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zoom RSS 2011.1.15 大畑山(宮城・船形連峰)

<<   作成日時 : 2011/01/16 00:27   >>

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宮城県大和町のシンボル:七ツ森の西側に南北に長い頂稜を持つ大畑山がある。
その山は特に船形連峰の宮城県側の玄関口・升沢コースに向かう県道を走行しているとき、沢渡地区の南側に大きな山体で幾つかのピークを連ねているのが印象的に見える。

【 1╱15 大畑山(564m) 宮城・船形連峰 】
八志田地区から南西に延びる林道の駐車スペース〜林道分岐〜林道終点〜大畑山(往復)

大畑山には今回10数年ぶりに登る。その時は東山麓の若畑地区かや西側に伸びる林道を経て、南側頂稜の515m独標に乗り上げ、そこから防火帯と思われる広い刈り払いを北上して山頂に達した。
何らの情報もなく辿りついた山頂には大きな岩があり、船形山の展望が素晴らしい低山との印象が深かった。
しかしそのルートは林道から515m独標に至る区間が密薮だったため、今回はラッセルも考慮して八志田地区から山頂東側直下に突きあげる林道をアプローチとする事にした。同行するのは大畑山に登りたいと兼ねてからおっしゃっていたマロ7さん morinoさん である。
それにしても大畑山の山名の由来は何なのか? 調べてみてもさっぱり分からなかった。

今回の山行は当初は翌日の日曜日に予定していたが、日曜日はこの冬一番の大寒波が襲来する予報なので、前倒しにして土曜日に変更したのである。
しかし朝起きてみてびっくり。しんしんと細かな雪が降っているではないの!そこで一度は山行の延期を決定した。
ところがその一時間後に雪かきに屋外に出てみたら完全に晴れているので急遽復活山行となってしまった(苦笑)

大和町でマロ7さんと合流して登山口?の八志田から派生する林道にSONE車で向かう。
県道を西進すると目指す大畑山が見えてきた。中央の三角形の盛り上がりが山頂である。
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南東側には逆光のシルエットになった七ツ森が静かに佇む。朝の雪からは想像できない穏やかな日和だ。
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アプローチに使う林道は舗装工事が行われていてトラックの轍があり雪道でも簡単に走行できた。
約1km程度奥に入ったところで積雪が深くなり車の進入は出来なくなる。手前の大きな広場に駐車してそこから出発。
林道にはスパイク長靴二人と犬一匹の歩いた跡があり、おそらくハンターであろうと思う。
林道の分岐近くまで歩くと意外に近距離で撃った銃声が木霊した。皆で慌てて大きな声を出してハンターに注意を喚起する。
沢の合流点を確認するため、一度沢筋に沿った右の林道に入る。二俣まで歩くと林道の奥にハンターと犬の姿が確認できた。沢の位置関係が分かったので少し戻って左の林道を進む。
林道の奥・右手に山頂から北に延びる稜線上の523m峰が見えた。
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やがて雪深くなってきたところでカンジキを履く。ハンターのラッセル跡が無くなると、新雪を交代でラッセルしながら進んだ。沢音だけが響く静かな林道歩きとなった。
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途中で振り返る。ラッセルは汗がかくので一枚脱いでちょうど良い。
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やがて林道が終わる地点となる。その手前右手にあるこの看板から山に取りつく。
ここから山頂まで赤テープが木々に付けられていて迷う事はない。
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しかし林道終点から山頂までの標高差200mのラッセルは意外に大変であった。
急斜面を直線的に登るため膝上までのラッセル部分が多くなる。
しかも一歩毎に置いた足が沈み込むので先頭は足場を固めるのに苦労した。

上部に出ると梢越しに大崎平野の展望が広がる。もう少し展望が開ける場所が欲しかった・・・
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ブナの木が出てくると山頂は近い。頂稜は小さな雪庇が張り出していた。
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冷たい風が吹き抜ける山頂に着く。
以前登ったときは三角点以外は何も無かった山頂であるが、今は登る人も多くなったと見えて二つの山名板が取り付けられていた。
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山頂にて記念写真。と言わないと何処で撮影したか分からない写真だ(笑)
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小雪庇の下にザックを置いて、西側にある大岩を見に行く。前回訪れたときに「展望のない薮山にこんな印象的な場所があるのか。」と驚いた場所である。
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大岩の奥には泉ヶ岳と北泉ヶ岳が見えていた。天気が良ければこの右手に船形山の雄姿も見えるのだが・・・
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そして北側には自衛隊の王城寺演習場が見下ろせる。茶色い裸地の場所が大砲の着弾地である。
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面白いことに大岩はカモシカの寝床になっている。泉ヶ岳の写真を撮った岩の上と、西側の大岩の南の際の二箇所が寝床で、雪がカモシカの体温で丸く融けていた。
これ以前来たときにも同じ場所に寝床があり、私が大岩に近づくとあわてて逃げていったカモシカを見たのである。
今回も我々が山頂に到着したときまで寝ていた形跡があった。
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山名板の地点まで戻り、小雪庇の影で風を避けて昼食とした。
標高500m台の低山であるが、山頂付近で80cm程度の積雪があり、充分冬山の醍醐味を楽しめた。

山頂から南の峰に至る稜線には前回と同じ様に顕著な道形が確認できる。
この道は何処まで続いているのだろうか? 一度試しに歩いてみたくなってしまった。

雪道の下りは早い。登りで1時間かかった林道〜山頂間を20分で駆け下り。
あとはカンジキを履いたままで車の傍まで降りてきた。
小粒な山だが、山頂西側の大岩の存在が個性を主張している山であった。

地形図に以前歩いたコース(青線)と、今回歩いたコース(赤線)を書き込みました。
*赤線のオレンジの○が駐車地点で、そこから上の部分は車で走行しています。
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動画です。






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コメント(16件)

内 容 ニックネーム/日時
お世話様でした。
今季初ラッセルもあり低くても楽しい山でした
それにしても泉ヶ岳近辺は面白い低山が沢山ありそうですね。
またよろしくお願いします。
morino
2011/01/16 18:07
morinoさん、お疲れ様でした。
朝の雪で一旦延期にしたのに再度仕切り直しして登って良かったですね。
泉ヶ岳周辺の山は大半登りましたが、まだまだ面白いコースが隠れていそうです。
またよろしくお願い申し上げます。
SONE
2011/01/16 18:37
いつも眺めていたお山が登れていがったでぇ〜す。(笑)
主脈が荒天の場合には近いし泉ヶ岳山麓で十分楽しめますね。
またよろしくお願い申し上げます。ε3(゜ー゜ )
マロ7
2011/01/16 19:50
マロ7さん、お疲れ様でした。
かねてから登りたいと言われていた山に登れて良かったですね。
泉ヶ岳界隈には無名の未登の山が未だ残っているんですよ。
特に登りたいのが種沢の頭です。またご一緒しましょう。
SONE
2011/01/16 19:58
SONEさん、こんにちは。
笹倉で、大畑山の岩場、しばらく行ってないな〜とか呟いておられましたが、もう行っちゃったんですね〜。素早い!展望結構ありますね。コース図の青線と赤線で周回がとれそうですが冬でも藪は隠れていませんか?一応地元の山なので是非登ってみたいと思いました。でも一人ラッセルだときついですよね。雪が締まってからの方がいいかなととちょっと迷います。
k4
2011/01/16 20:30
k4さん今晩は。
笹倉山で大畑山の姿を見て再訪したい気分になっていたのですよ。
展望と言っても大岩のところだけですので、晴れた船形が見える日なら満足できるでしょうね。
青線から赤線への周回は車二台がないと難しいと思います。
薮の部分は伐採後の二次林の密林ですので、雪で隠れる様な簡単な薮じゃないんですよ。
3月ごろの雪の締まった時期に北側の稜線を縦走するのも楽しいと思います。
SONE
2011/01/16 22:44
手頃で楽しそうなラッセルでしたね。雪庇のある写真のような林間の雪山散策は堪りません。

こちらは今朝30cm弱の積雪です。平地でもラッセルが必要でしたよ。
雪との格闘に慣れてきたら山再開です。
みいら
2011/01/17 15:56
みいらさん今晩は。
厳冬期なので標高600mに満たない低山でもラッセルし甲斐がありましたよ。
雪があると薮山でも魅惑的な山に変わりますね。
流石に山形は積雪量が違いますね。仙台は5cm程度の雪で渋滞気味でした(笑)
SONE
2011/01/17 22:42
いつだかの馬頭山じゃあないけど、かなりモサモサだね。
こちらサクラはどんどん体力落ちてるよ〜
早く帰れるところなら留守番させて行くから、
声かけてケロヨン!
タッシー
URL
2011/01/18 20:09
タッシー今晩は。
馬頭山の時みたいにサラサラパウダーじゃなく、中がモナカになった嫌らしい雪だったよ。
サクラはもうお婆ちゃんだから無理できないよね。
最近は両親の面倒みなければならないので、遅めに出発&早めに帰宅だから、今度声をかけるよ。
SONE
2011/01/18 22:15
こんばんは。種沢の頭ですか。去年山菜さがしに行ったときにマンノウの滝の北714ピークを通る作業道が尾根を通っていてびっくりしました。南東斜面は結構急に見えましたが。
長者舘山下の水汲み場付近から尾根通しで行けそうですね。私の場合は妄想ですけど(笑)
tom
2011/01/18 23:12
SONEさんこんにちは。
コメントにそぐわないのすが、大畑山近くだったもので。。。
本日19日、18時からNHKてれまさむねで「冬しか登れない山・赤崩山」やるみたいです。
知ってたらごめんなさい。
SONEさんの山ブログにはまってしまいました。ほぼ毎日見ています。過去のページもすべて読ませていただき、SONEさんの温かいお人柄に山好きな人が集まるんだなぁと納得です。私も自分の力量でいける山の参考にしています。山頂標識の素敵な杭城山に先日行って来ました。
tabi
2011/01/19 13:11
tomさん今晩は。
風早峠から種沢の頭までは至近距離まで作業道があると踏んでいるんですが???
冬場は距離があるので大変そうです。山スキーの方が楽かもしれませんね。
SONE
2011/01/19 21:02
tabiさん今晩は。
NHKてれまさむねの「赤崩山」見ましたよ
映像から判断すると東尾根を忠実に辿ったみたいですね。
私が以前登ったときは南側の崖地を強引に直登しました。
山名板や赤布も一切ない山だったと記憶しています。
>SONEさんの山ブログにはまってしまいました。ほぼ毎日見ています。
そこまでご贔屓いただき有難うございます。余り大した記録もないので恐縮です(笑)
杭城山に登られましたか。あの山は西側からアプローチすると迷路ですよね。
SONE
2011/01/19 21:08
連投すいません。そうあの湧水 風早峠の表示ありましたね。種沢の頭は784ピーク(黒森北)でしょうか。地形図の風早峠からの点線道の現状はわかりませんが649m(舛沢大平)から714ピークへの鞍部へは踏み跡が、鞍部から714ピークを通り750コンターくらいまでは伐採用のトラバース的な作業道が通ってました。(地形図に記載された道の一回り外側を通っている感じでしょうか)
soneさんだったら475ピーク(種沢)下の保守道から600ピーク経由でらくらくでは?

私もNHK見ました。見慣れた顔が出ていました(笑)
tom
2011/01/19 22:29
tomさんこんにちは。
ご察しの通り種沢の頭は784m三角点峰ですよ。
登る場合は道の有無が不明なので積雪期に風早峠からピストンが妥当でしょうね。
片道4km程度のラッセルになるので簡単ではなさそうですが、途中の植生マークが針葉樹林なので杉林で展望が利かない工程が半分以上あるでしょうね。
SONE
2011/01/20 13:22

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