東北の山遊び

アクセスカウンタ

zoom RSS 2011.2.27 高倉山から大富山(宮城・船形連峰)

<<   作成日時 : 2011/02/28 12:49   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 5 / トラックバック 0 / コメント 10

今年2月11日に登った綱取山の北側に位置する高倉山と大富山に登ってきた。
十里平の奥から高倉山の南東尾根に乗り上げたが、山頂までの高差150mの急登を山スキーで登るのは苦労しそうなので今回はスノーシューを使った。

【 2╱27 高倉山(981m)から大富山(1024m) 宮城・船形連峰 】
十里平〜杉林〜南東尾根〜高倉山〜鞍部〜濁又林道〜大富山(往復)

綱取山の記事でも紹介したが、広瀬川と大倉川に挟まれた山域を広義には大倉の五岳と云う。
それら山々は登山界にはまったく無名で、地形図にも山名は載っていない。
いろいろ調べると大倉の五岳は高倉山(901m)、綱取山(962m)、大富山(1024m)、深沢山(825m)、間倉山(975m)を言う事がわかった。


今回一緒に登るのはこの冬いまだにスノーシューを使っていなかったマスさん。
綱取山に登ったときに観察して登れると確信した南東尾根から高倉山を目指し、そこからこの山域最高峰の大富山まで行く予定だ。

十里平に入ると正面に目指す高倉山(右)と大富山(左)が望める。
2╱11と比べて一気に積雪量が減っている。
画像


十里平の一番奥に車を止める。除雪終了点に当たるところで地元の方々に迷惑にならない場所だ。
そこから車道を少し東に戻ってスノーシューを装着していると、近くの民家のおじいさんが話しかけてきた。
『登山に来たのかい? それで雪の上を歩くのかぁ〜、便利なものが出来たなー。』
ほとんど登山者がいない山なので珍しかったのであろう(笑)

南東尾根への取りつき斜面は急である。積雪量が多く傾斜が比較的きつくない窪を登る。
登りきったところで杉林となる。右手に梢越しに楠峰が遠望できるが、この位置から見ると槍ヶ岳の様に尖った山容で見えるので驚いた。

南東尾根に乗り上げるとブナ混じりの雑木林となる。赤テープのマーキングが数カ所あった。
左手には綱取山が間近に眺められる。
画像


少し登るとブナ林になる。比較的若いブナが多く、木肌が白いので綺麗だ。
画像


やがて標高差150mの高倉山への急登が始まる。斜度は35度近くあるだろうか?
樹雪が全て落ちていて、ザクザクに荒れた雪面なので登り難い。
スノーシューでも直登できない斜度なのでジグザグに登っていった。写真で白く帯の様に見えるところが十里平である。
画像


山頂直下はクラストしていて、スノーシューのクランポンを効かせて慎重に登った。
画像


高倉山山頂に着くと冷たい北西風が襲ってきて寒い。山頂は樹林帯なのでほとんど展望はなく、山名板もないところであった。
画像


山頂から少し北西側に歩くと展望が開ける場所があった。戸立沢の奥に寒風山が見える。
画像


そして白髪山と仙台カゴが並んで見えていた。
画像


北側には船形山が綱取山よりさらに近づいて見える様になった。
画像


そう言えば山頂の西端に一人のスキー跡がかすかに残っていた。
綱取山の記事にコメントをいただいたtobusanのスキー跡であろうか?

寒いので高倉山山頂で休憩せずに大富山を目指す。
下り始めの西尾根は雪が消えている場所があった。
画像


クラストした斜面をスリップに注意しながら下る。鞍部近くになると太いブナがある気持ちの良い斜面となる。
画像


鞍部から少し登ったところの南東斜面で休憩。マスさんお手製のザッハトルテ(ケーキ)を食べる。
越えてきた高倉山を振り返ると、ゴウゴウと梢を渡る風の音が聞こえていた。
画像


林道の手前でのワンショット。空が蒼い。
画像


濁又林道は現在使われなくなった様で、車道の真ん中にも低木が繁茂していた。
この山域は過去にブナを皆伐してから放置されていると感じた。

急な林道の法面を登ったところから船形山(左)と後白髪山を見る。
画像



そこから大富山の山頂までは山スキーに最適な疎林の緩い尾根となる。
東を見ると北泉ヶ岳(左)と泉ヶ岳が背比べをしていた。
画像


高倉山の名前はこの位置から見ると理解できる。北側が壮絶に落ち込む岩場になっていた。
画像


大富山の東峰を越すと、そこから先の頂稜は雪堤を歩いた。
画像


そして目的地の大富山山頂。大倉五岳の最高峰で標高1000mを越える唯一の山だ。
しかし期待した展望は周囲がブナ林に囲まれてほとんどない。
この山頂も風が冷たいので休むことなく下山を始めた。
画像


林道に降りる直前に南側の展望が開ける場所を見つけた。
綱取山な直近で眺められる。前回登ったとき気がつかなかったが、山頂付近まで作業用林道が開通しているのを知った。この右手に大東岳も見えていたが、霞んで肉眼でやっと見える状態で写真にならなかった。
画像


高倉山に登り返し、その南東斜面で風を避けて昼食をとった。
マスさんは景色が良くて静かな今回の山を気にいったらしい。
高倉山の急斜面の下りはスノーシューでは難しいが、時折後ろ向きに慎重に下るところもあった。
十里平に降りる最後の急斜面は、傾斜の薄い小尾根を迂回して下った。
GPSで見ると歩いた距離6、7km、累積標高差911mであった。
距離の割に標高差が大きいので、如何に急峻な山であったかが分かる。


トラックログです。(この地図は国土地理院の二万五千分の一地形図を利用しております。)
画像



動画です。





テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 5
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
ナイス ナイス
ガッツ(がんばれ!)

コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
SONEさん、こんばんは。
スノーシューで斜面を降りるの苦手でした。
動画のマスさんのようにしたらいいのかな。
ずうずうしいお願いですが、
SONEさんにスキーを教えてもらってマスさんにケーキやパン習いたい。


あね
2011/02/28 19:48
あねさん今晩は。
スノーシューで急坂を下るのは難しいですよね。
ツボ足でも歩けるほどの硬雪だったら、スノーシューを脱いでツボ足で下ったほうが安全ですね。余りに急な場合は逆向きに下るのがいいですよ。
あねさんがスキーをされるのは初耳でした。どの位滑れるのでしょうかね。
マスさんのケーキ作りは趣味の域を越してプロ並みですよ。
SONE
2011/02/28 20:54
2万5千地図を見て綱取山との位置関係が良く判りました。
ここらの山は積雪期には繋がるんですね。
私一人じゃ行けないのでSONEさんのレポート見て楽しんでますよ。(笑)
morino
2011/02/28 20:56
morinoさん今晩は。
トラックログの地図を見てどの山か直ぐに分かる人は少ないでしょうね。
何時か県境まで繋いでみたいのですが、今回はその下見を兼ねて行きました。
赤布などのマーキングや山名板も一切ない山域なのでルートを読む力が試されますね。
SONE
2011/02/28 21:20
十里平らは最後まで除雪されているんですね。
マイナーすぎるお山も段々と塗りつぶしですなぁ〜。
最上、仙台カゴが目映いですよ。(^_^)
マロ7
2011/02/28 21:43
SONEさんおはようございます。今回のスノーシューでの急斜面の下り方動画、とても参考になりました。成程、後ろ向きに蹴り込みを入れてですね。先日岡山・鳥取県境の西毛無山(積雪期限定)へスノーシューで行ったのですが、下りが何分急坂で汗を吹きました。次回はこのようにやってみます。ありがとうございました。
雀百まで
2011/03/01 06:39
マロ7さん今晩は。
十里平は最後の住宅があるところまで除雪されていますよ。
マイナー山は県内にはまだまだあり過ぎて、一生かかっても塗りつぶせないでしょうね。
仙台カゴは一際目立っていましたねー。あの岩峰って登るの難しかったですよ。
SONE
2011/03/01 18:49
雀百までさん今晩は。
自己満足で編集している動画ですが、少しでも役に立つ情報が入っていて何よりです。
急斜面の下りは後ろ向きに下らないと危険ですね。むしろスノーシューを外すのも手です。
岡山・鳥取県境の山だとかなり積雪があるのでしょうね。今年は大雪が降りましたね。
西毛無山、今度ネットで調べてみますね。
SONE
2011/03/01 18:52
SONEさんこんにちは。
ブナ林のなか、青空がいいですね〜。
気持ちよさそうですね。
いいな(^_^)
ぶたお
2011/03/03 12:24
ぶたおさん今晩は。
ブナ林の続くのんびりした山でした。雪山は青空が特に映えますねー。
風がない斜面では暑いくらいでしたよ。
SONE
2011/03/03 21:57

コメントする help

ニックネーム
URL(任意)
本 文
2011.2.27 高倉山から大富山(宮城・船形連峰) 東北の山遊び/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる