東北の山遊び

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zoom RSS 2011.4.10 角田山(新潟・弥彦三山)

<<   作成日時 : 2011/04/11 17:05   >>

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4月7日午後11時32分の震度6弱の余震は本当に怖かった。時間的に本震より短かったが、再び家の中の家財が散乱して後片付けに半日かかった。
好天に恵まれそうな日曜日。当初は久々に雪山に突入する予定だったが、大きな余震が来た場合に雪崩れや土砂崩れ、落石などの恐れがあるため、絶対安全と思われる新潟の花の名山に向かった。

【 4╱10 角田山(482m) 新潟・弥彦三山 】
角田浜大駐車場〜桜尾根を経て角田山〜三望平〜小浜コースを経て小浜〜角田岬灯台〜角田浜大駐車場
(オプションで五ヶ峠〜樋曽山:往復)

先週は宮城県南部の里山を歩いたが、車道の通行止めや山中の地滑りを見て、宮城県内の山はかなり危ない状態になっている事を知った。
そんな矢先の震度6の余震である。一昨日にスーパーへ買い物に行ったら、大震災ほどではないが、ほとんどの食料がスーパーの棚から無くなっていた。コンビニも同様の状態で、物資に関しては振りだしに戻った感がある。

とにかくたび重なる余震にうんざりしていて、揺れる度に「また大きな地震では?」と身構えてしまい、心が休まる状態には全くならないのだ。
そこで心を癒してくれる満開の早春の花々に会いに行こうと、約3ヶ月ぶりに県外脱出の山歩きに出かけた。
場所は新潟の花の名山:角田山だ。

震災の影響で道路に段差やうねりが随所に出て走行し難い宮城県内を抜けて、山形県に入るとやっと走り易い道路状況になる。
途中のコンビニで朝食プラス昼食を買うが、震災の影響が少なかった山形県は物資が豊富だ。
途中でマスさんを拾って小国町経由で新潟に入る。
荒川胎内ICまで高速道が伸びたので、角田山まではかなり時間が短縮された印象がある。

新潟市内を抜けると角田山が見えてくる。天気予報では快晴マークだったが、昨日の雨の影響が残り曇りベースの空模様だ。
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午前8時30分に角田浜の大駐車場に着く。まだまだ駐車車両は少ないが、これから少し時間が経つと満車になってしまうのだろうか?
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今回で3回目の角田山だが、この日は桜尾根から登って小浜コースを周回する予定。
桜尾根の登山口には「この道は私有地…キャップのないストックやスパイク靴の使用は駄目!」との看板が立っていた。

急斜面を少し登るとお目当てのオオミスミソウが咲いているが、ロープが張られた登山道の両脇付近に咲いている花はほとんどない。従って写真は全く撮れない状況であった。
一段登ると早速カタクリの花が咲いている。
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途中で40名近くの大人数パーティに行く手を遮られる。リーダーらしき男性が花の説明を行うと、パーティ全員が立ち止まって花を見るため全く進まない。
声をかけて無理やり横を通り過ぎてパーティをパスした。その後は結構空いた山歩きが楽しめた。

ササ地帯を抜けるとオオミスミソウの花が登山道脇に見られる様になる。
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桜尾根の真骨頂は道の両側、遥か下の谷まで咲き誇るカタクリの大群生地であるが、昨日の雨と、日差しが差し込まないために開いていない花が多かった。
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何処までも続くカタクリの道。花の大きさが通常のカタクリと比べて大きいのも角田山ならでは。
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高度を上げていくとマルバマンサクが咲く雑木林となる。
その標高ではカタクリは蕾で、逆にオオミスミソウの花が目立ってきた。
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北斜面には残雪が残っている。この付近にはキクバオウレンが群生を作っていた。
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上部はショウジョウバカマが多かった。
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山頂間近で奇遇にも山仲間のN家たけちゃんご一家と出合う。
奥さんのともんきーさんと、元気なはるぞう君とは初対面。
やはり余震を考慮して安全な新潟の山を選んだ、とたけちゃんは言っていた。考えることは同じ…

そして角田山山頂に到着。
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花の時期には山頂で休憩するスペースが見つからないほどであるが、この日は人出は少ない印象。
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たけちゃんご一家と離れて、先に山を下り始める。
山頂から三望平までの区間は泥田状態で苦労する。この山に登る場合には長靴が望ましいと思った。

灯台コースに入ると、階段などで整備された道は歩き易くなる。
途中で標識のない分岐を左折すると小浜コースに入れる。地元の方ご用達コースなのでぐっと人が少ないなった。
道の脇にナニワズが咲いていた。桜尾根では道から離れた場所に咲いていて写真を撮れなかったのだ。
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泥っぽい道から解放されてほっとすると、道の両側がカタクリロードになった。
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キクザキイチリンソウとカタクリの群落。
やっと天気が晴れて、しぼんでいたカタクリの花が上を向きだした。
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何度も立ち止まって見入ってしまうカタクリの花。
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マスさんもこんなに花の多い山は初めて、と大喜びだった。
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小浜コース下部になるとキクザキイチリンソウが多くなる。
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北隣の灯台コースを行きかう登山者の姿が良く見える。
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萱戸の尾根を下ったところが小浜コース入口。
駐車車両も結構多く、地元では人気のコースだったらしい。
国道に出て、小浜の潮騒を聴きながら角田岬を目指す。
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トンネルを潜らないで、一旦遊歩道を登って灯台コースに合流する。
この位置から見上げた灯台コースはヤセ尾根になっている。
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そして角田岬突端にある灯台。青い海原と白い灯台は旅情を感じさせる。
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角田浜に下り、車の駐車地点に戻る。大駐車場は7割程度埋まっていた。
この時点で午後1時。まだまだ時間があるので、オオミスミソウの群生地である樋曽山に立ち寄る事にした。
車で樋曽山の登山口に当たる五ヶ峠に行くが、峠へは東側からしか侵入できない一方通行になっていた。
峠の駐車場は狭いので、手前の大きなカーブに車を駐車して峠まで歩く。

樋曽山への道は以前より多くの人が登る様になったみたいで拡幅されていた。
泥田状態の杉林の急坂を登りきると、お目当てのミスミソウの大群落が待っている。
白、青、紫、ピンクなど多彩なオオミスミソウは新潟県の県花である。
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こんなオオミスミソウの群生地は子孫に残す大切な宝だと思う。
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そしてこの山でも一面に咲くカタクリが目を楽しませてくれた。
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今回は一番花が美しいタイミングで角田山を訪れることができてラッキーだった。
大震災の辛い記憶と、両親の介護疲れを一変に癒してくれた花の力はどんな薬よりも効き目があったと言える。


動画です。
今回の動画は長尺となってしまいました。花満載ですが、お時間のある方は覗いてみて下さい。

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コメント(14件)

内 容 ニックネーム/日時
いらっしゃいませ!
青空も広がって楽しまれましたでしょうか。
何があってもいつも通り咲く花々に癒され、そして諭されるようなそんな印象を受けました。
ハタノ
URL
2011/04/11 19:35
まさかSONEさん達と会うとは思ってませんでしたが、今時期行くとなるとやっぱりこの山ですね。
久々にいい景色を見れました。
下りは灯台コースを行きましたが泥んこゾーンと団体さんには参りました。
もう少しひっそりしたところなら最高ですね。
N家(たけ)
URL
2011/04/11 20:53
ハタノさん今晩は。
昨年の10月以来久々の新潟、そして遠征の山になりました。
人が多い山を敬遠しがちな私ですが、角田山の花の素晴らしさはその欠点を補って余りあるものでした。花達は大災害など関係なく、毎年綺麗な花を咲かせてくれる。元気をもらいました。
SONE
2011/04/11 21:48
何事もなかったかのように花が咲き乱れている光景にはほっとさせられますね。
宮城や岩手の山は地震でズタズタですが、新潟は平穏なんですね。
ちゃってぃ
URL
2011/04/11 21:51
N家たけちゃん今晩は。
山頂手前で会えたのが良かったですね。
同じコースを登らなければ絶対に分からなかったと思います。
余震頻発の太平洋側から逃れて安心して景色と花を楽しめましたね。
あの泥んこゾーンは本当に酷かったですね。出来ることなら平日に行く山なんでしょうね。
SONE
2011/04/11 21:51
ちゃっていさんご無沙汰でした。
花は何事もなかった様に咲くだけですが、心を平穏にさせる凄い力があるんですね。
岩手・宮城・福島の山々は地震被害が著しいですが、日本海側の山は全く影響がなかったみたいですよ。
SONE
2011/04/11 21:55
本当に花の山ですね。
スプリング・エフェメラル、今年は写真だけかなー。
来年こそ穏やかに楽しみたいものです。
morino
2011/04/11 21:59
morinoさん今晩は。
いろいろ検討した結果、結局角田山に行ってしまいましたよ。
あの余震が無ければご一緒できたのに残念です。
花の山、第二弾も考えてますよ。今はハードな雪山は精神的に疲れるので行きたくないですね。
SONE
2011/04/11 22:07
新潟にこんな素敵な花の山が有るんですねぇ(*^_^*)
昨日今日と福島はまた強い余震が頻繁に起きて、何だか精神的に休まる暇が無くなりつつ有ります。
そんな中、SONEさんの花の写真に癒されました!
来年は実際に自分の目で見に行きたいと思いました(*^^)
mocha
2011/04/12 14:53
mochaさん今晩は。
角田山は全国有数の早春の花の名所として有名で、驚くほどのハイカーが訪れる山なんですよ。
今現在は福島以南に余震が頻発しているので心配ですね。
これ以上に被害が広がらないことを祈るばかりです。
山の花好きな私ですが、今回ほど物言わぬ花に癒され励まされた経験は初めてです。
御地からですと高速利用で余り時間がかかりませんので、来年は是非行ってみてくださいね。
SONE
2011/04/12 19:07
始めまして yama365さんのページから飛んできました
花の名山角田山は知っていましたが見せていただいて改めてその魅力を感じました。
いつもはとても混むようですが今年は自粛ムードのせいか人が少ないようでしたね。
動画も手馴れているようで無駄なカットも無く見やすく編集されています。
最後まで見せていただきました。
大好きなミスミソウとカタクリに会えるなんて何時かは行って見たいと思います。
ミニミニ放送局
2011/04/13 21:26
ミニミニ放送局さん初めまして。拙ブログにコメントを頂きありがとうございます。
今年の角田山は自粛ムードが影響したのでしょうか? 例年の週末より遥かに人が少なく感じました。
是非ミニミニ放送局さんも訪れてみてください。
但しゆっくり動画を撮影するとなるとウィークディの方がお勧めですが…
動画については撮影・編集を初めて未だ1年も経っていませんのでお恥ずかしい限りです。
急ぎ足での撮影が多かったので手ぶれが激しくて申し訳ないです(苦笑)
SONE
2011/04/14 19:44
山が遠く感じていました。
もうお花の季節なんですね〜。
soneさんのお家もたいへんでしたね(>_<)
蒲生地区の崩壊を見て、私もショックでした。
ナカシィ
2011/04/16 17:50
ナカシィさん今晩は。
今は津波で浸水した自宅の掃除で大変なんでしょうね。
雪山は余震の雪崩が怖いので一寸敬遠していましたが、宮城の山も含めて花の季節ですよ。
私の家は風呂場の壁がザクザクになってしまい自分で修理しましたよ。
蒲生地区や岡田地区を見ましたが、余りの酷さに言葉を無くしてしまいました。
ナカシィさんも早く普通の生活に戻れればいいですね。
SONE
2011/04/16 20:25

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