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zoom RSS 2012.4.22 白太郎山(山形・朝日連峰)

<<   作成日時 : 2012/04/25 00:13   >>

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山形県小国町の最奥の五味沢地区にある夏道のない山:白太郎山は、アプローチの良さと、朝日連峰の大展望が満喫できる山という事で、積雪期に人気の山となっている。
ネット上でもバックカントリーの記録が数多く見られるが、残雪の堅雪を利用してツボ足で速効登山してきた。

【 4/22 白太郎山(1003m) 山形・朝日連峰 】
徳網〜766m独標〜白太郎山(往復)

この日は天気予報は東北一円午後から雨マーク。
低気圧が日本海側を東進していて、西日本は朝方から雨模様の荒れた天気になっているらしい。
しかし低気圧の接近前は一時的に東風になり、日本海側の天気は疑似晴天に近い状態となる事は長年の経験から分かっていたので、あえて白太郎山目標で出かけてみた。

しかし、朝6時に仙台を出発したが、マスさんの登山靴を忘れて取りに戻ったため、1時間のタイムロス。
別な山にするか迷ったが、予定通り白太郎山を目指すことにした。

七ヶ宿町を抜けて、山形の高畠町に入ると飯豊連峰が高曇りの空に浮かんでいる。
これで何とか登れる目途が付いて一安心。

白太郎山の登山口は徳網集落にあると分かっているので、カーナビが無くても現地に辿りつけた。
以前登った徳網山の東側の山というのが決め手。

しかし白太郎山の山名の由来はいろいろ調べたが分からなかった。
徳網集落の裏山的な山なので、地元でこの山域を跋扈した方の名前なのであろうか?
五味沢地区から山容を見ても、とても白い山と言う感じはしなかった。
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徳網集落の最初の家のところが登り口になる。
車は路肩が広くなっているので、その場所に駐車可能。でも車数台分で限界のスペース。

日差しがないので、この日は雪面が堅く、充分ツボ足で登れると判断した。
左手に小沢を見て、右手の急斜面をキックステップで尾根上の杉林を目指して登る。
振り返ると徳網山が急峻な山容を見せている。
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杉林は僅かな距離で終わり、ブナとミズナラの林間が広い斜面の登りとなる。
一帯のミズナラはナラ枯れが進行していて、巨木のほとんどが枯れていた。
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右手に尾根が見えるが、ルートは広い斜面を直線的に登れば良い。
古いスキー跡やカンジキ跡があちらこちらに残っている。

顕著な尾根に出る手前はかなりな急斜面で、深いキックステップで登る。
一歩ごとにぐんぐん高度を上げる爽快な登りが続く。
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尾根を歩いていると思うと、いつの間にか尾根は消失して斜面の登りとなる。
この点は確実なルートファインディングが必要な山だ。

傾斜が緩くなり、ブナが卓越した林相になると、やっと山頂らしきものが樹間から見えてくる。
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雪庇のある尾根上に出ると、飯豊連峰の大展望が広がる。
写真で見ると遠い距離に見えるが、実際にはかなり近くに見える。
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飯豊連峰の全景。
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次第に尾根は細く急峻になってくる。
この先でカモシカを見たが、残念ながら写真を出しているときに逃げてしまった。
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この尖った山容の山は鷲ヶ巣山。以前登ったが累積標高差1500mを越えるハードな山であった。
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山頂が近くなると更に展望が開けてくる。
普段見慣れない山域の山々が背後に展開して、その急峻で重畳とした山の連なりに驚く。
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南西方向には頭布山が見える。
その背後に光兎山が見えるかと、目を凝らして見たが確認できなかった。
帰宅後にカシバードで確認したら、光兎山は山頂の先端部しか見えないことが分かった。
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五味沢を俯瞰する。この山から唯一見える山里の光景だ。
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登り始めてから1時間50分で山頂到着。
南東から強風が吹き抜けて非常に寒い。東側の雪庇はクラックが入っていて余り近づけない。

しかしここから見る朝日連峰は鬼気迫る光景で展開している。
壮絶な雪蝕地形の山肌が多いからであろう。
左から以東岳、相模山、北寒江山、寒江山。何時もと違う方向から見ると全く違う山に見える。
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袖朝日岳から西朝日岳、中岳、大朝日岳の巨峰群の連なり。
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大朝日岳には雲がかかり始めている。
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一番目をひいたのは巣戸々山南東面の壮絶な雪蝕地形
右上に見える山は以東岳だ。
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石滝川を挟んで至近距離にある祝瓶山。写真を撮ったときには山頂は雲で隠れてしまった。
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朝日連峰のパノラマ写真。(クリックで拡大。)
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南東側は手前が足駄山。奥に柴倉山(左)と合地峰
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南には孫守山と荒沢岳。手前の三角が小枕山だが同定はかなり難しい。
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寒い山頂で昼食をとる気にならず、後は記念写真を撮って脱兎のごとく下る。
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この後は大朝日岳も飯豊本山も雲がかかって見えなくなってしまった。
これまでの奇跡的な展望もそろそろ潮時である。

雪山のツボ足での下りは非常に早く、途中の風の当たらない場所で昼食した時間を入れて1時間弱で下ってしまった。
時折、樹間が狭い所もあるが、概ねブナの広い林間が多く、バックカントリー向きの山と言える山だった。
何時かスキーを駆って再び訪れたい山である。

GPS軌跡です。
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動画です。




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コメント(8件)

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白太郎山でしたか。なかなか思い出せなくて…。
ここもいつかは訪れたいところですが、今年の自分は遠いですなぁ〜(^o^)
マロ7
2012/04/25 06:59
マロ7さん今晩は。
毎年、小国山岳会主催のツアー登山が行われている山ですね。
思ったより簡単に登れて展望抜群なのでお勧めですよ。
SONE
2012/04/25 17:46
SONEさん、すごいです。
山形の山までも詳細に把握していますね。山形ばかりじゃなくどこまで知っているのでしょうか。雪触地形、分厚い雪がずり落ちていくからなのでしょうか。スケールがでかいですね。
yuji
2012/04/26 18:29
yujiさん今晩は。
凄いと言われると恐縮してしまいますが、小国町の山々はそんなに登ってないです(苦笑)
但し、いろいろな書籍を読んだので、この界隈の山の事はかなり詳しいと思っています。
どちらかと言うと福島の南会津の山の方が登った山は多いですね。
雪触地形は底雪崩で山肌が削り取られて、高木が生えないところを言います。
急峻な山で、かつ積雪量が多い地域にこんな景色が見られますよ。
SONE
2012/04/26 19:13
飯豊と朝日が目の前とは素晴らしい。
それにしても日本海からの豪雪で出来た雪触地形はすさまじいですね。
さて、今年は久しぶりに飯豊に行きますよ。
morino
2012/04/26 23:13
morinoさん今晩は。
大頭森山とはまた違った迫力ある山並みを堪能できました。
飯豊は写真で見るより遥かに近距離で見えます。
マスさんのも今年は飯豊に行きたいと言っていましたよ。
SONE
2012/04/26 23:33
白川太郎さんという知人を思い出しました(^_^)
自分と同じ(似てる)名前の山があったらいいな〜と思いました。
ナカシィ山!
ナカシィ
2012/05/01 16:08
ナカシィさん今晩は。
もしかして白太郎山は白川太郎さん、って言う名前の方に由来があるのかも(笑)
山形の置賜地方には白川っていう川がありますしね・・・
ナカシィ山、ネット検索したけどありませんでしたよ(爆笑)
SONE
2012/05/01 18:29

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2012.4.22 白太郎山(山形・朝日連峰) 東北の山遊び/BIGLOBEウェブリブログ
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