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zoom RSS 2013.1.13 姉歯一等三角点と伊豆沼(宮城・栗原市)

<<   作成日時 : 2013/01/15 21:45   >>

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宮城県において一等三角点は全部で16点あるが、その中で栗原市の平野部にある姉歯一等三角点だけが訪れていなかった。少し喉風邪をひいているので、山はお休みにして伊豆沼の渡り鳥観察とセットで出かけてみた。

【 1/13 姉歯一等三角点(74m)と伊豆沼 宮城・栗原市 】
金成姉歯地区の堤〜西側の堤〜尾根取りつき〜姉歯一等三角点(往復)

三角点とは三角測量に用いる際に経度・緯度・標高の基準になる点のことである。
三角点には基準となる柱石が設置されており、通常は見晴らしの良い場所に設置されるため、高山の山頂付近に設置されている場合が多い。
明治時代当時の参謀本部の目標は、5万分の1地形図を全国整備することであり、そこでまず大まかな三角網を形成し、これを基にしてさらに小さな三角網を形成するといった方法を採り、必要な数の基準点に達するまでこれを繰り返すことで測量誤差を少なくした。
そこで先ず点間距離を40kmまでに設定し、こうして組まれていった三角網が“一等三角網”と呼ばれるものである。
現在国内には974点の一等三角点が設置されているが、この内、宮城県内には16の一等三角点がある。
点間距離を40kmの制約から一等三角点の設置される場所は、高山に限らず畑の中にも設置してあるのが面白い。


さて私自身は約18年前に県内の一等三角点巡りを概ね終わらせていたが、唯一姉歯一等三角点だけタッチしていなかった。
県北の平野部に位置する丘陵地にあるので、他の山とセットで登る機会が有られなかったのが大きい。

因みに宮城県内の一等三角点をざっと紹介しておく。

@屏風岳 「びょうぶだけ」(本 点)       山 名:屏風岳(蔵王連峰)       標 高:1817.09m
A栗駒山 「くりこまやま」(本 点)      山 名:栗駒山(栗駒山)         標 高:1627.70m
B船形山 「ふながたやま」(本 点)     山 名:船形山(船形連峰)       標 高:1500.20m
C大東山 「おおあずまやま」(補 点)     山 名:大東岳(二口連峰)       標 高:1365.69m
D花淵山 「はなぶちやま」(補 点)      山 名:花渕山(鳴子)          標 高:984.81m
E手倉山 「てくらさん」(本 点)        山 名:手倉山(阿武隈山地)      標 高:672.12m
F田束山 「たつかねやま」(補 点)      山 名:田束山(南三陸)         標 高:512.01m
G三国山 「みくにやま」(補 点)        山 名:大六天山(牡鹿半島)      標 高:440.25m
H一本楢 「いっぽんなら」(補 点)       山 名:なし(蔵王町、川崎町境界)  標 高:437.93m
I松倉山 「まつくらやま」(補 点)      山 名:松倉山(七ッ森)         標 高:291.18m
J黒森山 「くろもりやま」(補 点)        山 名: なし(阿武隈山地)       標 高:254.85m
K箟峯山 「こんぽうざん」(本 点)       山 名:箟岳(宮城県涌谷町)     標 高:221.99m
L番ヶ森 「ばんがもり」(補 点)        山 名:番ヶ森山(宮城県利府町)   標 高:210.63m
M大森山 「おおもりやま」(本 点)       山 名: なし(宮城県名取市)     標 高:175.39m
N下一ツ栗村 「しもひとつぐりむら」(補点) 山 名: なし(宮城県大崎市)     標 高:162.54m
O姉歯村 「あねはむら」(補 点)        山 名:なし(宮城県栗原市)     標 高:73.54m


今回訪れた姉歯一等三角点の位置は国道4号線と東北自動車道に挟まれた丘陵地の一角にある。
東北道金成IC手前を北上する時、左手に低い丘陵地が見える場所がそこだ。

金成ICで高速道を降りて左折。その先のT字路を左折して、橋を渡り、次のT字路を右折すると金成梨崎の集落に着く。
細い車道を左折すると正面に目指す姉歯一等三角点のピークが見えてくる。
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堤のところで舗装道路が終わり、その場所に一台駐車できるスペースがある。
傍の住宅で柴犬が吠えている。
の水面は完全に氷結していた。
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西側の堤までダートの車道が伸びているが、駐車スペースがあるか分からないので車道を歩いた。
奥に軽ワゴンが2台駐車している。
その車の主は奥の堤でヘラブナ釣りを楽しんでいた。
しかし寒くてさっぱり釣れないらしい。
何処に行くのか?と聞かれ、三角点まで行くと答えると、よく登りにくる人がいると言っていた。
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堤の間を通って南側の尾根に取りつく。
赤布が付いていて、しかも確かな踏み跡があるので登り易い。
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アカマツの植林地を登ること約10分で姉歯一等三角点山頂に到着。
三角点周辺は草刈りされているが、周囲は樹林に囲まれて展望は一切ない。
白いみかげ石の18cm角の三角点標石に触り、終に宮城の一等三角点制覇である(笑)
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山頂は何も見えなくて雰囲気悪いので休憩せずに往路を引き返した。
今回登った踏み跡以外はどの方向からも踏み跡は無く、かなりな笹薮になっていた。

GPS電池切れで使えず、地図にルートを書いてみました。
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下山後に若柳のイオンショッピングモールでお買いもの。
ついでに軽く昼食をとった。

次に向かうは伊豆沼である。
伊豆沼・内沼は、宮城県北部に位置し、面積387haで、東京ドーム約82個分の広さがあり、日本最大級の渡り鳥の越冬地であり、マガン(国の天然記念物)、ヒシクイ(国の天然記念物)、マガモ、オナガガモ、カルガモ、コガモ、キンクロハジロ、オオハクチョウ、コハクチョウなどが越冬する。その総数は8万羽とも言われている。
これらの水鳥の生息地として保護するため、1967年に「伊豆沼・内沼の鳥類およびその生息地」として国の天然記念物に指定されている。
その後1982年に国指定伊豆沼鳥獣保護区(集団渡来地)に指定されており(面積1,455ha、うち特別保護地区907ha)、1985年に国際的に重要な湿地を保全する「ラムサール条約」にも登録された(日本で2番目の登録地である)。


先ずは渡り鳥の情報を得たいために『伊豆沼・内沼サンクチュアリーセンター』を訪れた。
ここは伊豆沼を訪れる人のための学びの施設で、沼の自然や人文、社会環境などを紹介している。
バードウォッチング用に望遠鏡も完備していて沼が一望できる。
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今は渡り鳥が寛ぐ沼だが、夏場は湖面いっぱいにハスの花が咲き誇る。
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マガンのねぐら入りとハクチョウを見たいので、その情報を案内板で収集
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どちらも見られそうな場所として北西岸の場所に移動する。
早速沢山のオオハクチョウが出迎えてくれた。
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サンクチュアリーセンターで販売していた鳥の餌を撒くと、ハクチョウがどんどん集まってきて賑やかになった。
夕方近くなって、田んぼの餌場から帰ってくるハクチョウが増えてくる。
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やがて日暮れが近くなってきた。
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そして陽が沈んだその時。

北西の方向から「雁行」と呼ばれるV字編隊を組んで、数えきれないほどのマガンの群れがねぐら入りのために沼に帰ってきた。
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無数のマガンが夕暮れの中を乱舞して大迫力だった。
写真だと広角でとても小さく見えるが、実際の目で見ると、自然の大スペクタクルに大感動した。
同じ宮城県内に住んでいて、今までこんな素晴らしい光景を見ていなかったのは損した気分である(笑)
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晩秋から初冬にかけて明け方の空にマガンたちが一斉に飛び立つ雁行は、言葉に言い表せないほど素晴らしいそうなので機会を作って絶対見に来ようと思った。

動画です。




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コメント(4件)

内 容 ニックネーム/日時
伊豆沼、内沼、久しく行っていませんでした。
今年こそ行かねば。早起きが辛い。
morino
2013/01/16 21:20
morinoさん今晩は。
日暮れまで粘った甲斐がありました。
夜明け前の飛び立ちも凄いそうですが、かなり早起きが必要ですね(笑)
SONE
2013/01/16 21:48
わぁ〜、到達した三角点
@屏風岳A栗駒山B船形山 C大東山D花淵山F田束山G三国山I松倉山K箟峯山L番ヶ森
未踏の三角点
E手倉山H一本楢J黒森山M大森山N下一ツ栗村O姉歯村
今年は少しでも消化したいね。(^o^)
マロ7
2013/01/16 22:25
マロ7さん今晩は。
下記の6つの三角点がやっかいなのですよね。
飛び地になっているし、薮漕ぎのところもありますしね。
お勧めは青葉方面から登る手倉山、展望が良い黒森山でしょうか。
SONE
2013/01/16 22:42

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2013.1.13 姉歯一等三角点と伊豆沼(宮城・栗原市) 東北の山遊び/BIGLOBEウェブリブログ
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