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zoom RSS 2012.7.6 蔵王澄川 不動滝&三階の滝(宮城・蔵王連峰)

<<   作成日時 : 2012/07/07 20:19   >>

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澄川は南蔵王・芝草平を水源とする蔵王屈指の谷である。
その中流にある不動滝と、支沢にかかる三階の滝を見に行ったが、かなり苦戦を強いられる行程となった。

【 7/6 不動滝&三階の滝(宮城・蔵王連峰) 】
ことりはうす〜コゲラコース〜澄川の橋流失〜右岸を遡行・途中で断念〜右岸を強引に登ってメジロコース〜オオルリコース分岐の東屋〜ヤマガラコース〜カッコウコース〜ことりはうす

蔵王エコーラインの不動尊〜土砂崩れ〜不動滝三階の滝〜土砂崩れ〜蔵王エコーラインの不動尊

三階の滝は澄川自然歩道を利用すると簡単に辿りつけるが、このコースは老後の楽しみにとっておくつもりでいたので歩いた事がなかった。しかし近年地震や豪雨により澄川自然歩道が荒れていると聞いていたので、この機会に歩いてみようと出かけた。

山仲間のebiyanさんに澄川自然歩道へのルートについて伺い、ことりはうすからコゲラコースを利用する。
梅雨時の樹林帯は花の端境期に当たるので、林床に咲く花はほとんど見られないが、クモキリソウカラマツソウが咲いていた。

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木製の階段を降りると澄川に着く。
ここから左岸に渡る橋があるはずだが・・・・・・・・無い!

今年の春に掛け替えたと聞いたが、最近の増水で流失してしまったようだ。
根本の鉄ボルト以外に橋があった証拠は残っていなかった。

この後の対処方法を考えるが、昨日の雷雨の影響で澄川は増水気味
スパイク長靴を履いても股までの渡渉になりそうで、しかもコケで石が滑るため渡渉は諦めた。
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沢筋はしばらくゴーロが続きそうなので、右岸沿いに少し遡行してみる。
ヤマボウシの花が咲いていた。
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途中で中州に移る場面があり、長靴の中に水が入ってくる。
このまま淵が無ければと淡い期待を抱いて遡行していたが、右岸に淵がでたところでこれ以上進むのは無理となる。
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橋が流失した状態では沢登りの格好、もしくはウェーダーを履いて遡行しないと三階の滝へはたどり着けそうもない。因みに左岸の斜面が崩落しているところもあり、一般的なハイカーは橋があっても奥に進めないであろう。

さて短い距離だが、ふたたび中州から右岸へ移る場面で水の中にドボンと落ちる可能性は否定できない。
その場合はデジカメを駄目にしてしまうので、右岸の急斜面を薮漕ぎで登って野鳥の森の遊歩道に登ることにした。

岩が累々としている急斜面を登り、途中から木につかまりながら高度を上げると、雑木林の緩斜面に出る。
ここで遊歩道のメジロコースにであった。
右折して少し登るとオオルリコースの分岐点で東屋があった。ここで昼食とする。
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その後、ヤマガラコース〜カッコウコースを経てことりはうすに帰る。
下部はアカマツ林となり、遊歩道としては変化のない行程であった。

三階の滝までも行きつかなかったので、別ルートとして蔵王エコーラインの不動尊から澄川に降りるルートを採ってみる。

先ず蔵王エコーラインの滝見台に立ち寄った。
対岸に三段になって落ちる三階の滝が見える。全体で落差180mの勇壮な滝だ。
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滝見台から車で西進すると不動尊がある。
その下の展望台から澄川本流にかかる不動滝(落差54m)が見下ろせた。
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ここが澄川自然歩道の上の起点となっているが、落石が頻発するため進入禁止となっている。
危険を感じたら引き返せば良いとの自己判断で柵を越えて下っていく。

川が大分近づいてきたところで大きな土砂崩れ個所があり、登山道が消失していた。
崩れた末端は澄川まで落ちている。
安定したところで崩れた現場を横切ると、その先にもまた土砂崩れが発生していた。
二条の土砂崩れ現場の中州に沿って薮漕ぎで下っていくと、右手の斜面を単独の男性が登ってきた。

苦労して澄川本流に降り立つ。
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この位置では不動滝まで遠く、滝の一部しか見えないので、左岸を遡っていく。
昔、この付近から倉石ヒュッテに登る道があったらしいが、今は道跡も定かではなくなっている。

余り近づくと瀑水が激しいし、全体の写真を撮れないので、川の中に張り出した石のところで近づくのを止めにした。

しかし実に堂々とした姿を持った滝である。
水量が物凄く、迫力では宮城県随一の滝であろう。
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直近から不動滝を見て大いに満足した後、次の目標である三階の滝に向かう。
途中で二条の土砂崩れ現場を横切り、その後も落石が累々とした道を歩き、倒木帯を越え、薮を漕ぎ、三階の滝近くになってようやく穏やかな遊歩道的な道となった。

途中で数カ所の倒木にウスヒラタケを見つけたが、放射線量が高いと予想されるため採取しなかった。
事実、近隣の地場の原木シイタケも出荷禁止になっているし、澄川水系ではヤマメの持ち帰りは禁止となっている。
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三階の滝に近づいたところにこんな看板があった。
『三階の滝は昔、不動滝の大鰻と大蟹が戦ったという言い伝えがある大蟹の住んでいた滝である。』

三階の滝を有する支流は小さな流れで澄川に合流しているが、三階の滝は一番下段の上の部分しか見えない。
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澄川を渡渉しなければ滝の下には行けず、晩秋の渇水期なら渡渉できるかもしれない。
澄川の川面に近づくと、大きなイワナが逃げている光景が随所に見えた。
蔵王の奥深さを実感できた今回の訪問であった。
(注)澄川自然歩道は現在通行不能の状態です。この記事を見て行く方はあくまで自己責任の範囲で行動してください。事故が起きた場合には当方は一切責任を取れません。


GPS軌跡です。
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動画です。




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コメント(12件)

内 容 ニックネーム/日時
20数年前ごろ不動滝を見に、なんの苦もなく行ったのですが、遊歩道があったのですね。
ただ、エコーラインに出るのに道が不鮮明で、少し苦労したのを覚えています。
今はもうとても近づけないようですね。
momo
2012/07/08 21:33
momoさん今晩は。
今回歩いてみてこんなに道が荒れ果てているとは思いませんでした。
もう一人の方も不動滝を見に行ったようですが、私が行ったところまでは近づいていなかったですね。
SONE
2012/07/08 22:21
数年前、周辺一帯の様子を見たことがありました。
いろいろあるところなので、参考にさせていただきます。
yuji
2012/07/08 23:04
滝見台の展望所も先端が地割れして後退していますね。
震災前に行きたいと思ってた所です。
大分荒れているようですが、当分様子をみてましょう。(笑)
マロ7
2012/07/09 06:51
yujiさん今晩は。
昨年の地震と、頻発する豪雨の影響で遊歩道はズタズタの状況でした。
沢登りの装備で入渓しないと、滝に行くのは難しいですね。
SONE
2012/07/09 20:19
マロ7さん今晩は。
滝見台は地割れの補修は終わっていましたよ。
現在は危険を承知で遊歩道を歩くか、沢を遡行して達するかの二択ですが、沢登りの方が危険性は低いですね。
SONE
2012/07/09 20:23
見事な滝ですね。
実力者じゃないと近づくのは難しいので、このレポートで満足。
コマクサを見に行くときにでも展望台から覗いて見たいと思います。
morino
2012/07/09 23:39
morinoさん今晩は。
秋保大滝より迫力がある滝でしたよ。
不動尊の展望台からでも充分近くから見えます。
SONE
2012/07/10 19:44
最近はあちらこちらで水の被害が出ていますが
夏はやはり沢や滝が気持ち良いですね。
私は写真で満足します(^_^)
ナカシィ
2012/07/11 00:08
ナカシィさんおはようございます。
昨年の地震と相次ぐ豪雨で遊歩道はズタズタの状態でした。
まだアブが出ない時期なので、沢の涼しさが際立ちますね。
不動滝は不動尊の展望台からでも迫力ある姿が見れますよ。
SONE
2012/07/11 06:48
SONEさんこんにちは。
野鳥の森から澄川を渡る橋、また流されたんですね。しょっちゅうです。
それとも澄川自然歩道が歩けない状態なので外してしまったのか?
(澄川へ降りる道からは野鳥の森範囲外なので自然の家で管理してます)
それにしても澄川自然歩道はズタズタになってしまったんですね。
数年前三階の滝から不動滝を歩いた時もところどころで崩落していましたが、
高巻く箇所にはロープが補助してあったりして怖いながらも私でも歩ける状態でした。
歩いておいてよかった、でした。
水の流れなめらかですごくきれいに撮れてますね。
私もほしいけど、今のカメラがまだ1年未満なのでもうちょっと我慢かな。

ebiyan
2012/07/11 10:18
ebiyanさん今晩は。
久しぶりにお会いできて、それだけでも行った甲斐がありました。
澄川自然歩道は橋があった場所から直ぐの所に比較的大きな崖崩れ個所があり、三階の滝近辺も倒木が酷い状態でした。
ロープの補助個所は今もありましたよ。その手前で倒木による高巻き個所がありました。
現状では沢登りスタイルで澄川を遡行したほうが安全確実でしょうね。
遅いシャッタースピードで撮ると滝は綺麗に見えますね。
SONE
2012/07/11 20:01

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2012.7.6 蔵王澄川 不動滝&三階の滝(宮城・蔵王連峰) 東北の山遊び/BIGLOBEウェブリブログ
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