東北の山遊び

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zoom RSS 2011.5.8 釈迦ヶ岳(栃木・高原山)

<<   作成日時 : 2011/05/10 18:49   >>

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予定していた山形県の山が寒冷前線の通過により悪天候が見込まれた為に延期となる。
そこで100%晴れが期待できる栃木県の山で、兼ねてから登ってみたかった釈迦ヶ岳に遠征してみた。

【 5╱8 釈迦ヶ岳(1795m) 栃木・高原山 】
大間々台〜見晴コース経由:八海山神社〜矢板市最高点〜剣ヶ峰〜釈迦ヶ岳〜剣ヶ峰〜矢板市最高点〜八海山神社〜ミツモチ分岐〜青空コース〜ミツモチ〜やしおコース〜大丸〜大間々台

この山の存在は30年以上前から気になっていた。東北本線や東北新幹線、そして東北道で東京に出かけるときに、関東平野に入って那須連峰、男鹿山塊の次に右手に大きく裾野を広げる山が印象に残った。
調べてみるとその山は高原山と言う総称を持ち、その最高峰は釈迦ヶ岳と言うのが分かった。
その時から何時かは登ってみたい山になっていたが、『関東の山=混雑する』との盲信から行くのを躊躇して現在に至っていたのである。確かに大間々台にレンゲツツジが咲く頃の人出は凄まじいと聞いたことがあるが・・・

釈迦ヶ岳の登路は幾通りか考えられるが、一般的には西側の日塩もみじラインから登られるケースが多いみたいだ。しかし私的には東側にテーブル状に張り出した八方ヶ原がどんな所なのか興味があり、今回は大間々台からの入山を選んだ。時間と体力があればミツモチまで往復してアカヤシオの花を愛でる予定である。

大間々台の大駐車場に着くと既に多くの車が止まっていた。やはり人気の山だと思わせる。
展望台に登るとこれから登る剣ヶ峰と、その奥に釈迦ヶ岳の山頂が少しだけ見えていた。
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北側には男鹿山塊が見える。左手の山が日留賀岳であろうか。男鹿山塊をこの方向から眺めるのは初めてなので山座同定が難しい。
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指導標に導かれて砕石の引いてある遊歩道を西進する。乾燥して下薮が薄い森は関東の山独特の感を強くした。
鳥居のある場所から右折して登山道に入る。見晴らしコースと命名されている道だ。
斜度が少し増すが疲れるほどでもない。
登りきると平坦な道となり南から西側の展望が開けてくる。
大きな岩が出てきたところで周辺はガレ場となり、斜め左方向に目指す釈迦ヶ岳の姿が見えた。
中岳と西平岳を右手み従えて、なかなか立派な山容をしている。
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賽の河原と形容しても可笑しくないガレ場を登って行く。周辺にはツツジの木が多く、花期に来たなら素晴らしい光景が広がるであろう。
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釈迦ヶ岳のアップ。近くに見えるが権現沢を大きく迂回して登るので、実際に歩き距離は遠い。
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そして八海山神社に到着。ここから大間々台へ下る林間コースが分岐している。
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八海山神社から僅かに登れば、シラビソやコメツガの黒木に覆われて展望皆無の矢板市最高点に着く。
1590mのこのピークを剣ヶ峰としているガイドブックもある。
このピークの北端から釈迦ヶ岳が望めた。だんだんと台形の山容に見え方が変化している。
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標高差で60m下り、次の1540m峰は南側を巻いて通過する。国土地理院の地形図ではこの1540m峰を剣ヶ峰としている。この山頂は展望が利かないらしいので立ち寄らなかった。
ここから更に下ると標高1500mの鞍部に着く。ここから釈迦ヶ岳までは累積標高差が300mを越える。

小ピークを登っている途中で振り返ると、矢板市最高峰が見えていた。
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梢越しに釈迦ヶ岳を見上げる。写真の右手の尾根を忠実に登っていく。
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登山道は小さなアップダウンを繰り返して続く。右のスッカン沢側が切れ落ちて慎重に歩くところもある。
しかしこの一帯はシロヤシオの純林と呼べるほど群生しており、花期にはお花のトンネルを歩くみたいであろう。
樹林越しに前黒山と明神岳の連山が見える。塩原火山と呼ばれるそれらの連山は、東側に爆裂火口を有していると感じた。(右の山が前黒山と勘違いしていたが、実際の前黒山はその左手に少し低いピーク。)
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残雪の残る樹林帯を抜けて、ロープの張られた急坂を登りきると、ミヤコザサの茂る明るい雰囲気の尾根に出る。
釈迦ヶ岳が近づいてきたが、直下はかなりの急登と見て取れた。
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急坂の途中で北側から西側の展望が開けた場所があり、南会津の山々が懐かしく眺められた。
荒海山や七ツ岳、そして枯木山の背後に真っ白い雪を抱いた会津駒ヶ岳の姿が遠望できた。
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目を左に転じていくと、右から田代山、三角形の帝釈山、ポコポコした台倉高山、そして白い燧ケ岳が確認できる。
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西側には高原山で一番宗教色が濃い鶏頂山と少し低い御岳山が見える。
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登りの斜度は更にきつくなりフィックスロープが張られた場所もあった。
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残雪が残る場所から前黒山方面や男鹿山塊、その奥に那須連峰まで望めた。
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そして釈迦ヶ岳神社と釈迦如来像がある釈迦ヶ岳山頂に到着。西風が襲ってきて寒い。
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一等三角点が設置された山頂は展望抜群と言われているが、西側から黒い雲が去来して楽しみにしていた日光連山の展望は、男体山と赤薙山が確認できるだけであった。
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何処までも広がる関東平野の姿も霞んで良く見えない。
釈迦ヶ岳は鶏頂山、御岳山、釈迦ヶ岳、中岳、西平岳の連山を外輪山とした釈迦ヶ岳火山の最高峰であるが、笹や灌木が邪魔をして鶏頂山以外の山は目立たない。
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風を避けて東側の笹原で昼食をとる。昨日採ったワラビのおひたしと、コシアブラ入りの卵焼きが最高のおかずとなった。東側には越えてきた剣ヶ峰や八海山神社方面が見下ろせる。
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急風で身体が冷えてしまったので、食事の後は急いで下山する。八海山神社の先のミツモチ分岐までは往路を忠実に戻る。
ミツモチ分岐からショートカットルートを降りて青空コースに出る。
この青空コースは林道みたいに砕石が引かれて全然面白みに欠ける。
約2km強歩いてミツモチに着くと、お目当てのアカヤシオが咲いていた。全体的に蕾が多くて1週間後が見ごろか。
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展望台の下にある沢山のベンチに腰掛けてマスさんお手製のベイクドチーズケーキを頂く。
今回は私の誕生日会(歳は秘密)を兼ねた山行なので、ケーキに立てる蝋燭を用意していたのだが強風のために断念。アカヤシオの花見を楽しみながら食べたケーキは格別であった。
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大間々台への距離2.6kmの帰路はやしおコースを歩く。
このコースは林道ではなくて正規の登山道なので足に優しい道だ。
林の中にぽつぽつ咲いているアカヤシオが味わい深い。
大丸と看板がある平坦地はアカヤシオの大群落がある。でもつぼみのものが大半。
この森でアカヤシオが満開になったら素晴らしい光景が広がるであろう。
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でも幾つか咲いているアカヤシオの木があって満足できた。
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大丸を過ぎるとブナやモミ、ミズナラの原生林を歩く工程となる。
乾燥したエノキタケを見つけたが傷んでいて採取不可能。
カタクリやアズマイチゲの花が多く咲いていて飽きさせない。
最後は階段のある斜面を長く緩登して大間々台へ戻った。
歩いた距離14.5km、累積標高差1290m。久しぶりにがっちり歩いて楽しかった。
それ程多くの人が登る山でもなく、登った時期が一番良かったのかもしれない。
釈迦ヶ岳の山開きは例年5月の第二日曜日に開催されるそうである。

トラックログです。
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動画です。 (本文にも記載しましたが前黒山の字幕の位置がずれています。ご了承ください。)



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コメント(8件)

内 容 ニックネーム/日時
さすが関東の山、大きな景色が広がる大きな山ですね。
早起きと長距離運転の苦手な私は那須が精一杯です。
今年はここから見えた田代、帝釈あたりへ行ってみたいものです。
morino
2011/05/10 20:51
morinoさん今晩は。
東北の山とは植生も含めて違う感じの山でしたね。
標高が1800m級なのに残雪がほとんど無いのも驚きました。
高速1000円が一旦廃止になるので、今の内と思い遠征しましたよ。
田代・帝釈は花も多くて良い山ですよ。私は2回も登ってしまいました。
SONE
2011/05/10 21:20
一等三角点のある関東平野の展望台のお山ですね。
新幹線で登ると那須の連山の次に見えるお山、どこだろうって思っていました。
長距離、お疲れ様でした。(^o^)
マロ7
2011/05/11 06:36
マロ7さんこんにちは。
関東平野は霞んでさっぱり見えませんでしたが、なかなか風格のあるお山でしたよ。
以前東京出張のおりに新幹線から何時も眺めていたので、今回登れて感慨無量でした。
長距離と言っても八幡平に行くのと同じ様な距離でしたよ。
SONE
2011/05/11 11:48
初めて書き込みいたします。栃木の山にようこそ。ヤシオツツジがちょうど見ごろだったのですね。釈迦が岳も雪がとけたのですね。今週末歩く予定をしています。軽アイゼンだけでよいようですね。
それにしてもいつでも、美味しそうなケーキに「おおー」と、思うのですよ。
mim
2011/05/11 15:42
はじめまして、突然のメールで失礼いたします。貴ブログを拝見させていただきました。私どもは「スポネット@仙台(http://www.sponetsendai.jp)」という市民参加型の投稿サイトを運営しております。スポーツのスクール・イベント・サークルの情報交換の場として市民の方々にご利用いただいております。この度新しいカテゴリー「“今”が分かる!スポーツブログ」を追加しました。地域の皆様が「仙台」「スポーツ」をキーワードに日々発信するスポーツのブログを広く当サイトにご掲載させていただき、地域の「生きた情報」としてご紹介したいと考えております。ご登録は簡単、もちろん費用は無料です。詳細は下記の「スポネット@仙台」内の下記URLをご参照ください。http://www.sponetsendai.jp/about_sponet/blog.pdf
是非お役立てください。皆様のご登録、心よりお待ちしております(下記URLよりご登録ください)。
http://www.sponetsendai.jp/sportsblog/post.cgi

「スポネット@仙台」事務局((財)仙台市スポーツ振興事業団 事業課内) Tel/022-215-3203 e-mail/info@sponetsendai.jp 担当)千葉
千葉
2011/05/11 16:20
mimさん初めまして。コメントありがとうございます。
なかなか東北エリアから抜けだして登山する機会は少ないのですが、今回は栃木に遠征して晴天域をつかめたので良かったです。
アカヤシオはミツモチの大丸では今度の週末が見ごろと思いますよ。
釈迦ヶ岳はほとんど残雪が融けた状態で、しかも軟い雪でしたので軽アイゼンは必要ない状況でした。今週末なら残雪が無くなっているかもしれませんね。
今回はケーキに年齢の蝋燭を立てたので写真&動画とも公にしませんでした(笑)
マスさんの作るケーキは本職顔負けの美味しさですよ。
SONE
2011/05/11 20:03
千葉さん初めまして。拙ブログにコメントを頂きありがとうございます。
スポネット@仙台のHP拝見させていただきました。
仙台市のスポーツの活性化を趣旨として立ち上げたサイトと感じました。
私のブログが地域の「生きた情報」かと言うと、かなりマイナー指向とは思いますが、お役に立てればと感じてご登録させて頂きました。
SONE
2011/05/11 20:17

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