東北の山遊び

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zoom RSS 2011.7.16 笙ヶ岳(山形・鳥海山)

<<   作成日時 : 2011/07/20 07:23   >>

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海の日の連休は土曜と日曜のみ仕事が休みで、18日の祝日は仕事である。
猛暑の中の仕事が続き、少しお疲れ気味なので、避暑を兼ねて簡単に登れる笙ヶ岳に行ってきた。

【 7╱16 笙ヶ岳(1635m) 山形・鳥海山 】
吹浦口〜二ノ宿〜見晴台〜河原宿〜長坂道合流〜三峰〜二峰〜笙ヶ岳〜二峰〜三峰〜御浜〜河原宿〜見晴台〜二ノ宿〜吹浦口

日本海に裾野を洗う成層火山の鳥海山は出羽富士の名前で親しまれている。
しかし円錐形の美しい山容とは裏腹に、その懐に入り込んでいくと、腹式火山特有の複雑な地形を垣間見える。
写真は山形自動車道から眺めた鳥海山。一番左側の高みが笙ヶ岳。
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今回登った笙ヶ岳は御浜や扇子森、鍋森とともに西鳥海と呼ばれる鳥海山の中では初期に噴出した火山である。
西鳥海一帯は日本海の冬の季節風をまともに受ける地域なので、植生の発達が極めて悪く、それ故に初夏から盛夏にかけて素晴らしい高山植物群落が見られる。
そして笙ヶ岳〜御浜間は以前踏み跡程度の道しかなかったが、近年は花を求める登山者で賑わっている。

本来は麓から忠実に長坂道を辿って笙ヶ岳山頂に至るのが正攻法の登山と言えるが、猛暑の時には出来るだけ楽したいのが人間の常で、鳥海ブルーラインの吹浦口(大平口)まで車で登った。
ここで既に標高1050mとなっている。

吹浦口の駐車場はほぼ満車。やっと一台分の駐車スペースを見つけて駐車する。
(福島と新潟ナンバーの車二台が、縦に駐車しない横置きの無神経な駐車をしていた。少なくてもあと5台は駐車できたものを…後から来た車数台は諦めて鉾立まで行った模様。)

蔦石坂はコンクリートで固められて急坂ながら登り易い。
視界が開けてくるとニガナの花が出てくる。
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見晴台で休憩。夏っぽい雲が湧きあがってくる。
後続が来たところで出発。
ここからは緩登の楽な工程。無線反射板のあった場所を通過すると、花が一気に増えてくる。
特にヨツバシオガマが多く咲いていた。
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湿原のところに咲いていたイワイチョウ。
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小さな沢を渡る場所では完全に水が干上がっていた。
そこから先の草原はチングルマ群生地となっている。
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やがて河原宿の雪渓に出る。以前は樋と呼ばれていたらしい。
直射日光を受けて火照った身体が雪渓を渡る風に冷やされていくのが分かる。
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長坂道に合流して右折。
三峰の登りは道がはっきりしてきた。このまま拡幅しないで自然が保てればいいのであるが…
西側の草原にはハクサンイチゲとチングルマが咲き誇っている。背景に水平線が見えて不思議な感じがする。
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三峰の急坂を登りきると、そこにはニッコウキスゲが満開の別天地が広がっていた。
例年、ニッコウキスゲの盛りの頃は東北は梅雨末期で天気が芳しくないことが多い。
笙ヶ岳で晴れた青空の下でニッコウキスゲを見たのは暫くぶりの気がする。
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盛夏の山を彩るハクサンフウロは咲き始め。
この花が満開になる頃にはハクサンシャジンやトウゲブキなどに花の主役が変化する。
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花に彩られた夢の中のような光景を彷徨う。
二峰周辺の岩にマスさんに登ってもらって鳥海山(新山と外輪山)の写真を納める。
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二峰の下りから笙ヶ岳を見る。三角点峰は南側の少し標高が低いピークだ。
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団体さんが休んでいる山頂に到着。三角点以外は何もない山頂だ。
以前は誰にも会わない静かな山頂であったが、最近は賑やかな山に変わってしまった。
でも三角点を中心にお花畑が広がる光景は以前のまま。
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団体から離れて南側に下がった地点で昼食をとる。桧ノ沢沿いにもくもくと夏雲が湧きあがっては消えていく。
庄内平野と日本海の海岸線を眺めながらの贅沢な一時となった。
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帰りは再び花を見ながらのんびり歩く。
チョウカイアザミは咲き始めの状態。
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今年はニッコウキスゲの当たり年と言われているが、ここ鳥海山でもそれは言える。
ニッコウキスゲと雄大な鳥海山(新山)の眺め。
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ミヤマキンポウゲも夏山を彩る代表的な花。未だに里に咲くウマノアシガタとの違いが分からないが(笑)
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岩峰と呼ばれる小ピークを通過すると御浜の登りにかかる。
この周辺は鳥海山を代表するニッコウキスゲの群落が広がる。
登ってきた笙ヶ岳を振り返る。コンパクトデジカメではなかなか素晴らしい光景が表現できない。
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御浜手前から見た鳥海湖と新山。絵葉書的な写真であるが、何度来てもシャッターを押してしまう。
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日本海と飛島を背景にニッコウキスゲが見事に咲いている。
雄国沼の平面的なニッコウキスゲの群生とは違い、こちらはワイルドな感じがする。
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御浜周辺に沢山咲いていたウサギギク。
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稲倉岳とお花畑。この景色を見て満足満足。
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この日は新山に向かわず、西鳥海一帯で遊んで終わり。
ほとんど人が歩いていない愛宕坂を下って河原宿の雪渓に至る。
そこからは日本海を望みながら吹浦口に戻った。

帰路、名物の天然岩ガキを食べた。甘い磯の香りが口の中に広がった。


動画です。



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コメント(20件)

内 容 ニックネーム/日時
鳥海山にいつもの山友が日月に一泊して登ってました。
鳥海山は私が登山した時初めて登った山です・
40数年前のことでした。象潟まで汽車・バス乗り継ぎ・
天元台までバス・そこから登山開始が夕方滝の小屋まで
4時間暗闇の9時に着きました・10月10日の事でした。
次の日大雪渓を登り・頂上下山は・鳥海フル−ラインでした。
の語も何度か上りましたが・いつも同じコ−ス・
色々のコ−スあるんですね・ク〜を連れて日帰りの計画してます。
犬連れは駄目とか言われてますが・
動画楽しませてもらいました。花達も色々咲いてむかえてくれましたね。
ク〜
2011/07/20 09:32
ク〜さんこんにちは。
日月の連休なら天気良かったでしょうね。混雑は仕方ないですね。
この吹浦コースは深田久弥が鳥海山に登ったコースなんですよ。
昔はブルーラインはなく、海辺から黙々と登ったそうです。
ク〜さんが登った時代もモータリゼーション以前で、同じ様な体験をされたのですね。
クーちゃん連れて登れるコースは山頂を目指さないのでしたら考えられますね。
今の時期の花が一番華やかな感じがしました。
SONE
2011/07/20 12:36
こんなに晴れてお花がいっぱいの鳥海山うらやましいです〜。
普段の行いが良いのですね(^_^)

以前別のお山で横置き駐車の車が2台あって停められなかったことがあります。


ナカシィ
2011/07/20 15:59
ナカシィさん今晩は。
昨年お会いした時は深いガスの中で、道端の花しか見えない状況でしたよね。
でもニッコウキスゲの盛りの時期に、ここまで天気が良いのは珍しいですよ。
何回も足を運ばないと、なかなかいい機会に巡り合いません。
横置き駐車の車は地元の登山グループも呆れていましたよ。
SONE
2011/07/20 17:48
岩ガキ〜(ジュルルッ)。
 鳥海山のキスゲ見事です。私ども、鳥海山のキスゲ花見目的山行では、滝の小屋から河原宿で、河原宿小屋脇のキスゲ群生に目を奪われた記憶があります。その時の入山時、霧の心字雪渓でホワイトアウト・磁石で必死に薊坂をめざして登った記憶も。鳥海山はじっくり歩くと山腹の見所も多そうで・・・せめて月山までの距離だったら、何度もいけるのですが・・・
 初夏に三回行ってますが晴れの鳥海山は一回だけで、SONEさん、羨ましい。
テントミータカ
2011/07/20 19:47
御浜手前からの鳥海湖と新山がいいですね。
笙ヶ岳はまだ未踏、来年にしますかな。
稲倉岳への夏道は廃道ですかな。(^_^)
マロ7
2011/07/20 20:16
テントミータカさん今晩は。
日本海の夏の風物詩:岩ガキは絶品でしたよぉ。
鳥海山のキスゲは河原宿小屋、御田ガ原、そして長坂道が有名ですね。
何処も見事の一言です。
本文でも書きましたが、初夏の鳥海山は梅雨の影響で晴れることが稀なんですよ。
仙台6時出発で9時過ぎから登り始められるので、晴れの機会を掴み易いですね。
でも山頂に拘らずに、万助小屋泊で周回すると、静かで花一杯の鳥海に出合えますよ。
SONE
2011/07/20 20:27
満開のニッコウキスゲの群生もさることながら、私もこの景色が見たかったなぁ〜!・・・先日のようにガスガスだと、体だけ疲れて何だか登った気がしないんですよね(苦笑)。
今度は万助道を狙っておりますが、秋の檜ノ沢遡行もとっても面白そうでそのうちにチャレンジしてみたいです♪
superdioaf27
2011/07/20 20:30
マロ7さん今晩は。
御浜手前からの鳥海湖と新山はマロ7さんがお気に入りの風景でしたね。
東北の山岳風景の中でもトップクラスの景色だと思います。
来年なんて言わずに8月の笙ヶ岳も素晴らしいですよ。花の構成種が全く違ってきます。
稲倉岳は積雪期限定の山になってしまいましたね。
SONE
2011/07/20 20:30
superdioaf27さん今晩は。
昨年長坂道を登って周回した時は何も見えなかったので、笙ヶ岳からの景色を楽しむには何度も通うしかないですよぉ。
ガスの中ですと、何処の山でも全く同じ風景にしか見えないですからね。
秋の檜ノ沢遡行はお勧めです。危険個所が少ないので余裕を持って遡行できますよ。
SONE
2011/07/20 20:35
花と相俟って素晴らしい景色ですね。
久しぶりに鳥海山へ行きたくなりましたよ。
ここはピークじゃなくてもいろいろ楽しめますね。いいところです。
あねさんとは1日違い。残念でしたね。
morino
2011/07/20 23:20
morinoさん今晩は。
鳥海山はピークは混雑しますが、その周辺の山々でも充分楽しめますよ。
西鳥海でも千畳ヶ原に足を伸ばして、帰路は御田ガ原を経由して御浜に至れば、花の山を満喫できるはずです。8月初旬に是非行ってみてくださいね。
あねさんと一日違いは本当に残念でした。
SONE
2011/07/20 23:27
こんなに素晴らしい場所があったんだ!
まだまだ知らないところが多すぎですね〜
今度近いうちに是非行ってみます。
こんなに綺麗な花が見られるなんて凄いところを教えていただきありがとうございました。
トシヒコ
2011/07/21 19:14
トシヒコさん今晩は。
百名山の新山にばかり目が行ってしまいますが、鳥海山は中腹でも素晴らしい場所が沢山ありますよ。
ニッコウキスゲは今週末まで大丈夫そうですし、8月にも素晴らしい光景が展開します。
お勧めですよー。
SONE
2011/07/21 19:52
こんなきれいな場所があったんですね。
日本一美しい場所、日本一幸せな方ですね。
ビデオも見ました。美しい眺めを素晴らしく編集されていますね。
かさぶたろぐ
2011/08/06 09:26
行ってきましたよ〜
どうして見行きたくて、急遽行ってきました。
ニッコウキスゲなどがまだまだ咲いていました。
すごく感動し、来年も必ず来ることを山に約束して帰ってきました。
ありがとうございました。
トシヒコ
2011/08/06 13:49
かさぶたろぐさん初めまして。
鳥海山は東北随一の花の山なんです。晴れて花が満開の時に当たると天国かと思ってしまいますよ。
動画も見て頂けましたか。結構うまく編集できた動画になっていると思っています。
お褒めいただきありがとうございます。
SONE
2011/08/06 22:07
トシヒコさん今晩は。
行って来られましたかー。
今の時期ならトウゲブキ、ハクサンシャジン、ハクサンフウロが見ごろじゃなかったでしょうか。
二週間ずらしたタイミングで行くと、花の構成が全く異なってきますね。
6月下旬には一面にハクサンイチゲが咲くんですよ。
SONE
2011/08/06 22:10
想像してたよりも、お花がきれいでびっくりしました!!

私は今月笙ヶ岳に登ってきます(*^。^*)
マウンテン♪
2012/07/15 15:56
マウンテン♪さんコメント有難うございます。
鳥海山は全山花の多い山ですが、笙ヶ岳は手軽に花を楽しめるいい山です。
是非登ってみたくださいね。
SONE
2012/07/15 18:02

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2011.7.16 笙ヶ岳(山形・鳥海山) 東北の山遊び/BIGLOBEウェブリブログ
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