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zoom RSS 2011.2.3 ヒグリ山(宮城・船形連峰)

<<   作成日時 : 2011/02/04 22:06   >>

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国道48号線の熊ヶ根を過ぎた辺りから北西側に小高い山が見えてくる。JR仙山線・西仙台ハイランド駅の丁度北側に位置するその山は三角点名:ヒグリ山で、地元では松峰山とも呼ばれている。
午後から時間が開いたのでマスさんと一緒に夏道のないこの山を歩いてきた。

【 2╱3 ヒグリ山(509m) 宮城・船形連峰 】
国道48号線、関地区の路側帯〜天照大神碑〜神社〜青葉幹線の赤白鉄塔〜南東尾根経由:500m峰〜ヒグリ山(往復)

最初は国道48号線の裏側にある青下川から送電線の巡視路に入り、404m独標尾根を辿って山頂に至る新ルートを考えていたが(地図の青線ルート)、巡視路に入ると股までのラッセルであったために断念。
仕方なく以前登った関地区から南東尾根のルートに変更する。国道48号線から見上げると、南斜面のためにそれほど積雪は多くないと判断し、足まわりはスパイク長靴を選択した。
一応スノーシューも車に積んでいたが、南東尾根の最後の超急斜面はスノーシューでは無理なのだ。

ヒグリ山は10年以上前に登ったが、その時は測量の現地調査が入ったばかりと見えて、山頂一帯は伐採されていてすこぶる展望が良い山との印象を持っていた。今はどうであろうか?

積雪があると車の駐車場所が問題となってくるが、今回も関集落の奥に車は入り込めずに、国道48号線の路側帯に駐車して出発する。国道を走行するドライバーはザックを担いだ我々を懸念の目で見ていた。

今回の入山場所は天照大神碑がある場所から階段を登っていく。
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暗い杉林の中を急な石段を登りつめると古い鳥居があった。そしてその奥には赤い小さな神社が鎮座していた。
関集落の守り本尊ではなかろうか。
第一目標にしていた送電線(青葉幹線)の赤白の鉄塔は神社から直ぐの場所にある。
鉄塔からは息を付かせぬ急登がしばらく続く。振り返ると樹林の彼方に戸神山の姿が見えた。
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急登が一旦終わると雑木林の気持ち良い尾根歩きが始まる。
しかし徐々に積雪が多くなり、吹き溜まりでは膝まで沈むので一向にペースは上がらない。
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頂稜に乗り上げる最後の斜面は斜度35度以上ありそうな急斜面となる。
直線的にラッセルして登るのは不可能で、ジグザグに登るが、更に急になるところで右手の杉林に逃げて急斜面を迂回した。
しかし杉林を出たところで積雪が股まであり、ツボ足ラッセルに苦労しながら頂稜に出た。
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実際の山頂は頂稜を少し北側に辿る。小さな雪庇が張り出していて、積雪が少ない西斜面を進んでいくと、一段盛り上がった山頂が見えてきた。
でも山頂手前の小規模な雪壁の乗り越えが一番の難所で、足がズブズブと股まで潜って足場が作れず、膝を押し付けて少しずつ固い足場を作る土方作業に時間がかかった。

山頂に乗り上げて、休憩用の整地をしているとマスさんが山頂まで登ってきた。
以前は大東岳や面白山、鎌倉山などが一望だった山頂の展望は・・・・木々が伸びてしまって、梢越しにやっとそれらの山々が望める程度であった(残念)

唯一青下川対岸の中崎山がはっきりと望めた。そう言えば頂稜には熊棚が多い。
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山頂で恵方巻きを南南東を向いて無言で食べ、その後にマスさんお手製の『黒い森』と呼ばれるチョコレートケーキを頂いてコーヒーを飲んだ。
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尚、南側の峰との鞍部からはニッカウイスキーの工場が眼下に見下ろせた。
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下りはほぼ往路を戻る。
長靴の中に雪が入って靴下は完全に濡れてしまったが、低山で工程が短いので余り気にしないで歩けた。
二箇所の急斜面は慎重に下り、車に1時間で戻れた。(登りはラッセルがきつかったので2時間弱。)

この山に冬場に登る場合は放射冷却で雪面が固くなった時が登り易いかもしれない。
トラックログは下記参照。青いルートは最初予定したルートである。
(この地図は国土地理院の二万五千分の一地形図を利用しております。)
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動画です。



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コメント(16件)

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SONEさんこんにちは。
ヒグリ山という山名に惹かれて、矢も立てもたまらず登ってきました。SONEさんのトレース使わせていただきました、ありがとうございます。これでは道のない山ではなく、SONEさんロードの山ですね(笑)
足拵えは、登山靴と念のためにワカンを持ちましたがワカンは使わずじまい。そのかわり6本爪の軽アイゼンが急斜面の上り下りで役立ちました。神社からの急斜面は雪がところどころ溶けていて、泥と雪と落ち葉の斜面になり登り時に何度も滑ったので、アイゼンを付けたところ有効でした。雪だけでなく泥壁にも使えますね。
山頂手前の雪庇付近には確かに工事のあとが。。。
tabi
2011/02/05 15:59
tabiさん今晩は。
あれまっ、速攻で登られてきましたね(笑)
一回トレースが付いていると、あの程度の微妙な積雪量ではワカンはいらないでしょうね。
我々はスパイク長靴でしたが、登山靴の場合は軽アイゼンは有効だと思います。
山頂直下の雪壁はツボ足では潜ってしまって大変でした。奮闘した後が残っていましたか(笑)
SONE
2011/02/05 18:51
あそこを通るたびに「急な山だなー」と思っていましたが、前にも登っていたんですね。
ヒグリ山、どういう意味なんでしょう?
morino
2011/02/05 19:29
昨年末に戸神山かヒグリ山か迷いましたが、展望のいい戸神山に行ってしまいました。
やはり雪のあるうちがいいかなって…。SONEさん、マスさん、tabiさんの三人分のトレースがあるのね。(~0~)
マロ7
2011/02/05 20:54
山頂で食べたケーキの名前は、正式にはシュバルツバルダーキルシュトルテだよ。
マス
2011/02/05 21:01
morinoさん今晩は。
結果的に同じルートを再訪しましたが、稜線にでる手前はかなりな急斜面ですよ。
松峰山は岩場に松が生えているので頷ける名前ですが、ヒグリは全く意味不明ですね。
SONE
2011/02/05 21:16
マロ7さん今晩は。
山頂の展望を期待して登ったのですが、木が伸びてほとんど展望は無くなっていました。
急斜面は雪を踏んで登った方が足場が確保できて危険性は少なくなりますね。
一回降雪があるとトレースは消えてしまいますので期待しないほうがいいかもしれません(笑)
SONE
2011/02/05 21:20
マスさんお疲れさま。
ケーキの正式な名前、こうやって書かれても覚えられないでーす(笑)
SONE
2011/02/05 21:21
SONE殿今晩は。何時も楽しくブログ拝見していますが、前から気になっていた「物件」が今日判明!へ〜〜、スパイク長靴というのですね!写真を拝見するところによると、確かに長靴。上の方に紐が付いているようだけど、雪が深い場合、そこから雪が入らないんだろうか・・・と前から疑問に思っていました。瀬戸内地方の住民は、県北の雪山でもその「スパイク長靴」というものは見た事がありません。雪山の場合、登山靴にスパッツ、アイゼン又はワカン又はスノーシューです。
ネットで「スパイク長靴」で検索すると、へ〜〜、値段も色々なんですね。靴底の複雑さ加減でしょうか。靴底が雪団子になることはないのですか?風景だけでなくいろんな驚きをでブログ拝見しています。日本は広い!
雀百まで
2011/02/05 21:22
雀百までさん今晩は。
瀬戸内海地方どころか関東地方でもスパイク長靴は販売していないそうですよ。
でも東北や新潟ではホームセンターでも販売しているんです。
この長靴、靴底に沢山のスパイクが埋め込まれていて、多少のアイスバーンなら滑らないで歩けます。しかし長靴の丈以上の深さの雪だと、流石に雪が入ってきますよ。
値段の差は堅牢さの違いです。ホームセンターの安物は2000円程度ですが、スパイクが抜けやすく、ゴムに穴が開き易いので長期間使えません。
靴底が雪団子になることは一切ないですし、小さな沢や泥濘を気にせず歩けるので重宝しておりますよ(笑)
SONE
2011/02/05 21:37
SONEさん、こんばんは
ヒグリ山、全く知りませんでした。morinoさんやマロさんはご存じなんですね。尾根の雪が雪堤状になっているところって、やっぱり気持いいですね。紹介されたところ、昔の記事も含めてあちこち歩いてみたいなあと私も思っていました。本当は地元の山をもっと歩きたいのですが、なかなか山そのものが分かりません^^;
ところで初心者の質問で恥ずかしいのですが、たとえばこの山の名前、地形図などには載っていないのですが、山の名前ってどうやって分かるのでしょうか??
k4
2011/02/05 22:15
k4さん今晩は。
ヒグリ山はほとんど登られていない山みたいで、稜線にたった一カ所しか赤布がありませんでした。私は以前は松峰山と呼んでいましたが、三角点名はヒグリ山というのを最近知りました。
山の名前:三角点名は国土地理院の基準点成果等閲覧サービスで検索すると、地形図にポインターを乗せただけで山名が出てきますよ。何等の三角点かも分かります。
SONE
2011/02/05 22:53
ありがとうございます。勉強になりました!お聞きしてよかったです。
k4
2011/02/05 23:32
大変、大変、我が家にもスパイク長靴がありました!連れ合いの釣り用の長靴をひっくり返してみたら、ぼこぼこしたゴム底に金具が打ち込んであり、お〜これぞまさしくスパイク長靴!上は紐でなく、マジックテープです。何でも釣り具屋で購入するとか。これだと斜めの岩場や苔でも滑らないそうです。ちなみに2000円程のものとか。しかし、山では一度もみかけた事はありません。
雀百まで
2011/02/06 21:03
k4さん今晩は。
昔は国土地理院に行って『点の記』を閲覧して調べたこともあったんですが、三角点名だけを調べる場合には便利になりました。
SONE
2011/02/07 22:01
雀百までさん今晩は。
おおっ、ご自宅にもスパイク長靴がありましたか(笑)
上が紐のものと、マジックテープのものが販売されていますが、紐の方が値段が安いですね。
そう言えば釣り具メーカーでも独自にスパイク長靴を販売していますね。
しかし山でスパイク長靴を使用しているのは東北でも少数派ですよ。
SONE
2011/02/07 22:05

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