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zoom RSS 2011.5.7 谷山ハイキングコース(宮城・村田町)

<<   作成日時 : 2011/05/09 20:05   >>

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蔵の町として『宮城の小京都』と言われている村田町。しかし3月の東日本大震災で半壊した蔵が多く、町内を車で走行すると痛々しい感じがする。
この村田町の西方に何時行っても静かな里山を楽しめる谷山ハイキングコースがある。2年ぶりに訪ねてみた。

【 5╱7 谷山ハイキングコース 宮城・村田町 】
村田ダム〜谷山ハイキングコース入口〜松尾川〜なでなで岩〜松尾観音堂〜大ブナ〜野外活動センター分岐〜181番鉄塔〜車道〜181番鉄塔〜野外活動センター分岐〜馬の背〜一目千両〜谷山ハイキングコース出口〜谷山石橋を往復〜村田ダム

この日は雪山にBCに行く予定であったが、余りBC向きの天気予報ではないために、近場の谷山ハイキングコースに山菜採りを兼ねてマスさんと出かけた。

村田ダムの駐車場に車を止めて谷山ハイキングコース入口まで車道を戻る。
その前に新緑が美しい村田ダムで記念写真。

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入口の看板の横には『ハイキングコース立ち入り禁止』の看板が立てられていた。
何処かで地震の崩落が起きている可能性があるが、通過できない時には引き返せばいいと思い進入する。
松尾川の支流は何時も通り穏やかに流れていて、野鳥の声が谷間に木霊していた。
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孝子長吉の碑付近にお目当ての山菜:アカコゴミは無く、そのままハイキングコースを進む。
尾根に取りつくと、対岸の尾根が大きく崩落しているのが樹間越しに見えた。

切り通しになった道は歩き易く、足元にはフデリンドウの花が可愛らしく咲いていた。
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門状の岩場:なでなで岩を過ぎるとトウゴクミツバツツジが沢山咲いていて、淡い新緑の中に薄い紫が映えていた。
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このハイキングコースで一番の見どころはシロヤシオが群生することであろう。
標高300mにも満たない里山にも関わらず、手軽にシロヤシオの清楚な花を見られるところは多くない。
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道が平坦になった付近からは山菜のコシアブラが採れるのだが、今回は目を皿の様にして探してもコシアブラの木自体が全く見当たらない。以前はかなり太いものもあったのだが・・・
恐らく心無い山菜採りの輩が気を伐採して採取したものであろう。こうした山菜採りの掟破り的な事をやる人間は結構多いのだ。

コシアブラと同じウコギ科のタカノツメが結構生えているので、コシアブラの代用品としてタカノツメを採る。
味は淡泊でコシアブラに比較すると美味しさではイマイチ。コシアブラについてはほんの僅かだけ採れた。

松尾観音堂に近づいていくと、尾根上のあちこちで地割れや崩落が見られる様になってきた。
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そしてハイキングコースの中核と位置付けられる松尾観音堂に到着。
屋根にかけられたブルーシートは2年前と一緒であるが、地震の被害は顕著で、板壁や板戸は何カ所も外れ、柱の一部は傾き、土台はつか石からずれて落ちそうになっている状態になっていた。
中に奉納されている馬の絵馬は今回初めて見たが、このままの状態でほって置くと、建物自体が崩壊しそうな雰囲気となっていた。
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観音堂の北側は地滑りが発生していて、遊歩道上にも地滑りの爪跡が及んでいた。
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観音堂から少し歩くと遊歩道随一のブナがある。落書きが多いが未だに健在のブナを見て一安心。
野外活動センターへ下る道を右に見送り、蔵王町の看板方面へ直進して蔵王幹線の送電線巡視路に入る。
小さなアップダウンを繰り返した平坦地で10名近くの方が伐採作業を行っていた。

その先の巡視路の状況は酷い!の一語。何カ所の地割れが走り、右側の谷に崩落している個所が何カ所も見られた。
2年前に春の長閑な陽を浴びて4人で昼食をとった180番鉄塔の場所は、崩落被害が鉄塔基部にまで及んでいて、丘全体がブルーシートで覆われていた。
鉄塔が倒壊しない様に新たに支え用のワイヤーが何本も設置されている。
ちょうど測量作業している方がいたので、その先の181番鉄塔まで下ってそこで昼食にした。
その場所は多少くぼ地になってるので風が当たらずに暖かい。
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鉄塔の脇でワラビ採りをすると、かなり太いワラビが夕食分だけ採れた。
時間があるので昼食を食べた後で先に進んで見る。
少し下ると鎌倉温泉方面から登ってくる車道に出る。この道は四方峠方面に繋がっているらしいが、そっち方面に歩いていくと杉林ばかり歩くので面白みがなく途中で引き返す。
この車道で伸びたフキノトウの花芽を夕食分採った。

180番鉄塔に戻ると、測量作業員はいなくなり少し休憩する。
南側には青麻山の姿が印象的だ。
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再び野外活動センターへの分岐まで戻るが、尾根のピーク上のみ新たな伐採が入っていて、その場所を結んで地割れ斜面を避けて一本の刈り払いが進んでいる状況から判断すると、現在伐採作業を行っている方々は、地滑りで倒壊の恐れのある鉄塔の何本かを付け替える仕事をやっていると判断できた。

このルートで唯一蔵王の一部が見える場所。やはり山の上部は完全に雲に隠れていた。
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分岐から左折。そこでは北蔵王の雁戸山が見える
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ヤセ尾根で手すりがある馬の背を通過し、この遊歩道の見どころの一つであった『一目千両』にかかる。
しかしそこはロープで進入禁止となっており、確認すると右側が切れ落ちたヤセ尾根であった『一目千両』は完全に崩落して、脆いナイフリッジに化していた。
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先ほど伐採作業をしていた方々が登り降りする仮の歩道を利用して崩壊した『一目千両』を通過。
沢まで降りて、木橋を渡るって少し登り返すと車道にでた。
その後、谷山石橋を見るために林道を奥に歩いて行く。
歩き出して直ぐに林道に大きな段差が出ていて驚く。その先の切り崩した法面も大きく崩壊しているので、足早にそこを通過した。

谷山石橋入口の看板は完全に壊れて、しかも石橋への道は薮化して慣れていないと分からない。
少し薮を漕ぐと顕著な踏み跡に乗った。
地震で完全に崩落しているのでは?と懸念していた谷山石橋であるが、未だに健在なその姿を見て安心した。
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その後は林道を戻り、舗装道路を約2km歩いて車に戻った。
シロヤシオの咲く谷山ハイキングコースは大好きな場所であったので、この時期に度々訪れていたが、震災被害は人の目に触れぬ里山の奥にまで及んでいて、その状況を見て悲しくなってしまった。

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コメント(10件)

内 容 ニックネーム/日時
村田町も結構ひどいですね。
コシアブラも年々知名度が上がってきたためか、タラノキと同じ運命を辿っているようで残念です。
SONEさんから教わった育ったフキノトウの茎は横着ものには最高です。
みどぽん
2011/05/09 21:06
懐かしい谷山ですね。
マロもここで水に興味を示した石橋がいい思い出です。
緑が濃くなりつつ、シロヤシオの花も咲いて最高の谷山日和でしたね。
マロ7
2011/05/09 22:13
みどぽんさん今晩は。
宮城県では里山の方が地震被害が大きいと感じています。
コシアブラは最近人気が高いので乱獲が目立ちますね。
タラノキは2番目まで採っても枯れないですが、コシアブラの全ての新芽を採る輩もいますね。
フキノトウは試されましたか。あれは簡単&美味しいので採るのが楽しいですよね。
SONE
2011/05/09 22:23
マロ7さん今晩は。
あの時は皆で幸せな気分を味わいましたね。本当に穏やかな一日でした。
マロちゃんが泳いだ深みは無くなっていましたよ。
谷山は震災被害が顕著でしたが、また安全にハイキングが楽しめる様になることを祈ります。
SONE
2011/05/09 22:26
ヒロ坊と6日に村田行ってたよ。
かなりヤバイ状態だったよなあ…
キャンプ場もいつオープンできるんだか。
重そうなビニ袋でなにより(笑)
タッシー
URL
2011/05/10 00:01
近場で見どころたっぷりのいいところですね。
しかし、ここにも大きな爪痕があるとは・・・。
穏やかな日和に山菜も取れて良い一日となったようで何よりです。
morino
2011/05/10 09:15
何々?
フキノトウの茎、食べれるんですか?
教えてくださ〜い。
そちらは晴れてたんですね。
青葉が目にしみる。
あね
2011/05/10 11:35
タッシー今晩は。ブログ見たよ。
前日に行っていたとは、やっぱり!と言う感じでした(笑)
しかしこのハイキングコースを復旧するのは大変だろうね。
現在は山のベテラン向きで、とてもハイキングで入山できる状況じゃないよ。
キャンプ場も車道より蔵王幹線の送電線が一部倒壊の恐れがあるので閉鎖している感じだったよ。
ビニ袋はタカノツメばかりで、コシアブラはパスタと天ぷら一回でほとんど消費してしまった・
SONE
2011/05/10 18:36
morinoさん今晩は。
シロヤシオが咲くお気に入りのハイキングコースでしたが、震災の被害は甚大でしたね。
どうも脊梁山脈より砂岩質の里山に地滑りや崩落が多い印象です。
山菜は太いワラビが採れたのが良かったです。初物を美味しくいただきました。
SONE
2011/05/10 18:39
あねさん今晩は。
フキノトウは山形の女性陣に聞いたのですよぉ。
具体的に言うと、フキノトウの伸びた花芽を柔らかい部分から折ります。
30cm以上に伸びたものも軟い茎なら使えます。
茎についた葉っぱと先端の花をむしり取って、洗って下ごしらえは終わり。
フキの様に皮をむく必要もありません。
そこからの料理はフキと全く同じ。麺つゆと酒を入れて煮ると美味しいです。
フキノトウの苦さはほとんど無く、フキを食べている感じですよ。
騙されたと思って採取して食べて見て下さいね。
SONE
2011/05/10 18:44

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