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zoom RSS 2011.5.5 姥ヶ岳から湯殿山(山形・月山)

<<   作成日時 : 2011/05/06 13:13   >>

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がっちり山滑りをしたくなって月山に出かけた。地震の影響であちこちの斜面に大きなクラックが入っているとの報告が見られたが、現地に行ってみてから登山&滑降ルートを決める算段だ。

【 5╱5 姥ヶ岳(1670m)から湯殿山(1500m) 山形・月山 】
月山荘バス停=シャトルバスにて=姥沢〜リフト上駅〜姥ヶ岳〜装束場〜湯殿山〜ネイチャーセンター〜月山荘バス停=シャトルバスにて=姥沢〜ネイチャーセンター〜月山荘駐車場

GW期間中には志津から姥沢まで山形交通のシャトルバスがほぼ1時間に一本運行している。
昨年このシャトルバスをリフト代わりに利用してブナの森を滑りまくった。
今年も同様の事をやるつもりであったが、月山荘前のバス停に並んでいたテレマーカーの方に情報を伺うと、装束場から湯殿山に登って南面を滑降している方が結構いるとの事。
湯殿山南面はしばらく滑っていないので、姥ヶ岳から装束場〜湯殿山ルートで周回するのに決定した。

500円のバス代を支払って姥沢に着く。今年の月山スキー場は非常に空いている印象であった。
スキー板を運んでくれる雪上車にスキーを預けてリフト下駅まで歩く。
560円のリフト片道一回券を購入して上駅へ。この頃から何やらガスってきた。
ほぼ無風で気温が高いので一時的にガスが湧いてきた様子である。
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暑さに嫌になりながら急斜面を姥ヶ岳目指して登る。
姥ヶ岳山頂ではガスの為視界が遮られていた。一瞬だけガスが飛んで湯殿山と月山が姿を現すが写真を撮る暇もなく再びガスに覆われた。
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湯殿山も見えてきたが、その東面には大きなクラックが至る所に入っていた。これでは滑るのは無理。
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姥北西斜面も中間部以降は旧雪が多くなり自在にスキーが曲げられて面白い。
最後は直滑降で装束場に滑りこむ。広大な斜面には二組のテレマーカーパーティが滑りを楽しんでいた。

装束場からスキーをザックに付けてツボ足で登っていく。先行者のキックステップ跡があるので楽に歩けた。
振り返る品倉尾根の1619m峰には大規模な底雪崩の跡が刻まれていた。
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地震のよるものか、登っていく尾根筋に行く筋もの横割れが入っていて、踏みぬいて落ちないように足場を確認しながら横割れを越えていった。
大分登ってくると、背後に月山山頂が見えてくる。手前に重なって見える山は金姥と姥ヶ岳である。
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頂稜に乗り上げると北西側に湯殿山神社の鳥居が俯瞰できる。
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頂稜の一番南峰に当たるところが湯殿山山頂だ。見た所誰も山頂にいない。
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貸切の山頂へ到着。風もなく暑いくらいだ。麻耶山など庄内の山には雲がかかって見えないが、月山山頂方面はすっきり見えていた。
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月山山頂のアップ。目がいい私には何人もの登山者が登っている姿が確認できた。
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朝日連峰もバッチリ見える。今年も朝日軍道の北方稜線の一部を歩く予定であるが、残雪が多いので車で何処まで入れるかが問題になりそうだ。
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ちょうどお昼なので、カップ麺とおにぎりの簡単な食事をとる。
月山スキー場にかかるBGMがこの山頂まで聞こえる。長閑な春山の一時を満喫できた。

今日はシールを使っていないので滑降準備は簡単なものだ。
少し前の時間に南面に滑りこんだシュプールがあるので、それに導かれて南面に突っ込んでいく。
中段のトラバースする手前で立ち止まって下部を見下ろす。無立木の豪快な斜面が続いている。
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南西尾根を横から見る。尾根の直下にあるクラックは毎年発生する。
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例年だとシュプールが入り乱れた南斜面であるが、今年の滑っている人が少ない証拠に、まったくトレースされていない部分が下部まで続いていた。雪質も旧雪のザラメで滑り易い。
調子に乗って小回りで滑っていると小規模な横割れに遭遇しストップ。
割れの小さな部分を選んで通過し、その後は中回りで飛ばして滑った。最高の滑降であった。
滑りこんだ基部から南斜面を見上げる。自分のシュプールがはっきりと見えた。
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ブス池の上部から当初は焼山尾根の東にある皮松谷地に行ってみようと思っていたが、雪質がジュクジュクの湿雪になって苦労しそうなので、南東尾根から石跳川への無難なルートに変更する。
ブナの原生林を南東尾根目指して斜滑降していく。
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石跳川の手前にカワクルミ沼から流れてきた小沢が湿地状になったところがある。
湿地にはミズバショウが咲き、アイガモの夫婦が驚いて飛び立っていった。登った湯殿山が背後に見える。
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目を右に振ると姥ヶ岳が聳えている。喧騒のスキー場とは違った穏やかな時間がここでは流れていた。
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未だ豊富な残雪に埋もれた石跳川に落ち立ち、川の左岸を少し滑るとネイチャーセンターの前に出る。
車道を僅かな距離歩いて、右手の残雪斜面をスキーで下ると月山荘前のバス停に出た。
次のシャトルバスが来るまで15分。13時30分のバスに再び乗って姥沢を目指した。

姥沢のかしわやの横からネイチャーセンターに向かってこの日二度目の滑降となる。
しかし気温の高さから雪がじゅくじゅくに湿ってしまい、スキーの滑りは最悪。
森の中なのに所々で小さなクラックが走っていた。
湯殿山が見える場所で立ち止まって写真を撮る。
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そして滑りに関しては消化不良のまま周海沼の横に出た。ここで一人のハイカーをパスする。

石跳川右岸の高みで赤見堂岳を眺めながら飲んだコーヒーは美味しかった。
雪を繋いで石跳川に降り、ネイチャーセンターまで滑ってくると、朝方シャトルバスで一緒だったテレマーカー氏と再び出合った。月山荘手前の駐車場に戻ると私の車だけが残っていた。
着替えてから近くにある地蔵沼を見に行く。青い水面の上に姥ヶ岳が重厚な山容を見せていた。
ここももう少しで新緑に輝く森が見られるであろう。
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仙台までの帰路は高速を帰るか、国道48号を帰るか迷ったが、何時ものGWより走行車両が少ないと予測して国道48号を東進して失敗。
作並温泉から熊ヶ根まで大渋滞で50分かかり、定義方面に大迂回して帰宅した。
この日の宮城県(太平洋側)は曇っていて、気温は13度までしか上がらずに寒かったらしい。

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コメント(11件)

内 容 ニックネーム/日時
おっ、大周回でしたね。
昨年湯殿に行ったときもこのコース取りをしたいと思っていましたよ。
一人とは思えない自作自演に拍手喝采(^_^)
マロ7
2011/05/06 21:12
マロ7さん今晩は。
昨年の記事を拝見しましたが、残雪は今年の方が圧倒的に多いですよね。
次回登られる場合は石跳川を下るのがいいと思います。
自分撮りは歩くシーンしか無理ですね。滑ったらカメラの回収に一苦労します(笑)
SONE
2011/05/06 21:39
SONEさん今晩は。
同じような行動パターン?と思うとコメントを入れたくなってしまいました(笑)
小生は4日に月山東面を滑るつもりで、月山に行きました。ガスのため山頂をパス
して四谷のボトムに滑り込み、姥に登り返し装束場・湯殿山南面・ネイチャーセ
ンターのコースを楽しんできました。今年は本当に多くのクラックがあり、ビック
リさせられますね。
当初は5日も滑る予定だったので、行っていたらお会いすることができたかもと思う
と一寸残念。偶然どこかでお会いできることを楽しみにしています。
5日は午前中だけ時間が取れたので、山形側から関山古道を登ってきました。
最初は道もしっかりしていて楽勝と思ったのですが、一部藪こぎがありました。
800mピークの南側の県境尾根の雪堤上に数人分の足跡があり、
こんな所を縦走している物好き(小生もですが )がいることを知り
一寸うれく感じました。
最近は、安・近・短で近場の山(仙台西部)を楽しんでいます。
ちょっとした冒険心を満たし、たわいもない小さい発見に
面白さを覚えるようになりました。
先日、新川岳を登ったのですが、そこから見た北沢対岸尾根側面に
見えた道らしきものが小山田(猪野沢)新道ならば地図の道より
ずーっと尾根にそって延びているように思えます。
尾根の末端近くまで続いていたのでしょうか?
753mと769mの鞍部から左側には道らしきものを確認できなかった
のでは、こちら側は地図の道通りなのかもしれません。
ところで、藪こぎもせずに小山田新道はいつごろまで歩くことが
できたんでしょうか?
今は、こんな所に興味を持っています。
本当に偶然にどこかでお会いできることを楽しみにしています。(笑)

tobusan
2011/05/07 00:33
tobusan さん
sonesannと近場になってきましたね。
はじめまして、お早うございます。
安・近・短で近場の山(仙台西部)はいいですね。
雪堤上に数人分の足跡は5日に登った私たちですよ。
そうです物好きが集まり藪をワイワイがやがや歩きました。
小山田新道気になりますか。
明日、宮城側の一部を歩く計画ですが…
興味がありましたらこちらに連絡をください。
「マロのページ」で開くとメールがあります。
マロ7
URL
2011/05/07 06:39
去年歩いた時に比べて雪もありますが、クラックもすごいですね。
この大景観を見ながらの滑りは面白いでしょうね。スキーヤーが羨ましい。
今年は震災で行けなかったので、来年は石跳川・湯殿山周回コースを歩く予定ですよ。
morino
2011/05/07 15:23
tobusan今晩は。
前日に湯殿山に行っていましたか。一日違いでしたね。お会いできなくて残念でした。
関山古道は歩いたことはありませんが、今年は震災で出来なかった計画として関山〜北面白の県境を繋いでみたいと思っています。
新川岳に登られましたか。山頂はどんな感じでしたか?
小山田新道は地形図の道よりさらに新川集落まで尾根の西側を伸びていますよ。
私自身は広瀬川右岸尾根を県境まで歩くことに意義を感じていますので、これも来年の残雪期にやってみたいと思っています。
SONE
2011/05/07 21:18
morinoさん今晩は。
今年は変な形でクラックが入っていますね。
スキーを使うと距離と時間を短縮出来るので、一気に行動範囲が広がってきますね。
余り飛ばさない方ですがGPSで最高時速33kmでていましたよ。
石跳川・湯殿山周回コースは是非歩いてみて下さい。
大雪原となる石跳川の光景も凄いですよ。
SONE
2011/05/07 21:22
こんにちは、あの人がSONEさんだったとは。スチャラカテレマーカーの丸一と申します。
東北山の偉い人(ウゴウゴルーガ風)にスライドできて光栄です。偉そうに語っちゃたかもです。
あのあと姥から金姥滑り、月山山頂、牛首滑り、金姥、姥西滑り、石跳、NC、でした。
もうひとかたバスに居た方は山頂に居なかったので大雪城かしらと思いましたよ。
間沢スキー場のバカテレも私のようで2回も取り上げていただいて申し訳ないです。
丸一
2011/05/08 20:06
丸一さん今晩は。コメントありがとうございます。
当日はいろいろルートの状況を教えて頂いてとても参考になりました。
お陰様で湯殿山南面を危なげなく滑れました。
湯殿山から姥の南西斜面を見たら、多くのクラックが入っていましたね。
あの日は月山山頂に登れましたか。湯殿山の登りで見てもかなりな数の登山者が山頂を目指していたと感じました。
もう一人の方はバス停で次のシャトルバスを待っている時に、駐車場から車で帰られましたよ。何処を滑ったのか聞いていませんでした。
間沢スキー場にもおられたのは奇遇でしたね。また何時かお会いできると思います。
SONE
2011/05/08 23:04
SONEさん、今晩は。
新川岳は、自宅の2階から眺められる山です。奥に見える右側の尾根筋を
県境の尾根と思っていたのですが、よく見るとどうも違うようなので、
確かめたくなり登ってきました。
山頂は藪で展望はききませんが、三角点すぐに見つけられました。
まだ、直下に雪があったのでそこからは東〜北北東方面に開けてい
ていい景色でした。
尾根筋は、県境ではなく1069mからの北東尾根でした。
コースは南沢側の林道を詰め南尾根を巻いた先(ちょうど治水
ダムへの分岐)から登りやすそうな所を探して登りました。
驚いたことに(笑い)、なんと刈払いされた道がありました。
去年の秋に刈払いされた感じです。この道は820mあたりの
アスナロのあるちょっとしたピークまで続いています。そこか
らは、藪こぎになりましたが、900mあたりから雪を拾って
登れたので、あまり苦労もせず登れました。
どなたか、またはどこかの山岳会でコースを作ろうとしている
のかなと思ってしまいました。
ちなみに、南尾根と南東尾根の分岐から南東尾根770mピークまで2
50mほども刈払いされていました。


うな所を

tobusan
2011/05/09 23:51
tobusan今晩は。
新川岳が見える地域にお住まいでしたか。鎌倉山の裾を車で走行すると真っ正面に見える新川岳に私も興味を持ちましたが、今年は震災で荒れた山を懸念したためにパスしました。
前から思っていたのですが1013.6mの三角点峰よりも奥の1069m独標峰の方が新川岳と言う感じがしていました。三角点峰は南尾根の鼻に当たるピークなので、便宜的に点名を新川岳と付けた様な気がします。
山頂はやはり薮でしたか。展望を期待するなら残雪期が一番良いでしょうね。
しかし刈払いされた道が一部にあるとは驚きです。
また黄色い山名板をあちこちの山頂に設置している某山岳会が切り開いているのでしょうかね。蘭山でも南西尾根を刈払いしてルートを付けていたみたいですから(苦笑)
来年のお話しをすると鬼が笑いますが、新川岳から矢尽の基部まで残雪を拾って歩く野望を持っています。
SONE
2011/05/10 18:30

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2011.5.5 姥ヶ岳から湯殿山(山形・月山) 東北の山遊び/BIGLOBEウェブリブログ
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