東北の山遊び

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zoom RSS 2011.11.27 戸神山(宮城・二口山塊)

<<   作成日時 : 2011/12/09 19:30   >>

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11/26(土)、山形の岳人:みいらさんと山行を共にした仲間が集まって、少し早い時期だが忘年会を行った。

場所は仙台駅東口のホテルレオパレス仙台2階のイタリアンレストラン「トラットリア・クチーナ・オランジェリー」

参加者はみいらさんマロ7さん、おっ家内さん、morinoさん(幹事)、maronnさん、マスさん、SONEの6名。
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最初は母親が重篤な状態のために、参加を見合わせようと考えていたが、前日に病院で様子を見ると、輸液の点滴のみの栄養で日々弱ってはいるし、パーキンソン病の経口薬が飲めない身体となってしまったため、症状が進んで身体の動きが更に悪くなっているが、直ぐに命に別条はないと判断されたので、息抜きのために忘年会に参加となった。

オーダーバイキングにワインを飲み、来年の山の予定で盛り上がり、楽しい時間が過ぎて行った。
母親の病状を考えると来年の山の予定など立てられはしないのだが、少しの間だけ辛い現実を忘れられた時間であった。
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ふと気が付くとみいらさんが帰る最終電車の時間が近づいていて、4時間も飲んでいた事に気が付いた。
夜の仙台駅東口に急いで戻る。
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その翌日は少し朝寝坊して、気晴らしに近場の戸神山を歩いてくる。
昨年は登っていないので2年ぶりの山だ。

【 11/27 戸神山(506m) 宮城・二口山塊 】
長袋新田〜分岐〜廃屋〜沢出合〜黒森山コース合流〜裏コース合流〜女戸神山〜鞍部〜戸神山〜鞍部〜表コースの水場〜広場〜旧白沢峠〜旧日本軍弾薬庫跡〜分岐〜長袋新田

戸神山は宮城県の里山の中ではトップクラスの展望が得られる山で、冬場でも登る人の絶えない人気の山となっている。
登山道白沢峠の配水所から登るルートが一般的だが、今回は以前から歩いてみたかった長袋新田からのバリェーションルートを辿ってみた。

長袋新田の数軒ある民家の前の道路を北進すると、フェンスに囲まれたため池に出る。
その先で未舗装道路となり、ゲートがある地点で車を止める。
今回もマスさんと一緒。車は愛車が修理前で走行できないので仕事用のバンで来た。

荒れた林道を奥に進む。長袋新田から折葉に抜ける旧白沢峠道は昔はバスも通っていたと言われる道だが、現在はその面影は一切ない。
少し進むとY字路になり、右が旧白沢峠。左は地図上の破線ルートとなっている。ここを左折。

右手に稲作放棄された荒れ地が見える薮っぽい道となる。
道は時々定かでなくなるが、概ね3筋の道形があり、薮の少ない道形を選びながら小沢の奥に進む。
途中で戸神山の姿が見えた。
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林の中の静まり返った小さなため池を右手に見て進むと、二棟の壊れた波トタン製の倉庫が出てくる。
その付近は薮が濃いので左手の林に登路を求めた。
林床が小笹の雑木林に入ると歩き易くなる。
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地形図で沢に出合う地点には古い壊れた導水路が残っていた。
マスさん、この導水路の橋を渡りたいと言っていたが、折れそうな感じなので止めてもらった。
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地形図の破線ルートは小沢の左俣に続いているが、我々の登路は戸神山が正面に見える右手の沢に入る。
沢と言っても渇水期なので水はちょろちょろ流れている程度。難しい場所もなく快適に登れる。
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途中で休憩したとき、ズボンにササダニが付いていた。この後でもう一匹見つける。
辿ってきた道は野生動物が多いエリアなのであろう。しかしこんな遅い時期にササダニがいるとは…
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黒森山の南側を周り込んで行くと、沢の掘り込みが深くなってきたために、左岸の雑木林に登路を変更する。
そこで顕著な道形を見つけるが、ここは黒森山へ行くルートと分かった。
名残の紅葉を見ながら、明るい雑木林を登って行く。
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やがて裏コースに合流する。ここからは勝手が知った道。先ずは女戸神山を目指した。

旧観光道路を奥に進むと右手に女戸神山の入口がある。
少し登ると、左手の杉林が伐採されて、泉ヶ岳が一望できる様になっていた。
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面白山が梢越しに見える女戸神山は写真を撮っただけで通過。
正面に戸神山を眺めながら下って行く。
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鞍部から山頂までの急坂にはロープが張られていて、以前より登りやすくなっていた。
午後2時近くに山頂到着。誰もいないと思っていた山頂には一組のご夫婦がいた。

遅い昼食の前に360度の展望を堪能する。
西側には二口山塊の雄:大東岳。
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その右手に連なる面白山。尖った矢尽の岩場が印象的だ。
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北西方面には白髪山と仙台カゴの岩峰が対照的な山容で見える。
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こちらは船形山と後白髪山。
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特に東側の展望は秀逸で、ぽこぽこと並んだ白沢五山が眼下に望める。
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その奥には仙台市街地が一望だ!
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南東方面は大倉山の山容が目立つ。遠く阿武隈山地の鹿狼山や霊山の姿も望めた。
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山頂の南端には小さな石祠があり、母の病気が少しでも良くなる事を祈って手を合わせた。
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この石祠の横から南西方面を見ると、蔵王連峰の連なりが見える。
写真は南蔵王と中央蔵王。
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北蔵王の雁戸山の双耳峰。画面左中央に宮城県随一の鋭峰:オボコンベの姿が望める。
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一通り周囲の山々へのご挨拶も終り、お腹が空いたので遅い昼食をとった。
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この日は「秋保の佐市のおはぎ」を食べる。写真は納豆おはぎ。この他にあんこも食べた。激旨である。
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晩秋の時期にもかかわらず、微風で穏やかな山頂であった。

帰路は鞍部まで戻って、表コースを下る。
日が落ちるのが早い時期なので、午後3時近くなると夕方の雰囲気だ。
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広場になった分岐から配水所への道に入り、旧白沢峠から北西に下る道に入る。
しかしこの分岐を知らぬ間に過ぎてしまい。送電線が見えたところで通り過ぎた事が分かって少し戻った。
戻った先に左手に派生する道に入るが、この道は直ぐに消失してしまう。
この後はGPSを使って正規の旧道に復帰した。

昔バスが運行されていたとは思えない、少し薮がかかった道をどんどん下って行くと、右側にぽっかり穴を開けた旧日本軍の弾薬庫跡が出現する。ザックを置いて早速中を探検してみる。
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人間が掘った洞窟は何故か不気味な感じがする。
穴の中は数か所枝分かれしていて、水が溜まっているところもある。
水の深さが分からないし、その先が結構奥深いみたいで途中で引き返したが、右に分岐する穴を見つけてそっちの方向に進んでみた。
途中で十字路になっていて、左は入口に戻れる筋、正面は行き止まり。右に行ってみるとT字路になり、そこを左に行くと穴の一番奥に突き当たった。
弾薬庫と言われているが、弾薬を置けそうな大きな広間は無く、井桁に掘られた意味不明の穴であった。
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洞窟の入口に戻り、旧白沢峠道を下る。
左手の沢筋が崩落したところの右手に再び洞窟があった。ザックを背負ったまま入ってみると、T字路の左右は余り奥深くない位置で突き当たりとなっていた。
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薮に覆われた橋を渡り、湿地状の道を下って行くと、突然見覚えのある分岐に出た。
車を駐車した地点はその少し先であった。

戸神山は昔は道標が一切なく、何処に続くか分からない作業道が交錯した山であったが、現在は有志の方が設置した道標で迷う事がない山になっている。
しかし今回歩いた道筋は昔の戸神山を彷彿させるミニ冒険的なルートであった。
読図ができる方限定でお勧めしたい道である。


GPSの軌跡です。
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動画です。(三脚を使わずに撮影したので、手ブレが多い画像となってしまいました。)






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コメント(20件)

内 容 ニックネーム/日時
うわぁー、さいちのおはぎだ!
食べたくなった〜。
87ワ
2011/12/09 23:13
何で山中、旧日本軍弾薬庫跡に目がいきました。
歩き慣れたコースよりもこちらがいいですね。
いい天気でしたぁ〜(^^)
マロ7
2011/12/10 06:33
SONEさん、こんにちは
戸神山、いい山です。360度の展望がすばらしい。新人に対する初めの一歩としてトレーニングをさせる山でもあります。今日は近場で、権現森から蕃山を縦走してきます。
yuji
2011/12/10 09:55
87ワさん今晩は。
さいちのおはぎ、久々に食べましたが、あんこの量がたっぷりで美味しいの一語ですねぇ。
SONE
2011/12/10 18:35
マロ7さん今晩は。
今回のコースは配水所から入るより山慣れた方には面白いと思いますよ。
白眉は旧日本軍弾薬庫跡。ヘッドランプがないと奥まで入れないです。
素晴らしい天気の時に登れましたぁ。
SONE
2011/12/10 18:38
yujiさん今晩は。
戸神山はほぼ毎年訪れている山です。初心者のみならずベテランが登っても満足できる山ですよね。
冬場の権現森と蕃山は私も定番の山になっていますよ。今日は天気が良くて遠望が利いたでしょうね。
SONE
2011/12/10 18:41
私がオボコンベに登っていた日の戸神山ですね。この山も行ってみたいひとつです。(普通のコースでも)
仙台近郊にはいい山が多くてうらやましいです。
今シーズンの秋山の終盤戦は、早朝発の日帰りが可能な仙台近郊の山がお気に入りとなりました。来シーズンも訪れたいと思っています。(積雪期の山は私では無理そうなので)
みどぽん
2011/12/10 20:46
今晩は。SONEさんの山の報告があるとなんかほっとします。
松島四大観について、名称と場所を再確認いたしました。扇谷は、仙台生まれの主人も
初めて知ったようで、そのうち行ってみようということになりました。
戸神山は、昨年早春のころ登りました。もちろん、お決まりのコースでしたが、山頂近くの急登が印象的でした。それから、昔バスが通っていたという説明で、あの道の広さが納得できました。
今回のSONEさんのルートは、読図力が必要とのことですが、面白そうですね。
ことに、弾薬庫跡の洞窟は覗いてみたいです。
とはいうものの、寒くなると出不精になってしまいます。若いころは、スキー場情報を楽しみにしていたものですが、最近は昔のような情熱が失せてしまいました。
他力本願ですが、友人に誘われて、18日に笹谷峠付近のピークに冬山の足慣らしを予定しています。もちろんツァーです。

momo
2011/12/10 23:40
みどぽんさん今晩は。
山頂から見えたオボコンベは、みどぽんさんが下られた後の時間でしたね。
戸神山は余り積雪が多くないので冬場でも登っている人が多いですよ。
道標も完備しておりますので、今度是非登ってみてください。
おまけで秋保のさいちのおはぎ、これで大満足の山旅となること請け合いです(笑)
SONE
2011/12/11 22:24
momoさん今晩は。
母親の病気で山へ登る意欲がほとんど湧いてきませんよ。
今回も松島観光的な記事となってしまいました。
四大観は冬場でも気軽に回れますので、是非歩いてみてくださいね。
私は見た事ないのですが、6月の表コースにはヒメシャガの花が沢山咲いているそうですよ。
今回のルートはGPSを持っている方なら迷う事なく歩けるでしょうね。洞窟はわくわくしますよ。
18日には冬山ツアーですか。天気が良ければいいですね。
SONE
2011/12/11 22:34
きょうは七つ森でした。でも鉛色の空と時折の雨に三つ森でした。さすがに人気の山で、たくさん登っていました。ツアーみたいなグループも歩いていました。http://rose3yuji.exblog.jp/ 普段から人ごみは苦手です。登山でも混雑は避けたいです。
yuji
2011/12/11 23:01
yujiさん今晩は。
朝方から時雨模様で風が強かったため、今日は簡単な山に行くのを止めて、家でのんびり過ごしておりました。
七ッ森は冬場にも多くの登山者が訪れていますものね。そんなに大勢の登山者に会われましたか。
私も混雑する山が苦手で、出来るだけ人のいない山ばかり指向してしまうのですよ。
SONE
2011/12/12 00:24
その節はお世話になりました。あれからもう2週間も経ちましたが、その間に山形はすっかり冬景色になってしまいました。
雪が締まるまでの2か月間は県境を越えて宮城側にお邪魔したいところです。山部の仲間を連れてお邪魔するかもしれません。
みいら
2011/12/12 17:09
みいらさん今晩は。
忘年会楽しかったです。仙台は乾燥した天気が続いていますよ。
泉ヶ岳なんて未だに積雪が少ない状態です。
県境に近い山じゃなく、仙台市近郊の山なら落ち葉を踏む山歩きが楽しめますよ。
SONE
2011/12/12 17:53
こんばんわ、山形のJE7SNVです。
ブログ見せていただいて参考にしています。今の時期、山形側は氷雨で宮城側は晴天ということが良くありますね。12月11日に戸神山と大倉山に行ってきました。自分のつたないブログですが見ていただけたらありがたいです。http://je7snv.at.webry.info
je7snv
2011/12/13 19:03
忘年会来ていただいて楽しかったですよ。ありがとうございました。
戸神山のあの道に弾薬庫があるとは知りませんでした。
あそこは作業道やら何やら道形があって楽しめそう。
主脈荒天時には白沢五山と合わせると面白いところですね。
morino
2011/12/13 21:00
je7snvさんご無沙汰しておりました。
ときどき御ブログは拝見しておりました。
今の時期は雪が中途半端で一番登り難い時期でしょうね。山形側はほとんど毎日雲がかかっていますね。
宮城県側でも脊稜山脈に近い山は同様に時雨ることが多いです。
山形県の岳人でも冬場に戸神山や大倉山に登る人は多いです。またお出でくださいね。
SONE
2011/12/14 17:08
morinoさん今晩は。
改めて忘年会の幹事お疲れ様でした。
戸神山は配水所から登るのがメインですが、別な方面から登ると、こんな洞窟探検のおまけが付いております。
芋峠方面からもアプローチできそうですので、いろいろ試してみる価値はありそうですね。
SONE
2011/12/14 17:11
SONEさんこんばんは。
七つ森の大倉山でSONEさんの山仲間のみなさんと一緒になりました。
そのとき自分ははわかりませんでしたが、コメントをいただきました。
出会いは大事、たくさん教えていただきたいので、よろしくお願いします。
yuji
2011/12/14 21:51
yujiさん今晩は。
やはり大倉山の山頂で出遭った三人組が仲間の皆さんでしたね。
yujiさんと分かったマロ7さんの眼力は凄いですね(笑)
私こそまだまだ若輩ものでいろいろ勉強する事ばかりです。今後もよろしくお願いいたします。
SONE
2011/12/14 22:34

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2011.11.27 戸神山(宮城・二口山塊) 東北の山遊び/BIGLOBEウェブリブログ
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