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zoom RSS 2011.6.12 鳥海山:祓川コース (秋田・鳥海山)

<<   作成日時 : 2011/06/13 18:41   >>

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東日本大震災で雪山に関しては中途半端に終わったシーズンであった。
いろいろ山スキーを駆って登りたい山が多かったが、今年はその全てを控えた。
しかし未だに残雪が豊富なので、秋田の山仲間:なんどさんのグループに乱入して、今年のBCラストランとした。

【 6╱12 鳥海山(2236m):祓川コース (秋田・鳥海山) 】
祓川登山口〜竜ヶ原湿原〜祓川神社〜タッチラ坂〜賽の河原〜御田〜七ツ釜〜大雪路〜氷の薬師〜舎利坂〜七高山〜虫穴岩〜東斜面を標高1920m地点まで滑る〜舎利坂途中〜虫穴〜氷の薬師〜大雪路〜七ツ釜〜御田〜賽の河原〜タッチラ坂〜祓川神社〜竜ヶ原湿原〜祓川登山口
*同行: なんどさん、TAKA3さん、HARAさん、帰路の舎利坂から一緒=じgさん&SAKIちゃんご夫婦

なんどさんとは 2009.6.28 森吉山(トウド沢遡行〜赤水沢下降)以来の久々の山行。
相変わらずBCシーズンはほぼ毎週、精力的に雪山に突入しているテレマーカーである。
TAKA3さん、HARAさんは今回初めてお会いした。

車の走行時間を読み違えて(これは後述する余計な寄り道の結果。)ほぼ満車の祓川駐車場には10分遅れで到着。一番トイレに近い場所が2台分空いていた。

竜ヶ原湿原は木道がでており、ミズバショウが僅かばかり咲いている。
湿原入口は昨年9月に宿泊した祓川ヒュッテ。素晴らしい山小屋だ。
湿原の周辺は新緑の盛り。淡い緑と残雪のパッチワークの彼方に鳥海山が魅惑的に聳える。
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西側には急峻な稲倉岳の東面が見える。
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鳥海山のアップ。祓川登山口からは非常に近くに見えるのだが、これは目の錯覚。
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祓川神社の広場にはノウゴウイチゴの花が沢山咲いていた。
その先のタッチラ坂から直ぐにシール登高が始まる。
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6月の残雪期において、登山道以外のスキーツアーコースがどういう風になっているか不明であったが、地元の方々が一緒なので、ルーファイを気にする事なく後をついていく。
タッチラ坂は最初は左手の雪渓、その後スキーを外して登山道とクロスし、右手の雪渓に移って行く、
その先で再びスキーを外さなければならない個所があったが、そこから山頂まではずっとスキーが使える。

青空と雪渓、そしてミネザクラやムラサキヤシオツツジが花盛りの緑の森を縫ってルートは続く。
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御田付近の雪原を行く。正面に七ツ釜小屋下部の急斜面が見える。
雪面には大きなクラックが入っていた。
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七ツ釜避難小屋付近で電話が入り、少し立ち止まって通話していると、足の速いメンバーに置いていかれる。

大雪路も一部で雪割れが入っていたが、広大な雪渓の果ての七高山が、歩けど歩けどなかなか近づいてこない。
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大雪路で軽い休憩。GW期間中だと山頂まで蟻の行列を思わせる混雑ルートだが、花の季節にも少し早い今の時期は静かな山が楽しめる。
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狭い沢筋の通路状になっている氷の薬師。右手の岩場から小さな滝が音を立てて落ちていた。
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舎利坂手前から祓川登山口方面を振り返る。
秋田の平野は一面の雲海に覆われていた。雲の切れ目から祓川ヒュッテが俯瞰できた。
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舎利坂の登り。直ぐ傍に山頂が見えるのに着かないもどかしさを毎回感じるところ。
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鳥海山の外輪山の最高点:一等三角点のある七高山に到着。
北側に連なる急峻な火口壁の風景は何度見ても迫力がある。
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鳥海山の新山。スキーの兼用靴を履いていると、何故か七高山で満足して、新山まで足を向けなくなる?
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稲倉岳。来年辺りはまた登りたいものである。
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行者岳、伏拝岳方面の外輪山。
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七高山 山頂に皆揃ったところで記念写真。
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虫穴岩の先まで歩いて、滑りこむ予定の東斜面を見下ろしながら昼食をとる。
ガスが湧いては消えを繰り返して、唐獅子平小屋が時折ガスで隠れる。
小屋から2組のパーティが登ってきていた。
寒くもなく暑くもない山頂でくつろぐが、縦溝のほとんどないフラットな雪面を見て、皆気持ちは高揚している様だ。

そして下に見える雪渓の島状のところを目的地として滑りだすTAKA3さん。
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あっと言う間にドンドン滑っていくHARAさん。
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途中で立ち止まって雪渓の下を見る。5〜6人のパーティが登ってきている。
何処までも滑っていきたくなるフラットバーンだ。
唐獅子平小屋まで滑りこむ場合は早朝出発が望ましいであろう。
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標高差300mを滑り下りたところから引き返す。虫穴岩がかなり小さく見える様になった。
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その後は虫穴岩まで登り返さずに雪渓をトラバースして舎利坂の途中に出る。
眼下に見える唐獅子平小屋にはしばらく行っていないので、また再訪したくなった。
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舎利坂でシールを剥がしていると(私以外はウロコ板でシールは未装着。)、唐獅子平を往復して七高山山頂に戻っていたじgさんとSAKIちゃんのご夫婦が滑り下りてくる。ここから彼らと合流。
じgさんとSAKIちゃんのご夫婦は 2008.3.30 稲倉岳(鳥海山)以来の再開。
あの時SAKIちゃんはボーダーだったが、次のシーズンからテレマーカーに転向したらしい。

ワンステップターンで堅実な滑りのSAKIちゃん。
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舎利坂も比較的フラットで快適に滑り降りる。
その先の氷の薬師手前は雪面に石が転がっていて慎重に滑る。(なんどさん)
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さて驚いたのがSAKIちゃんのだんなのじgさん。
クロカンで普通のテレマーク板の様に自在に安定感抜群で滑り下りて行く。
ここで言うクロカンとは現在BCクロカンと呼ばれている板で、「BC」はバックカントリーの略、「クロカン」はクロスカントリースキーの略を言うらしい。「バックカントリー」を、クロスカントリースキーに近い軽快な用具で歩き、登り、滑る遊びがBCクロカンであるが、用具は普通のクロカンと異なるのかは不明。
でもあの細く不安定な板と、貧弱な靴で鳥海山を駆け巡るのは楽しそう!
『この軽さは一回履いてみたら止められない。』とじgさんは言っていた。

写真は七ツ釜下部を滑るじgさん。
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大雪路に入る手前には大きなクラックが口を開けていた。
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七ツ釜から下の斜面は縦溝もある凸凹斜面と化してしまった。
それでも雪質は良いので楽しみながら滑る。
例の雪の切れた二箇所だけスキーを外したが、その他はスキーを履きっぱなしであった。
祓川ヒュッテと竜ヶ原湿原が眼下に望めれば、楽しいツアーはお終い。
今年の山スキーのラストランには最高の一日だった。

ご一緒したメンバーの方々、ご一緒できて楽しかったです。

トラックログです。

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動画です。
今回の動画は手持ち撮影です。長尺の動画になってしまいましたが、お暇な方はどうぞ。
後半の4分以上が滑りのシーンです。





【 おまけ 】

早朝、鳥海山に向かう途中でちょっと寄り道をしたが、それで時間読みを間違って集合時間に10分遅れてしまった。

何処に寄り道しかかって?

それが 宮城県色麻町の愛宕山公園 だった。

農村部のなだらかな丘と言う雰囲気の愛宕山には展望台的な農業伝習館や、ステーキ&コーヒー「ふるさと」、ドリームベジタブルハウスが公園内にあり、今の時期にはシャクヤク、初夏には数万本のアジサイが咲き乱れと言われている。
この日はちょうどシャクヤクまつりが開催され、町の物産販売や、シャクヤクの鉢・切り花などの販売がされるが、早朝立ち寄ったこともあり、静かに白やピンクに彩られたシャクヤクを鑑賞できた。
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おまけの動画。



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コメント(22件)

内 容 ニックネーム/日時
遠路お疲れさまでした。
今回、soneさんのアルペン滑りをじっくり観察
安定感ありますねぇ
来年当たりから
あのじgさんみたいに
ウロコ板プラスクロカン靴なんていかがでしょうか
soneさんだったら出来るデショウ
ご一緒できてよかったです〜

なんど
2011/06/13 20:30
なんどさん、お疲れ様でした。
やはりメジャーな鳥海山は登りも滑りも満足させてくれますねぇ。
動画撮っていると、皆さんドンドン先に登って行っちゃうので追いつくのが大変でしたよ
今年は山滑りをやっていないにも等しいので、滑り方忘れてギクシャクした滑りになってしまいました。
テレマークやるならウロコ板には憧れますね。アルペンと違い軽さに惹かれます。
来年こそ大股雪渓をやっつけたいですね。楽しい一日でした。
SONE
2011/06/13 21:15
日曜日はお疲れさまでした。
コンディションもよく、わざわざ鳥海山まで足をのばしていただいた
甲斐があったのではないでしょうか。
詳細レポートに素敵な写真、そして鳥海山スキーガイドのような
臨場感たっぷりの動画、素晴らしいblogですね。
日曜日を思い出してニヤニヤしながら楽しませてもらいました。
また機会があればヨロシクお願いします。
じg
2011/06/14 00:57
こんにちは!
お初でしたがいろんな方からお名前を聞いておりましたので
初めてあった気がしませんでした!
動画素晴らしいです!
同じカメラ使用ですがこちらはトホホな映像です!
又機会がありました遊びましょう!
TAKA3
2011/06/14 08:48
soneさん日曜日はお疲れ様でした。
この時期にしてはフラットな斜面楽しかったですね。
来シーズンは是非ウロコ板でご一緒させてください。
(いつの間にこんなに動画を撮っていたのかビックリです。)
HARA
2011/06/14 08:58
じgさんこんにちは。
稲倉岳以来の再開になりましたね。唐獅子平まで滑って再び登り返すのは流石ですね。
久しぶりに祓川を滑りましたが、今回のコンディションが一番良かった気がします。
動画はかなり長尺になってしまい、観るのに根性がいる出来になってしまったと思っています。
なんどさんとは今後も毎年BCに行きたいね、と話しておりました。
またご一緒できると思いますよ。
SONE
2011/06/14 16:40
TAKA3さんこんにちは。
なんどさんのHPでお名前だけは存じておりましたが、今回お会いできて光栄です。
動画は撮影したものの50%以上はカットして編集しました。
編集と音楽で大したコンテンツじゃなくても良く見えると思っていますよ。
同じデジカメをお使いになっているので、私の滑りも撮影して頂ければ良かったですねぇ。
来年もまたBCでお会いしたいですねー。
SONE
2011/06/14 16:47
HARAさんこんにちは。
本当に楽しいBCのラストランになりました。
6月中旬で縦溝がほとんど無いバーンは初めての経験でした。
私の極重のアルペンに比較すると、皆さんのウロコの軽さには嫉妬してしまいましたよ(笑)
またご一緒に山に行きたいですね。
立ち止まって動画や静止画を撮影していると、皆さんに追いつくのが大変でした(苦笑)
SONE
2011/06/14 16:52
この時期には、矢島の田んぼの水面に映る鳥海山が何ともいえないですね。
山歩きを再開してここに登ったのが今の時期でした。
残雪に気を良くしてサングラスを外してしまいました。
下山では目がチョボチョボになって開けられなくなり運転は交代。
岩出山でようやく目薬ゲットでした。
マロ7
2011/06/14 20:22
随分と雪が減ったようにも見えますが、まだまだ滑れるんですね〜♪それに唐獅子平への大滑降、自分もお気に入りの斜面なので気持ち良さが十分に理解出来まする(笑)。
superdioaf27
2011/06/14 20:38
マロ7さん今晩は。
矢島付近からは雲に隠れて鳥海山は余り見えなかったのですよ。
今の時期はツボ足でずっと登るのは厳しいでしょうね。
残雪期でも紫外線が強いので、サングラスは必携ですね。
鳥海も御浜付近はハクサンイチゲが見頃になってきたでしょうか。
SONE
2011/06/14 20:58
superdioaf27さん今晩は。
今の時期でほぼフラットなザラメを当てて、皆狂喜乱舞でしたよ。
今年は残雪が多いので、スキーを外したのは僅かな距離でした。
唐獅子平まで滑りこむには朝7時には登り始めないと厳しいですね。
でも捩じれのない素晴らしい斜面なので、来年またチャレンジしたくなりましたよ。
SONE
2011/06/14 21:01
このコースは今度歩きたいところです。
去年SONEさんが行ったみたいに山荘で一泊もいいですね。
今の季節の残雪歩きも楽しそう。
鳥海山は楽しめるコースが沢山あって魅力的です。
morino
2011/06/14 21:06
morinoさん今晩は。
このコースはお勧めですよ。7月初旬にはミヤマキンバイとイワウメの大群落。
7月下旬からは爆発的に多種の高山植物が咲き競います。
山荘は一泊1600円。電気もある快適な小屋です。
花の時期に再び鳥海山に登ってみたいと思っていますよ。
SONE
2011/06/14 21:23
初めて登ったのが祓川から康新道でした。若かったので午前中で降りてきたような。花がいっぱいでした。
今年は長坂から笙ガ岳なんとか行ってみたいですが、やっぱり登山口まで遠いですよね。
動画はSONEさんは写ってない?動画みてたら、テレマークやってみたくなりました。独特なリズムなんですね。
k4
2011/06/14 21:31
k4さん今晩は。
私が初めて鳥海登ったのは33年前の鉾立コースでした。
祓川コースの方が花は断然多いですよね。
長坂までは湯ノ台口より車で近いですよ。最上峡から八幡町経由だと仙台から行く場合には高速使うのと時間は変わりませんね。
今回は動画については撮影専門で自分撮りをする時間はなかったのです。
周りは皆テレマークなので、やれやれと言われていますが、古い人間なのでなかなかチャレンジできないんですよ(笑)
SONE
2011/06/14 21:45
目の錯覚にだまされたのは私です(^_^;)
途中で挫折しました。
青い空と白い雲の中で滑るのは最高ですね!
もう雪の季節が待ち遠しいです。(と言うほど滑れませんが・・・)
ナカシィ
2011/06/15 21:06
ナカシィさん今晩は。
祓川コースは山頂に近づくに従って傾斜が急になるので、錯覚でより近くに見えるのでしょうね。
次は挫折しないで頑張って山頂に行ってくださいね。素晴らしい景色と、魅惑の滑降が待っていますよ。
今年はお互いに余りスキーが出来ない状態でしたね。
次のシーズンは半年後に来ますね(笑)
SONE
2011/06/15 23:15
緑の山肌と豊かな残雪模様が綺麗です。
大きなクラックも見えますが怖いですね。
露の最中に晴れ間も見え遠望が利き最高ですね。
雪の大斜面の滑降は気持ちがよさそうです。
ミニミニ放送局
2011/06/16 14:46
ミニミニ放送局さん今晩は。
新緑の季節なのに、未だにスキーが出来るのは豪雪地帯の鳥海山の魅力ですね。
視界がある時はクラックは認識できますが、ガスられると滑るのは怖いですよ。
この日は雲海から何度もガスが上ってきて遠くの山はさっぱり見えませんでした。
山滑り派の方は6月下旬頃まで雪を追いかけているみたいですよ。
SONE
2011/06/16 18:50
こんばんは
6月22日に行ってきましたが、山は10日の違いで様相が随分違いますね。
残雪はまだ多いのでスキーも充分楽しめますが、七高山の近辺は素晴らしいお花畑になっていました。

リッキー
2011/06/26 17:32
リッキーさん今晩は。
ブログ拝見しました。ハクサンイチゲやイワウメが花盛りでしたね。
でも独立峰なので暴風に翻弄されたみたいで大変だったでしょうね。
今の状態ですとスプーンカットも出てきましたので、山滑りはお終いです。
そろそろ花の山旅に切り替えたいのですが、連日の雨で出かけられませんよ
SONE
2011/06/26 19:01

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2011.6.12 鳥海山:祓川コース (秋田・鳥海山) 東北の山遊び/BIGLOBEウェブリブログ
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