沢から離れたところの急登が大変でしたよ。
マスさんは上部の岩場は全く怖がっていなかったですね(笑)
取って置きルートは春がいいですかね。
SONE
2011/01/05 17:23
初めてのオボコンベは12月でした。
駐車場までは車で到達しましたがやはり雪でした。
しかし尾根はガリガリ氷でアイゼンをつけて登り鎖場を降りました。
今、思えば大胆だったと反省…、クーさんが心配して電話くれましたねぇ。
mochaさん、はじめまして、今晩はです。
私も『南東北の山歩き』次のお山の方向を決める時に見ていますよ。
オボコンベはいつ行ってもいいお山です。
マロ7
2011/01/05 18:28
マロ7さん今晩は。
ヤセ尾根なのでクラストした時に歩くのは危ないですね。
私は1月に行って、沢が氷結してスケート場を歩いている様な状態だったですよ。
SONE
2011/01/05 20:03
遅ればせながらおめでとうございます。
初オボコンベ 私も桐ノ目山と合わせて12月に周回しましたが、あのとがり方だと天空の6畳間はやはり620mくらいありそうな気がします。でも風や雪がある時は山頂付近の尾根はあまり気乗りしないですねえ(笑)なにせスパ長持ってないので怖いのですよ。
取っておきコース私も非常に気になります。
tom
2011/01/05 21:46
tomさん、明けましておめでとうございます。
12月に登られましたか。桐ノ目山を周回すると歩いた気がしますよね。
スパイク長靴だとアイゼン履いているのと同じなので、雪道でも怖くないですよ。
登山靴だと凍った雪は恐怖になりますね。
取って置きのコースは沢慣れた方が同伴しないと難しいです。
メンバーによってはロープも必要なんですよ。
SONE
2011/01/06 19:45
SONEさん、あけましておめでとうございます。
積雪期のオボコンベ、歩けるとは思っていませんでしたが、さすがですね。遠景で撮った脊梁山脈の写真、どれも素晴らしいです。マスさんも元気そうでよかった!私はスパイク長靴、安物買ったので、かかと部分が冷たく、しかも冬靴より重くて苦労しています。岩礁ほしい…ところで今日北山の周回行ってきました。SONEさんのブログ大いに参考にさせていただきました。ありがとうございます。
k4
2011/01/08 18:38
k4さん、明けましておめでとうございます。
オボコンベに雪がつくと更に魅惑的な山に変貌しましたね。
もう少しはっきりした展望があれば、もっと長居をしたくなる山頂でした。
安物スパイク長靴でも雪道では登山靴より威力を発揮しますね。
靴の中にネオプレインの靴下を履くと冷たくありませんよ。
北山は名前はイマイチですが、歩いてみると里山の良さを凝縮しているような山ですね。
SONE
2011/01/08 21:02

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