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zoom RSS 2012.3.30 新川岳:撤退(宮城・二口山塊)

<<   作成日時 : 2012/04/02 18:07   >>

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金曜日は仕事に休みがとれたので、家の用事を終わったあとに2年前に途中撤退した新川岳に出かけた。
しかし登り始めが午前11時を過ぎていたので、行けるところまで行って引き返すつもりで登り始めた。

【 3/30 新川岳(1023m) 宮城・二口山塊 】
北沢林道分岐〜517m峰〜南沢林道合流〜780m峰南尾根取りつき〜780m峰で撤退〜750m峰〜南沢林道に降りる〜北沢林道〜北沢林道分岐

前回は780m峰直前までカンジキで登ったところで猛吹雪となってしまい引き返してきたが、今回は780m峰まで山スキーを使ってアプローチしたくなって再びチャレンジしてみた。
でも林道を使って山裾まで行けるとしても、そこに至る距離が半端じゃなく遠いので、今回は帰路に楽をしようと山スキーを履いたのである。

今年は残雪量が多く、北沢林道は入口から雪のため進入できない。
林道分岐の広く除雪されたところに車を止めて出かけた。

南沢林道の分岐まで北沢林道を辿ると遠回りになるので、今回は林道を外れてショートカットルートとして517m峰を目指す。
しかしこれは失敗! 517m峰直下は融雪が進み、木々の間の段差が激しくスキー登高ができない場所があった。
仕方なくスキーを手に持ってツボ足で登るが逆に時間がかかってしまった。

南沢林道に合流して、しばらくはこの林道を奥に入る。
南沢の対岸には奥新川岳の姿が確認でした。
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林道は随所で雪解けが進み、連続してスキーを使えるのは終盤になっている。
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積雪量が少ないので林道歩きで雪崩の心配は少ないが、山スキーの使用には苦労が見込まれる雪の量だ。
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途中のカーブミラーでのワンショット。
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南沢右岸尾根の明堂倉と遠くにヒグリ山が見える。
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林床には根開きが始まっていた。
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駒新道が通る尾根の奥に立派な山容の山が聳えている。
最初は猿倉かな? と思って地図を取り出して見ると、どうも県境稜線の1040m無名峰らしい。
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予定では新川岳の北西にある1061m峰に突きあげる南尾根を登る予定であったが、午後1時を過ぎていて時間が足りないので、前回撤退した先の780m小ピークに至る尾根を登ることにした。
写真で正面に見えているのがその尾根。
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この尾根、地図を読むとスキーが使えそうな感じであったが、中段の急斜面がヒノキアスナロとキタゴヨウのヤセ尾根で雪が消えてスキーが使えない。ここも仕方なくスキーを手に持って登った。
その先は雪堤が広くなるが、厭らしい段差が多くて登りに時間がかかる。
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雪堤から東側に見えるのは前回登った750m峰から北に連なる稜線。
750m峰の南西尾根が滑れそうなので、この尾根に周回することにした。
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小さなアップダウンを幾つか越えて、やっと780m小ピークに着く。
そこから東に下ると前回到達した最終地点の森に入る。
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今回も届かなかった新川岳が梢越しに見える。
そこに至る尾根を観察すると急で、しかもヤセているため、山スキーでの登りはかなり難しいと思われる。
やはりカンジキ利用で登るのが一番ベターな山という印象を持った。
(前回は吹雪になってしまい、登路を観察できなかった。)
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途中から細い雪堤の通過となり、雪割れが至る所で見られて、ここもスキーを外して通過せざるを得なかった。
無理してスキーで歩いていたら、雪割れにスキーがはまってしまい、抜け出すのにもがいていたら大腿が痙攣してしまった。

しかし雪堤は北東側の展望が開けていて、船形連峰が大きく望まれた。
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東側には広瀬川左岸尾根が連なっている。
稜線の下に筋のように道が伸びているのは小山田新道であろう。
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750m峰で休憩。ここでシールを剥がす。
少し下った場所から大東岳が雄大な姿で望まれた。
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さてこの先は750m南西尾根を滑る予定であったが、その上部はカラマツの植林地で、歩くのも難儀するほどの密林となっていた。これではスキーで滑るのは到底無理。
地図を取り出して、林道の法面が崖になっていない地点の記憶を辿る。
下手に下ると崖の上に出てしまって進退極ってしまうからだ。沢は多くのデブリが見られ、底雪崩の音も何回か聞いたので滑れない。細い尾根は針葉樹の薮となっていて無理。
仕方なく大きく左にトラバースして、山の斜面を斜滑降中心に滑るが、薮が濃いのでターンできる場所はほんの僅かであった。

最後は読み通り法面が1m程度の場所に出る。
スキーとストックを林道に投げおろしで、自分は笹につかまって林道に降り立った。

後は斜度のあまりない林道を推進滑降や歩きも入って滑る。
途中から林道の支線に入ってショートカットしたら、これも大失敗。
急な杉林の密林につかまってしまい苦労する。

結局夕方の5時近くに車に戻った。
今回は山頂まで往復できる時間が足りないのが撤退理由であるが、山スキーには到底向かない山で装備の選択を完全に間違ってしまった。

この山の攻め方は林道の雪がかなり消えた時期で、堅い残雪を踏める時期が一番楽かもしれない。
よく撤退した山を再チャレンジするときに『リベンジ』という言葉が使われるが、リベンジ本来の意味は復讐とか雪辱である。こんなに楽しく遊ばせてもらっている山に対して、私はリベンジという言葉は使わない。
山は時期と天候、そして登る人の装備と体力が合わさって初めて登らせてくれる存在で、戦うのは所詮無理な存在なのだから…


GPS軌跡です。

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動画です。




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コメント(14件)

内 容 ニックネーム/日時
二口山塊は大東岳ぐらいしかわからないので、どのあたりの山なのかさっぱり見当がつきませんが、船形連峰がキレイにみえていい感じですね。
最近の週末は土曜が雨で日曜が雪というパターンが続き、なかなか天気に恵まれないスキー登山が続いています。
みどぽん
2012/04/02 20:13
みどぽんさん今晩は。
今回の山は仙山線の奥新川駅の北西側にあり、面白山と峰続きの山なんですよ。
登山道もない薮山なので、登る人は滅多にいません。
この日も時々雨が降る天気でしたが、雪質は柔いザラメになっていました。
次の週末は天気が良くなりそうですね。
SONE
2012/04/02 20:28
そうすると3度目で達成でしょうか。
ここに夏道があればいいねと…。
小山田新道、見えるんですね。(^o^)
マロ7
2012/04/02 21:25
マロ7さん今晩は。
なかなか登れない山ほど愛着が湧くというものですね(笑)
とにかく早い時間に登り始めれば行けますよ。もう少し雪が無くなった時期が一番良い感じがします。
小山田新道は見える範囲で県境方面までず〜と繋がっていましたよ。
SONE
2012/04/02 21:31
山はいろいろ考えることが多くて難しいですが
そこが楽しいのでしょうね。
「リベンジ」ってそんな意味が\(◎o◎)/!
ただの再挑戦だと思ってました。
ナカシィ
2012/04/02 21:42
「挑む」というイメージです。
モチベーション高まりました。
yuji
2012/04/02 21:54
ナカシィさん今晩は。
この山は基本的に薮山なので攻める時期が難しいですね。
登ってしまうと、こんなもんかと思ってしまうのですが…
リベンジは現在はスポーツなどで一度敗れた相手に対して、勝利する事で「借りを返す」という独特の意味合いで使用される事が多いですが、元来の意味は復讐や雪辱なんですよ。
SONE
2012/04/02 22:15
yujiさん今晩は。
今は違った意味で皆さん使われている言葉でしょうね。
でも私の場合、山は挑むのではなく、有難く登らせていただく存在なんですよ。
SONE
2012/04/02 22:19
昨年5月に小山田新道宮城側を少し辿った時に新川岳が見えました。
向こうから見ると小山田新道がはっきりわかりますね。
もっと歩いてみたくなりましたよ。
morino
2012/04/03 12:47
morinoさん今晩は。
小山田新道は県境まで道跡がずっと続いておりました。
実際歩くと薮や崩壊地があり、忠実に辿るのは難しいのでしょうね。
SONE
2012/04/03 16:28
こんにちわ、二度の試みご苦労さまです。三角点石柱(点名オオノコイレ山三等)を施置
した方がいるので必ず行けるとおもいます。この山は基本的に藪山なので登る時期が限られます。雪崩の危険もあるので?私の試案ですが、南沢林道の上部尾根(750m〜ライン)ではなく奥新川遊歩道の先清水滝分岐から一部仙山線保線用巡視路を利用して(この時奥新川〜面白山高原間のダイヤ調べておく)4〜5鉄橋間の尾根を直登(少し勾配がきついが、400mで林道にぶつかる。そのまま南尾根を1500〜1600m登る)すれば行けるかも?いつか挑戦したいと思います。
omoshiroyama2008
2012/09/23 10:46
omoshiroyama2008さんこんにちは。コメント有難うございます。
震災後に三角点にGPSチップを埋めた可能性もあるので、この晩秋当たりが登れる可能性もありますね。
2回挑戦してみて、積雪期はラッセルが意外に大変で時間切れになってしまいました。
4月初旬の残雪期に固雪を踏んで登るのが一番効率が良さそうな感じです。
南尾根はかなり急なところも多く、スキーで登ったところでは踏み跡は無さそうでした。
挑戦されたらまたコメント下さいね。
SONE
2012/09/23 16:31
soneさん今晩は。寒風山(国道48)登山口から残雪期間倉山(975m・三等三角点)は、950m地点を右に700m〜800m行けば20分ぐらで着きます。その先990m地点は20分ぐらいです。雪が堅くなる4月上旬〜下旬がいいとおもいます。ただ
雪ピが張りだしているので、補助ロ−プ・軽アイゼン・カナビラ・ピッケルは、もつていつたほういいとおもいます。新川岳へ行く前のトレ-ニングに?990m地点から先を下ると小網鳥沢林道終点へ着くようです。地図上では?
omoshiroyama2008
2012/09/28 21:20
omoshiroyama2008さん今晩は。
間倉山は未踏のピークなので登ってみたいですが、十里平から高倉山〜大富山を経て県境まで行くルートを狙っているのですよ。
しかし大綱山から見ると990m峰の手前の大雪庇が難所みたいですね。
この界隈はほとんど登られていない山々ばかりなので興味しんしんです。
SONE
2012/09/29 22:19

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2012.3.30 新川岳:撤退(宮城・二口山塊) 東北の山遊び/BIGLOBEウェブリブログ
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