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zoom RSS 2011.10.30 堂木沢山(山形・二口山塊)

<<   作成日時 : 2011/10/31 22:06   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 3 / トラックバック 0 / コメント 16

国道48号線(関山街道)の関山トンネルを抜けて山形県に入ると、乱川の左岸にひと際高く聳えていて、山頂に通信反射板が設置されている山に気がつく。
大滝レストハウスの直ぐ南側に位置するこの山は、登山道が無い故に一般登山者からは見向きもされない山となっている。しかし南山麓の沼沢沼から通信反射板保守用の不確かな踏み跡が付いている事は余り知られていない。

【 10/30 堂木沢山(1003m) 山形・二口山塊 】
沼沢沼〜南尾根〜堂木沢山(往復)

東根市から南東の奥羽山脈を眺めると、端正に尖った三角形の山が脊稜山脈の前衛峰として存在するのに気が付く。
その山が堂木沢山だが、その西斜面は山頂直下まで伐採が入って痛々しい感じがする。
東側の斜面もバラスト採取で中腹まで削り採られていて、満身創痍の山と言っても過言ではない。
管理された登山道が存在せず、故に登山者も訪れない山なので、産業の山と化しているのである。
しかし周辺の山々から眺めた堂木沢山は独立峰的な存在を主張して、寂峰好きの好事家からは登らねばならない約定の山となっているのである。
でも山名由来はいろいろ調べたが、全く分からなかった。

最初に書いたが堂木沢山は南山麓の沼沢沼から南尾根を直登して登る事が出来る。
このルートの存在は東根の山仲間Kataさんに10数年前に連れていって頂いて判明した。
当時は畜産試験地の牧場が閉鎖されたばかりの時で、沼沢沼周辺は牧草地が広がっていた。
しかしその後、かなりな時間が経過したので、沼沢沼に至る林道や、踏み跡が現在でも登れる状態か否かを前もって下見に行った。その時の写真が下のものである。
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今回、ご一緒するのはmorinoさんマロ7さんebiyanさんナカシィさん、マスさんの5名。
山形のみいらさんは膝の調子が芳しくないので、沼沢沼周辺を散策する目的で、山への取りつき点までご一緒した。

待ち合わせ場所での集合時間に少し余裕があったので、大滝レストハウスの下にある関山大滝を見学する。
急な階段を降りると赤い吊り橋があり、そこから落差10mの関山大滝が眺められる。
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落差は大したことない滝だが、水量が多いのでなかなか迫力がある。
そう言えば、かなり昔の岳人誌に、この大滝の下流に合流する沢を遡行して堂木沢山を目指すガイドが掲載されていたが、当時の私の実力では危険過ぎるので、そのルートは無理だと判断していた。

猪野沢入口にあるコンビニに集合。
そこから沼沢地区を通過し、直進する林道に入って沼沢沼を目指す。
途中、林道が九十九折れの急坂になる部分のみ道が荒れているが、何とか普通車でも通行できる状態。

林道が平坦になった先で沼沢沼湖畔に到着。
初めて沼を見た皆は、意外に大きい沼なので驚いていた。
地形図上では直径500m以上。以前は沼の周囲を車で周回できたが、今は薮に埋もれて通行不能となっている。
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曇っているので紅葉の色合いはぱっとしない。と言うより全体的に黄色が主体の紅葉ゾーンであった。
荒れた林道を南裾まで辿ると、道端にムラサキシキブの実が沢山見られた。
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正規?の登山ルートは林道を奥に辿ったススキの広場であるが、そのからは低木が煩わしい登りが続くので、薮のほとんどない南西尾根から南尾根を目指す。このルート採りは山のセンスが問われる。
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足元にツルリンドウの実を見つけた。アップにすると赤カブを思わせる。
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おっ、立ち枯れのコナラの根元にクリタケが生えていた。この周辺だけクリタケを見つける。
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南尾根には鉈目と薄い踏み跡が付いている。
最近誰か登ったものと思われる赤テープが任意の距離で点々とマーキングされていた。
ネットの記録には出ていないが、少なからず登っている人がいる証左と言える。

尾根状が喪失して、その後はケヤキの茂る急斜面の登りとなる。
林床にはトリカブトが群生している。
薮は薄いが、ステップの無い急坂の登りは体力を使う。
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ブナが出てくると山頂は近い。
しかし雲の中に入ってしまい、ガスで視界は閉ざされてしまった。
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低木地帯を抜けたところが山頂。国土交通省管轄の二基の通信反射板がある。
施設名は「滝ノ沢反射板」。恐らく関山大滝から分岐する沢が滝ノ沢なのであろう。
地形図を見ても、滝が多い感じの沢だ?
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三角点は南側の一段高い位置にある。
そこからは船形連峰が一望に望めるであろうが、ガスで何も見えないのが残念だった。
西側の反射板に近づいてみると、誰かが設置した小さな山名板が鉄骨に結ばれていた。
写真を撮るポイントがそれしかないので、そこで記念写真を一枚。
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山頂は冷たい風が吹き抜けて休める状態ではないので、南尾根が顕著に現れる平坦な場所まで下って昼食をとる事にした。

しかし山頂直下で大量の(今まで見たことないほどの)ヤマブドウの群生を見つける。
全く熊公に食べられていたのもの奇跡的だった。(動画にそのシーンあり。)

薮の急斜面の下りは早く、短時間で昼食に適した場所まで降りた。
マロ7さん持参の「サンマつみれうどん」、morinoさん持参の「おでん」、マスさん持参のパンと和菓子に舌づつみを打った。

その後は南尾根を忠実に下り、本来の登山口に着いた。
沼周辺は紅葉が綺麗だった。
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再び沼沢沼の湖畔に行って、皆で思い思いに写真を撮った。
こんな風光明美な場所が、ほぼ無名で残されているのは不思議であった。
沼沢沼のパノラマ写真。(クリックで拡大。)
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下山時間が思ったより早かったので、車で移動して山寺の奥にある紅葉川渓谷を見に行くことにした。


堂木沢山のGPS軌跡です
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堂木沢山の動画です。




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【 面白山紅葉川渓谷トレッキングコース(山形・二口山塊) 】

天童高原経由でJR仙山線の面白山高原駅まで行き、そこにebiyanさん車をデポして、約2.5km下流にある面白山紅葉川渓谷トレッキングコース下口に車で移動してハイキングを開始した。
因みにこの場所には車5〜6台は駐車可能である。
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JR仙山線をトンネルで潜って、鉄階段を降りると紅葉川の川面にでる。
渓谷内には両岸から数々の滝が流れ込んでくる。
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岩場を穿って作られたハイキングコースで、よそ見をすると沢に落ちてしまうほど道幅が狭いところもあった。
しかし適度な緊張感があるので、沢の遡行気分が楽しめる。
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青い澱みには泳ぐ川魚の姿も見られた。
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行くたびか吊り橋で対岸に渡る。
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最後に出現する藤花の滝。
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約1時間程度の短い時間だったが、初めて歩いたので結構楽しめたハイキングコースであった。
晴れていたら素晴らしい紅葉川渓谷の名前の通り、紅葉が見事だったであろう。


紅葉川渓谷の動画です。





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コメント(16件)

内 容 ニックネーム/日時
SONEさん今晩は!あーあこがれの沼沢沼!今年のお盆に妻と林道を辿って遂に辿り着けなかった沼沢沼を見せて頂いてありがとうございます。そもそもアプローチを間違えて余りの段差を超えられず引き返したのですが、そもそも間違った林道を進んでました。そうですかこれが沼沢沼ですか。今週末妻と高尾山にハイキングに行きます。物足りないけど。
翔パパ
2011/10/31 22:52
お世話さまでした。
単純爽快な急斜面でしたね。
ガスってて展望が得られないのが残念でしたが、代わりにヤマブドウの
御褒美をごっそりいただいてホクホクでした。
ヤマブドウジュースを作りましたが、もったいないので二番煎じして
アントシアニン出しきりました。
ebiyan
2011/11/01 06:41
お誘い頂きありがとうございました。所用(爆)でおくりびととなりました。
沼沢沼はとても良い感じでした。南尾根の取りつきの先で新鮮な熊の落し物がありましたから、山ブドウ持ってかれた熊さんは地団駄を踏んでいるかもしれません。(^^)
みいら
2011/11/01 08:39
お世話になりました(^_^)
お誘いいただき感激です。ありがとうございます。
ブログのコメント欄でお見かけするみなさんと会えて良かったです。
曇っていたのにたくさん撮影も楽しめました。
私は山ブドウゼリー(寒天)を作りましたよ!
ナカシィ
2011/11/01 09:29
お世話様でした。
沼沢沼はいいところですね。
少しだけ整備して、堂木沢山登山とセットにすれば人気スポットになるかもしれません。
近くには小山田新道もあるし、歴史と景観の山で山ガール・山ボーイの人気爆発。(笑)
でも静かな場所はそのままにしていた方が良いですね。
たまにマニアック(笑)な人が入るだけなら野生動物も目をつぶってくれるでしょう。
ご案内と運転ありがとうございました。
morino
2011/11/01 12:32
翔パパさん今晩は。
へぇ〜、沼沢沼まで辿りつけなかったのですかぁ。
地図では二通りの林道が記載されていますが、現在沼まで行けるのは沼沢川に沿った林道だけでしたよ。
岩下川からの林道は薮で走行できない状態の様です。
高尾山は首都圏では人気の山ですね。少しづつステップアップしていますね。
SONE
2011/11/01 18:49
ebiyanさんお疲れ様でした。
山慣れていない方なら面喰うほどの急斜面でしたね。
下山後、よってけぽぽらで買い物していたら堂木沢山の山頂が見えていたのにはがっかりしました。
ヤマブドウ、調べてみると1kg千円もするそうですよ。滅多にないお土産でしたね。
SONE
2011/11/01 18:52
みいらさん今晩は。
あっと言う間にお別れとなってしまい残念でした。
山中では熊がいる形跡はあまり無かったですね。タヌキの落し物は沢山ありましたが…
今年は木の実が豊富なので、熊公もヤマブドウまで手が回らないのかもしれませんね。
SONE
2011/11/01 18:55
ナカシィさんお疲れ様でした。
なかなか他の方を紹介する機会がなかったですが、今回は一挙に会えましたね(笑)
山頂がガスで展望がなかった点だけ残念でしたが、随分写真を撮っておられましたね。
ヤマブドウゼリーも美味しそうですね。ミニナカシィちゃん喜んだかなぁ。
SONE
2011/11/01 18:58
morinoさん今晩は。
沼沢沼、確かに整備すれば観光の穴場的なところとなるでしょうね。
でも堂木沢山は急斜面過ぎて、初心者も大挙して登ると危ないですよね。
我々のブログを見て安易に登らないでほしい山です。
おまけの紅葉川渓谷は、おまけ以上の価値がありましたね。トリッキーな道で面白かったです。
SONE
2011/11/01 19:10
大量山ブドウ羨ましいです。私は土曜に味見した程度でした。

むかし森吉方面に採りに言って、ごみ袋にたんまり採ってきて、でかい桶で踏んで葡萄酒もとい大人のジュース作りました。
木の実豊作だと来春は注意しないと。
tom
2011/11/01 20:24
サプライズの山ブドウは色んな思い出ができました。
関山のひなびた低山がこんなにいいものとは思いもつきませんでしたよ。
初めての方もいれば色んな山仲間が集っての語り部、これがお山の醍醐味なんですな。
感謝(^_^)
マロ7
2011/11/01 20:52
tomさん今晩は。
私もこんなにヤマブドウ採れたのは初めての経験でした。一人では採りきれないほどでしたよ。
本格的に大人のジュースを作られましたね(笑)
来年は熊が沢山の子供を産むはずですから、確かに山に入るときは注意が必要でしょうね。
SONE
2011/11/01 22:14
マロ7さん今晩は。
ヤマブドウ、まるでブドウ園の様な光景でしたね。
興奮して写真を撮るのを忘れてしまいましたよ(笑)
ナカシィさんに出合えたのはマロ7さんにとって嬉しいサプライズでしたね。
また皆で行きましょう。
SONE
2011/11/01 22:17
48号線大滝ドライブインの山形より採石場近辺から入山できるという地元情報もあるのですがまだ確かめていません。沢登という噂もあります、今年春先に調査しながら出かけてみたいと思います。
時遊人
2012/01/30 11:33
時遊人さん今晩は。
昔の岳人に大滝の下流に流入する沢を遡行して山頂を目指すルートのガイドが掲載された事があります。
しかし最後は急斜面の薮漕ぎになるそうです。時遊人の踏査結果が楽しみです。
SONE
2012/01/30 21:42

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2011.10.30 堂木沢山(山形・二口山塊) 東北の山遊び/BIGLOBEウェブリブログ
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